唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花(特別版)

2012年04月01日 | 男はつらいよ
特別編 男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花(特別版) HDリマスター版 [DVD]
クリエーター情報なし
松竹
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続・男はつらいよ

2010年03月14日 | 男はつらいよ
続・男はつらいよ

松竹

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1969年 第2作

こういう展開は嫌いなんですよ。
無様の質がちがうというか・・・
結局いい男かよって言うのがなんか嫌だ。
それで浮かれた3枚目がまわりから笑われる。自分の心の無様さだけでなく、他人から笑われる無様さというのは、本当につめたいものだもんね。

あの女の人は無様な思いをしたことがあるのか。あのお医者さんは無様な思いはしなかったのか。寅さんだけが真剣に無様にがんばったのに、結局最後はなくしかないなんてね。

うなぎまで釣って・・・こんなに優しい人はいないよ。
死んだ先生のことであんなに悲しんでくれる人なんてそうはいないですよ。
それなのに・・・こんな終り方は・・・

あんな二人は別れちゃえばいいんだ!!

・・・そこが寅さんと俺の違いですね。
寅さんは、好きな人の幸せを願っちゃえる人だから。
俺は許さんよ。
寅さんの思いを知らなかったとは言わさないよ!コノヤロウ!
お前の選んだ道が間違いだったと思わせたいよまったく!
なんか荒れてますなあ・・・
そう・・・ついつい・・・自分とダブってしまって・・・・あうっ・・・

結論!人間は顔で選ぶ!でも、その選択が必ずしも正しいわけではない。
かといって、心で選んでも、正しいとはかぎらない!
でも、そこで選んだ結論というのは、今の時点でのその人にとっての、最良の選択なのだ!結果はどうあれ・・・

38年間がどうのこうのいってるけど、このとき寅さんは38歳の設定か?

お母さんとわかりあえてよかったね。先生の言葉が寅さんに力を与えたんだね。馬鹿な娘はほっといてさ!

2007.12.27

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今回は2回目ですが、この前とはちょっと違った印象です。
と言うのも、男はつらいよのテレビ版ををみたからなんですけど。
テレビドラマの方では、散歩先生の娘さんは冬子さんでしたけど、映画のほうで、御前様の娘さん(だったかな?)が冬子さんになっちゃったからでしょう。夏子さんになってますね。

テレビドラマでは写真でしかみることができなくなってしまった物語を映画で再現してくれているようで、テレビと映画がつながってくるようです。

前にみたときは、自分自身、かなり拒否反応をしていたみたいですね。
今回はそんなこともなくて、普通に寅さんの3枚目ぶりを冷静に見てました。もう結末を知っているからかもしれませんが、それだけでなく、テレビ版の「冬子さん」と寅さんの縁側での会話をみたからでしょう。
あと、夏子さんはであったときから最後まで寅さんにそういう意味での特別の感情がない事はありありとわかりましたし。
散歩先生がよっぱらってねちゃったときの2人の距離がそういう意味では一番微妙と言うか、崩れそうな一瞬ではありましたけど。それ以外は夏子さんの心は乱れてない気がしましたもんね。

御前様がすごいです。たったワンシーンですよ。寅に説教たれて、これだけ心に響く話をするなんて。セリフがいいとかではなくて、そのせりふを言う人のちがいってあるんでしょうね。

しかし・・・あのお医者の人は好きになれなかったな。
時代のせいもあるかもしれないけれど・・・
タバコすぱすぱ吸って、楽器を他のお客さんの邪魔になるように置いちゃうところなんか。どこがいいのかな・・・しかし、そういう印象を与えさせるように仕組んだんでしょうかね。2枚目って言うけれど、この人だって3枚目なんですよって。

2008-09-18

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最初に見たときより、自分自身大人になったのかなあ・・・
ハッピーエンドだけが面白い映画じゃないというか、いい終わり方というのが、主人公とヒロインが結ばれるというだけでないんですね。

寅さんにとってもお母さんと結ばれていい終わり方です。

でも、お医者さんは今でも好きになれないです。さしずめインテリですからね。

うなぎをつっているシーンは、何日も釣り続けてるってよくわかるシーンです。同じ場所で、いる人をかえることで、時間の経過がわかるんですね。



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第9作 男はつらいよ 柴又慕情

2010年03月13日 | 男はつらいよ
第9作 男はつらいよ 柴又慕情 HDリマスター [DVD]

松竹

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第9作

寅さんの部屋を貸し出そうとした事に寅さんが怒るところで、寅さんが、博さん画家を建てたいと思っていることを馬鹿にするんです。
博さんが「お兄さんはひどいことを言うなあ・・・・」と、力なく、悲しい目をしながらつぶやくんですね。
そして、サクラさんは、「なんで一生懸命働いてためたお金でいえを立てようとしていることを馬鹿にするの?」・・・っていう感じで寅さんに対して泣きながら話すんですが、そこがすごく泣けてしまって・・・・

寅さんもそれを聞いて、その場にいられなくなりまた旅にでてしまうんですが・・

まあ、そんなこんなで吉永小百合さんが登場します。ウサギさんみたいです。
ちょうどこのころの吉永さんは、結婚のことで悩んでいたそうで、そういう意味では、このお話は、そんな吉永さんの本心が出てたりするのかもしれません。
そして、そんな悩んでいる吉永さんへの山田洋次さんからの応援でだったのかもしれません。

寅さんは結局ふられてしまいました。自分にとっても、ふられた時の寅さんの表情がつらくて・・・流れ星を見ながら2人が別の方向を向いているのは名場面だと思いました。

2008-01-09

、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、

このころの寅さんはめちゃくちゃで、博さんとさくらさんの一生懸命働いて、家を建てたいという思いを傷つけてしまいます。あんなこといわなきゃいいのに・・・ということがぽんぽんぽんぽん出てくるからね。それがまたすごいところだけれども。

「バター」であれだけ笑いをひっぱれるか・・というのはあるけれど、ああいう、おかしくておかしくてもうどうにかなっちゃいそうな感じってほんと、たまに・・・何年に一回とかかもしれないけれど、ありますよね。その瞬間って・・・本当に幸せなのかもしれないですねえ・・・

それで思い出したけど、古今亭志ん橋さんがやっていた抜け雀がおもしろくっておもしろくって・・・貧乏のお侍さん・・画家?と、ぼろい宿屋の主人とのやり取りがおかしくって・・・おおわらいしちゃったなあ・・・笑いにのると、ちょっとしたきっかけでまたどっとなるんですよね。

