唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

ドリームガールズ

2007年06月28日 | 好きな映画・良かった映画
ドリームガールズ スペシャル・コレクターズ・エディション

パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン

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これは泣けます!
すばらしい!

彼女たちにとって夢の実現とはただ売れるだけじゃなかったんです。そうです。ソウルです。魂です。魂の叫びを聞け!って感じですね。

売れるためになんでもする!というのも、1つのあり方としてはあると思います。仕事としてはありです。この業界はある意味売れて何ぼですからね。本物でした。でも売れませんでした。なんてことは誰ものぞんでいないと思うし。
実際、「やりたいようにやる。売れるかどうかなんて関係ない」なんて突っ張った発言してる人もいますが、売れてる人がいうからそれなりに説得力が出るわけで、(そういう発言最近はあまり好きじゃないです。プロなんだから。客を喜ばせなきゃね)売れない人が言ったら、「ただ、才能がないだけだろう!」となるわけです。ただの負け惜しみにも聞こえます。

でも、会社側はそれで満足だろうと思いますが、「アーティスト」だったら、そこで満足はできません。どこかで自分の追及が始まるわけですね。それが歌唱力だったり、音楽そのものの才能だったり、思いを伝えるメッセージだったり、いろんな追及はあると思いますが、自分の可能性にかけたくなるのは人間であれば当り前の欲求として出てくると思います。
人間が本当に成功した!成し遂げた!と思えるときって、自分の思いをその作品にぶつけられた時だと思うし・・・

あ・・・でも、売るのも才能ですね。そういう意味では、あの悪者になってしまった人は、売る才能の追求のしかたが、ファミリーの統制であり、ファミリーを売る機械にしようとしたわけですけれど・・・ファミリーの団結そのものをいつのまにか失わせてしまったんですね。まあ、みんなに見捨てられた彼は、ざまあみろですが、かれは、その世界で生きて行くのでしょう。機械を操って。それも生き方だ。

・・・というわけで、いろいろ泣けるシーンがありますが、最後に4人目が紹介された時、もう、ボロボロ泣きました。・・・今も思い出しながら涙が・・・中身のない風船のように人気だけが膨らんでしまったドリームガールズ。解散コンサートで本当の夢をつかむことができたのかもしれませんね。歌いたいように歌うこと。グループの皆が心で結びつくこと。そして、お客さんと心が結びつくこと。みんなの願いがかなった瞬間でした。絶対にこうなってほしいエンディングのとおりに話をしてくれたので大満足です。

・・・ああ、よかったよかった。

これはサントラもほしいな。魂の叫びを聴きたいです。

ムーミン谷の彗星

2007年06月26日 | アニメ
ムーミン谷の彗星

アミューズソフトエンタテインメント

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独特の世界を楽しめるムーミンですが、その中でもかなり暗いこの物語。

洞窟の中で外で起こっている恐怖をやり過ごす感覚は、子どものころに見た夢のようでもあり・・・布団の中に包まって隠れて、想像をめぐらせてドキドキした感覚のようでもあり・・・おさびし山の天文台への旅もそうですが、子どもの心の中にスーッと入ってくるような映画なのではないかと思いました。

大好きなミィのつっこみとスニフの子どもっぽさ(・・・昔自分も経験ありますよ。もう歩けないよーとか言って道路にへたりこんじゃったりして・・・)は、とてもなごませてくれます。

ちょっとムーミンはきに行った女に嘘まで言って気を引こうとしたり、植物に対して容赦なかったり、変な人になってますけど・・・そこがまたいいのかも。

ニョロニョロが川を下るシーンがほんのちょっとだけ出てきましたが、なんか、この世界なんだよなあ・・・と思わせてくれてよかったです。

スナフキンの「美しい物は自分が見ているときは自分のもの」・・・これって美しい言葉ですね。しかも深い言葉な気がします。さすがスナフキンというところでしょうか。

海が戻ってきた!って、ディープインパクトのようにみんな飲み込まれやしないかとハラハラドキドキ・・・ではありませんが、最後なぜだか泣けてきますね。

本の絵がすごいすきなんですが、このアニメシリーズのムーミンもいい世界を作っていると思います。

キリクと魔女

2007年06月21日 | アニメ
キリクと魔女

ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント

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絵がきれいです。背景の色彩には何度もドキッとさせられます。

物語は昔話ののようでもあり・・・
でも、そういう中で、なぜ魔女は悪いひとになったのか・・・突き詰めていくと、男社会で傷つけられた女性がいて・・・・で、とげを抜いたあとのキリクとカラバのやり取りが、なんか、泣けるんですよねえ・・・絵もきれいだし・・・本当に不思議なくらい女性がきれいに見えます。
とげを取ってもらって、解放されたといいながら、でも、「男」の束縛の恐怖・・・怒りは残っているわけです。キリクの求婚はそれも解放してあげたようで、よかったよかったとなります。

