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東芝がウェスティング・ハウスを買収

2006年02月09日 23時30分40秒 | Weblog
東芝がウェスティング・ハウス(WH)を買収すると報じられた(2006/2/7)。
核不拡散の問題はいいのだろうか?

原子力発電所の建設では米国のやジェネラル・エレクトリック(GE)が有名である。

東日本では東芝と日立のBWR方式の原発が、西日本では三菱のPWR方式の原発が建設されている。ところで、BWRはGEが、PWRはWHが開発したものなので、東日本はGE、西日本はWHの原子炉を使っていることになる。

BWRの東芝がPWRのWHを買収したことによって、東芝が全国の原発に影響力を持つことになる。もちろん、原発のリスクを全て負うことにもなる。

原発の設計の肝心な部分は、米国GEやWHが押さえている。核不拡散という軍事的な意味も含め米国の国益に深く関係するため、日本の会社が手を出せない部分も多い。

東芝がWHを買収しても、こうした機密事項に関する状況が大きく変わるとは思えない。買収のリスクに比べて利益はあまり大きくないような気がする。

イランがIAEAの査察を拒み独自に原子力開発をすると宣言して、欧米各国の非難を浴びている。そんな時だけに今回の買収には危うさを感じてしまう。
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