果報は寝て待て!

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いそがず,あせらず,のんびりいきましょう。

明治の杜

2007年06月13日 | 写真とひとりごと
↑明治神宮の北参道

先日,明治神宮についてちょっぴりお話ししましたが,もう少しだけ…

この日,私は新宿から代々木を経由し,明治神宮まで歩いて行きました。
巨大なビル…
人々の群れ…
新宿の雑踏から南に向かうにつれ,徐々に人気は少なくなり,やがて明治神宮の北参道口にたどり着きました。
明治神宮の敷地に足を踏み入れたとたん,空気が変わりました。
そこを満たしていたのは,木々と土の匂いでした。
思わずその場で深呼吸をする私。
目をつぶると,自分が都心の真っ只中にいることを忘れてしまいそうでした。

しかし,徐々に敷地内を南下するに従い,観光客が増え続け,神宮の南参道口を出たとたん,原宿駅前にヘビメタ風のコスプレをした若者たちが大勢たむろしている光景が目に入りました。
今や原宿のコスプレーヤーも外人にとっては観光の目的のひとつになっているようですが,私は,閑静な神苑から一歩踏み出したとたん,現実世界に引き戻されてしまった感じがしました。
空気の匂いも,都会の臭い匂いに変わりました

この日私は,明治神宮の真の存在意義を身をもって体感した気がしました。

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2 コメント

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懐かしき明治神宮 (鈴蘭)
2007-10-18 14:17:35
はじめて、カキコさせていただきます。

10数年前、私はここ、明治神宮を訪れました。

ここの空気は、東京都内の空気と一変したかのように変わり、すがすがしく、身も心も洗われるような、そんな不思議な気を感じました。

熊野古道や吉野、鎌倉、そして明治神宮。いろいろな場所を巡りましたが、こういう神聖な場所は、いつ訪れても、心が洗われるそんな気をもらいます。

都会と背中あわせに立つ神宮だからこそ、
その神気に人が触れると
なんだか新鮮な気持ちに慣れるんでしょうね
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>鈴蘭さま (ぴえる)
2007-10-20 14:22:22
コメントありがとうございました!
元々田舎育ちの私ですが,しばらく東京の都会で過ごしていると,急に自然に触れてみたい気持ちにおそわれることがあります。
このときの明治神宮は,敷地内に入ったとたん,本当に空気が変わりました。
機能重視の都会にとって,まったく無駄なスペースに感じるかもしれないこの空間は,決して無駄な空間ではないのだと私は信じています。
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