2人で帰ったときの、村人の攻撃的な姿が、とても現実的で・・・偏見に満ちた怒りで真実が見えなくなっている姿はかなり恐ろしいです。まあ、魔女のせいで大変なめにあったんだからわからなくもないけど・・・

物語の流れは子どもっぽく進みますが、ここにこめられたものは作者の思いは重く深いのかもしれません。


王と鳥

2007年06月13日 | アニメ
王と鳥 スタンダード版

ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント

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古い作品のようです。

正直退屈なところもありました。
やばくなるとすぐに鳥を呼ぶし・・・

でも、闇の部分・・民衆の抑圧のされ方とか、2人を追いかける敵とか、いたるところにある罠とか、とてもリアルに迫るものがあって、たぶん、そういった経験をした人がつくっていると思われます。

ジブリ作品に大きな影響を与えたというのも納得です。カリオストロとか、ラピュタとかと重なる感じもします。

瓦礫のなかで横たわる巨大ロボットの絵は美しいですね。

最後の小鳥がまた罠につかまっているのを助け出して、その罠を叩き潰すシーンは物語を象徴しているし、人間を抑圧する社会は二度と経験したくないという、作者の強い怒りでもあると思います。

王様自身が権威を示すために描かれた自画像によって、けされてしまうというのもなんか深いです。 

あともう一つ、羊飼いの娘と煙突掃除の若者の恋愛は、何か自分が忘れてしまっていた物を思い起こさせてくれたような・・・・思い起こすほどのものなど持ち合わせていませんが・・・優しい、透き通るような恋がしたいですなあ・・・(その歳でか?)・・・はっ?誰かなんか言った?(その顔でか?)・・・・・・・・そんな変な声が耳に入ってきますが、顔とか歳じゃない、金でもない、そういったよけいなものから解放されたからこそできる恋愛ですよ。寄り添いあいたいだけなのですよ。
なんだかなあ・・・

ベルヴィル・ランデブー

2007年06月12日 | アニメ
ベルヴィル・ランデブー

スタジオジブリ

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アニメです。
よくわからないけど、おもしろい。

絵がとてもいいです。そして、特徴のあるキャラクター、ありえないぐらいのデザインがとても印象的で、絵を見ているだけで嬉しくなってしまいます。
ちょっとしたところの発想がすごいですね。電車がくるとほえる犬とか、食事がカエルとか、船の形とか・・・時間の経過を知らせる演出もいいです。
船を追いかける時の映像がきれいでした。

アニメの表現力を感じました。実写の映画ではできない表現ですもんね。
でも、よく考えてみれば、ちょっとこわい話です。何でこの作品作ったんだろう・・・


裸の島

2007年06月08日 | 好きな映画・良かった映画
裸の島

角川エンタテインメント

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生きるって厳しいなあ…

セリフは全く無く、ただ、映像と音楽だけです。どっちも淡々と同じことの繰り返しています。でも、それでもぜんぜんあきませんでした。
無言で水を汲み舟で運んで畑までの急な道のりを登り、水をまく。その繰り返しが生きることなんですね。

そして最後に思わぬ・・・と言っても、解説に書いてあったから知ってましたけど、悲劇が起こります。そして、自分のこの苦しい人生が憎くなって・・・でも、それでも、又淡々と毎日の繰り返しをしていくわけです。

人生は積み重ねなんですね。その積み重ねを崩される何かが起こっても、又底から積み重ねていくしかないのかなあと思いました。

水をこぼしただけで何も叩かなくっても。でも、水はそれほど貴重なものだということなのでしょう。当時の男女の関係をあらわしているようでもあり…それをみせられたからこそ、最後の水をぶちまけるシーンが生きてきますね。

子どもが元気です。生きる塊みたいです。

暮らしは厳しいけれども、家族が一緒に身を寄せ合って生活している姿に幸福をみました。

バベル

2007年06月07日 | 映画 は行
4つの話を少しずつ展開させてつないでいく、この監督の得意の手法です。そんなに複雑にしてないし、わかりやすいです。でも、もうちょっと突っ込んでいきたいと思った瞬間に物語の流れが切り替わってしまうので、そのたびに話を再構築しなければいけないのがちょっと面倒かなあ・・・
手塚治虫さんの陽だまりの樹を読んだときにお医者さんとお侍さんの2つのエピソードが切り替わると、そのたびに盛り上がるんだけど、その余韻が強い中で切り替わったときにちょっと引きずってしまって、未練が残ってしまうような・・・それに似た感覚がありました。

だからといって4つを完全に分割しちゃってやったら、一回盛り上げてまた落としてまた盛り上げてって、いちいち面倒かな?

