月のあかり

ひっそりと満月のひかりに照らされた風景がすきです。世の中のことや政治・経済など、幅広く自由に書き綴っていきたい。

【国会:参議院予算委員会】2010/03/12 自民舛添さん VS 白川総裁 Vol2

2010年03月13日 16時02分32秒 | 政治・雇用
■舛添
次に経済成長戦略についてご質問をしたい。
12月30日の閣議決定の新成長戦略。私もよく読ましていただきました。非常に表面読むといいこ
とが書いているように見えるんですが、総理ねこれいろんな数字がでてくるんですよ。
環境だと2020年までに50兆円を超える新規市場が拡大する、140万人の雇用、ライフイノベーション
で45兆、それから280万人、慣行で2500万人増、等 細かい数値を積み上げて積算根拠はなん
なんですか?総理これお読みになってそういうことご質問なさらないで、これ私に言わせると
役人が文章を書いて付け焼刃で書いたと気がしてならないし、これだと経済成長戦略に
なってないと思いますけど、ご自分でチェックなさいました?


▲鳩山
私が全て読ましていただいたことは今でもありません。
その議論に全て参加したわけではありません。私が海外に出ていたときに相当に頑張って議論
いただいたことも事実であります。誰がどこまで手を入れたかは十分に理解をしているわけでは
ないが決してこれは官僚の作文ではないと私は思っておりまして、むしろ政治主導の中で大胆な
目標を掲げたと。そしてその実現は6月に向けてより具体的なものにしていくということでござい
ます。


■舛添
そうすると、今数字のチェックまではおやりになってないということを言われたと思いますが
6月までに行程表を作って例えば環境で50兆円といのはどういう手段によって自然エネルギーを
使ってそこまでいくのでしょうか?というような話も含めて
2020年まで2500万人できれば将来的に3000万人くらい観光客増やすっていうけどもデフレが続いて
たら、来ないですよ。これないですよ。
だから例えば法人税減税をやるってことおっしゃった。もうひとつはインフレターゲット的なこと
をきちっとやるってことが必要なんですがそのインフレターゲットをやるってのはどうですか?

▲白川
インフレターゲットも様々形で使われていますけども、各国のインフレターゲットを採用している
中央銀行もそうでない中央銀行も金融政策のやり方がほとんど似通ってきています。
つまり物価安定について目標なり数値的な定義を明らかにする、それから将来の少し長い見通し
を出す、そのうえで金融政策の基本的な考え方を明らかにする。これは日本銀行もほかの銀行も
同じような考え方で採用しております。
ただ、先生のご質問が物価の短期的な動きに焦点を合わして金融政策を全てそれに向けて運営
するということでありますと、これは実は世界的にそうした運営に対する反省機運が高まって
きております。これは今回の信用バブルの拡大の一つの源泉の中にあまりにも短期的な物価の
動向に焦点を合わせ過ぎたという反省が私の出ている会議でも実はよく出ている。
そういうことで私は別にインフレーションターゲットに反対しているわけではございません。
ただ、先生がおっしゃっている通り物価の安定、経済成長の実現ということに全力を尽くして
いきたいと考えております。


■舛添
10年以上GDPデフレータでいったらずっとマイナス。CPIで言ってもそうですけども
やっぱりこれだけのデフレが続くというのは尋常ではないんで思い切った政策を政府・日銀
でやってもらいたい。
成長戦略に戻るが、具体的な数字がないし、例えばライフイノベーション、私が担当していた
社会保障の分野ですけども、それはね45兆円で250万生み出せればいいですけども具体的どう
するかで財源がない中で保育所等にやってきました。是非6月までに確実に行程表を出して
これが嘘なら嘘だと。私はこれは嘘だと思っています。できないと思っています。できるなら
できるなりのものを出して欲しい。実はこれ政権交代応援団、民主党政権とって頑張ってくれ
という人たちの中でもこれは金子勝さんっていう方の論文ですけどもこういう風に書いている
んですよ。そちらの仲間からも批判されている。
「この新成長戦略の内容はとても戦略と呼べる代物ではない、その具体策は関係府省が持ち寄った
ものをまとめただけであり、福田政権・麻生政権などが出した成長戦略の焼き直しとなっている。
何よりこの新成長戦略が問題なのは民主党はマニフェストはそのもとになったインデックス
2009で掲げた重要な政策や理念がほとんど反映されていないことである。2009年8月の総選挙では
民主党はマニフェストやインデックス2009を掲げて戦い、有権者の付託を受けて政権交代が実現
した。だとすれば民主党は有権者からの付託を裏切りはじめており、今や重大な岐路に立たされて
いることになる。」これ鳩山総理の応援団が言ってる。どうですか?