まあ、そんな魅力が寅さんにはあるんでしょうね。残念ながら、観ているほうにはちょっと伝わりづらかったかもしれませんが。
見ている側も笑っちゃうといえば、ハイビスカスの花で病室でおばあちゃんに「リリーこんなにしわくちゃになって・・・町であってもわからねえ・・・」みたいなところは本当におもしろかったですね。わかっていても思わずおかしくなっちゃうのってあるけど、あそこのシーンは本当にそうでした。

いやいや、柴又慕情の話だけどね・・・「またふられたかあ・・・」のせりふは本当に切ないですね。ほんと、またふられたか・・・・だよね。

結婚を決意した歌子さんとのやり取り。とらさんのつらさ・・・わかるなああ・・・・

寅さんの立ち位置ってわかるんだよなあ・・・

けっきょく、寅さんは「良い人」だったり、「おもしろい人」だったり・・・
相手の女の子が自分との会話で楽しそうにしていたり、ちょっと自分に気を使ってくれたり・・・そんなことが気になって、だんだん好きになっちゃって・・・そうすると、その子の反応というか対応を勝手に良いように解釈し始めちゃって・・・それで、またまた勝手に盛り上がっちゃって・・・
それでふたを開けてみたら、「え!?私のことが好き!?」「困ったわ・・・」ってなもんだもんね。「いやいやあなたのことを嫌いではないけれど・・」「あんたを男としてみるとか考えられませんから」ってことだもんね。あれ?寅さんから自分のことに・・・(笑)・・・(いや・・・笑えないでしょ・・・)

ああ・・・書いててつらいけど・・・

寅さん!気持ちわかりますよ。

でも、今回、歌子さんが結婚を決心したことを寅さんに打ち明けるときに急に涙があふれだしましたが・・・そこがまたいいところで、今まで色々悩んできたことが、自分が決心したことで前向きになって・・・そんな決心した自分に感動したのかもしれないし・・・なんにしても、それまでのつらさが報われる涙というのはああまで美しいのかと思いましたね。

いや、あのときのふられた寅さんの見えない涙・・・見せなかった涙だって・・・美しいんだけどね。あの落ち込みようは・・・・

何で寅さんばっかりみてるのか・・・
それは、またいつものあれだよ・・・あれ・・・

まあ、私が恋をしなくなったらただの造糞機だからね。

それで、前にも書いたけど、2人で夜空を眺めれいるシーン。寅さんには涙で星なんてみえやしません。歌子さんは未来を見つめるように、流れ星を見つめます。
そして・・・お互い・・・別の方向を向いているんですねえ・・・・
美しいシーンです。

同じ道を歩いていても・・・見ている景色は違うのです。
彼女は上を向き、私は下を向く・・・
彼女は前を向き、私は後を向く・・・

同じ道でも地獄道だね。あの道は。

寅さんには勉強させられます。

2009-02-10

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今回の驚きはなんといっても吉永小百合さんですね。
このまえ、「おとうと」を見たけれど、なんか、声とか全く変わってない気がします。

最初の柴又での大騒ぎは面白いですね。
貸し部屋ありの札を見て怒った寅さんが不動産屋さんで見つけてもらった部屋がとらやの自分の部屋だったというのが面白いですね。今回はじめて気がついたんだけど、「ふーん、やらと屋さんか…」と、さりげなく言うところがとても面白かったです。

3人娘と一緒に大笑いしながら旅を続けて、パーっと明るい感じになって、次の別れのシーンで、夕暮れ時の寂しい駅のホームになるんですけど、あのへんの祭りの後の寂しさみたいな感じがとてもいいです。そして、歌子さんから鈴をもらったお礼に何かあげなくちゃっていうんで、お金をあげちゃうんだけど、そのあと、3人を見送った後の財布の中身をみるところから、もらった鈴を鳴らしながら駅のホームを後にするまでのところなんかも遊子哀しむって感じでいいですね。

諏訪家で歌子さんに博が話をするところもとてもいいです。あの時の博さんはとてもかっこよかったです。後押しのしかたがなんかいい感じがしました。
最悪だったのは、食べ物を吹きだすところです。サンドラブロックのように、上と下の2冠をあげたい気分です。

歌子さんたちと出会ったお店のおばさんとお話しするところの寅さんのしゃべり方がいいです。力を入れないですらっと流れるような語り口調がとてもかっこよかったですね。

30年帰ってないと嘘を言われてた女の子2人と寅さんの会話がかみ合ってなくて面白いです。娘たちが「30年たつと変わってるでしょう」って言ってるのに寅さんは「20年」って言ってたような気がしたけど・・・。あれも少しでも真実に近づけようとした寅さんの努力なのでしょうか…娘たちにあっさりまた「30年だもんねえ…」と、打ち消されちゃいましたけど…ききちがえだったらすいません。
そのままとらやに入った時が面白いです。

寅さんにはまると、寅さんから抜け出せなくなります。
山田洋次監督も、寅さんをつくって、自分で作った世界から、抜け出せなくなってしまったのかもしれませんね。おとうとでもテレビで寅さんのシーンが出てたと思うんだけど…これからもずっと寅さんを引きづりながら、映画を撮り続けて行くのでしょう。・・というか、ひきづり続けてほしいです。
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男はつらいよ 望郷篇

2010年03月09日 | 男はつらいよ
男はつらいよ 望郷篇

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1970年 第5作

なんか最初のころの作品って完全撃破の話が多いんですね。

地道に汗水たらして働こうとする寅さん。失恋とともに地道な生活も捨ててしまいました。でも、それはふられたからだけではないのでしょう。
さくらさんに「地道に働こうとしたけどダメだった。おれ、バカだからな」って言っている寅さんが悲しい。でも同時に、それを「うん、うん」といってきいてくれるさくらさんが良いです。
寅さんにきついことも言うさくらさんですが、お兄さんがとことん落ち込んでいるときには、何も言わずにただきいてくれるさくらさんの存在は大きいです。

その、「うん」という返事がちゃんとはっきりと声になっていてそれがなんか心に響きます。

2008/1/10

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久々の寅さんです。
身につまされるはなしです。
一度いろいろ書いたのが消えてなくなりました。
また今度・・・

2008-08-03

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長山藍子さんと井川久志さんは、テレビドラマの男はつらいよでさくらと博をやっています。そんな関係を知ると、このお話で2人を出したということに意味を感じます。

それにしても、勘違いするようなこと言いやがってって感じですよね。だれだって、勘違いしますよ。
ちゃんと事情を話して、そのうえで、ずっと家にいてくれっていうのなら話はわかるけど、あれじゃあね。
きたないよ!節子さん!

