platea/プラテア

『ゲキxシネ五右衛門ロック』『The Musical AIDA』など、ミュージカルの話題作に出演の青山航士さんについて。

"The Boy from Oz"、再びオーストラリアに

2006-06-28 | ボーイ・フロム・オズ
 「果報は寝て待て」とはいったものの、8月にはヒュー・ジャックマン主演でオーストラリア公演が開幕する"The Boy from Oz",気にならないわけありません。というわけでいつものようにネットの海をさまよっていたところ、ブロードウェイ公演の際の写真が満載されたページにたどり着きました。(昨年の日本公演の時にはBW版公式ページでビデオ、ステージ写真が公開されていましたが、どうやらそのページは削除されたようです。)
 東京公演では、演出フィリップ・マッキンリー、振付ジョーイ・マクニーリーのブロードウェイ・オリジナルスタッフがBW版に手を加えたそうなので、今回のOZ版、Tokyo Versionが反映されるかも? と思ったのですが、ディレクションと振付はKenny Ortega, そして共同振付としてKelley Abbeyのお名前、しかもアリーナ仕様の舞台にするとか。あんなに大当たりしてもさらに手を加えるのですね~。厳しいな、とは思いますが、ショービジネスってこうでないと、とも思います。・・・そうなると秋の日本公演も、なにか新しいものを見せてくれるかもしれませんね。私は単純に、ダンスシーンが増えたり振付がハードになったりするなら、とにかく歓迎です♪ 
 青山航士さんがひたすらカッコよかった"She Loves to Hear the Music"や"Continental American"の「あの」雰囲気が味わえる写真がないのが残念ですが、フィナーレの写真がとにかく華やかで、昨年のステージの記憶がよみがえります。トニー賞の会場もものすごい盛り上がりですね。  
 では百聞は一見にしかず、こちらをどうぞ~

『テネシー・ワルツ』を観る前に

2006-06-26 | テネシーワルツ ~江利チエミ物語~
 「ネタバレ」というものに対して配慮ゼロ、おまけに事前にああだこうだと作品の情報を探して回るこのページ、「まっさらな気持ちで見たい!」という方にはご迷惑をおかけしているかとは思うのですが、舞台はできるだけ予備知識を詰め込んでいったほうが楽しめる、というのが私の経験則です。昨年の『テネシー・ワルツ』も、江利チエミさんの数々のファンサイト様に日参して、付け焼刃ながらも私なりのチエミさん像を持たせて頂いてから、「昭和」の空気の残る新宿へ行きました。生まれるのが早すぎた、ともいえる優れたジャズシンガー・チエミさんを知らずに行くとあまりにも洗練された音楽に戸惑うかもしれませんよ~。
 そんな情報もチエミさんへの愛情も満載のファンページ『江利チエミファンのひとりごと』様から5月24日付け「江利チエミファンとしての小林秀雄」にトラックバックいただきました。有難うございました。資料室のように何度も伺ったページから頂くと恥ずかしい面もありますが、皆さんも『テネシー・ワルツ』開幕まで是非こちらのページで江利チエミさんというシンガーの魅力に触れてください。トラックバックは右サイドバーを少しスクロールしていただくと表示されています。最近の記事の、チエミさんのプロマイド写真が可愛いのです。どれだけたくさんの人に心弾む思いを与えていたか、想像つきます。
 

『ボーイ フロム オズ』東京・大阪公演日程、それから・・・

2006-06-23 | ボーイ・フロム・オズ
 フジTVのサイト上で公演日程詳細が発表されています。前の記事にピコさんから頂いたコメントで知りました、本当に有難うございます。以前から見ていただいているそうでそれも有難う~ 
 また出演者について問い合わせたところ、日程的にかなり先なのでメインキャスト以外は現時点では未定とのことです。チケット発売日も『テネシー・ワルツ』開幕後の9月ですし、「果報は寝て待て」の青山ファン、というところでしょうか。前回見逃された方もあゆあゆさんの詳細レポで予習しながら、貯金・根回しなど長期計画でぜひ目的達成してください~。

 東京公演 青山劇場 10月28日(土)~11月6日(月)
     チケット一般発売 9月2日開始

 大阪公演 厚生年金会館 芸術ホール 11月23日(木・祝)~26日(日)
     チケット一般発売 9月3日開始

 また、例によって神崎順さん公式サイトのJewel様にお邪魔したところ、『テネシーワルツ』のチラシ画像がアップされており、裏面には青山さんのお名前とお写真がありました。管理をされている、ぼのさんのマメな更新に感謝です。もう「予定」は外します 

