ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

BBC版LOTR : ラジオによるペレンノールの戦い

2004-11-06 22:46:54 | Tolkien・その他
***ROTK SEEネタバレあります***
やっと13枚中11枚目に相当する所までやってきました。

話はキリス・ウンゴルの塔でサムがフロドを救う所から始まるんですが,この頃のBBC版フロドは,ちょっとした事でカーーーッと激怒したり,極度に落ち込んだり,平静に戻ったり,気分の移り変わりが原作や映画以上に激しいです。おそらく,この頃から強烈に重みを増してきた指輪の負荷を表現する,ラジオ版の作戦なんだなと思いました。そう言えば映画では,フロドの首の痛々しい「チェーンずれ」でそれを表現してましたね。ふむ,皆さん苦労して演出考えるんですね。

場面変わって白の塔。あ,いつの間にかファラミア帰ってたんですね。(←こら,前のパートで"Your son has returned, after great deeds."って言ってたじゃん!)すっかり意気消沈して何もかもやる気のないデネソール侯。ミナス・ティリスの第一環状区が燃えていると聞いて,"Why do the fools fly?"と言う所は,SEEには入るようですよ。
そして自分はファラミアを連れて墓に行くと言って,ピピンに暇を出します。ピピンはその場は冷静に引き下がりますが,ファラミアを助ける為に慌ててガンダルフを捜しに行くというくだりは原作と一緒ですね。

一方,ミナス・ティリスの大門にはグロンドが運ばれてきました。ラジオドラマの効果音としてはなかなかいい出来,だと,私は思います。そしてガンダルフと対峙するナズグルの親分。このドラマの始めの方の彼の声はちょっと威厳なさ過ぎだと思いましたが,ここの声はなかなかよいです。
その時,お馴染みローハンの角笛~。(ローハンの角笛も,ボロミアの角笛も,アラゴルンの角笛も同じ音なのはややイマイチかな)

そこへピピンがやってきて,デネソールとファラミアの事を告げます。原作はガンダルフの反応がとても悪くて(って言うか,彼は防衛を最優先したかったんですが)ファラミアが生きたまま焼かれてしまうと聞いてようやく救助に向かったんですが,BBC版は原作に忠実。映画はガンダルフの反応よすぎです。

さて場面変わって,ペレンノールの北の端に集結したローハン軍。BBC版は残念ながらセオデンの檄はありませんが,この戦いを男声ソロの歌で綴ると言う作戦を取ります。この歌,いかにもセオデンのイメージに合ってます。時々,セリフが交錯します。が,エオウィンの声,完全に女だぞ。よく誰も気がつかなかったですね。(笑)悲鳴ばかりが聞こえるので,うっかりすると聞き逃しがちですが,セオデン,落馬して愛馬の下敷きになり,致命傷を負います。そこでエオウィン,原作通りのあのセリフ,"Begone, foul dwimmerlaik!"が炸裂です。ここの彼女とメリーの連携は,カッコいいです。そしてアングマールの魔王がシューーーーッと消えてしまうと,セオデンとメリーのお別れのシーン。(どうして映画はエオウィンなんだろう? 悪いとは言いませんけど。。。)

しかし,倒れているエオウィンを見つけて,我を失って走り出すエオメル,そこへまた角笛の音がして,アラゴルン,レゴラス,ギムリが右から登場。そしてペレンノールの戦いは終結を迎えます。

話は前後しますが(上の場面のどこかに割り込んでいたはずと思いますが(汗))廟所でのデネソールとガンダルフのやり取りです。原作版とBBC版のデネソールはここで初めて,アラゴルンの名を口にして,そんなヤツに頭は下げん!と言います。ガンダルフは(まあ原作準拠なのですが)映画よりはずっと腰が低く,我慢強くデネソールを説得しようと試みますネ。しかし,デネソール侯の手にはパランティアが‥!(う~ん,映画でもここでパランティアを出して欲しい所ですが‥‥)デネソールが焼身自殺を図ってしまうと,‥♪あれ,あの曲,セオデンにぴったりだと思っていたのに,ローハンだけのテーマではなかったんですね。

そして,映画では最大のミステリー?(いまだに観てないからね)療病院です。BBC版には嬉しい事に,アラゴルンとエオメルの,ミナス・ティリスに入るの入らないの問答(笑)が入ってます。♪ それと,原作ほどしつこくはない(爆)けど,ヨーレスとのアセラス問答も入ってます。(どちらも映画には入ってないでしょうねぇ)

