ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

白熱した理解増進か差別禁止か!?(カラフル連絡網・大阪勉強会)

2016-10-19 16:33:11 | Weblog
10月9日に大阪なんばで開催したカラフル連絡網(全国LGBT活動者の会)の勉強会では、性的マイノリティの法整備に向けた議論の機会を設けることができました。

理解増進か差別禁止かという2つの大きな動きがありますが、直接意見を交わす機会は作れていませんでしたので、今回初めての顔合わせになりました。

差別禁止法を目指すLGBT法連合会さんから事務局長代理 綱島茜さん
理解増進法を目指すBASE KOBE代表の繁内幸治さん(自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会でアドバイザー)
というキーパーソンをお招きしての勉強会。

このイベントを企画するだけでもLGBTコミニティの分断になるからどうなのか?とか、あれこれ大変なことだったのですが、どうにかやり遂げることができた感じです。

それぞれの思いを一方的に話してもらうのは30分づつとし、残り90分強は会場の皆さんも一緒に質疑応答してもらう展開としました。

自民党での動きや、なぜ差別禁止法が難しいのかといった話が詳しく聞けたり、超党派議連の話やLGBT支援のガイドラインについてなど、それぞれの動きや取り組みの流れが聞けました。

質疑の時間になると、だんだんと白熱していきます。
そちらのここが問題だ!といった指摘も出てきたりと参加の皆さんの中にも顔を赤く沸騰している方もちらほら。中身の濃い話のやりとりとなっていきます。

互いの違いやこだわり、社会からの見られ方など、ネット上では分からなかったところが見えてきた時間になったと思います。

最後に会場の方から、
どちらの動きもが切磋琢磨して、また様々な角度で社会に働きかけていくことで、実際の動きにも繋がっていくのではないか?といったまとめになるような意見が出ました。

自分もそう思います。

それぞれの思いや意見は自由で良いと思いますが
コミニティとして、様々な意見のメッセージが発信されていないことは良くないと思います。

保守の人からも応援を取り付けられるような発信もしていかないと、社会は変えられないと考えます。

「LGBTコミニティの戦略として、いろんな動きをして行くんだ!」
そんなことも考えあった時間になったのではないかと思いました。

会の後も、登壇の方々を囲んでの懇親会で充実した話ができたので面白かったです。

今回の企画ですが、非常にデリケートに考えた人も多くて、政治を語ることのタブーみたいなものも感じました。そこを越えていかないと、法整備といったことはできないと思いますが、そこを向き合ってみる機会ができたのかもしれません。

大変ですけれど、この向き合う機会というものをこれからも作っていければと思います。

各地の活動団体の方々のほかに、人権団体の方や新聞記者の方などもじっくり聞きに来られてましたよ。

とはいえ、今回の企画は大変注目される内容だろうと思ったんですが、それほどに参加者が多く集まらなかったことが気にかかりました。

当事者的にも大いに関わっていくことであるのにね。
大阪での開催だったからなのか?気にしている人はホンの一部なのか?

主体的に自分たちの事を考えていく・・・そこも当事者的には難しい問題ですね。





カラフル連絡網(全国LGBT活動者の会)
呼び掛け人
レインボープライド愛媛
http://rainbowpride-ehime.org/
エディ

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