▲菅
ええとですね根本的なことですが、議長は総理ですが私が議長代行でまとめました。この中で
最大の問題はいろいろありますが、これまでの舛添さんも言ってますがこれまでのデフレ下に
おけるデフレを冗長するような小泉・竹中路線の第2の道の失敗、その前の第1の道の失敗
を踏まえて、需要を増した財産の道という基本的な考え方がまず根本的に従来と違っている
ことを是非書いていますから見てください。
そのことが一番のポイントなんです。そして今申し上げたように6月までに行程表を出します
から、そういう考え方に沿った行程表を出しますから従来とは全く違った形で需要から景気を
回復させる道筋をちゃんとだしますのでそれをよくご覧ください。

▲鳩山
金子勝先生は確かにいろいろ私どもにいろいろご指導いただいているのでありますからその方
から厳しいご指摘をいただいたとは思います。
ただ、誤解されているのは私どもマニフェストはマニフェストで実現をするんです。
そのマニフェストの実現に向けてそれが今の予算でありますがそれに加えて成長戦略を作らして
いただいているわけでありまして、ある意味でマニフェストプラス成長戦略とそのような理解を
していただければ金子先生にもご理解いただける話だと思います。

■舛添
まぁあの民主党政権と民主党応援団の議論はそちらでやっていただきたいと思いますが、私は
少なくとも是非6月までにこの成長戦略の根拠を出してほしいのですが、この経済新成長戦略
で経済は成長しないという風に思っています。
そして需要からやっても、例えばライフイノベーションって横文字使っているけど社会保障の
分野なんですよ。セーフティネットしっかりやらなかったことが小泉構造内閣のもう一つやら
なければならなかったことなんです。だからセーフティネットに穴が開いたこと、そして金融
政策(白川氏を指差す)の補完できなかったことが今日を生んでいるわけですから、そのことは
わかります。しかし、セーフティネット論だけだとオリジナルマネーどっからもってくるんで
すか?つまり内需だけではだめなんですよ。しっかりと輸出してもってこないといけないから
輸出で頑張っている企業のみなさんのことを申し上げました。
時を改めてこの問題の議論を深めていきたいと思いますが、最後に資料の最後の2枚目をご覧
ください。是非これは頑張らないといけないのは、GDPランキングで2000年と2008年を比べ
て3位から23位に落ちている。GDPに占めるシェアも24.3%から8.9%に落ちている。IMD
の国際競争力順位も8位から22位に落ちている。それから証券取引所における企業の上場数も
外国会社の推移も落ちている。やはり夢と希望をもった国にするために競争力のある経済の
活性化しないといけないと思います。
その企業が元気になって国債市場で勝ち抜かなければ日本はやっていけない雇用も守れない
そういう視点が決定的に欠けているので是非それはきちんと是正してもらいたい。
そうじゃなければこれは政権を変えていただきたい。
いかがですか?

▲鳩山
今までの政権の中でこのように大変厳しい状況になってしまったということはある意味舛添
先生自身がご自身の政権の中でこのような状況になったことに対してだからこそ新しい政権
に対して期待をしてやってもらいたいというご意思だと思っております。
その意味で、輸出の中小企業に対して力を入れると言うのは言うまでもありませんがそれだけ
ではなくて日本という国がまだまだ世界に開かれていないんです。もっと日本という国を開いて
いかないと私はそう思っています。
もっと多くの世界の知というものをあるいは人材というものを日本の中で活躍していただける
そういう状況というものも合わせて作る。一方ではアジアに我々として進出しその技術力で
提供するその技術で彼らが成長することを日本の成長に結びつける様々なやり方がある。
そのような意味でパイを大きく広げていく戦略を我々構築していきたいと思いますので是非
舛添委員にもいろんな意味でご指導ご協力願いたいと存じます。


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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2010-03-14 19:27:03
どうしようもないアホだな白川は。とっとと退場させて岩田規久夫にでも交代させろ。
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