アラゴルンとファラミアのやり取りは,やけにクールです。アラゴルン,まるで逃げるように他にも診る人がいるからと去っていきます。(映画でもこうだったら怒るぜ)
そしてエオウィンの所で。。エオメルと,ほぼ原作と同じやり取り。映画では,"she loves only a shadow and a thought"は本人に直接言ってますので,この辺り一体どうなるのか,ちょっと見ものです。
ちなみに,映画ではエオウィンを先に診て,ファラミアは後回しにされてしまうようなのですが,これは一体どういう意味なのか,気になる所です。映画版のアラゴルンとファラミアはどちらも原作よりずっとベタなので,何かねっとり?と話でもしてくれれば嬉しいですけどね。

次にアラゴルンはメリーを起こしに行きますが,「起こし」のバックで流れるしみじみとした音楽が,メリーがあくびをして起き上がった瞬間にぴたっと止まってしまう所がちょっと笑えます。セオデンを想い出す為に,これからも煙草を吸おうと言う所,好きなのですが,おそらくこのセリフは映画には出ないだろなあ。。。。

さてこれからモルドールに攻め込もうというミーティングのシーンなのですが,原作と違ってイムラヒル大公がいません。しかもレゴラスとギムリはメリーのお見舞いに行っているので,BBC版でのこのミーティングはちょっと寂しいです。。。。という事で,いよいよ次はようやく滅びの山です。

どこで指輪に出会ったか? 出会い編

2004-11-06 02:24:26 | Tolkien・おたのしみ
つまらないネタバレでつまらない思いをしたので,気分転換に,一体いつ指輪物語に出会ったんだかまとめてみます。

指輪に直接引き合わせてくれたのは,ハリー・ポッターです。4年前(2000年)に英会話を始め,ご他聞に漏れずハリー・ポッターの原書を買ったのですが,1章も満足に読めません。そんな時,とあるカナダ人の先生が,ハリー・ポッター面白いよ,今度Voiceで読むから来ない? (私の通っている英会話学校はNOVAという所で,通常のレッスンの他に,レベルに関係なく自由な題材で行うVoiceというものがあるのです)と言ったので,ネイティブが読むってどんなんだろう?な軽い気持ちで参加し始め,今ではハリポタはもちろん,アチラの高校生が課題で読むという超難解な,アラバマ物語まで読破できるようになりました。

で,どうしてハリポタから指輪に出会ったか,ですね。
ハリポタを読み始めた翌年(2001年),私は会社の英会話学校でビジネス英語を習ったのですが,その時の先生が,私がハリポタ好きと知って,自分もハリポタ好きだと言い,映画が楽しみだねとか話していましたが,ちょうどその年,奇しくもLOTRの映画も公開になりましたね。
すると彼は,LOTRが自分の人生で1番面白い本だったと言います。それと,ハリポタ映画が公開された時は,1番好きな映画だったけど,LOTRが公開されたら,そちらが1番好きな映画になった,と言うんですね。
そこで,ハリポタ好きな人が,ハリポタよりも面白いという本とはいかなものか? と,興味を持ったのが,きっかけです。
また,その頃よく会った別のハリポタ好きの先生にも,だけどLOTRはもっと面白いよ,生涯で出会った中で最高の本だ,と言われ,これはますます興味をもったわけです。

ただし,どの先生も口を揃えて,ハリポタより暗い,と言うんですね。(当時ハリポタは4巻まで出版されていました)また,ハリポタよりずっと難しいと聞きました。そこで,私はとりあえず,LOTR7巻セットをAmazonから取り寄せたのですが,なかなか読み始める事ができずにいました。

次の年(2002年),当時ハリポタ4巻を自力で読み終わって,当分5巻は出そうにない時期で,少しハリポタから離れて別の作家の本を探す必要が出てきました。で,Amazonなどを検索して,ダイアナ・ウィン・ジョーンズという作家の本が面白そうに見えたので,何冊か買って読んでみたりしたものでした。しかし当時の私の英語力にはまだまだ,慣れているハリポタと違って,とても難しくてわかりにくく感じたもんです。

そんな時,The Hobbit(ホビットの冒険)を買いました。こちらならそれほど難しくない,と聞いたので,このさい,噂のトールキンに行ってみようかなと,これも軽い気持ちで始めたんですね。
しかし,ダイアナ・ウィン・ジョーンズでもひっかかった位ですから,トールキンなどなかなか読めるもんじゃありません。(笑)
夏休み=7月に読み始めたのですが,読み終わったのは12月です。でも,この時,間違いなく「指輪」に出会ったんですね。この当時,このゴラムというヤツ(笑)のセリフが読めなくて,ホント,苦労しましたよ。


実は私はその年の誕生日プレゼントに初めてDVDプレーヤーを買ってもらったばかりでした。で初めて買ったDVDはもちろん?ハリポタ。(笑)‥なんですが,何しろ,DVDの値段の相場を知らなかったんですよ。そして時期は12月。私はLOTRは本を読んでから,と思っていたので,映画を観てなかったんですよ。‥でDVDプレーヤーはある。という事で,なんという巡り合わせか,いきなりFOTRのSEEを買ってしまったんです。

さあ困った,まだ,ホビットの冒険も読み終わってないんですよ。もちろん慌てて読み終わりました。でもFOTRは読んでからにしようか,映画を観ちゃおうか?

