ぽんぽこノート

いつだって今がスタートライン。
行動しなくては何も始まらない。壁にぶつかったところから新しい道がひらける。

一生を抹殺されること

2011-03-24 | 生活・色々
今回の日本の大地震で多くの方が亡くなり、多くの悲しみが生まれました。私も募金をして、少しの力ですが協力しています。早く被災者の方たちが少しでも安心できる環境が整うとよいのですが。


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以下のことは、もちろん今回の地震とは関係ありません。
世界の歴史上、人種差別や宗教が原因で迫害され続けて来た人たちが少なくないです。
そういうことに巻き込まれると、人生を抹殺されるようなことにもつながります。






以下は、ある家族がその一生を迫害され抹殺された歴史です。




午後3時 彼の父は鋭利な刃物によって殺害されてしまいました。


午後8時 彼の母はショットガンで撃ち殺されました。


午前0時 兄弟は罠にはめられて2度と帰ってくることはありませんでした。


午前2時 彼の家は炎に焼き尽くされてしまいました。


午前6時 ついに彼と彼の妻は発見され、その一生を監禁され続けました。






ひどいですよね。家族は皆殺しです。
世の中、彼らだけが悲惨な目に遭っているわけではありませんが、
彼らが遭ったようなことが今も繰り返されているとしたらひどいですよね。



1分で終わります。以下のリンクから映像をご覧ください。


中国にいる方は优酷で。
http://v.youku.com/v_show/id_XMjUwNjkyNTEy.html


中国大陸の外に在住でYOU TUBEが観られる環境の方はこちら。
SAVECHINASTIGERS



リンク先動画は、1分という短い時間ながら端的かつ鋭いメッセージ性を持ち、共感を引っ張り込むような力を持っていると思います。音楽も秀逸で、とても素晴らしい作品だと思いました。このような作品に目がいったことをきっかけに、賛同者が増えるといいですね。


公式ウェブサイトはこちらです。
IE8ではトップページより先に進めませんでした。Firefoxだと問題なかったのですが。
http://www.savechinastigers.org/


また、このブログに掲載した抹殺された歴史についての文章は、上記リンク先映像の中国語を私が翻訳したものですが、より擬人化するために意訳してあります。

上海から香港へ

2011-03-20 | 生活・色々

セブンイレブンにあった各種新聞。日本の大地震についての報道が熱い。上海でも大きく報道されているが、香港ではさらに大きく取り扱っていた。


■先日、香港へ行ってきた。初めての香港だったが想像通りの発展振りだった。大通りに立ち並ぶ高層ビル群は東京中心部にもひけをとらない。オフィス街では上海よりもスーツを着たサラリーマンが目立ち、女性もオフィスに合うような着こなしの人が多く、まるで丸の内周辺のような雰囲気だ。

今回訪れたのは香港の中心である湾仔(wan zai)地区だ。香港の道の名称は、上海と違い繁体字に広東語のピンインと英語で表記されている。簡体字に慣れた私にとって、これは非常に読みにくく、一体何がどうなってるのか最初は困った。ちなみに湾仔のピンインはwan chaiと書かれていて、中国普通語ではwan zaiなのにwan chaiとはどういうことかと少し悩まされたが、これは広東語のピンインだということがわかった。

香港はとても国際性豊かな場所だと感じた。人種もさまざまだが、アメリカで言うところのヒスパニック系の人たち少なくない印象を持った。街を歩いていると、広東語に英語、スペイン語にたまに日本語も聞こえてくるが、中国普通語はほとんど聞こえなかった。そのかわり、私が話す普通語は、ほぼ100%通じたので安心すると同時に、やはり中国普通語は使える言語だと感じた。

今回、1泊2日のタイトなスケジュールだったが、時間の合間を縫って色々と見学をしてみた。まず、私の師である邱永漢先生が中公文庫から出してる「口奢りて久し」という食べ物に関して書かれている本を参考に、かねてから雲呑麺を食べようと思っていたので店を探した。邱先生は湾仔の「泉記」という店で雲呑麺(ワンタン麺)を食べたと書かれていたので、その店はどこだろうと立ち止まり、まずはどの方向に行けばよいのかと観光者丸出しのような素振りをしながらフト辺りを見回していると、なんと目と鼻の先に「泉記」があるではないか。こんなこともあるものですね。