『ボーイ フロム オズ』再演決定

2006-06-22 | ボーイ・フロム・オズ
 坂本昌行さんファンの方のブログでこのような朗報を見つけました
  2006年10月28日(土)~11月6日(月) 東京・青山劇場

 出所はスポニチの記事ということですが、どうやら東京版のようです。スポーツ紙って日付がビミョーなので、関東の方でも、現在販売されているものにはもう掲載されてないかもしれません~。また、青山航士さんの出演に関してはまったく未確認です。
 自分で確認してから・・・とも思いましたが、ジャニーズのコアなファンの方の情報の正確さは良く知っていますので、取り急ぎお知らせします

ジーン・ケリーとウエストサイドストーリー

2006-06-22 | ダンスファンの独り言
 もう昨日になりますが、BSで『雨に唄えば』が放映されましたね。ミュージカルに疎い私が言っても仕方ないけれど、私にとって「ミュージカル」のイメージは、この『雨に唄えば』のような次から次へとダンスが登場するものです。春の『ビューティフル・ゲーム』では、音楽が何よりも主役、という楽しみ方にも開眼しましたが、そこはダンスファンの戯言です、どうぞご寛容のほど・・・。
 来日公演間近の(どうしても気になる)『ウエストサイドストーリー』もダンスの比重の高さといい、質といい、私にとっての「これぞミュージカル!」なんですが、このふたつの作品の要であったジーン・ケリー(1912年生まれ)とジェローム・ロビンズ(1918年生)、大体同時代を生きているのです。フレッド・アステア(1899年生)は少し上の世代とはいえ、立て続けに桁外れの才能が現れた、すごい時代だったんですね~。ちなみに今日はアステアの命日です(1987年没)
 当然接点もあり、ジーン・ケリーは自分の憧れのアイドルであったアステアと『ジーグフェルド・フォーリーズ』(46)で共演。また以前に書いたように、ジーン・ケリー主演の『踊る大紐育』(49)の原案はロビンズです。そして61年のアカデミー賞で『ウエストサイドストーリー』の振付によりロビンズに特別賞が贈られましたが、このときのプレゼンターはジーン・ケリーだったそうです。この時代に生きていた人たちのアメリカへの憧れがどんなものだったか、なんだか想像できますよね。
 また「ダンス」というと若さが連想され、踊り手は短命な感じがありますけど、実際に観客を楽しませる踊り、というのは体が良く動くからといってできるものじゃないんだな、とも思います。アステアやジーン・ケリーの40代のダンスの素晴らしさといったら、もうとびきり上質のお酒という感じで、口あたりのよさを楽しんでいるうちにすっかり酔わされてしまいます
 日本のミュージカルはどんな風に変わっていくのでしょう。私的にはもちろんダンス・ミュージカルが増えて欲しいです。「ブロードウェイ」というとき、めくるめくようなダンスを想像する方って、ダンスファンでなくても多いと思うのですが・・・。それでやっぱり、10年ぐらい後に、青山さんがどんな踊りを見せてくれるか、楽しみなんですよね~。
 

めぐりあいっていいね・・・

2006-06-18 | うたっておどろんぱ!プラス
 ひょっとして今週分が一学期最終回かも?の『うたっておどろんぱ! プラス』・・・「めぐりあいっていいね」は一昨年度最終回Ver.、青山さんの新しい映像はなし、ということで脱力してしまい、思わず早寝してしまいました。そんなわけで朝ネットです。
 でも改めて見直しても出のクペ・ジュッテ・アン・トールナン、本当に綺麗ですよね~。
 ダンサーズユニフォームには体のセンターと腰の位置にラインがはいっていますが、この跳躍の間、そのラインのおかげで体の動きがよくわかります。センターのラインがコンパスの脚みたいに動いたり、腰の緑のラインが綺麗に弧を描くのって何度見ても良いですねある意味ダンスのアラが見えやすいデザインなのに、例によってスロー再生しては躍動感の中の幾何学的な正確さに見とれてしまいます。♪こんどはなにがあるのかな♪のピルエット~トゥール・アン・レールもこのバージョンが一番好きですね~。
 あ~、でもやっぱり最後には愚痴が出そうに・・・。「普通は好きなダンサーの新映像なんて年に何回も見られない」「しかもテレビ放映で録画もできる」「次回新映像ということもあるかもしれない(望み薄)」。今日もポジティブ・シンキングの難しさを思い知ります。さ、もう一度寝よう 