ちょっと面倒と書きましたけど、観ている邪魔にはなりません。そして、時間の流れに沿ってということではないですけど、それもそんなに気にならないです。むしろ、ブラッドピットの電話のシーンは、電話の先ではまだ子ども達には何も起きていないところがまたいい感じでした。

バベルの題名にあらわれているように、人間の社会の発展の中で、輝かしい未来・・・となっていない現実の部分を描いています。それは、映画の中でとても歯がゆく思う部分なんですけど、同じ人間同士で同じ言葉を使っても言葉が・・・心が通じないというところに一番の社会のゆがみが見えてくるわけです。

日本の場合は、その言葉が聞こえない少女の心が傷つくさまを描いています。言葉というのは、人間同士が心を伝えてコミュニケーションをとっていくと手も大事な手段ですけど、それが通じない。その通じない「言葉」自体を持っていないことだけで、変な目でみられて自分を拒絶されてその反動で自分を傷つけていくわけですね。心の中の安心を求めて無茶してあがいている感じが切ないです。
人と人との関係が切り裂かれている日本の社会の堕落を描いています。
しかし、あんな迫られ方をして、刑事さんは立派ですね。でも、あそこでやり始めたら確実に親が帰ってきて大変なことになっていたでしょう。感動も何もあったもんじゃない。
まさかあの子、ベランダから・・・・と、不安にさせますけど、よかったよかった。

メキシコの場合は、結婚式の風景がとても幸せで、なごませてくれるんですけど、そのままでは終わらなかったわけです。同じ言語を話しているのにその言葉屋心が通じないという点ではこの話が最高にむかつきます。人間同士が相手の気持ちを汲み取って、お互いに尊重しあうことがで切り社会であれば、こんなことにはならなかったわけですけれども、警察の一方的なやり方で歯車が狂っていきます。乳母の「わるいことをしたんじゃないのよ。ただ、愚かだっただけ」という言葉が印象的でしたが、その愚かな行為を受け入れられない社会、その人の失敗を犯罪的に追い詰めてしまう社会ってなんなんだろうと思います。悪とはなんぞやって言うのが問われます。

モロッコは悲しすぎますね。銃を普通にあてがわれている現実もそうですけど、ただ、銃を持っているのはテロを起こすとか、戦争だからとか、そういうことじゃなくて羊を守るためなんですけど、あそび心とかちょっとした競争心がバスを狙うゲームに自然になっていってしまいました。とんでもないことをしてしまった弟。そこですぐに親に知らせればよかったのですけど、そうはならないですよね。隠そうと嘘までついて、それがまたどんどんふかみにはまっちゃうわけです。これも、子どもの愚かさ・・・本当はそうやって成長するんだろうけど、その愚かさが、この場合は本当の犯罪にまで発展し・・・取り返しのつかないところまで言ってしまいます。銃社会への警告とも取れます。

一番印象に残るのはアメリカです。
ブラッドピットと女の人の関係もよかったですけど、モロッコ観光のバスの人たちの孤立振りが今のアメリカを象徴しているような気がしました。

バスのなかだけがアメリカで、周りは敵に囲まれているという不安。外国に行っても、アメリカの中にいるんですね。だから、村のなかに孤立させられたら不安で不安でたまらないわけですね。村人全員がテロリストに見えるわけです。
アメリカ国家が作り上げた「アメリカ人」ですね。
そして、皮肉にも、奥さんの心配を一番してくれたのが現地の人だったわけです。
バスの中だけがアメリカで・・・といいましたが、考えてみると、バスをアメリカにたとえて、世界から孤立している象徴でもあるのでしょう。そして、その中だけは安全と思っていたところに一発の銃弾・・・9.11のテロがおきたときのアメリカの動揺を表しているのかもしれません。(そう思ったのはセプテンバー11を見たばかりだからというのもあるかも)
そして、真実がどうかという冷静な対応ができずにテロだなんだと騒ぎ立てているところもアメリカっぽい。

そんなすさんだ世界の中でも、人間は、心のつながりを求めて必死であがいているわけですね。

アメリカの女の子、ダコタファニングっぽいかわいい子ですけど、妹さんなんですって。エルファニングっていうそうで。これから活躍しそうです。

モロッコの人たちの顔が良いです。

スタートレックTNG / 亡霊戦艦エンタープライズC

2007年06月01日 | スタートレック
ターシャが登場。でも、そこに実は自分の居場所はないのであった・・・・
なかなかに暗い感じで最後まで流れていきます。
ガイナンがかなりいい味を出します。
他の人は、別の戦時モードの世界の人になっちゃったので、いつもと別人と考えたほうがいいのかもしれません。


