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このブログでも何度か話題にしましたが、日本在住の中国人で水彩画を得意とする王軍先生という画家がおられます。昨12日、その先生の教室があり、花の描き方を習ってきました。教室は朝10時から16時までで生徒は30人。モチーフは赤い(真紅ではない)バラ三輪とカスミソウと名前は知らないけど小さな青い花の組み合わせです。先生は実に熱心かつ親切で、生徒が描き始める前に各テーブルを回って、花を描きやすいように丈をつめたり向きを変えたりしてくれる、そんなお人柄の方でした。
王先生は水彩の柔らかなタッチを非常に重要視されるので、その描き方は独特です。以下、簡単に手順を記しておきます。
① 鉛筆の下書きは最小限
② 平刷毛を使って画用紙の裏面に水を満遍なく塗る。
③ 画用紙が落ち着くのを待って、紙の下のテーブルの表面にも水を塗る。
④ 画用紙の表面に水を塗る。
⑤ 画用紙の裏面にもう一度水を塗る。
⑥ 紙が程よく湿った状態になった頃合を見計らってバックから色を塗る。
⑦ 対象物には鉛筆の下書きを殆どしてない状態なので、絵の具を使って形をとることになるが、紙が湿っているので硬い線が残らないのが特徴。いつも太目で毛先の短い平筆と先を斜めにカットしてある細目の平筆を一本ずつ持って、硬い線が残らないよう最大の注意をしながら描いていく。細い平筆は強い色をつけるのに使い、太目の平筆はその色にグラデュエーションをつけたり和らげたりするのに使う。
⑧ 紙が乾いてきたら水を追加し、とにかく常に紙が湿った状態で描く。
細かく書くときりがないのでここまでにしますが、この絵はそんな風にして描いたものを、教わった事の復習を兼ねて今日もう一度描き直したものです。
残念ながら、先生の絵とは比べ物にならないのは言うまでもありません。
このブログでも何度か話題にしましたが、日本在住の中国人で水彩画を得意とする王軍先生という画家がおられます。昨12日、その先生の教室があり、花の描き方を習ってきました。教室は朝10時から16時までで生徒は30人。モチーフは赤い(真紅ではない)バラ三輪とカスミソウと名前は知らないけど小さな青い花の組み合わせです。先生は実に熱心かつ親切で、生徒が描き始める前に各テーブルを回って、花を描きやすいように丈をつめたり向きを変えたりしてくれる、そんなお人柄の方でした。
王先生は水彩の柔らかなタッチを非常に重要視されるので、その描き方は独特です。以下、簡単に手順を記しておきます。
① 鉛筆の下書きは最小限
② 平刷毛を使って画用紙の裏面に水を満遍なく塗る。
③ 画用紙が落ち着くのを待って、紙の下のテーブルの表面にも水を塗る。
④ 画用紙の表面に水を塗る。
⑤ 画用紙の裏面にもう一度水を塗る。
⑥ 紙が程よく湿った状態になった頃合を見計らってバックから色を塗る。
⑦ 対象物には鉛筆の下書きを殆どしてない状態なので、絵の具を使って形をとることになるが、紙が湿っているので硬い線が残らないのが特徴。いつも太目で毛先の短い平筆と先を斜めにカットしてある細目の平筆を一本ずつ持って、硬い線が残らないよう最大の注意をしながら描いていく。細い平筆は強い色をつけるのに使い、太目の平筆はその色にグラデュエーションをつけたり和らげたりするのに使う。
⑧ 紙が乾いてきたら水を追加し、とにかく常に紙が湿った状態で描く。
細かく書くときりがないのでここまでにしますが、この絵はそんな風にして描いたものを、教わった事の復習を兼ねて今日もう一度描き直したものです。
残念ながら、先生の絵とは比べ物にならないのは言うまでもありません。
詳しい説明を入れて頂き、よくわかりました。
といっても、その場にいたわけではないので、頭の中で想像しているのですが…
とにかく紙に水を含ませた状態で、一気に彩色していくということですよね。
しかも、下描きの線は最小限に止めておくので、お花の形を色でとりながら…
これはなかなか手強い手法ですね。
あぁ~、難しい!
そういう手法で描かれた今回の作品、いつもよりも更にやわらかなお花の雰囲気がよく出ていますよ。
中心のバラの存在感もしっかりしているし、主役と脇役を心得ておられて、自信を持って描かれた感じがよくわかります。
葉っぱの感じも良いと思います。
講座に参加された効果は抜群に表われていますね。
さすが~、paintpapaさん!
Violet先生も仰ってみえるように主役と脇役の薔薇が存在し,
淡く・柔かな感じが上手く表現された水彩画ですね.
プロの水彩画家の方は,特に展示会に出展される絵は
必ずと言って良いほど,画用紙の「水張り」と
彩色前の「水の塗り」をされる事を
東京の水彩画家「福井良祐先生」のブログで先日知りましたが,
「王軍先生」も,これと良く似た手法なのでしょうか.
10時から16時までずっと集中しっ放しだったのでとにかく疲れましたが、大いに勉強になりました。一番心に残ったのは、絵は花びらや葉の形に捉われず自分の感覚で描くものだと言う事。violetさんが時々コメントされる事に通じるものがありますよね。
でも、それを今後の絵にうまく応用できるか、実はいささか心もとない思いでいます。
頭の中では王先生の影響を大きく受けているの、ですが、実際に自分の絵にそれを生かせるかはチャレンジはしてみるつもりですが、全く自信がありません。
福井良祐先生の絵はインターネットで見て小生も好きになり、一昨年は個展にも行って来ました。すばらしい感性の持ち主だと思います。ああいう絵が描けたらいいのに……(ちょっと気が多いかな?)