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強烈な冤罪臭を放つ美濃加茂市の贈収賄事件

2014-07-16 22:01:08 | 事件

何も証拠が無いのに逮捕された美濃加茂市の藤井市長が起訴されました。
警察が逮捕した根拠は贈賄側の証言のみ、それを補強するような決定的な証拠や証言はありません。
それどころか、警察が贈収賄があったする会食に同席した人は、席をはずしたことはなく現金授受は見ていないと証言、これは、席を外した際に現金を渡した、と主張する贈賄側と食い違っており、どちらかが嘘をついていることになります。

贈賄側の人物は詐欺の常習犯であり、このような人物の証言がそもそも信用なりません。

この贈賄側の中林という人物は、
「虚偽公文書作成や、他の金融機関からの融資詐欺など、起訴される可能性があるのに起訴されていない犯罪事実がある。」
「中林は、某名古屋市議会議員に現金を渡したということも言っているが、その事実はないことがわかった。」(会食に同席したタカミネ氏の証言)
という非常に胡散臭い人物です。起訴されてもおかしくない犯罪を見逃してもらう代わりに、警察側に協力している可能性があります。
この事件は、強烈に冤罪の臭いがします。

警察・検察側は、証拠もないのに首長を逮捕して、長期間拘留して、更に起訴して裁判で2ヶ月も拘留して、無罪だったらどうしてくれるのでしょうか?というか、無罪しかあり得ませんが。
滞ってしまった市政の損害は、きちんと賠償してくれるのでしょうか?
傷つけられた市長の名誉を回復してくれるのでしょうか?

それとも推認裁判で無理やり有罪にするつもりでしょうか。
やれるものなら、やってみろ、です。

 

郷原信郎が斬る より転載
http://nobuogohara.wordpress.com/2014/07/15/%E3%80%8C%E8%B2%AC%E4%BB%BB%E5%85%88%E9%80%81%E3%82%8A%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E8%B5%B7%E8%A8%B4%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E6%9A%B4%E6%8C%99/

「責任先送りのための起訴」という暴挙
投稿日: 2014年7月15日 投稿者: nobuogohara

昨日、当ブログの【「前代未聞」の検察の判断を待つ藤井美濃加茂市長事件】で、勾留満期での検察の判断に、「証拠を無視した起訴」と「現職市長を逮捕しながら処分保留・釈放」という二つの可能性があるが、いずれも「前代未聞」だということを述べた。

本日、名古屋地検は、前者の判断を行い、藤井市長を受託収賄、事前収賄、あっせん利得処罰法違反で起訴した。

上記ブログでも述べたように、藤井市長が、現金の授受を一貫して全面否定し、会食の場に同席していたタカミネ氏も、席をはずしたことはなく、現金の授受は見ていないと供述している以上、賄賂の授受の立証が到底無理だということは、常識で考えればわかるはず。それなのに、なぜ、「あらゆる刑事事件を、法と証拠に基づき適切に処理しているはずの検察」が、このような事件での起訴という暴挙に出るのか。

それは、現職市長を逮捕した事件だからこそ、処分保留・不起訴にすることは、警察幹部、そして、その逮捕を了承し、勾留請求をした検察にとって、重大な責任問題になるからだ。いくら公判立証が困難であっても、無罪の可能性が高いと思っても、現時点で、現職市長逮捕が見込み違いであったこと、間違いであったことを認めるよりは、ましだからだ。

現在の名古屋地検の検察幹部にとって、今回起訴した事件が無罪になったとしても、その判決が確定する頃には、検事正も次席検事も異動になっており、責任を問われることはない。一般的に判決が確定する3年先ぐらいには、検事正などは退官しているかもしれない。そうである以上、現時点で大変な責任問題を生じさせることになる不起訴処分を行わないのが賢明ということになる。

企業の世界であれば、経営者が事業上の判断を誤った時、早期に判断の誤りを認めて、会社の損失を最小限にとどめるための意思決定が行われるようにするのが、取締役会、監査役などによるコーポレートガバナンスのシステムだ。それが機能していないと株主が重大な損失を被ることになる。

