空き家問題から高齢化問題や障がい者問題を考え、皆さんが楽しく活躍できる社会を提案する大田区の会社 PHCのブログ

当初空き家問題から高齢・障がい者問題に繋がっていきました。そういう問題、皆が活躍できる社会にしていくためのブログです。

仕方ないのかな?

2016-10-03 07:11:38 | 空き家活用
みなさん こんにちわ。

この前このような記事を見つけました。
それがこれ・・・
http://www.asahi.com/articles/ASJ9J45S7J9JPTIL016.html (朝日新聞デジタル 9.23付)

記事では大阪箕面で2010年に築20年の木造平屋建て一軒家で一人暮らしをされていた女性が亡くなった。それ以来その家は空き家になり、木が生い茂げ、ブロック塀が壊れかけの状態になりました。「空き家対策特別措置法」にもとづいて、強制的に撤去・解体することを検討し、持ち主の相続人を探しましたが、未婚で一人暮らしだったため戸籍を明治時代までさかのぼって調べましたが特定できなかったのこと。またこの家はリフォームすれば十分に住むことも可能で、駅から徒歩10分と利便性もよく売却できないかを検討し、一軒家が2000万円で売れるとのこと。そこから木の伐採やブロック塀の撤去費用を公費で支出し、それに弁護士費用を入れた300万円を差し引いた1700万円が国庫に入れることが可能とのこと。

持ち主の親族などわからなければどうすることもできず、でも空き家は日々劣化していき住民に危害を及ぼす可能性がある・・・。行政も何もしていないならダメですが、ちゃんと調べてそれでも見つからなければ住民のことを考えれば強制的に撤去することは仕方のないことだと思います。伐採するにも撤去するにもお金はかかりますので、税金でその費用を賄うのも問題あるのでそういう場合は強制的に売却して、そこからかかった費用を支払うのはいいと思うのですが、その残ったお金を国庫に入れるのは・・・?と思います。確かに民法239条無主物占有で「所有者のない不動産は国庫に帰属する」という法律があるので問題ないかと思うのですが・・・。国庫ではなく例えば、市民の寄付としてその市町村で有効に活用するというような何か市民に還元するような仕組みにすれば、その亡くなった方も納得するように思います。