ほんと、とんだ3枚目ですよ。

でも、この話し好きです。

包丁一本〜さらしにま〜い〜て〜♪と、寅さんが歌ってるところが好きです。

あの家では、寅さんは周りに好かれて、明るく楽しくまじめに暮らしているのに・・・
所帯を持って、豆腐屋で地道に暮らすこともまじめに考えていたんだろうに・・・・
なんで、その程度の幸せを寅さんはつかむことができないんでしょうか。
寅さんのせいなんでしょうか・・・・
なんか、悲しいですよね。

さくらと最後のお別れのシーンがとても好きです。
さらに、そのあと、いつもの寅さんの「拝啓・・・」という手紙のナレーションが流れながら、江戸川の土手でさくらが後ろ向きでにたたずんで足を前後に揺らすところから、寅さんの後姿に移るシーンは涙もんです。

空がきれい。
機関車がすごい。
花火を結構映していますが、さくらの住んでるアパートの階段のところに、花火大会のポスターが貼ってありましたね。

寅さんの仕事をみんなで考えるシーンも面白い。
仕事を断った人たちが言い訳に来るところは、寝床をイメージしたのかもしれませんね。
寅さんが、タコ社長の工場に行くときのおばちゃんとおいちゃんとのやり取りも面白いですね。


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第40作 男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日

2010年03月07日 | 男はつらいよ
第40作 男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日 HDリマスター版 [DVD]

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映画雑誌に井上ひさしさんと誰だかの対談がのっていて、その時のテーマがこのサラダ記念日だったんで、観たくなって観ました。

こんかい、あれ?と思ったのは、オープニングとエンディングのところです。
いつもなら、寅さんが柴又に帰るところがオープニングになりますが、今回は、とらや・・・でなくて、くるまやには戻らずに、いきなり旅先でのお祭りのシーンです。ちょっと哀愁を漂わせています。

小諸なる古城のほとり 雲白く遊子哀しむ

ここにつなげるために、たぶん、くるまやに行かなかったんでしょうね。くるまやに行ったら、遊子哀しむ・・・という雰囲気は無くなっちゃいますもんね。

そういう意味では、マクラの夢落ちもなかったですね。寅からさくらへのメッセージから入ってます。

寅さんの旅の哀愁をずっと漂わせておいて、遊子哀しむにぴったり当てはまるようにしたんじゃないでしょうか。

でも、今回、遊子の哀しさを一番感じさせたのは、最後のゆきちゃんへの寅さんのセリフですね。好きな女性が悲しんだり苦しんだりしているときに、寅さんはそばにいても何もしてあげられない。筋道立てて一緒に生きる道を模索するようなことはできない・・・それが、遊子寅さんの一番の哀しみですね。

結局、寅さんは、自分で身を引くしか、彼女の道の手伝いをしてあげることしかできないんだから。

くるまやの人にしてみれば、ああ・・・またふられたか…で終わってしまうわけだけれども、寅さんの哀しみは深いですね。

たぶん、彼女の悩みとか、悲しみをきちんと受け止めてあげれば、それこそ、うまくいったかもしれないのだけれど…寅さんは、自分のいい加減さとか、ダメなところも骨身にしみてわかっているから、相手に正面から向かってこられると、逃げるんですね。その人を幸せにできないことを自分が一番知っているから。

遊子の悲しさは、旅をすることしかできない男の悲しさですね。

寅さんが去った後の三田佳子さんも良かったです。あの受話器を置いたあとのちょっと怒った表情。しかも、無言なところがいい。あれがまた深みを出してくれました。

そう。無言で表現するという点では、おばあちゃんのお葬式の時にみんなと離れて座っている寅さんがいいですね。このころになると、寅さんは、お葬式を仕切ろうとかいう気力もないのかもしれませんが…
あそこの集団とチョコっと離れているところにいるそのポジションに哀愁があります。
長針短針のところも、別れ際に握られた手の間食を感じながら、その場から立ち去れない感じがすごく絵になってます。後ろ向きの寅さんの気持ちがすごく切ないですね。
同時に電車の中にいた先生の心も切なかったのかもしれないですけど。

あと、さりげないセリフもいいですね。
霊安室(?)での先生とのすれ違いざまの「遅くなって申し訳ありませんでした」とか言うところのセリフがすっとしみてくる感じがしました。おばあちゃんに「間に合わなくてごめん」というんじゃなくて、先生に言ったところがなんかいいですよね。
あのシーンでは、おばあちゃんに対してはセリフはいらないですもんね。観てる方も寅さんの気持ちは知っているから。

そういった、さりげないところで人の心の揺れみたいなものを表現できるってすごいですね。

下手な映画だったら、おばあちゃん間に合わなくてごめん!とかさけんじゃいそうだし・・・

寅さんて、大人な映画ですね。

・・でも、わかりやすいところがまたいいです。
わかりやすいのは、みんながそれぞれ、似たようなことを体験しているからなのかもしれませんが、そういう、そうだよなあ…という感覚を自然にしみ込ませてくれる寅さんの映画は本当にすごいと思います。

あ・・・終わりのところを言ってなかったですね。
寅さんはふられてとらやから旅に出るのがだいたい普通のパターンなんだけど、そこも、とらやから引き離しているところが意外でした。やっぱり、そこはとことん、旅先の寅さんの哀しみというテーマがあったからかもしれません。
なんて言っておいて、ああでもしないと、話がまとまらないからというだけかもしれませんが…

「・・・ですね」って多くないですか?

