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天皇陛下の御言葉に感謝

2016-08-09 08:43:43 | 日々の活動
筋金入りの戦前戦中の軍部に利用されていた皇室を批判していた私。

限りなく左翼に近い中道の学生だった私は大学の頃飲み会で天皇制の是非を議論しようという人間。

今でもそれは変わっていないと思います。

それでも、今回の陛下の打ち込まれたくさびについては、人間として尊敬の念を抱きます。


大学時代ヒロヒトさまの崩御を迎えました。

皇室のあり方については、懐疑的、批判的なな私でしたが、戦前から激動の昭和を駆け抜けたヒロヒトさまに人間として感謝の意を示すべく、皇居に行き、手を合わせました。人としての礼儀として。
そのため記帳はしませんでした。

そして今回の陛下のお気持ちの表明は、その手法も、内容もかなり政治的であり、個人としてのメッセージであり、第二の人間宣言とも言える素晴らしいものでした。

お言葉の最後には、象徴 天皇としての役割を今後も変わりなく継続されていくことを強く強く望まれておられました。

これはもちろん、自民党の憲法草案が、天皇を象徴から国家元首に変えて戦前回帰、国民主権にから、臣民にしようとしていることに強く反対を訴えられたものと感じました。

そして憲法改正よりも、皇室典範の改正が先である、今まで二度に渡って検討されているにもかかわらず、結論が出ていない皇室典範の改訂が、危険な憲法改正よりも優先されるべきとのお考えだと思います。現政権のもくろみにストップをかけられました。


皇室典範の国民的な議論が進めば、日本会議やえせ保守がなんとしても維持したい現在の皇室典範の定める、男系のみの承継にも議論は及ぶことは必至。

女系継承者を徹底的に否定してきたえせ保守と日本会議にとって大きな障害となるでしょう。

陛下が健康なうちに議論を進めなくてはいけない時限も生じるため、より憲法改正議論は優先順位は下がります。

かなりのリスクをおっても、やや禁じ手を使っても今の改憲の動きにストップをかけられた勇断と感じました。

人間として現政権を圧倒する思慮と深みを感じさせるメッセージでした。


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