作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 頼朝がキライ(歴史エッセイ112) 】

2012-05-01 15:39:28 | 05 歴史エッセイ

義経には同情もあって贔屓するが、頼朝は好きになれない。
それ以上に北条政子が嫌な女だとの想いが強い。

頼朝は従兄妹の木曽義仲と連携すべきであった。
それを義経に撃たせたのは、同族として頼朝の狭量を見る想いで
どうにも好きになれない。

本来なら、日本の歴史は源義仲が平家を倒して、天下人となったと
書いてあっても不思議ではなかった。
そうなれば、少なくも頼朝の源家が三代で途絶え、北条氏に天下を
取られることもなかった。

義経は義仲と境遇が似ている。
共に幼くして、世を忍び落ち伸びた体験を持つ。
お互いに従兄弟同士の仲ではあるし、協力できたと思う。

木曽の軍勢が、京都で乱暴狼藉を働いたというが、藤原氏の栄華が
続いた歴史の中で、武士の台頭があったのだから、平家だって同じ
事をしていた筈だ。

木曽から義仲について来たのに、そんなにワルは居なかった。
多くは京に登る軍勢と聞いて、進軍の途中から参軍してきた悪党どもの
仕業であったろう。


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【 源平となれば(歴史エッセイ111) 】

2012-05-01 14:43:39 | 05 歴史エッセイ

大河ドラマは相変らず見る気がしないし見てもいない。

同じNHKに「家族に乾杯」というのがあり、屋久島を訪れる番組だったから
暇つぶしに見ていた。

鶴瓶とともに出ているのが、まだ18歳の武井咲という子で、なんと常盤御前
の役だという。

源氏の棟梁義朝の子を三人産み、清盛の女児をも産まされた、歴史に登場
する悲劇の女性の代表的な一人である。

もっと明確に言えば、彼の牛若丸、長じて義経の母親である。

源平という言葉を聞くと血が騒ぐ。小学生時代の歴児の名残である。

源氏の方に贔屓するが、源氏の中でも頼朝は大嫌いな人間で、判官びいきで
義経ファンという、単純なヤツがボク。

頼朝の代理人としての義経は戦の神の如き存在だった。
それが、自分のための戦に変った瞬間から、やる事為す事うまく行かない。

歴史上にも稀な、運の反転である。

司馬遼太郎さんの作品の中で、「義経 上下」は未読だった。
土曜日に神戸元町の海文堂で購ってきたから、目下ベッドに置いて睡眠薬の
代わりにしている。

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【 地熱が本命 】

2012-05-01 13:58:15 | 02 華麗な生活

やれ太陽光だ、それ風力だと騒ぎの大きかった再生エネルギー発電だが、
どうやら本命は地熱で、次いで安定性のある揚水に絞られていく感じだ。


地熱には温泉業者の反対がるというが、地熱の持つマグマの高温熱湯の
利用で、温泉の湯元に影響が出るとは思いにくい。


地熱の高温湯気でタービンを廻し、高温の湯は戻すのであるから、温泉の
湯元が枯渇することはなかろう。


電力の使用が少なくなる夜間の電力を活かして、ポンプで揚水し、水力発電
に何回も利用する案も、日本の地形から見て優位性があると見る。


孫正義と菅直人が手を取り合って喜んだ太陽光は、決まった電力の価格が
47円と高過ぎるし、日照時間の問題もある。雪国だったら、雪が積もったら
如何する。


太陽光発電の施設を、発電する電気代を織り込んで、売り広めようとする輩が
出てきたが、こうした「取らぬ狸」が現れたら、その案はたいていはダメになる。


風力も無限に見えて、維持費や修理費を考えると、第二の原発になる怖れが大。


どうやら、菅と孫のコンビが考えた名案は迷案となって終わりそうである。
太陽光は所詮、家庭用の小規模発電に向いた物のようで。

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【 ヤクルトに同期入団の二人が2000本安打 】

2012-05-01 13:16:43 | 02 華麗な生活

宮本と稲葉の二人だ。例のノムラがまた「オレのおかげだ」と
威張っているらしい。


ノムラを名監督と持ち上げる風潮があるが、ボクに言わせると
あんなに嫌味なオトコも滅多にいない。


あんなヤツが、こともあろうに我がタイガースの監督をやった。
魔の三年間とボクが名付けたあの時期に、タイガース生粋の
吉田義男前監督が大事にしていた選手たちが、みんなイジメの
対象にされた。


捕手ながら打撃力のある北川などは、カツノリの邪魔になるからと
近鉄に売られた。そこで代打逆転満塁サヨナラ。しかもリーグ優勝
を決定する一打を放ち、一躍その名を高からしめた。


宮本は守備で買われた選手だった。ノムラが育てたと威張る根拠は
どこにも見えない。ヤクルト時代の功績は、ノムラには皆無と言って
良い。あれは古田・池山・広沢・飯田などの選手に恵まれてのこと。


タイガースの魔の三年に、八木・今岡など主力が干されて、八木は
八月に初めて一軍昇格し四番を打って、その試合で二本の本塁打。
お立ち台で叫んだ言葉に、ノムラへの憎しみが込められていた。
「どこも悪いところは無いのに、二軍暮らしは辛かった」
阪神フアンは八木に惜しみない拍手を送り、ノムラを罵った。