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愛ひとつ受けとめかねて帰る道
長針短針重なる時刻

先生のちょっとした告白みたいなものを受け止められずに電車が来たとごまかしてしまった寅さん。
別れ際の握手の手の感触の余韻を感じながら寅さんは先生を思うのでありました。

そこでこの歌が字幕で出てきます。

ああ・・・寅さんは好きなのに受け止められないというそこの心のところがこの歌にうまくはまっています。

まあ、これぐらい、愛を受け止められなかったほうも気にしてくれればいいのだろうけど…まあ・・・ね、そういうことばっかりじゃないし・・・ね。

でも、今の自分には、じんとくるシーンでしたね。

そして、おばあちゃんが死んだと気の再開のシーンでも、泣いてしまった先生に、寅さんが優しく「疲れてるんだからお休み」と声をかけて、その優しさに、彼女の心もほろっとなって、つい、寅さんに体をゆだねてしまうのだけれど・・・

寅さんは知ってるんですね。彼女にとって、本当に必要なのは、そんな安易なただの止まり木みたいな優しさじゃないって。
彼女の悩みをきちんと受け止めて、彼女の生きる道を一緒に考えてあげられるようなそんな人が彼女にふさわしいと。思ってしまうんですね。

寅さんは先生のことが好きだけど、好きだからこそ自ら身を引いてしまったのです。

今回の寅さんは、最後までカッコ良かったです。

2009-02-15

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第40作

先生はとらさんに安らぎを求めていましたが・・・
寅さんは、先生には、悩んだり落ち込んだ時に筋道立てて一緒に考えてくれる人こそふさわしいと身を引きます。
先生の甘えたい・・・支えてほしい想いに、こたえられない寅さんは、その場の情に流されることなく、彼女の先々の幸せを考えて身を引いたのでした。 

満男の何で学ぶのか?の問いに、学がないと、人生の選択が迫られた時にさいころの目をふるとか気分で選ぶしかない。学ぶことによって、筋道立てて選択できる・・・みたいな・・かなり違いますけど、そんなことを言ってました。
寅さんは、大事な時には、筋道立てて考えなくても感覚で本質をついてる気がします。いくら頭がよくて筋道を考えても、本質がずれていてはどうにもなりません。
何で学ぶのか、とても寅さんらしい言葉だと思いました。

2008-02-05
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男はつらいよ 花も嵐も寅次郎

2010年02月14日 | 男はつらいよ
男はつらいよ 花も嵐も寅次郎

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1982年 30作

田中裕子さんがきれいでかわいくて、たまらないです。寅さんが駅に迎えに行ったときのあの喜びよう。そして寅さんの腕にぎゅっとしがみついて・・あんなことされたらたまらんでしょうなあ・・・

あんな女の子には幸せになってほしいと思うのもわかります。でも、彼女が幸せになるってことは、自分の手を離れることなんですね。寅さんはつらいところです。

最後の電話でのやり取りも泣けます。「何で黙っていっちゃったの?いっぱい話したいことあったのに・・・」こんなこといわれたら、もう、どうにかなっちゃうよ。しかも最後の別れ方がちょっと気まずい別れ方だっただけにいっそうきますね。

寅さんに悩みを打ち明けるシーンの「好きだから悩んでるのよ。わかってよ」といって涙をつっと流すところがまた良いです。「寅さんにしかられた」といったときの表情もたまらんです。

寅さんがあまりはちゃめちゃなことをしないので安心してみることができました。寅さんもすこしずつ年を取っているのでしょう。

「おれから恋をとったら造糞器だよ」ってのは面白かったです。

また記事が消えてしまった・・・まったく・・・

沢田さんと寅さんのやり取りを楽しそうに見ているさくらさんが良いです。

最後の「二枚目はいいなあ・・・少し妬けるぜ・・・」みたいなセリフも「少し泣けるぜ」

殿山さんがお坊さん役で出てましたね。

2008-02-01

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「花もー嵐もー」と歌う寅さんの歌詞がそのまま題名になっていました。(いまさら気づいたのか?)
寅さんは「ああ、三郎青年の運命やいかに」みたいに最初は二枚目だけど融通が利かない三郎青年の恋の行方をちょっと引いたところから面白そうに見ています。三郎青年よりも自分のほうを蛍子さんは好いてくれているという、「勘違い」からなのですが、やっぱり蛍子さんは最初の段階から、三郎青年の「付き合ってください」といういきなりの告白の意味がひっかかって、気になっていたのですね。
2枚目だからあんなことを平気で言えるのかもという疑いもあったと思います。あの寅さんと2人での飲み屋のシーンは表向きの言葉の中に見え隠れする本当の気持ちがでていました。それを寅さんは三郎青年はふられたと思い込んだわけですが・・・

寅さんのいいところは、そのあとに自分のことはおいといて、三郎青年と蛍子さんをくっつけようと奮闘するところなんですけど・・・さくらさんはそんなおにいちゃんをみて、人のことより自分のことを心配してほしいわけですけど・・・

2人の仲がうまくいったときに、寅さんは、自分が用無しだったことに気づいちゃったのですね。2人は2人で勝手にうまくやっていく。自分は確かにみんなに好かれるけれども、人生を左右するような重要な位置には結局入り込めない存在でした。

寅さんはみんなを引っ掻き回すようなイメージがあるけれど(とらやの騒動のせい?)、じつは、自分の人生を引っ掻き回されてしまっているような気がしました。まあ、性格のせいもあるけれど、本気でがんばっているのに報われなくて、周りの笑いものになってしまうわけです。一回ぐらいうまくいってもいいのに、うまくいきそうなときも自分で壊してしまう。

一番融通の利かないのは結局寅さんですね。

最後に螢子さんとの電話のシーンはまた泣いちゃいました。螢子さんが寅さんをすごく頼っていたことがわかるシーンでもあり、同時に寅さんなしでも生きていくんだなあ・・・と思っわされちゃうところでもあります。

駅に迎えに行くシーンは名シーンだなあ・・・

2008-08-23

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いつもの失恋しちゃう寅さんとはちょっと違います。失恋だったのかな・・・
まあ、いつもの、自分中心に思い込んでいて、一方的な思い込みを打ち砕かれるのとか、逆に相手が寅さんを思いはじめて、逃げていっちゃうようなやつとは違って、2人をくっつける役割を果たします。

あれだけ蛍子さんに甘えられたら、男だったらいい気持にならないわけがありません。
三郎青年よりおれのが良いんだってよ!と、うかれちゃうのもわかります。ああいう状況であれば、みんな心で思うことです。寅さんの場合、それが顔や行動に出ちゃうというだけですもんね。