検察の意思決定のシステムは、一度行った判断が誤りであった場合、その誤りを認めて「引き返すこと」が社会全体に生じる損失を防ぐことになる。本件であれば、美濃加茂市長個人だけではなく、美濃加茂市民に重大な不利益を与えることを防ぐことになる。しかし、検察組織では、その時点の幹部の責任回避のために、個人や社会に重大な不利益を生じさせることになるような判断が行われることを防ぐシステムが機能しない。検察のガバナンスの重大な欠陥だ。

今回の起訴のような暴挙が行われないよう、重大事件における検察の意思決定についてチェックシステムを確立しないと、検察改革で打ち出された「引き返す勇気」は絵空事になってしまう。

長谷川充弘検事正には、この事件の公判の決着がつくまで異動させず、名古屋地検に「塩漬け」にしてもらいたい。このような「証拠を無視した起訴」をしたことの責任をきちんととってもらわなければならない。

転載終わり


岐阜新聞
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20140716/201407160916_22908.shtml
「現金授受」真っ向対立 美濃加茂市長起訴、異例の事態に
2014年07月16日09:16
写真:「現金授受」真っ向対立 美濃加茂市長起訴、異例の事態に
あらためて藤井浩人被告の無罪を訴える郷原信郎弁護士=15日午後、名古屋市内

 現金授受はあったのか、なかったのか─。15日、事前収賄などの罪で美濃加茂市長の藤井浩人被告(29)が起訴された。「賄賂をもらったと認識していることは明らか」とする検察に、「起訴は不当極まりない」と真っ向から対立する弁護団。真相は公判で解明されることになった。「最年少市長」として期待と注目を集めた市のトップが刑事被告人となる異例の事態に、市民の動揺は続く。

◆業者側「資料に挟んだ」/市長側「入ってなかった」

 起訴状などによると、現金の授受があったのは2回。藤井市長は昨年4月2日に美濃加茂市のファミリーレストランで10万円、同25日には名古屋市の居酒屋で20万円を、贈賄などの罪で起訴された地下水供給設備会社「水源」社長の中林正善被告(44)から受け取ったとされる。

 中林被告は、会社資料に現金入りの封筒を挟んで渡したと供述。一方、藤井市長は弁護団に「資料はその場で確認している。現金はなかった」と説明、一貫して否認している。

 2回の会食には、共通の知人である政策コンサルタント男性(42)が同席していた。男性は、岐阜新聞の取材に「(現金授受を)見ていないし、聞いていない」と証言。中林被告が「男性が席を外した際に現金を渡した」としているが、「1回目が小一時間、2回目は数十分間で3人が一緒にいたが、その間に席を外したことはない」と話した。

 さらに、藤井市長は、中林被告の依頼で市に設備導入を働き掛けたとされる点についても否定。市長の弁護人は「市長自らがいい設備だと判断したもので、請託を受けて市に働き掛けたわけではない」と主張する。

 起訴後、名古屋市内で会見した郷原信郎弁護士は「現金の授受はあり得ない。公判で徹底的に争う」と強調。「重大な証拠は中林被告の供述のみで、なぜ虚偽の供述をしなければならないのかを含めて真相を明らかにしていく」と語った。

◆市民「潔白信じたい」 市政停滞、懸念の声も

 美濃加茂市長の藤井浩人被告(29)が起訴された15日、市民からは潔白を信じる声が上がる一方、辞職はやむを得ないとの指摘も聞かれた。

 派遣社員の女性(24)は藤井市長の無実を信じる。「あれだけ否定しているのだから、やっていない」。早期の保釈も願った。不起訴を期待していた無職男性(70)は、起訴されたことを重く受け止めた。「検察にはそれなりの証拠があるのだろう」と漏らす。「裁判と行政は同時にできない」と市政の停滞を懸念し辞職を求めた。

 看護師の女性(30)は「いい人という印象があるので、残念」とした上で「(市の)業務に影響はないと新聞で読んだので、白黒がはっきりするまで(市長は)辞めなくてよい」と述べ、真相の究明を望んだ。

 藤井市長の後援会の佐々木裕茂会長は「潔白を信じる気持ちは今も変わりません」とコメント。美濃加茂商工会議所の鈴木登会頭は「藤井市長は(当選から)1年間、仕事を完璧にこなしていた。だからこそ(今回の事態は)非常に残念。経済界として裁判を見守りたい」と話した

 

 


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