時々雑録

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海老沢泰久さんを悼む

2009年08月14日 | サッカー
直接知り合いでもなんでもないんですが、今日、訃報を見てショックを受けることがありました。それは、作家の海老沢泰久さんです。ご著書を読んだわけではありませんが、月一回のSports Graphic NumberのWebの連載をずっと楽しみにしていました。

その連載、「スポーツの『正しい』見方」(『 』による強調はワタクシ)というタイトルはどうかと思いますけど、その通りだな、と納得することがしばしば。かなり世の支持を集めているような団体や、その行動などについても厳しい批判を加えていたので、ちょっと心配になることも。たとえば、2004年8月、2005年7月、2007年2月の野球の日本代表の監督人事をめぐる一連の記事なんか。私は、「なるほど、よく言ってくれた」と思いましたが。

(興味をもたれた方は、ぜひご一読ください。下のURLは記事一覧です。)
http://sports.goo.ne.jp/others/column/?page=1

2007年12月3日に、このブログで「サッカー日本代表監督への岡田氏の起用は拙速。一から考え直す好機と考えて、人選の範囲を広げないのは残念」という趣旨のことを書いたんですが、そのすぐあと(12/17付け)、海老沢さんの「サッカー協会の人脈の弱さを露呈した」という趣旨の記事が発表されて、僭越ながら我が意を得た、と勝手に思ってました。(あの逸機による「後退」は今や完全に取り返しのつかない所まできてしまった、と見ています)

連載が最近滞り気味で「歯に衣着せぬ発言が行き過ぎて、書かせてもらえなくなくなっちゃった?」と思っていたのですが、ご病気とは知りませんでした。まだまだいろいろ書いていただきたい、と思っていたので残念でなりません。たとえば、今回のオリンピック種目の決定(ソフトボール落選、ゴルフ推薦)と、その報道について、海老沢さんならどうおっしゃるのか、うかがってみたかった。そもそも東京の立候補、どうなんでしょう。。。 59歳とはあまりに早い。ご冥福を。

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