でも、今回は、それだけなんです。

ふられて落ち込んだ三郎青年を見て、ほっとけなくなって、自分をえさに蛍子さんを呼び出して、見事三郎青年とくっつけるわけです。

仮に、そのまま寅さんを蛍子さんが好きになっちゃったとしたら、寅さんは黙って出て行くんでしょうね。

今回も、ここしかないタイミングで去ります。寅さんの去り際はいつも見事です。2枚目でかっこつけです。

そのかっこよさは、たぶん、男の美学、寅さんの美学があるんでしょうね。シリーズのどこかで、ちらさんが、かっこつけずに、自分の好きという気持ちでかっこ悪くても相手にぶつかれば、何回かは結ばれていたでしょう。でも、たぶん、長く続かないのかもしれませんが・・・
それがわかっているからこそ、寅さんは逃げるように旅立ってしまうんですね。

今回も、最後の電話のシーンが泣けます。
どうして黙って行っちゃったの?と蛍子さんに愛情たっぷりに責められたら、もう、たまりませんなあ…あれは田中裕子さんならではですね。

恐ろしく甘え上手ですね。男はみんな落ちますね。

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男はつらいよ 葛飾立志篇

2010年02月09日 | 男はつらいよ
男はつらいよ 葛飾立志篇

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1975年 第16作

んーたまらないです。
教授のふられ方が…ん・・・きついですねえ…
かえってつらい思いをさせて・・・すまなかったね・・・
というセリフがなんか泣かせます。
あんな手紙書かなきゃよかった…いや、それでは、私の気持ちがうんぬんかんぬん…
つらいところですね。
良くわかります。
ふられて後悔しつつも、自分の気持ちを伝えたという一歩前に踏み出した自分に対して、好きっとした部分もあるでしょうし…

でも、この教授もある意味うらやましいのは、旅に出るか・・・で、ふらっと出て行っちゃえる…冬休みだったからかもしれないけれど…そんな逃げ場があるのはうらやましいなあ・・・・ふられて、そのまま一緒に顔を突き合わす…そりゃ地獄ですぜだんな・・・

でも、結局、帰ったら、彼女と会わなければいけないけれどね。仕事場が同じなら、そこから逃げることはできないからね。
ふられて、それで、2人の関係は終わりなの化というと、そうじゃないですもんね。
そこからが始まりかもしれないのに…
結局2人とも、ふられべたなのかもね。人のこと言えないが…

この先どうなるのでしょうか・・・というか、どうなったのでしょうか・・・・

マクラの夢のシーンは、今回はっと思ったんですねど、寅さんの頭の中の理想の寅さん像なのかなって…
妹やみんなが帰りを待っていてくれる。そこに、さっそうと現れる・・・そして、旅立つ時もかっこよく、みんなに惜しまれながら・・・余韻に浸りながら…
そういう2枚目の理想の姿がああやって夢に出てくるんだろうな・・・

そして、また3枚目をやっちゃった…と、逃げるように出て行く寅さん。
でもこっちの寅さん…心に傷を負いながら、旅に出る寅さんの方が、やっぱり好きなんだよなあ…
そっちの方がかっこいいんですよね。

もうこんな気持ち耐えられない!と思うようなことを何度も何度も繰り返しているのに、それでも、恋をしてしまう寅さんが、やっぱり好きなんですよね。

桜田淳子さんのシーンがとても印象に残ります。
見ず知らずの自分を一生懸命励まそうとするとらやの人たち。それもかっこよくないんだけど、そこが人のきれいなところなんでしょうね。
人のために、役に立ちたい。その人の喜ぶ顔が見たい。その手助けをしたい。その気持ちが、とてもうれしいですよね。

淳子さんのお母さんのことを寅さんが家族に話すシーン…普通だったら、回想シーンとなるところを、寅さんの語りだけで、済ませてしまいます。
ここが寅さんシリーズのすごいところで、落語的なんですよね。

言葉だけでみる側に情景を浮かばせて、お雪さんのことも、想像させてしまうわけです。その辺が渥美さんの演技のすごいところだし、それを映像で見せてしまうっていう作り手のすごさもあります。

何気ないセリフがぽっと入ったり、何気ないしぐさとか動きで、次につなげたり・・・そのつながるときも、自然につなげるところがすごい。寅さんがその語りを終わった後に、ちゃぶ台の方に歩いてくるんだけど、その時のさくらの表情と目線がとてもさりげなくて素晴らしいんです。こういう、仕掛けられた自然さがとても、気持ちがいい。いやらしさもないんですよね。
自然にしようとするばっかりに、わけわかんなくなっちゃうのとか、独りよがりになっちゃうのとか、あるけれど、やっぱり、自然な演技とか、自然な撮影というのは、よほど計算されていないとだめなんだろうなと。その計算がないと、計算以上のことができないというか…なんだかわからないですかね?まあ、今日はこの辺でお開きということで…

学問の話も良かったですね。
お雪さんが学問があれば、だまされずに済んだと言っていたこと、それで、最後に、先生の結婚話を聞いても何がなんだかさっぱり分からなくて、学問がなくて悔しいと言った寅さん。学問は己を知ることなんて、理屈で言う見んじゃなくて、感覚で、学問の必要性を感じているところが、泣けちゃいます。

野球しているときに、今年は家にいようかな…というシーンもいいです。寅さんは、やっぱり人並みに幸せがほしいんですよね。腰を落ち着けて好きな人と暮らしたいという…それだけが望みなのに・・・それができないんですよね。周りがそれをバカにするけれど、それって、本当に残酷なことで、なに様なんだよ!と思いつつ…

人を好きになったり、好きな人にふられて、苦しい時って、人間の感情としては、一番その人が美しい時というか、輝いているときなんだろうけど、そんな状態を何度も繰り返すことができる寅さんは、ある意味うらやましい気もしたりして…

でも、そんな寅さんも、ひとりの時にふと思うんでしょうね。落ち着ける家があることの素晴らしさ。家族がそろって家にいることの素晴らしさ。
だから、寅さんはついつい家に帰ってきてしまうんですね。

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寅さんは今回はふられたというのではないけれど・・・結局ふられたのかなあ・・・

寅さんは、もし、プロポーズの話がなかったら、どうしたのでしょうか・・・
れい子さんがとらやにいる間はずっと、今までのように楽しくやっていくのだろうけど、寅さん自身もそれ以上深いところまでいこうと思ってないのかもしれません。深く行く自信が無いか、深く行くのが怖いのか・・・

寅さんが自分にとって「愛」とは何かをいうところがあります。

あーいい女だなあ・・・と思う、
その次には、話をしたいなーっと思う、
ね?その次には、もうちょっと長くそばにいたいなーっと思う、
そのうちこう・・・なんか気分がやわらかーくなってさ、
あーもう、この人を幸せにしたいなーっと思う、
もう、この人のためだったら命をかけてもいい。もう死んじゃってもいい!そう思う。
それが愛ってもんじゃないかい?

