ウィトゲンシュタイン的日々

日常生活での出来事、登山・本などについての雑感。

吾妻小舎奮闘記 8月14日の巻――ドキドキの顛末

2007-08-21 19:27:12 | 登山(東北南部)

8月14日(水)

7時、起床。
雨が降ったらテントが流れちゃうよといわれ
昨日テントを急遽デッキ上に移動したら
暑くて暑くてよく眠れなかった。

朝は朝で、少し涼しくなってきたと思ったら
東から強烈に射し込む光で眠っていられない。
テント生活も板についてきて、生活感溢れた状態に。


8時、朝食。
 ・レモンジャムを塗った食パン
 ・わかめスープ
 ・ソーセージ
 ・グレープフルーツ
 ・緑茶
 ・サブレ

9時、吾妻小舎へ行き、掃除。
私は布団返しと2階・3階・屋根裏の掃除を担当し、相方はトイレ掃除。
一人ですると、とんでもなく時間がかかる。
トイレ掃除が早く終わった相方に拭き掃除を手伝ってもらい
やっとの思いで完了。
ピカピカになった部屋やトイレを見て、清清しい気持ちになる。
掃除が終わって、お茶を御馳走になったところで
遠藤さんが「電話だよ」といって換わってくれた。
マイミクさんのあさおさんからだった。
「お家から、電話をもらえないかと伝えてほしいというメッセージが入っていました。」
どうしたんだろう。でも電話はつながらないし…。
ドキドキ
遠藤さんが、もう今日は仕事はいいからといってくれて
運が良ければ道路に出てしばらく歩くと
電波を受信できる場所があると教えてくれた。
何とかそれらしき場所を見つけたものの
電波が不安定でどうにもならない。
やっと伝言を聞くことと、伝言を入れることに成功した。
もうこれ以上携帯をいじっていても、つながらないと決断し
夜に高湯まで下りたときに電話をかけることにした。
悶々としていてもかえって良くないので
東吾妻山に行くことにし、慌てて山支度。
適当にカロリーメイトなどで昼食の代用。

13時、出発。
登山者カードを提出する際、13時に出発なんて邪道も邪道。
かなり罪悪感を感じつつ提出。

途中、姥ヶ原から下りてくる多くの人に出会うが
登山者スタイルは10組中2組ぐらい。
みんな軽装で家族旅行の延長のような感じ。
なかには完全に手ぶらという家族もいた。
大丈夫か?
と、他人の心配をする前に、遅出の自分たちの心配が先か
姥ヶ原までの道のりで
いたるところにキャンディーの包みが落ちていたが
姥ヶ原に着いたらタバコの吸殻が散乱。
それらを拾いながら
これを捨てた人は何も考えないで捨てているのだろうかと考えた。
タバコの吸殻は、石の陰に押し込むようにして捨てられているのもあり
こういう場合は、いけないとわかりながら捨てているのだと思う。

姥ヶ原から東吾妻山の登山道には、すごい数のチョウやトンボ。
濃い黄色のチョウや薄紫色が羽の先に入った茶色いチョウ
オニヤンマが目の前を飛び去る。
あっという間に樹林帯を抜けると、すぐそこが頂上だ。

磐梯山や猪苗代湖方面の展望が素晴らしい。
頂上を越えて展望台まで脚を運ぶ。
ここも素晴らしい眺望だ。

しばし眺めを楽しんで、再び頂上から姥ヶ原へ引き返す。

帰りは鎌沼を巡って酸ヶ平経由で無事野営場に戻った。







無事帰った報告をしに吾妻小舎まで行くと、
ちょうど遠藤さんが野営場の方からやってきて、
不在中の電話連絡をメモに書いて持ってきてくれた。
家からだった。
やっぱり心配。ドキドキ

18時、夕食。
 ・アルファ米(山菜おこわ)
 ・温泉卵
 ・なめ茸
 ・味噌汁


19時、高湯温泉あったか湯に向けて出発。
あったか湯前でも電波は不安定。
ドキドキ連絡は取れるのだろうか。
ウロウロしながらなんとか電波の届くところを見つけ、
やっと連絡が取れる。

メッセージを取り次いでくれたあさおさんと遠藤さんに感謝!
ありがとうございました。

21時30分、就寝。



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