セプテンバー11

2007年06月01日 | 映画 さ行
セプテンバー11

東北新社

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9.11同時多発テロを題材に世界の映画監督11人の9分11秒ずつ(たしか・・・)の物語です。主観的な良心の作品たちです。・・・正解は11分9秒でした。

泣いたのは、耳の聞こえない人が、同棲している男を好きで好きでたまらないのに愛しすぎていろいろ不安になって・・・それで別れようと勝手にぐるぐる判断して・・・・それをパソコンでお別れの手紙を書いているわけです。それと同時につけっぱなしのテレビが9.11のテロのニュースが流れているわけです。
そこには、その愛する男がガイドで行っているわけですけれど、そのテレビの音が彼女には聞こえないので、何がおきているかもわからないわけです。
で、男の人が体中砂まみれにして帰ってきたときに、「何があったの?」となるわけですけれども・・・いやあ・・・何を言っているかわかりませんね。まあ、見てください。
音のしない映像の中で、テレビのビルの映像に釘付けになります。

衝撃だったのは、やっぱりチリの民主的な政権をアメリカがクーデターを画策してつぶした事件。それも9.11だったそうです。そのときの被害者が9.11の犠牲者に手紙を送るという設定でチリのクーデターのことが語られていきます。
チリの希望に満ちた民衆による政権の映像、そして、それを一変させた軍事クーデター。そのきりかえのところでブッシュの9.11同時多発テロの時の「自由への挑戦だ」という演説が流れるわけです。そして、アメリカの介入とクーデター・・・アメリカ国家の「自由」が、アメリカの利益でありアメリカの自由でありことがよくわかります。

日本のやつは、まあ・・・へびです。
わざとらしい村人。
わざと、わざとらしくしているのかも。
聖戦はありえないとか何とか。
天皇陛下のためにお国のためにたたかって帰ってきた兵士は、魂を抜き取られ、戦場でも思いをはせていた女は寝取られて・・・それが聖戦の名のもとに成り立っているわけですね。村人のわざとらしさは、そういった国の仕組みの空虚な部分・・・?をあらわしているのでしょうか。

メキシコの人、今かなり活躍してる人のですよね。音と、飛び降りる人の映像でなんかすごい空間をつくっています。最後のがやがやした音はたくさんの魂が飛び交っているようでもあります。

イランのやつは、煙突から出る煙をビルに見立てて黙祷します。子どもの無邪気と、会話のシビアさのギャップがあの地域の現実を表しているのかも知れません。

アフリカのやつは、ビンラディンを捕まえて報酬をいただこうという子どもの話ですが、アラブの人はみんなビンラディン、イスラム教徒はみんなテロリストに見られてしまう現実を表現していると思います。そして、ビンラディンを捕まえただけで、ここの暮らしを良くできるという南北の格差といいますか・・・貧富の格差の矛盾があります。でも、さわやかです。

インドのやつは、じっさいに9.11後に行方不明になった人の話で、イスラム教徒だったばっかりにテロリストと思われてしまったようです。じっさいは、献身的に救助活動をしてなくなってしまったようです。

これで7個ですね。

ショーンペンのは、あまりどうでも良いような・・・ただのあほなおじいちゃんです。
ちょっと大げさすぎな感じです。9.11とのつながりもいまいちわからないです。ビルが崩壊してそのことで一年中光がささなかったアパートに光が入ってきて、枯れた花がそれで咲いて・・・そのときに奥さんがなくなった現実を悟るようですが・・・それと9.11の関係が良くわかりません。
もしかしたら・・・ビルの崩壊とともにアメリカ国民が世界の現実を知ることになったということなのかも。

ベイルートだかのテロでなくなった兵士の幽霊の話は、セリフはストレートですが・・・

あとは・・・イスラエルの街角テロの中継をしていたら9.11に吹き飛ばされたという話。あまり面白くなかったです。

もうひとつはなんだろう・・・

ああ、おもいだした。ボスニアヘルツエゴヴィナのやつだ。雰囲気が好きです。内戦のせいで家に帰れないきれいな女の人。9.11に何かあったんでしょうね。女性達でデモをしようと集まりますが、そこでこの事件。これで中止・・・いや、だからこそ出盛らなきゃってことです。雰囲気好きでした。
時計が中国製造になっていたのもかんか、いい雰囲気出してます。

9.11は、世界的な転換点と言う位置付けができるのかもしれません。
アメリカだけが唯一の超大国で、軍事力で世界を征服するということが通用しなくなった時代の始まりでもあるのかもしれませんね。
もちろん、テロを容認する立場ではありませんが・・・
アメリカだけが世界じゃないことに多くのアメリカ人や日本人が気付いたのかもしれません。