ということなんですけど、名台詞です。

寅さんはこのスタンスでいる限り、結局だれともくっつかない気がしますね。
寅さんの愛は、相手に求めるものが無いんだと思います。
話をしたい。幸せにしたい。この人のためだったら死ねる。・・・それを聞けば聞くほど、その愛している対象に近づけなくなるような気がしちゃいます。

彼女にとって、自分(寅さん)がいること自体が幸せだとは絶対考えないだろうからね。遠くから、やさしく見守る感じというのかな・・・ただ、その女の人が幸せそうに笑っているだけで、それだけで寅さんは幸せになれるのです。自分に愛情を注がれることが愛を感じるときではないのです。

寅さんは、本当にその女の人のためなら死ねると思います。ハブにかまれてじゃなくて、女のために死ぬのが寅さんです。でも、寅さんのために女の人が傷ついたり、苦労したり、人生を左右されたり、ということはすごく嫌うのではないでしょうか。好きな女の人を守ってあげたいという思いが、時たま過保護になってしまうときがありますが、それが寅さんなのです。

本当に気持ちがやわらかくなって・・・まなざしが優しくなる・・・自分もそうなりますが、やっぱりそれだけでは自分はダメで、相手の女の人に愛情を注いでほしくなるわけです。寅さんはそれは求めないのです。一方通行なんです。

ふられるというより、はなからくっつこうなんて思ってないんじゃないのかな・・・今のこの生ぬるいやわらかい気分でいることが寅さんは好きなんでしょう。一緒になるということは、それだけではすまないことでもあります。

礼子さんがプロポーズをされたことを寅さんに告白したあとに寅さんが、何を言ってるのか解らなくてこたえてあげられなかった・・・って泣くんですよね。ふられたことがショックなんじゃないんです。好きな彼女が悩んでいてあがいているのをどうしようも出来なかった自分の非力さをくやしがって泣くんです。笑っていない彼女を見るのがつらかった・・・それをどうしようも出来ない・・・そのとき、寅さんは、彼女にとって、自分の存在は必要ないものだと・・・勝手に思い込んじゃうんでしょうね。

2008-11-19

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寅さんが礼子さんからプロポーズされた相談を受けたときに、それを後押しするような行動をとるのかな?と思ったら、そのまま両方ふられちゃうなんて・・・

ただ、ゆっくり時間をかけて考えれば2人はうまくいくのではないでしょうかね。そこで結論を出さなくてもいいと思うのだが・・・そういう方向にもっていって行かないところがまたその人の相手に迷惑をかけたくないとか、自分の無様さから逃げ出したいとか、そういういろんな思いが・・・恋愛が苦手であれば余計そうです。真剣であればあるほど逃げたくなっちゃうのって・・・わかります。そういう人ばっかりじゃないだろうけどね。

(2008-01-04)
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第29作 男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋

2009年07月24日 | 男はつらいよ
第29作 男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋 HDリマスター版 [DVD]

松竹

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ついに寅さんのDVDを買ってしまいました。
やっぱりかがりさんが素晴らしくて・・

おれだったら、かがりさんのうちのご飯のときに眠いなんて言わないし、布団なのかだって、かがりさんが来たら起きて関係を深めたいし・・・あじさい寺だって、一人で行くし、そのまま帰らないし…でも、それじゃ映画にはならないよな。・・・というか、そもそもこういう展開にはならないか。

たとえば、車に荷物がいっぱいあって、好きな女の子が「荷物一人でおろすの大変だろうから車に一緒に乗ってくれる」と言ってきたと思いねえ…とりあえず、こっちは一緒にいたいから乗ってもらったと思いねえ…でも、荷物を下ろすなんて一人でできるし、そんなことでこっちまで来てもらうのは申し訳ないと思って、結局その子を家の近くでおろしたと思いねえ…あとで後悔するよね。その時は優しさだと思ったけど・・・一緒にいる時間が減ってしまったし、違う展開になったかもしれなかったのに・・・
もしかしたら、相手もそういう展開を望んでいたかも・・・なんて思ったら…しかし、それはこっちの願望であって、相手はそんなつもりでなかったら勝手に勘違いしてとんだ三枚目だなと…思うわけですね。

・・・何の話をしているのでしょうか。

自分の心の中には寅さんがいる。でも、寅さんのような潔さもなければ純粋な心もないけれど…

2009.1.8

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半年振りぐらいの「あじさい」です。
川崎の映画館でやってたときにいきたかったんですが、仕事でいけなくて・・・
女性の友だちにこれを貸したら、「寅さんをなんで好きになるのかわからない」と言ってました。
寅さんを・・・男はつらいよを愛するには、シリーズを見る積み重ねが大事なのかもしれません。
いきなり最初にこの作品を見てしまったというのも失敗かもしれません。
だって、寅さんはふられてばっかりいるから、たまにこういう展開になるとぐっと来るものがあると思うんだけど・・・いきなりこれじゃ、「寅さんを好きになるのがわからない」となってもおかしくないのかもしれません。

もう一つ貸したのもハイビスカスですから、寅さんがもてるやつしか、見てないですもんね。
入り方失敗したら、もう、寅さんとは縁がないかもしれませんなあ・・・
かわいそうに・・・

まあ、そんな人生もありでしょう。

私は、また寅さんを観続けますよ。
豆腐屋さんのやつをまた観たいなあ・・・

あ・・・あじさいの話です。
かがりさんの最後の手紙のところで涙が出ました。ちょっとだけだけど。
だって、かがりさんは、寅さんにすごく期待してあってみたものの、自分が思い描いていたようにはならなくて・・・それで勝手にがっかりして、逃げるように帰っていくわけです。
かがりさんは、寅さんに対してまっすぐぶつかっていく感じがしますが、同時に、焦りというか、形の上で、受け入れ手もらえないと、ちょっとすねるというか、冷たくあたるところがありますね。

寅さんに何度も期待したものの、そのたびに肩すかしをくってしまい、「寅さんのバカ・・」って感じになって、それでいてもたってもいられなくて逃げの行動をしてしまうような・・・そんな感じもします。

新幹線に走っていくかがりさんの表情の固さがすごく悲しいんですよね。

やっぱりこの作品は、寅さんのしゃべりのテンポとか、無理のなさとか、すべてがぴたっとはまった作品だと思います。いちばん好きですね。
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第7作 男はつらいよ 奮闘篇

