おやじの休息

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潜水艦救難母艦ちよだ

2013年09月01日 | 自衛隊

いつも行動をご一緒しているお友達よりのお誘いで 故郷の玉野にある三井造船に潜水艦救難母艦「ちよだ」を見学してきました

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乗艦すると士官食堂に通されてコーヒーをご馳走になりながら 艦長さんの挨拶と副長さんによる艦の説明をしていただきました

士官食堂のソファー

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窓も多く快適な部屋です

艦内見学の最初は艦橋へ

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この「ちよだ」は昭和60年就役の年季の入った艦です

艦橋では 艦長さんと副長さんの案内でご説明いただきました

艦長席から

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窓の向こうに見えるのは

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1年前に進水した護衛艦「ふゆづき」が艤装中です 「ふゆづき」の進水式の様子はこちら

次は この艦の主要任務である潜水艦救難艇を

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と言っても 主役の深海救難艇「DSRV」は神戸の川崎重工で整備中なので架台だけです

救難艇はこの架台ごと下に降りて海中に沈むので下を見れば

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グレーチングの間からは海面が見えます

艦首側には深海救難艇「DSRV」の格納庫も

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隣には 深海潜水に使用するカプセル「PTC」が

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この中のボールの中に3名の潜水士が入って水深300m以上潜るみたいです

再び艦内へ

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艦内通路はドック入り中なので養生用のシートが敷かれています

階段は

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アルミ製 他の艦では鉄だったような気がします

通路には

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狭い通路に設置なので 賽銭箱は下にあるメゾネット構造になっています

次は 深海潜水時に使用する減圧室を

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モニターには減圧室の映像が写っています

その減圧室を

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深海に潜水する時に ここで水深圧まで加圧して 先にご紹介したPTCに乗り移り 深海潜水作業を行います いわゆる潜水病を防ぐ為にここでゆっくり身体を深海水圧に慣らし またゆっくり元に戻すそうですが 加圧・作業・減圧に掛かる時間は 約一ヶ月だそうで ここで2チーム6人が約一ヶ月間 暮らすそうです

減圧室内には 必要最低限の設備が

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トイレやシャワーがあります

食事は外部から供給します

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このハッチから入れるそうです

でも 約一ヶ月間 この狭い空間でプライバシーもなく 何もする事無く過ごすことは すごい精神力が必要でしょうね

もし病気するとと質問すると 最悪は医師が加圧して中に入り治療して一緒に最後まで暮らすそうです

今回は初めて 機関室へ

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三井造船製ディーゼルエンジンで 6,000馬力エンジンが 2基搭載されています

楽しい艦内見学も終わり また士官食堂でお茶を頂きながら 艦長さん副長さんと雑談をして終了となりました

今回は 見学者約10名で副長さん引率というVIP待遇の見学となり 各部門でも担当者の隊員さんが分かりやすく説明していただき 今までにない艦艇見学となりました

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退役予定まで あと数年 この艦が活躍する事故がないことを祈りますが いろいろな意味でこのような艦も必要なのだと感じました

先週に引き続き 週末は雨

来週は 地元の岡南飛行場の航空祭 晴れますように

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