二本目の国産天然色映画『ジャンケン娘』

2006-06-15 | テネシーワルツ ~江利チエミ物語~
 1955年11月、東宝映画『ジャンケン娘』がクランクインしました。『テネシー・ワルツ』のなかでもその撮影シーンがありましたね。大人気の江利チエミ、美空ひばり、雪村いづみの三人をひとつの画面に、と雑誌「平凡」の編集長清水達夫さんが発案、彼女達をモデルにした小説を同誌上で一年連載し、満を持しての企画だったそうです。
 これ以前にとられた日本産のカラー映画は『カルメン故郷に帰る』の一本だけ、ということですので、52年の『雨に唄えば』なんて色の洪水、音楽の洪水という感じだったのでしょうね。当時18才だった彼女達にまだ珍しかったカラー映画の企画・・・人気の凄さが伺えます。アメリカでは線の太い男性スターの出演する映画が続々と撮られていた時代、日本の大衆はなにか初々しい感じを求めていたのかもしれません。
 最初はこの顔合わせを渋っていた美空ひばりさんのお母さんも、この映画で孤独な大スターである娘が明るくなったと喜ばれていたそうです。お年頃だった三人は、それぞれがあまりにも早いデビューのために私生活では味わったことのない、他愛のない女の子らしい友情を結び、タイトルどおりグー・チョキ・パーで誰が勝ちでも負けでもない仲の良さだったといいます。
 それぞれの結婚は破れても、この三人の友情は続き、『テネシー・ワルツ』でも清涼剤のように彼女達のほほえましいエピソードがちりばめられていました。日本の経済的繁栄が一息つく頃には、三人三様の人生になったようですが、この三人は昭和の大衆と恋をして昭和の大衆と結婚した、ということなのかもしれません。眼の覚めるような総天然色の画面いっぱいに笑顔を見せる女の子達・・・きっとアメリカ映画にはないみずみずしさを振りまいていたのだと思います。

Ballet Sequence~Somewhere ウエストサイドストーリー

2006-06-13 | 出演作品イラスト

 来日公演も近いせいか『ウエストサイドストーリー』のタイガー役、思い出されます。他のダンサーがバレエ・シークエンスを踊るのを見るのはちょっと・・・といいながら、皆さんに「本当はこんなんじゃない~」、といわれそうなイラスト、すびばせん。「衣装がこんな風で、この形の跳躍があったんだな」ということでお許しください。

『うたっておどろんぱ!』をピアノで

2006-06-11 | うたっておどろんぱ!
 『子どもたちがえらんだ大好きなうたベスト10 その3』
   
 大手楽器店の楽譜コーナーに思いっきり目立つディスプレイでおかれていたこの子供向けピアノ譜に、なんとおどろんぱの曲が5曲も! 店員さんがダンサーズファンなのかもしれませんね。
 「めぐりあいっていいね」「うたっておどろんぱ」「マネトリックス」「ダンシングメイト」「あしたにむかってダンス」・・・新しめの曲もありで、ファンも納得のセレクトです。
 残念ながら『その1』『その2』は棚になく、店員さんも「曲目は今ちょっとわかりません~」とのこと。ネットで調べても今のところ見当たりません。ダンサーズのお写真などはありませんが、かくし芸によさそうな一冊。出版社は「Music Land」、お値段は税込み840円です。こんなに人気があるのに5分になるなんて! どんなにやめておこうと思ってもグチが出ますわ~。