2009年04月13日 | 男はつらいよ
第7作 男はつらいよ 奮闘篇 HDリマスター版 [DVD]

松竹

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これも、知的障害がちょっと差別的に・・・というか、当時の認識の反映なんでしょうが・・・言葉をきいているとちょっとひいてしまいそう・・・

寅さんとの結婚がこれだけ否定的に言われたマドンナもいないのではないでしょうか。

寅さんが、「俺といるより、故郷に帰ったほうが幸せだというのかよ!」というのに対して、さくらが「その通りよ」とこたえるところが泣けますね。

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第1作 男はつらいよ

2009年04月13日 | 男はつらいよ
第1作 男はつらいよ HDリマスター版 [DVD]

松竹

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第一作目ということもあり、見慣れた寅さんとは服装もちょっと違いますが・・・

博さんのお父さん役の志村喬さんがあれだけで感動させます。いやあ・・・すごい人だ。でも、それを受けた寅さんは、もうちょっと何かしてほしかったというか、感動することをしゃべってくれることを期待しちゃうところですが・・・

でも、そこで理屈を言わないのが寅さんですよね。

寅さんは理屈を口で言うんじゃなくて、行動で表す人ですから。

さくらさんがきれいです。眉毛もきりっとしてて・・・

博さんもかっこいいんですよね。

おいちゃんおばちゃん、たこ社長、御前様、源ちゃん、第一作目なのにずっとなじみの面々という感じで安心してみてられます。
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第24作 男はつらいよ 寅次郎春の夢

2009年04月10日 | 男はつらいよ
第24作 男はつらいよ 寅次郎春の夢 HDリマスター版 [DVD]

松竹

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この作品は微妙なところもあって・・・
あんとなく、車家の中にいるまいこさんが少し違和感があるのです。
さくらを動揺させるんだったら、もっと色男にした方が・・・とか思いましたけど、色男にしなかったところが監督の狙いなのかもしれません。よくわかりませんが・・・・

寅さんの勢いを感じないんだよなあ・・・

寅さんの恋もあまり深くなっていかないし・・・
中途半端ですね。
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第17作 男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け

2009年03月26日 | 男はつらいよ
男はつらいよを映画館に見に行きました。
川崎の映画館で毎週作品を変えてやっているのですが、今回は夕焼けこやけということで、これだけは映画館で見てみてみたい作品の一つだったので、とても楽しみにしていました。

上の写真は、映画館に飾ってあった夕焼けこやけの時の写真です。渥美さんが私服でいて、頬を寄せている太地さんがきれいで・・・いい写真ですね。

ちょっと前にDVDで見たけれど、それでも、すごく楽しく見れました。

映画館の中はあまり人もいなくて、笑い声もあまり聞こえなかったけれど・・・・自分は結構笑ってました。みんなも笑ってたんじゃないかなあ・・・
人数がいっぱいだと、相乗効果でまた笑いも大きくなるんだろうけど…

満男の入学式の騒動で怒ってプイと飛び出した寅さん、とらやに電話すると、さくらが「反省してるから帰ってきて」と説得します。その後ろでおばちゃんが、「芋のにっころがしとがんもを作って待ってるから」と・・・そんな説得に「そうかあ?そこまで言うんなら…」となるわけですけど、思わず、子どもじゃあるまいし、食いもんでつられちゃって・・・と笑っちゃいました。

今回の寅さんは結構金持ってて…・
絵描きのおじいちゃんの飲み代も一緒に払ったり、しぶしぶではありますけど、ウナギ代も払ったり(たぶん・・・というのは払ったかどうかまでは映像ではわかりません)、満男の入学祝もつつもうと思ったり…(たぶん、直後の大騒動で結局包んでないような気もしますが・・・)最後も源ちゃんにラーメン御馳走したり・・・ぼたんさんががお金問題で困っていると財布を出してみたり…

御前様の水をまいている元気な姿も見ることができます。

ぼたんさんが元気で、声もおっきくて、なんかすごいエネルギーがあるんです。その明るいぼたんさんと、借金を踏み倒されて悔しがるぼたんさんのギャップがいいんです。その落ち込んだり疲れているのに、無理に元気にふるまおうとする姿がいいのです。

そして、ボタンをこんなに苦しめるやつは許せないと、犯罪覚悟で勢いよく飛び出して行った寅さん・・さすがに殺してやるとまでは言わなかったところがやさしいところかもしれませんが・・・あそこまで寅さんを怒らせた悪い奴が出てきたというのもあまり記憶にありません。

そこでのぼたんさんが「おとこのひとのこんなきもち、初めて知った」と、大きな目に涙をいっぱいためて泣くもんだから、もう、もらい泣きしてぼろぼろと涙があふれてくるんです。

話はまだ終わりません。

寅さんは、絵描きのおじいちゃんのところに、絵を描いてもらって200万円の代わりにぼたんにあげてくれって言うんです。

絵描きのおじいちゃんは、芸術は金のためじゃない!と断ります。

ここのやり取りも好きで、芸術家としては金のために絵を描いてるのではない。でも、絵で食べている。という矛盾みたいなものもあるんだけど、でも、逆に、金のために描いているんじゃなければ、何のために描くのかですよね。

ここでは、ぼたんという一人の若い女性が一生懸命にためたお金を取られて悲しんでいる。その人のために、あなたの力・・・能力で、その人を助けてあげられないのか?という寅さんの熱い気持ちです。寅さんは金を工面しようという申し出には「たかりじゃないんだから」と断るんです。ここがすごいところで、普通だったら、ありがとうとなってしまいかねない・・・寅さんだって、最初はお金を出そうとしたんだから。でも、その絵描きさんに対して、自分が金をもらいに来たと思われることはすごく嫌がるわけですよね。そういうことで付き合いを持ったわけじゃないということなのでしょう。

でも、この人なら、自分の気持ち、ぼたんの気持ちを理解してくれる。だから、その力を借りようとしたんですね。

協力してくれない絵描きさんに、寅さんは、自分があんたを世話してやった時は、見返りを期待しようなんてちっとも思わなかったし、あんたが望めばずっと、居させてやろうと思った。困っている人がいて、それを自分の力で何とかしてあげられるなら、何とかしようと思うのが寅さんです。いま、自分にはぼたんを助ける力がない。その力ををあなたが持っているのに何で助けようとしないんだ!?という感じで迫ります。(ちょっとおしつけがましいセリフなんだけど、寅さんが言うと、それがすんなり入ってくるんです)

