Secret Box of OZ

日々の雑感、備忘録と猫たちのこと、家族のことなど…
猫は黒猫とロシアンブルー、白黒ぶちの3匹の保護猫...

ノルウェー王国とししゃもの関係 ~その1~

2009-12-16 |  お出かけ・キャンペーン・探検
12月11日(金)、冷たい雨のそぼ降る中、
ノルウェー王国大使館へ行ってきました。

レシピブログさんでは、
安全でおいしいノルウェーの水産物を紹介していましたが、
今回、「家族と健康づくりとカルシウム料理」についての
お話を聞く機会を頂きました。


当日は、会場に到着すると、入口の手前にあるプールの前で、
シェフコートを着た方々が準備を始めています。
ワクワクしてきました!


受付を済ませ、コートを預けて右手階段を下りると
アークティックホール、会場です。

クリスマスツリーと、スライドがお出迎えです。

   

本来のプログラムには予定されていなかったのですが、
駐日大使のアルネ・ウォルターさんのご挨拶を頂きました。




今年の3月に着任されたそうですが、居酒屋にも行かれ、
そこで今年の1月から再び日本にも輸入されるようになったししゃもを見つけ、
召しあがったそうです。

ししゃもをオーダーすることを、ガールハントになぞらえ、
「彼女らを食べてしまいました!」には会場のどよめきが。
大使はししゃものことをShe(彼女)と表現していたのですから....
居酒屋で大使がガールハントして.....って思っても無理はない

また、ししゃもと言うと日本では気の置けない仲間と飲むときの
居酒屋のメニューだったりしますが、
大使館で行われるパーティーなどでのメニューとしても
採用されているそうで、その際のエピソードの紹介がありました。

とってもユーモアたっぷりな大使のお話でした。

そして、次に、ノルウェー水産物輸出審議会 日本事務所代表の
ハンス・ペター・ネスさん
が今年の1月より漁と輸入の開始された
ししゃもについてのプレゼンテーションをしてくださいました。



今年の1月に輸入が再開されてから、
行われたさまざまなイベントについての説明がありました。





ししゃもを食べている笑顔の写真のコンテストもあったそうです。

2003年までは国内の需要の8割を占めるまでになっていた
ノルウェー産ししゃもですが、
2004年から2008年まではししゃもの資源量が減ったことにより
禁漁になっていたそうです。



棒グラフの紫色の部分がノルウェー産のししゃもです。

解禁になった時のイベントの様子は、
Youtubeにその様子が掲載されていました。
http://www.youtube.com/watch?v=XXTTvX5mu2U

ノルウェー産のししゃもは、日本人の好みの食感でもあるんですね。

どこら辺で漁がおこなわれているかというと、
とっても寒い辺り、北極に近いところです。



漁もこんな近代的な方法でされているという
スライドも見せていただきました。




思い切って4年間も禁漁にするなんて、ビックリです。
ノルウェーという国の、水産物を大切にしようという気持ちも伝わってきました。


さて、次は「カルシウム摂取と健康の関わり」について、
女子栄養大学栄養生理学研究室の上西一弘教授のプレゼンテーションです。

   

骨粗鬆症と、年をとると背骨が縮んでしまうことについて、
説明がありました。

最近、私よりも背が高かったはずの父が、
今は私より背が低く見えるということはこういう理由なんだなと理解しました。

また、普通は骨折しないところ(大転子の根本など)が、
転んだりしたはずみで折れてしまうようにもなるそうです。



年齢が上がるにつれ、骨量が下がるのですが、
男性は元々の骨量が多いので、
骨粗鬆症と判断される基準まで下がってしまう事は少ないそうです。

しかし、女性の場合、ホルモンバランスが大きく変わる時期があるので、
さらにガタンと下がってしまい、
骨粗鬆症と判断される基準に入ってしまうのだそうです。

からだという漢字「體」(骨へんに豊か)は
骨が身体にとってとても大切なものであるという事を示しているそうです。


ちなみにカルシウムはどんな働きをするのかというと、
一番大きい働きはもちろん「骨を作る」ということですが、
そのほかに、「身体の様々な機能を調節する」という働きがあるそうです。

「身体の様々な機能を調節する」という働きとは、
・筋収縮の調節
・神経細胞機能の調節
・分泌の調節
・細胞増殖の調節
・転写調節

また、ほかに研究中ではあるが、体脂肪を増やさない、減らす、
血圧を下げるという働き
もあるのではと最近は言われているそうです。

カルシウムの摂取では、ちょうど学校給食がある年齢層と
なくなる年齢層では牛乳1本分のカルシウム摂取量が違うそうで、
ただ給食がなくなる年齢層もさらにまだ身体ができる時期であり、
将来の骨粗鬆症予防のためにも意識してカルシウムを取らないと
いけないのだそうです。


上西教授は普段こんな箱のような建物の中で研究をされているそうです。


目標は一日800mgのカルシウム摂取が望ましく、
牛乳・乳製品・小魚・緑黄色野菜・豆・豆製品など
いろいろなものから摂取することができますが、
吸収効率も食品によって違うので、
うまく献立の中に取り入れて行くことが大切だそうです。

特に小魚のカルシウムはカルシウムの吸収効率もいいそうなので、
新たな可能性、まだ研究中ですがメタボリックシンドローム改善や
予防に役立てるためにも、「ししゃも」は有効ですよ~というお話でした。



真ん中のキャラクターはイラストレーターの方に
書いていただいた上西教授だそうです。


~その2へ続く~

ちょっと長いのですが、とってもいいお話だったので
一気に載せようと思ったのですが、字数制限で断念。
その1とその2に分けます。


読んだら↓ポチっと押してね。
blogram投票ボタン   人気ブログランキングへ   にほんブログ村 主婦日記ブログへ

携帯からはこちら↓
人気ブログランキング
にほんブログ村

Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今日の天気とおべんとう | TOP | ノルウェー王国とししゃもの... »

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries |  お出かけ・キャンペーン・探検