江利チエミさんとアメリカ

2006-06-07 | テネシーワルツ ~江利チエミ物語~
 アメリカで7年間ダンスを学んだ青山さん自身の経歴がベースになった『青山航士先生の英語で踊らナイト@おどろんぱ広場』でしたが、江利チエミさんとアメリカの縁も深いです。
 バンドマンのお父さん、喜劇女優のお母さんのあいだに生まれたチエミさんは、幼い頃からまわりをびっくりさせる歌唱力の持ち主だったそうです。そしてわずか10才の時、アメリカからの賓客をもてなすため渋谷の料亭に呼ばれます。生活は苦しく、衣装らしいものもない時期で、チエミさんのお母さんは運動靴にエナメルを塗って革靴に見えるように工夫されたそうです。この時の歌があまりに見事で評判になり、進駐軍のキャンプに呼ばれるようになったといいます。往年の大女優、ソフィア・ローレンも経済的に苦しい家庭に育ち、美人コンテストに出るため、靴をペンキで白く塗ったという話を聞いた事がありますが・・・やはり大事ですね、「足元」。
 その後は多忙な日々だったでしょうに、チエミさんは「級長さん」もしていたという話です。パワーありあまる小学生だったのですね~。
 デビュー曲「テネシー・ワルツ」、そしてそのB面の「カモンナ・マイ・ハウス」は、その頃キャンプの兵士に貰ったレコードで知った曲で、英語も耳からどんどん覚えていたといいます。チエミさんの場合は「歌いながら英語を覚えたのよ」ということなんでしょう。
 昭和27年、進駐軍がいっせいに引き上げた後、キャンプで演奏していたジャズプレイヤー達は新たな活動の場を探すほかなかったようですが、チエミさんはキングレコードのオーディションに合格し、あの「テネシー・ワルツ」を吹き込むことになったのです。アメリカのもたらすもの全てが、彼女には好機となるめぐり合わせだったのかもしれません。
 デビューの翌年、昭和28年(1953)には、「テネシー・ワルツ」のヒットでアメリカから招待されて渡米。15才の少女にはどんな世界が見えたのでしょうか。チエミさんの長いとはいえない人生の旅の終わり近くにも、アメリカでの公演が記録されています。「唐獅子牡丹」を熱唱したというこの公演は、スターとしての自分を生んだ大地へ、チエミさん自身の来し方を語りかけていたようにも思えます。 

鶴 その1

2006-06-06 | うたっておどろんぱ! イラスト
 自分の文章にアレルギー症状が出たようで、今日もおえかきです。昨年度『うたっておどろんぱ!』の「どうぶつケチャ」。「表示(IE6.0)」か「ツール(IE7.0)」の「全画面表示」をonにすると全体が表示されるようです。ブログ上の画面をクリックすると縮小サイズ表示もされますが、そのほうが見やすいかも・・・

*収録DVD*
「うたっておどろんぱ! あしたにむかってダンス!」 税込価格 2,940円
コロムビアミュージックエンタテインメント


英語で踊らナイトの青山航士先生

2006-06-05 | うたっておどろんぱ!プラス
 "th"の発音も美しい青山先生のご指導による「ダンスダンスダンシング」バレエレッスンから2年、おどる君も「あつまるってなに」とのたまっていた頃とは別人のようにjump&turnきめてましたね~。
 ファンだからこれだけでも楽しいのは楽しいのですが、「もし15分だったら」と思うと妄想がとまりません。この後、「クラシックで踊らナイト」、「ジャズで踊らナイト」、「ヒップホップで踊らナイト」「マンボで踊らナイト」・・・と続いたのだろうか、と溜息がでました。カクカクスラスラ星人さんみたいに踊り分けるのって面白いと思うんだけどなあ。
 もちろん青山先生は英語のご指導もお手の物とは思いますが、やはり「うたって」おどろんぱですし、音楽と合わせたものが見たいです。特にリハーサルなどしなくても即興で踊るだけで充分(というか青山さんの即興が見たい~)ですので、おどる君の頭部が外れるぐらいにハードなレッスンを次回は希望いたします。
 「マネトリックス パフォーマンス」、今回初めてご覧になった方は、ぜひ旧バージョンの「マネトリックス」もDVDで見てください。こちらはユニフォームバージョンですが、間奏のダンスとラストのジャンプがカッコいいんですよ

決勝戦/ビューティフル・ゲーム

2006-06-03 | 出演作品イラスト
 



小林秀雄の「デッサンの拙さを色でごまかしている画家が多いやうに」というのを100%間違った方向で理解して、『ビューティフルゲーム』の「決勝戦」での青山航士さんの絵(のつもり)です。色だけでなく、様々なエフェクトでごまかしました。
 日ごろNHKのカメラさんに「脚をきらないでほしい」とかなんとか言っているわりに、スキャナーのサイズを念頭に入れず描き、つぎはぎになってしまいました。次回は(まだやる気か、といわれそう・・・)最初から全身収まるように描きます