それに対して絵描きさんも、怒るでもなく、寅さんの気持ちも分かりながら、金のために絵を描くことはできないと、拒むわけです。玄関先で小さくしゃがみこんだママの姿が、すごくその悩んだ様子を映し出しています。

まだ話が終わらないところがすごいんです。
寅さんがボタンのところに様子を見に行ってみると、なんと絵描きのおじいちゃんから絵が届いていたんです。
200万で買うという人がいたけれど、ぼたんさんは売りませんでした。そのおかねの値段以上のものを大切にしました。
それは、200万のために寅さんが本気になっておこっれ暮れ、何とかしようとしてくれた大きな価値と同じように、何でそれが贈られてきたかはぼたんさんにはその真相は明らかになっていませんが、それでも、200万円というお金以上のものをその絵に付けたわけです。

芸術は金のためにやるんじゃない。
という、絵描きの言った言葉が、ここでまたなるほどと思うのですが・・・

芸術は、人に何かを感じさせる、そのひとなりの価値を作品に与えるということなんでしょうか。
たまたま、それが、お金という基準で図られることがあるかもしれませんが、それは、たまたまであり、作品一つ一つの価値というのは、それを作った人や見た人にとってそれぞれの気持ちという別の基準の価値も持つんでしょうね。

・・・・うまく言えませんが・・・

そんなことを感じました。

なんにしても、人の優しさを感じられるすばらしい作品でした。

第17作 男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け HDリマスター版 [DVD]

松竹

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第13作 男はつらいよ 寅次郎恋やつれ

2009年02月11日 | 男はつらいよ
第13作 男はつらいよ 寅次郎恋やつれ HDリマスター版 [DVD]

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今回も、寅さんはつらかった。

旦那を亡くし傷心の歌子さんに寅さんはばったり出会い・・・

歌子さんが仕事を探しに東京に戻ってきて・・・

社会の中で自分の役に立てる仕事は無いか・・・心の張りあい・・・自分の生きている意味というか・・・歌子さんは自分で幸せをつかもうと、色々模索します。それは人に与えられたものでなく、自分で選んだものです。

とらやでふらふらして花でも摘んでりゃいいじゃないかって、まったく逆のことを言っちゃうんですね。寅さんは、やさしく包んで守ってあげたいという気持ちが君は何もしなくていいから、何も心配すること無いよって話になってしまうようです。

だから、さくらさんのお兄ちゃんは「歌子さんの幸せをちっとも考えてない!ただ歌子さんに家にいてほしいだけじゃない!それじゃお兄ちゃんが幸せなだけよ!」みたいなことをいわれますが、かなり後からズシンと来たんじゃないでしょうか。

花火を見る歌子さんの背中を見ながら・・・やっぱり歌子さんは遠くの花火をまるで未来を見つめるように背伸びをしてみています。
そんな歌子さんを寅さんは寂しそうに見つめます。もう、何の言葉もありません。気の聴いた言葉なんて思い浮かばないし・・・歌子さんの姿を見て、自分が必要とされていないことをあらためて認識してしまったんでしょうね。

皮肉にも、歌子さんは寅さんに出会うことで前向きになって、寅さんから飛び立ってしまうのです。

あと、お父さんですね。歌子さんが本当に今つながりたかったのはお父さんだったんですね。

寅さんはこの関係にはかなわねえなあ・・・と思ったに違いありません。

歌子さんのこと満男は好きなんですね。役得ですね。歌子さんに抱きついて・・・まったく・・・リリーさんにもキスされてたっけ。

中村はやとくんは結構得してますね。吉岡君は・・でも、かわいそうじゃないか。泉ちゃんとか、綾ちゃんだったかな?キスしたりしてるからね。

キスキスキス・・ハグハグ・・・キスキス・・・ハグハグ・・・・
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第15作 男はつらいよ 寅次郎相合い傘

2009年02月06日 | 男はつらいよ
第15作 男はつらいよ 寅次郎相合い傘 HDリマスター版 [DVD]

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リリーさんの結婚してもいいと言った時の表情が素敵です。
寅さんはリリーさんを好きだけど、一緒になって、自分が幸せだったとしても、リリーさんを幸せにする自信はないんですね。
リリーさんは頭がいい人だ。自分のような馬鹿と一緒になっても…ということから、進みそうな話も進まなくなっちゃう…進められなくなっちゃうんですねえ…

相々傘のシーンはいいシーンです。
最後の海辺の寅さんも哀愁が漂っていていいですね。

そういえば、夕暮れ時の浜辺で3人で遊んでいたシーンがありましたが、紅の花で満男と泉ちゃんのシーンと重なって、時代が流れたんだなあ・・・と感じました。

あの時若かった2人が、今は、若い2人を見守っている立場になっているんですねえ…
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第11作 男はつらいよ 寅次郎忘れな草

2009年02月05日 | 男はつらいよ
第11作 男はつらいよ 寅次郎忘れな草 HDリマスター版 [DVD]

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リリーさん初登場です。
リリー松岡っていうんだね。本名はきょうこだそうで。
なんか、見た目が派手なだけに、狭い汚いアパートで暮らしていたと思うと、なんか、悲しくなります。
リリーさんが出払ったあとの部屋をじっと見ている寅さんがすごくかっこよく見えます。

お千代さんや歌子さん、豆腐屋さんとか冬子さん、夏子さんなどなど、この話ではそれまでに恋をした人の名前がずらずらっと出てきます。紅の花でもそういうシーンがありました。

酔っ払ったリリーさんの寅さんの対応がやさしくて良いんだけど、リリーさんにとっては、結局自分はこの場所にいちゃいけない人間なのかという気持ちにさせてしまったようです。寅さんなら自分のつらい気持ちをわかってくれると思ってやってきたのに、寅さんは自分のことを理解してくれなかったと悲しむんですね。

そんな悲しさを感じつつも、リリーさんに同調するのを拒んだ寅さんでした。自分だって、厄介者だって思っているから余計回りに気を使っていたのでしょう。そして、そこで一緒に騒いだら、寅さんが何を言われようがかまわないけど、リリーの印象も悪くしちゃうという気持ちが働いたんだと思います。

とらさんは、そんな悲しみを背負いつつまた旅に出るのでありました。
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