‥‥続きはまたの機会に。

Selected Short Stories : The Graveyard Sisterhood

2004-11-06 01:12:22 | BookClub
モーパッサン2つ目は,パリのとある居酒屋(だったかな?)で20年来の友人の集まりの会。40才前後の男性達なのですが,何人かはまだ独身。(何だか今時の人のよう)そのうちの1人,見た目もけっこうよいという男が打ち明け話をします。彼は,何人かの女性とつきあっていたそうですが,中の1人,特にいとしい人はもう亡くなっているので,墓参りなどに行ったら,そこで,若く美しい未亡人と出会ったんですね。
そして彼女と話をしているうちに,ちょっと好きになり,ちょっとの間付き合うのですが‥‥。
普段私の読んでいる本とは違い,よく言えば(^^;)おしゃれな世界の話ですね~,というのが今回の感想です。(いけませんねえ,こんな無骨な感想しか書けないのでは。。。)


Dogsbody(星空から来た犬):7章

2004-11-06 00:59:11 | 読書
Siriusは家に帰ってきましたが,次の日からZoiを計画的に捜す事にしました。彼は前日親切にしてくれた婦人(Miss Smith)にまた会います。彼女はSiriusが英語を理解するとわかる人でした。(そういう人は他にKathleenしかいない)彼女は彼をSiriusと呼ぶ事にしました。(偶然,彼の本当の名前と一緒)Siriusと名づけた理由はその緑の目から。(緑の目と言えば,Harry Potterか?)
彼はBasilが何か探しているのに気がつきます。(BasilはSiriusがとても迷惑そう)彼はBasilの部屋から星について書かれた本をくわえてKathleenの所に行きました。Kathleenはそれを読んでくれますが,彼は,人間達がこんなに星をよく知っているのに驚きます。

Miss Smithって不思議な人。。。
しかしKathleenも負けず劣らずすごいですね。星の本を見ていて,本当はLeoでなくSiriusと名づけるべきだったと「気がついて」しまうのですから。


TOEIC860:Month2 Week4

2004-11-06 00:47:04 | 英語・TOEIC
今週は海外進出の候補地を選べ!というもの。
3つの候補国の経済状況等を調べて,ランク付けして点数を出し,決めるものですが,ランク付けまでは簡単でした。でも,最後に駄目押しのアドバイスを聞くところでちょっとずっこけました。何か肝心な所がよく聞こえないです。体調が悪いせいなのかな。(今週風邪をひいてます)まあ,一応正解だったのですが,どーもPrep Master(ミニTOEIC)のリスニングも絶不調だったし,対策を考えなくては。。。。



GOF CD : Chapter 31 : The Third Taskその2

2004-11-06 00:39:56 | ハリポタ4巻
タスク開始直前,Harry何故か,Fleurに礼儀正しく拍手をWeasley母さん,Hermione,兄弟達を見ます。

Bagman氏の合図で,HarryとCedricが最初に迷路に入ります。Harryは1人になってから,Dementorに化けたBoggart,さかさになる空間。。。その時Fleurの悲鳴が‥‥。
その先で,Blast-Ended Skrewt,を克服すると,今度はCedricを襲うKrumを発見。Krumはなんと,Cruciatus Curseを使います。Stunning Charmでとりあえず押さえ,Harry,Cedricとちょっと仲良し。。。それにしても,2人ともKrumは悪い人ではないと思っていたのに,ショックです。

再びCedricと分かれた後,今度は,スフィンクスのなぞなぞに挑戦。"Spy, eh"までで"spider"という答えをわかって(the end of end, the middle of middleは抜かしたな!)「1抜け」(って他に誰もいないけど)です。

さていよいよTriwizard Cupが見えてきた時,彼はまたまたCedricに遭います。
Cedricはカップにまっしぐら。しかし,その時,大蜘蛛が彼を襲おうとします。。。HarryはここでCedricを助けますが,足に怪我をします。(実はこの怪我が彼を後で苦しめますね)

CedricはHarryにカップを譲ろうとしますが,Harryは頑なに断り(まあ,お互いに頑固だな)結局2人でカップを掴む事に‥‥。



Run!Run!Run!