邱先生曰く、香港へ行ったら何を忘れても雲呑麺はお忘れなくということなので、その店で食べてみたところ、これがまた本当に美味しかった。邱先生は、香港では中国一の中華料理すなわち世界一の中華料理を「福臨門」で食べられるけれど、雲呑麺は大衆的な軽食にも関わらず、美味の絶頂をいくものだと推している。香港の雲呑麺でなければダメらしい。ちなみに22香港ドルの雲呑麺の感想だが、麺がシコシコでワンタンの具のエビがプリプリな上に新鮮だった。上海でもあれをぜひ食べたいと思う。

せっかく香港に来たのだから、街中を走る2階建てバスに乗ってみた。2階部分の最前列に座り観光気分を味わったまではよかったが、調子に乗って15分くらい乗っていたら、どんどん市街地中心から離れていく。連れさられてゆく気分になり、もう降りたほうがいいかもと思った矢先、なんと高速道路に入ってしまった。私の勝手な言い分としては、なぜ市街地の普通のバスが高速道路にまで行くのかということなのだが、すでに左は海で右は山ばかりだ。

そもそも、乗車賃が21香港ドルもしたので、ただ市街地を走るバスなのにずいぶん高いなぁと感じていたのだが、その乗車賃はフル行程の乗車賃だったわけだ。高速に入ったあと、仕方ないので景色を楽しんでいたが、香港ディズニーランドも近くなっていたのにで、いい加減に高速道路上の落客駅というバス停で降りた。ここで香港人の女性に、湾仔へ戻るには何番のバスに乗ればいいか聞いたのだが、彼女は自分のしていたイヤフォンを外して丁寧にしかも笑顔で教えてくれた。そこが上海なら、人を疑うような顔で無視されていたかもしれない。


今回、香港で感じたことを箇条書きにしてみよう。


■車のナンバープレートのデザインがシンプルでかっこいい。
表面は樹脂素材のクリア感のあるパネルを使っていて、デザイン性が高い。




■車を運転時のコミュニケーション手段としてハザードランプ点灯がある。
譲られたときなどにハザードランプを2~3秒点灯させることで後方の車に感謝の気持ちを伝える非公式な手法で、日本で独自に発生したものだと思っていたが、香港では少なくともバス同士の間で使われていた。


■歩道橋が多いので少し疲れた。
老人とデブには厳しいポイントです。


■トヨタ車が異常に多い。
私が見た限りでは、街をゆく車の6割くらいがトヨタ車であり、アルファードやエスティマといったミニバンが売れている印象だが、プリウスは1台も見なかった。残りはというと、ベンツとBMWがかなり多く中国大陸車は皆無。ベンツの場合はSクラスが目立った。中国大陸で幅をきかせているフォルクスワーゲンはかなり少なく、アウディもあまり見かけなかった。ちなみにタクシーの場合、私が見たものはすべてクラウンのCOMFORTだった。これは日本のタクシーでも多用している。


■香港人は高い教養を持っている。
親切に道を教えてくれるのは言うまでもないが、教育のおかげで英語力も高いし、外見からも知性が高いことがわかる人が多い。コンビニのおばちゃんからしても上海とでは人的レベルが格段に違った。


■報道の自由がある。
中国共産党へのモロに批判的な横断幕などが一部見受けられた。
また、各新聞や雑誌ともに日本の大地震の報道熱が高い。上海でも大きく取り上げられていることは同じだが、雑誌までも大特集を組んで大々的にやっていたところが大きく異なる。上海に戻ってきて雑誌屋を見たが、やはり大きく違う。

「中共解体」や「中共は出て行け」などの文字が躍る。香港だから許されているものの、中国大陸でこれをやったら危険度MAXだ。


■コンビニは日本のセブンイレブンばかり。
なぜなのか、どういった経緯なのかは知らないが、街中のコンビニは100%セブンイレブンだった。かなり歩き回ったが、ファミマもないしローソンもない。こんな市場独占状態はいいのか?中国でのセブンの総代理は台湾の統一企業だが、香港でも統一企業なのかが気になった。




ヴィクトリアピークにタクシーで行ってみたのだが、運転手に聞いたところ珍しく渋滞していた。運転手もおかしいなと言いつつ頂上付近まで行くと、なんと2階建てバスが炎上後鎮火されたところだった…。全焼だ。これのおかげで渋滞になっていたわけだが、どうやら人の被害はなかったようでよかったが、バスの下の荷物置き場に入れてあった荷物の取り出しが間に合わなかったようで、道の傍らで一部焼け焦げたスーツケースとともにガックリしている人たちがいた。

