百姓魔女のセルフケア研究会

心・身体・スピリット、自然界や人々とのつながりを大切に
ホリスティックに人間らしく生きるための自分のケアと暮らし方

パーマカルチャーとコミュニティハーバリズム

2009-10-06 | @相模湖2009講座報告
この講座もいよいよ残すところ4回。後半戦です。
春から夏、体験してきたことをまとめる秋の季節です。

今回は、パーマカルチャーのお話とコミュニティハーバリズムについて、
嵐山で薬草観察、そして、身近な野菜を使ったケア方法のお話を聞いて、
実際に、紫蘇とカボチャの種のペーストを作るという内容でした。

まずは嵐山からスタート。
コミュニティハーバリズムとは、身近な薬草をつかって
ヘルスケアをしようということ。
写真にある『Ecolocgical Medicien』でその言葉に出会いました。

身近な薬草を使えれば、新鮮でマイレージもかからず、再生可能です。

自分の近くでも薬草が何種類あるかを探れるように、
今回は、片っ端から薬用とそうでないものをみながら、
嵐山だけでもどれだけの薬草があるかを感じてもらいました。

見つけたものは、スケッチの時間が無かったら、
ノートにぺたぺた貼り付けます。
講座の様子写真は、こちら

それから、室内に戻ってからは、パーマカルチャーについて
ざっとお話しました。短時間での説明は難しいので、
自分の家での実践例を交えつつ。

パーマカルチャーは自分の外側の世界の良い関係性をデザインし、
つながりを取り戻していくもの、
パーマカルチャーハーバリスト講座では、どちらかというと、
自分自身の中の心と体、自然と社会とのつながりに
気づいたり、つながりを取り戻すのに薬草を使ったりする講座。
そんなふうに整理してみました。



これまで春から6回、講座でやってきたことを振り返りました。
薬草を使うための知識や技術だけではなく、
ホリスティックな視点で、全体のつながりを取り戻すことを考え、
その中で薬草をどう生かしていくか、
ということ、個々に気づき、あみだしていけたらいいなと思っています。

実際に、この講座から、新たな研究会やトランジションタウンのうごきが
出てきているので、それもとても嬉しく思います。
一緒に探そう~artman研究会

都心部では、なかなか思うように薬草も取れませんが、
その状況をあきらめるのではなく、何とかできないかを考えて、
働きかけようとすることができたらと思うのです。
そういう力、今の時代にとても必要です。

この講座では、自分のこころやからだといった内面を認識し、さらに、
自分がコミットすることが出来れば、環境だって変えられるという
つながりに気づいてもらえるように、薬草だけに終わらず、
全体的なものを学ぶ機会にしたいと思っていました。

次回はホリスティックな考え方、あらためてお話しますが、
自分の人生、生活というのは、専門的に何か分かれているものの集合体ではなく、
全部がつながったホリスティックなものなのです。



そして、最後はお楽しみの実習。
薬草は、なかなか栽培は難しくても野菜なら育て易い、
そして、普段食べない野菜の部分(種、皮など)には、
意外に薬効成分が含まれています。
今回は、カボチャの種、そして大量に生えてくる紫蘇を
使ったバジルペーストのような、紫蘇ペースト作りをしました。

捨ててしまうような廃物をきちんと有効活用する、
そして、日常的に野菜の薬効を取り入れるということを学びつつ、
ペースト作りをしました。

ペーストは蒸しパンにつけてご賞味。
かぼちゃの種は美味しく食べられるのですが、
ゴボウのためのみんなでとって試してみました。
苦味がいかにも浄化されそうです!

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