言語学科のあるメモリアルホールの3Fには、言語学科から分科した、Second Language Studies(第二言語習得の言語心理学的研究が強い)も所帯を構えています。そこに、言語学科と共用のキッチンがあって、常にコーヒーがいれてあるし、お茶を入れて飲むこともできます。写真は、そこに、今年あらたに導入された湯沸しポットの一部。
見てのとおり、象印社製。でもアメリカ向け製品らしく、表示は全て英語。一番下の、保温の設定温度表示も華氏。その温度が「208」となってるのに目を惹かれました。日本のものも「98」とかなんとか中途半端な温度(というかお茶を入れるのに最適な温度)になっているので、不思議ではありませんが、ちょっと疑問がわきました。「アメリカ人は、水の沸点を、華氏で知ってるのだろうか」。
何人かに聞いてみました。もっとたくさんに聞いたほうが確実ですが、みんな答えが同じだったので、打ち切りました。たいてい、凍る温度が32Fであることは知っています。さて沸点は、「知ってるよ」という人もいたのですが、実際は、「え~っと・・・」と考えたきり、ホントには知らないことを悟っていました。ということで、誰も知りません。
ちなみに、摂氏では100℃だと知っている人もいました。「だから華氏では・・・」となんとか換算しようとするのですが、結局成功した人はいません。(実際には
32+100×(9/5) = 212(F)。ということで、208Fは98℃くらい)
じゃあ、華氏の0度と100度には、どんな意味を感じるの、と聞くと、たいてい「とくに意味はない」。せいぜい「すごく寒い」とか「かなり暑い」とか、とても曖昧な感覚しかないらしい。
------------------------
補助講師をやらせてもらった音声学の授業で、空気中の音が一定時間に進む距離を使って、人のフォルマント値の推定の概算を行う、という作業がありました。そこでもPort先生は、まずFeetを使って説明して、「で、Metersでは・・・」と単位を切り替えていました。それを思い出し、ひょっとして理科の授業なら摂氏を使っているのでは、と聞いてみましたが、そんなことはないらしいです。
------------------------
なぜそれでも華氏を使い続けるのでしょう? Feetも、Yardも、Gallonも(燃費のMiles per Gallonはホントに勘弁してほしい)。自分たちで選んだ大統領が、選挙の焦点にしたはずの保険改革も、変化を恐れて反対する勢力のせいで大混乱、などという話を聞くにつけ、アメリカという国の保守性は日本なんかの比ではない、と再確認します。
見てのとおり、象印社製。でもアメリカ向け製品らしく、表示は全て英語。一番下の、保温の設定温度表示も華氏。その温度が「208」となってるのに目を惹かれました。日本のものも「98」とかなんとか中途半端な温度(というかお茶を入れるのに最適な温度)になっているので、不思議ではありませんが、ちょっと疑問がわきました。「アメリカ人は、水の沸点を、華氏で知ってるのだろうか」。
何人かに聞いてみました。もっとたくさんに聞いたほうが確実ですが、みんな答えが同じだったので、打ち切りました。たいてい、凍る温度が32Fであることは知っています。さて沸点は、「知ってるよ」という人もいたのですが、実際は、「え~っと・・・」と考えたきり、ホントには知らないことを悟っていました。ということで、誰も知りません。
ちなみに、摂氏では100℃だと知っている人もいました。「だから華氏では・・・」となんとか換算しようとするのですが、結局成功した人はいません。(実際には
32+100×(9/5) = 212(F)。ということで、208Fは98℃くらい)
じゃあ、華氏の0度と100度には、どんな意味を感じるの、と聞くと、たいてい「とくに意味はない」。せいぜい「すごく寒い」とか「かなり暑い」とか、とても曖昧な感覚しかないらしい。
------------------------
補助講師をやらせてもらった音声学の授業で、空気中の音が一定時間に進む距離を使って、人のフォルマント値の推定の概算を行う、という作業がありました。そこでもPort先生は、まずFeetを使って説明して、「で、Metersでは・・・」と単位を切り替えていました。それを思い出し、ひょっとして理科の授業なら摂氏を使っているのでは、と聞いてみましたが、そんなことはないらしいです。
------------------------
なぜそれでも華氏を使い続けるのでしょう? Feetも、Yardも、Gallonも(燃費のMiles per Gallonはホントに勘弁してほしい)。自分たちで選んだ大統領が、選挙の焦点にしたはずの保険改革も、変化を恐れて反対する勢力のせいで大混乱、などという話を聞くにつけ、アメリカという国の保守性は日本なんかの比ではない、と再確認します。