ウィトゲンシュタイン的日々

日常生活での出来事、登山・本などについての雑感。

栗駒山・蔵王 仙台~蔵王温泉~蔵王御釜~遠刈田温泉

2010-10-26 23:27:13 | 登山(東北北部)

【10月17日(日)】
蔵王温泉バスターミナル→蔵王ロープウェイ山麓駅→蔵王ロープウェイ樹氷高原駅→
ユートピア夏山リフト→観松平→いろは沼→ワサ小屋跡→熊野岳→刈田岳→蔵王山頂バス停



16日の栗駒山いわかがみ平から仙台への直通バスは、東北自動車道を順調に運行し
16時半前に仙台駅から5分ほど離れた街中に着いた。
仙台駅ビルの土産物店が集まっている所に行くとものすごい人だかりで
恐れをなした我々は、先にホテルに荷物を置いてから出直すことにした。
ホテルでシャワーを浴びてから、仙台駅ビルで土産物を購入し
駅ビル3階の牛たん・すし通りの海風土(うぶど)で牡蠣を始め魚貝類三昧
その後()伊達の牛たん本舗で芯たん焼き(塩味)と牛たんソーセージと牛たん冷しゃぶを食べ
ホテルに戻ってから、白松がモナカを食べて()お茶を飲んだ
バスの中でもおやつをほおばっていたのに、こんなにもまあよく食べたものだ。
その夜…、ダーリンは夜通しトイレに往復
ぴすけは喉が渇いて目が覚めてしまい、水分をがぶ飲みし続けた


睡眠不足の夜が明け、我々は仙台駅で駅弁を購入して7時7分発の仙山線に乗り込んだ。

山寺の駅から見える、立石寺。
この日は朝から晴れ渡り、この3日間でいちばんの上天気となった。
8時32分に山形駅に到着し、バスターミナル40分発の蔵王温泉行きのバスに乗る。
蔵王温泉のバスターミナルからは、10分ほど温泉街を歩いて蔵王ロープウェイの山麓駅へ。

ゴンドラは満員だったが、樹氷高原駅からさらに地蔵山頂駅に向かう人がほとんどで
ぞろぞろと山頂線のロープウェイに乗り換えている。

われわれはユートピア夏山リフトに乗り換え、観松平から登山道に入った。

観松平にある松には名前がつけられており、ぐるりと1周出来る遊歩道になっている。
ここまでは、かなり年配の観光客でもリフトに乗ってやってくるとみえ、俗世の臭いがする。

観松平からいろは沼を抜けると、これから向かう熊野岳が見える。
この先はあまり歩く人もいないようで、登山道がクマザサに覆われている箇所もある。
登りは我々のみで、途中場違いと思えるような軽装の人達とすれ違ったが
あの人達は一体どこから来たのだろうか。

登山道が敷石(またもや敷石)に変わると、霧が出て天気も怪しげになってきた

写真では道幅のない箇所のトラバースに見えるが、実際はそれほど危険はない。
地蔵山から熊野岳に続く尾根が見えてくると、尾根では強風が吹いているようで
下りてくる人は皆、揃いも揃って寒そうで、ヤッケやウインドブレーカーを着込んでいる。
尾根に出たところはワサ小屋跡と呼ばれている場所で、我々もレインコートの上着を着込む。

尾根上はかなりの強風が吹いており、霧を流してはくれたが寒くてかなわない。
歩き続けていればまあ堪えられるが、立ち止まると相当な寒さに感じる。

熊野岳を越えて馬の背に出ると、強風ですっかり霧は払われて
御釜が青緑色の波立つ湖面を見せてくれていた。
馬の背は、刈田岳の駐車場から歩いてくる観光客も多く
パンプス・ミニスカート姿で震えている女性もちらほら。
刈田岳の駐車場で白石蔵王駅行きのバス待ちの間、寒くて耐え切れず(
香ばしい匂いに誘われて焼きとうもろこしを食べる
13時発のバスに乗り、遠刈田温泉湯の町で下車。
観光案内所で温泉街の地図を入手し、街を散策することにした。

お腹が空いていては話にならないので()、新楽という蕎麦屋で鴨そばと鴨ラーメンを食べる
ここの鴨そばは、関東で一般的な鴨南蛮そばとはまったく別の代物で
薄味の鰹出汁をベースに(違うかも)、薄くスライスした脂のない鴨肉と青菜が具として入っている。
さらに、地図を見て気になったZao Boo(ザオー ブー)に向かい
ZAO BOOバーガーのスモールを食べ、日帰り温泉施設の湯の里で冷えた体を温めた


帰りは、遠刈田温泉湯の町バス停16時50分発のバスで白石蔵王駅に向かい
白石蔵王駅17時58分の新幹線に乗り、大宮駅に19時30分に着いた。
天候に恵まれなかったためにルートを変更したり、寒さに耐え切れず早足で通り抜けたり
比較的観光客が多い山域だということもあって、山の印象や面白みを深く味わうことができなかった。
とはいっても、初めて訪れた須川温泉は素晴らしかったので、次回は何日か滞在しながら
栗駒山のいろいろなルートを歩き回ってみたいという気持ちも芽生えた。
知らない地を訪れる楽しみは様々だが、今回の山行は食欲の山旅になってしまった



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