「あんしんでちゅ」 ヒナがお母さんにピッタリくっつくと、目を覚ましたお母さんはあたりを見回しました。攻撃してきたオトナはそこでストップ。
オトナにも負けてないヒナでしたが、やっぱりお母さんが最強。冬の旭山動物園でした。
「なんでちゅか？！」 旭山動物園のキングヒナちゃん、オトナに言いがかりをつけられているようです。お母さん（左）はお昼寝中。
「わっ！」 オトナがクチバシ攻撃、素早くかわすヒナちゃん。
「やだ！」 ヒナちゃん、負けずにクチバシを繰り出します。ひるむオトナ。さて、この続きは次回。
ところで、攻撃側のオトナ、羽が茶色っぽいのは、羽が古くなっているのです。春には換羽してきれいになるはずです。
おたる水族館です。サカナは岩陰に身を寄せて休憩していることがありますが、矢印のところ、縦長の凹みにはまり込んでいるのが楽しいです。オオカミウオみたいに見えますが？
さて、鳥羽水族館の不思議なプール、実際にペンギンが泳ぐとこんなふうになります。水と一緒にあふれ出しそうでも、なかなかそうはなりません。
見方によっては飛び出したみたいにも見える？
彼らはプールのフチに「あご」をのせてプカプカしているのがお好きなようです。
前回写真で岩の上に寝ころんでいたフンボルトをおしりの側から見てみました。きっとペアなのでしょう。
フンボルトはペアになると一生添い遂げることが多いそうです。相方を失ったら気力がなくなって衰弱死した個体の話も聞いたことがあります。ですがその一方で、浮気はあるし、離婚すれば再婚もあり、片思いに三角関係、略奪愛と、いろいろありで人間と同じ感じだと思います。
大きなガラスの箱？に岩が突き出し、よく見ると岩の上にはフンボルトペンギンが寝そべっています。ちょっと不思議な光景。
近寄ってみると、こんな感じ。これは鳥羽水族館のペンギンプールの一つで、三方がアクリル、水はフチまでいっぱいで、掛け流しになります。ごくまれに、水と一緒にペンギンがあふれ出ることがあるそうです。
屋上に設置されたプール、水を張って水面と三方のフチがピッタリ合っているって、建物もプールも、建て方が精密でびっくりです。
日に焼けて茶色っぽくなった背中、すっかりすり切れた尾羽。換羽が待ち遠しいキングの羽毛です。モデルは名古屋東山動植物園の旧ペンギンプールに佇むキング。
たまに、年に１度の換羽をなぜかパスしてしまうケースもあり、そうなると羽毛はすっかりくたびれてしまいます。
換羽を終えてまもないキング、輝くグレーの背中、自信に満ちた長い尾羽。このイケてる姿で婚活に挑む、初夏の海遊館キングです。
換羽前か換羽後か、一番ハッキリわかるのが尾羽の状態です。春から初夏前は、見比べのチャンス！
旭山動物園のキング１羽、雪の中、早くも換羽中。胴体はほぼ終了、ちょうどお顔がタイヘンなことになっていました。ちょっと、春から夏に見られる柴ワンコの換毛みたいな感じ。ペンギンの換羽は年に１度。春の婚活シーズンを前に、きれいな羽に着替えます。
抜け落ちる寸前の旧羽部分を拡大。羽毛の先端が黒くて、白い斑点があります。羽毛は密に重なっているので、普段はこの先端だけが見えているのですね。
前回と同じキングのヒナちゃんです。お母さんといっしょにいます。ヒナがクチバシでちゅくちゅくしているのは、背中の真ん中。一人前の動作ができちゃいます。よく見ると、もう尾羽はオトナと同じ黒くて硬い羽になっています。今頃はもう立派な亜成鳥になっているでしょうね。
旭山動物園冬の名物ペンギンの散歩。キングのヒナちゃんも歩いてました。飼育員さんとシンクロする足運び。その姿はもう「中に人間の子供入ってない？」と思うほど。
鳥羽水族館のフンボルト、プール底のキラキラが気になってます。つかまえようと夢中で、背中側に傾いています。
ついに、ハラが上向きに。こうなると浮き上がってしまうのでしょうか。でも、気になるキラキラは諦めていませんね。
陸上にいるときでも、ハラを上にして寝転がっているのは見たことがありません。ペンギン以外の鳥も、地面にひっくり返ることはないかも？
同じく長崎ペン水です。水面から勢いよく飛び出したフンボルト、きれいな姿勢！
姿勢をまっすぐに保ったまま、飛んでいます！ 舞い上がる水しぶきが素晴らしい！
勢いよく着水と同時に潜水。陸上ではおとぼけスタイルを見せていますが、水中ではキリリと決めるフンボルトでした。