それで、一般人が行ける一番上までやっとのことでたどり着いたのはいいが、この日はちょうど小雨が降って濃霧が出ていたので景色がまったく見えなかった。だから、本来なら頂上にある商業施設のタクシー乗降場で降りるところを、「どうぜ景色なんか見えないんだから」と言って、タクシー待ちの人たちを横目にそのまま通過した。15分で着くところが1時間くらいかかったうえに景色も見れずだったが、とにかくヴィクトリアピークには行ってきたというわけだ。


色々と見させてもらい、とても勉強になった短い旅だった。視野が広がります。

なにやら忙しい3月

2011-03-09 | 仕事関係
今月はけっこう忙しい。それと言うのも、家の引越しにオフィス入居とビザ更新が被っているからだ。それでもって、春節のとき、取引先の大型連休により私の仕事を溜め込まざるを得なかったことで、今だにその影響が続いている。今年に入り仕事量がわりと増えたこともあり、仕事のペースをなかなか通常通りに戻せないでいる。

早いところ山を崩して消化させ、通常業務以外のことを改善していきたいとろだけど、オフィス稼動後にはすっきりしそうだ。今年から始める予定だった新事業君にも、この影響により、横のほうで静かにお座りをしてもらっている。新しい事業も大いにやる価値があるので非常に楽しみだが、今は大人しくしていてもらおう。

オフィスのほうだけど、やっと内装業者を選定してカーペットを施工してもらった。内装と言ってもそんなに大したことはしないのだが、他には出入り口のガラスのドアとドアのカード式キーがある。それと、会社の看板というかロゴだが、ガラスを入り口付近の壁一面に設置して、その上からロゴなどをつける。こういうのは、格好をつけるためというか、前の入居企業のロゴ剥がし痕などで、壁が少し破損しているので、それを隠すためにやるのだ。

内装業者3社に来てもらい、相みつをしてみたが、最初の業者の半額近くで契約することに成功した。オフィスの内装ってのは初めての経験なので、勝手がいまいちわからなかったが、経験してみると楽しいものだ。内装ではないが、オフィス用のネット回線というのは噂どおり家庭用よりかなり高く、一番安い2Mでも1ヶ月580元もした。光回線でも通したいなぁなんてお気楽に考えていた私にとっては、「我的天~」な出来事だった。オフィスでネット回線を契約しなければどうしようもないので、しぶしぶ契約したのは言うまでもないが。

ウチにはそんなにお客さんが来る必要がないので、内装関係は色々と自己満足のためにやっている。お客さんが来る来ないに関わらず、せっかく家から環境を変えてやるのだから、ある程度納得できる気持ちのよいオフィスにしたい。で、デスクとイスはIKEAのオフィス向けのもので、求めていたものに近いものがあったのでそれを買った。日本企業の岡村家具なども見たが、ちょい高いのでやめておいた…。

家具類に関しても、中国製はまだまだだめだ。これはなかなかいいなぁというものは、ほとんど香港だとか台湾やシンガポール企業のデザインで、中国大陸企業製のデザインはまずなにかがおかしい。その原因は、おそらくデザインや色彩のバランス感覚なんじゃないかと思っているが。

それで、とりあえず今週中に家とオフィスのことを済ませる予定だ。明日、荷造りして明後日の午前に家の引越しを完了させ、午後からはオフィスの引越しへ。オフィス用に新しくパソコンを買ったので、それを引越し日の午後配送にしてもらう。これで、午後にデスクとイス、それにパソコンが来る手はずになる。でも、パソコンは午後のいつくるかわからないので、それまでは既存のものを持って行って仕事をしようかと思う。

今回買ったパソコンはデュアルディスプレイにした。文字の如く、一つのパソコンで二つのディスプレイを使うことだが、このほうがかなり仕事の効率が上がるようなので、私もそうすることにした。今の状態は、メールソフトとブラウザ、いくつものアプリケーションを同時に開いての作業なので、切り替えショートカットを駆使していても少し面倒だし効率が悪い。デュアル化での仕事が楽しみだ。

とまあ、こんな風に色々進行させながら仕事をしていると、けっこう時間が足りなくなる。早く落ち着いて仕事をするようにしないとなぁと思う。事務所開きを祝って、爆竹をやれという友達もいるけれど、けっこうオフィス街みたいな感じなので、保安に怒られそう。爆竹って感じじゃないかな。ま、引き続きがんばります。