稲葉の打撃向上は、中西太打撃コーチの手腕の賜である。
高松一高から西鉄ライオンズに入団、怪童と呼ばれる長打を連発した。


ノムラごときが中西の功績を盗ろうたって、そうはいくかい。
ヤツは京都府の無名高校から「カベ」と綽名されるブルペン捕手として
南海ホークスに入団。時の監督鶴岡一人さんに、打力を買われて一軍に。


恩人の鶴岡さんが逝去された時にも、葬儀も無視して球界人から嫌われた。


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【 ホテルから人材流出止まらず 】

2012-05-01 12:48:14 | 02 華麗な生活

ボクが会員になっている某ホテルだが、ここ数年の間に
持ち主が外資に売り飛ばし、その後も代替わりが激しい。
今では持ち主と経営者が別れていて、そのどちらが悪いのか、
従業員がどんどん辞めて行く。


こんなご時勢に、辞める人が続出ってのがオカシイ。
余程人件費の削減がキツイのだと思わざるを得ない。


現在の運営者は、日本旅館に変わったが、旅館経営のセンス
とホテルマンでは、矢張り違和感が否めない。


残り僅かになった、元からのホテルマンたちが可哀想である。
つい今しがたも、ゴールデンウイーク返上で出勤してくれた
社員たちを連れて、ホテル内にある鮨屋に行ったが、
行楽客の姿もあまり見ず、寂寥感が漂っているのを見ると
なまじ会員になっているだけに辛いものがある。


大量に流出した先はというと、有馬温泉にある某ホテルだと言う。
そこは某会員制のチェーンホテルだから、いずれは会員集めの
ノルマが課せられるのであろう。


せっかくの連休なのに、神戸は朝から風が強く、妙な天気で
昨日までの夏みたいな陽気が飛んで行ってしまった。


同じく会員になっているタクシー会社は、台数を増やして儲けているが、
ベテランの多くが、社長連の専用に出向する者が続出。
これも立派な人材派遣という名のピンハネ業である。


人間が人間を食うビジネスが跋扈する世間に馴染めないから困る。


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【 フランスに社会党政権誕生近し 】

2012-05-01 10:47:06 | 02 華麗な生活

サルコジの形勢が厳しさを増している。
このままオランド候補の勝利となりそうである。

あれはボクが起業して早々の頃、当時は安売りチケットも無かったから、
JALパックの欠員(15名以上で実行の時の15人目狙い)待ちでパリまで
行き、途中で一行と離れてドイツへ行き、最後の夜のホテルで一行と合同
するといった、苦しい離れ業をやっていた。

パリのホテルに着いた晩に、市街戦が始まったかと、飛び起きた事がある。
内側の部屋だったから、流れ弾が飛んでくる危険性も無いと、そのまま寝て
しまったが、翌朝になって、社会党のミッテランがディスカールデスタンを破り
社会党政権が出来たことを祝う、群集の爆竹の音だったと気がついた。

ミッテランという御仁には縁があったようで、後にチューリッヒの最高ランクの
ホテルをスイス航空からの贈り物で一泊したが、ホテルに到着したら、長々と
赤いカーペットが敷かれていて、玄関に大勢のホテル幹部が待っていた。

このレッドカーペットは、ボクのためかと、冗談で聞いたのだったが、ミッテラン
がもうすぐ到着するのだとの事。ミッテラン大統領は、自らのための赤カーペット
をボク等によって、先に踏まれてしまった。

サルコジには、いろんな疑惑が生じている。人間落ち目になると皆んなそうだ。
オランドが勝利して、ドイツとの蜜月はどうなるか。
メルケル独首相が、今後もフランスとの協調でユーロを支えてくれるのか。

ヨーロッパに節目の時が迫っている。


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【 復興庁の動きが全く見えない 】

2012-05-01 09:24:14 | 02 華麗な生活

赤坂の新庁舎に2300人も居る復興庁は、いったい何をやる役所なりや。

東京の赤坂に、固まって居る必要なんか有る訳もない。
2300人をこぞって、東北に入り込み、毎日ガレキの処理や、
除染の仕事をやればどうだ。

ボランテイアに任せて、復興庁は遥か赤坂から見ているだけか。


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【 日経の春秋氏は根性が悪い 】

2012-05-01 09:19:39 | 02 華麗な生活

何も石原都知事の英断にケチをつける必要はなかろう。
国が買うのが本当だと、都知事は分かって居られる。
国が何も動こうとしないから、代わって都が買うのだと。

それを、東京には東京なりの課題が多々あるじゃないかと皮肉る春秋氏。
いまだに天声人話に差を付けられても当然か。嗚呼。



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【 ワシントンで美辞麗句を述べる 】

2012-05-01 09:09:08 | 02 華麗な生活

野田の発言には、温かみが無い単なる発声機。

この男にまだ20%の支持率があるとは驚きだ。
余程のミンスか、政治に関心が無い者が、二割を占めているのだろう。

誰に書かせたのか、長文の「詩」をオバマの前で読み上げた。
空疎な朗読をオバマは迷惑げに聞かされてウンザリしていた。
何が日米同盟の深化なもんか。

駐米大使公邸では、より美しい「詩」を読んだ。
美しい花を開かせるには、日々の土づくりや水やリが欠かせない。

いつ誰がどこで、土づくりと水やりをやったのか?
野田の言葉遊びは卑怯者がやることで、許せない。

両陛下の爪の垢でも頂いて、煎じて飲めと言いたい。


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