ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

OOP CD : Chapter 25: The Beetle at the Bay (3)

2005-04-25 23:17:58 | ハリポタ5巻
***5巻既読前提です。***
チョウは,ハリーがロンやハーマイオニーとだったらセドリックやヴォルデモート等の話をすると聞いて,キレてしまいますね。彼女は,男の子と女の子が付き合う=何でも話せるお友達になる,と考えているのかな? いや,これは,とても正しい考え方だと思いますよ。

でも,女の子と付き合うのが初めてのハリーは,付き合うというのがどういう事なのか,まだ彼なりの方針が固まってなかったんでよすね。

残念でした。(笑)
この章をもう1回読んで,チョウというのは決してローリングさんがバカにしているのでなくて,それなりに正しい考え方をする女の子として描かれているんだなとわかって,ほっとしました。

さて,1人で三本の箒に行ったハリー,ハグリッドに会います。ハグリッドは「精神的には元気そうですが,肉体的にはボロボロ」。ますます怪我がひどくなったようですが,その怪我の原因を隠しています。ハリーは,「ハグリッドは(また)不幸に違いない。」と思い込みます。

でも,ハグリッドは3巻4巻でも「不幸」になっていますが,その時は,精神的なダメージを受けてましたね。今回は,何かちょっと違いますね。ハグリッドはマダム・マキシームの一件以来,体だけでなく,心も大きく成長しているんですが。。。

そこへ,問題の(笑)ハーマイオニーがやってきます。彼女は,とっても"unlikely"な人達と一緒でした。ルーナ・ラブグッドにリータ・スキーター。(カタカナでわかるでしょうか,並べるとなんだか妙に心地よく聞こえるんですけど(爆))

ハリーに,チョウと一緒じゃなかったの?と聞くハーマイオニーに,スキャンダル記者の本能が反応してしまうリータですが,彼女の外見は4巻の時と変わってます。髪型がだらしなくボサボサで眼鏡の淵の宝石が抜け落ちている,と。(あれ?お金はなくても髪型位は整えられると思いますが?→ハーマイオニーがクリスマス・ダンスパーティーの時に使っていたような類のローションでも使っていたのでしょうか?)どうも,日刊予言者新聞から干されてしまった様子。

ハーマイオニーとリータの会話はとても敵意に満ちていますが,何故か私には,この2人,結構いいコンビだなあと思えてしまいます。多分お母さんより年上の女性に向かってどえらい生意気な口を利くミス・パーフェクト。このシーン,是非エマ・ワトソンとミランダ・リチャードソンで観たいですね。今から楽しみです。

さて,ハーマイオニーは,リータに,ハリーがヴォルデモートの復活を見た話を記事にして欲しいと打ち明けます。ハーマイオニーがヴォルデモートの名を口にしたもんだから,リータは仰天(笑)。でも日刊予言者新聞は今更載せないよ,と毒気付くリータに,今度はルーナが,うちのお父さんは大事な記事を扱うの,ハリーの記事なら喜んで扱ってくれるわ,と,割り込みます。

その雑誌の名前が「Quibbler」と聞くと,思いっきりバカにするリータですが,う~ん,この反応の仕方,この巻の最初の方でのハーマイオニーの反応と似てるわ。しかし,ハーマイオニーの策略には乗り気。そうそう,こういう所が,「この2人は意外とウマが合う」と思った所以です。

それにしてもこの巻でのハーマイオニーの策略はスゴイですよね。DAと言い,Quibblerと言い。

ルーナのお父さんは,原稿料は払えないけど,書いた人は「名誉」を得る事ができる,と,言います。高級スキャンダル記者,リータ・スキーターは,その話に乗る事にしました。


Chapter XIV : Return to Hobbiton (3)

2005-04-25 23:06:56 | Tolkien・HoME
私はあまり真面目な原作読者とは言えないので,正式版との細かい違いを正確に指摘できないのですが,それでも(誰が見ても)この版と正式版とで,はっきりと違うのは,ビルボがお誕生日パーティで消えた後,ガンダルフと会うのは,「袋小路屋敷を出てから,お山(the Hill)の下」,しかも「ゲートがある」んですよ。(だから結構袋小路屋敷から離れている事に注目)

ただ,そこでの会話の内容は,正式版に少しずつ近づいていると思います。ビルボがここで,指輪を所有し続ける事は,引き伸ばされるような感じ,"I feel all thin - sort of stretched",を説明するのに,"like string that won't quite go round a parcel""butter that is scraped over too much bread"についてですが,正式版と比べてみよう―正式版では,"string~"の方がなくなっています。(どうも見覚えのないフレーズだと思ったんですよね。よかった,記憶が正しくて。)

そして,自分は捨てる事はできない,でも欲しくない,‥というくだりに続きます。

‥おっと,また正式版と明らかに違う箇所発見。
ビルボは,指輪とその他書類を封筒に入れて,Lofer(袋小路屋敷に残したドワーフ)に渡した,と言います。するとガンダルフは,いつものように鍵はかけないで来たんじゃろな?と尋ねます。(ガンダルフは,ビンゴ以外の誰かが,指輪を見つける事を警戒してます)2人は,ビンゴが誰より先に,パーティをこっそり抜けて,袋小路屋敷に入ってくれる事を祈ってます。

でも,ビルボは,ビンゴは自分が指輪を持っている事を知っている,うすいす感じているだろうから(詳しい事は知らないだろうけど)きっとわかってくれるだろうと,期待してます。彼は私の跡取りだし。。

ガンダルフが,「彼は寂しがるじゃろ?」と言うとビルボは,確かに彼は寂しがるだろう,―盛大な葬式をやらしてあげられないのが残念だ,トゥック翁の時に皆が楽しんだような‥‥

おいおい,ビルボ‥‥

そしてビルボは"The Roads goes ever on and on ...",の一節を歌うと,ガンダルフにさよならをして,ドワーフ達と一緒にゲートを後にします。ガンダルフは少しそこにいて,その後慌てて,お山を登ります。

ガンダルフが,ビルボがまた指輪をポケットに持っていると指摘するのは,あまりにも有名なシーンですが,この時はまだ,思い付いてなかったんですね。‥ていうか,指輪が持ち主に与える影響についての説明が,ま~だまだ,正式版には全然程遠いよと,クリストファーさんは言ってます。

Run!Run!Run!