土佐っぽ

四国は土佐国のもんが、日々の中で思いゆう事や、得手勝手な考えを書きよります。どうぞよろしく。

「富の再分配」はどうなった??

2012年01月31日 20時55分42秒 | Weblog
低所得者ほど生活習慣に問題=野菜食べず、運動しない―初調査で判明・厚労省(時事通信) - goo ニュース




調査して公開した事は褒めてもいいかもしれない。
しかし、

年収200万以下の就労人口が、
1000万人を超えている。
その実態の中で、
こういう調査をしそれを公表する。

あまりにも「想定内」すぎると思う。

都市部の人たちが運動量が多いのは、
これは間違いない。
1時間の通勤は当たり前だというが、
往復2時間、階段の上下。徒歩、立ったまま。などなど、
その2時間はかなりの運動量になるはず。

ただ、
東京都下で日給で生活する教え子。
27歳の男性。
工業高卒で関東圏の自動車工場に就職。
しかし、不況のあおりで解雇され、その後は
それこそ、上野で1ヶ月過ごしたらしい。
そして、今は日雇い労働者。

昨年の暮れに高速バスで帰ってきた。
彼の食生活は、

朝:コンビニおにぎり3個。
昼:コンビニ弁当
夕:コンビニか弁当屋の弁当に発泡酒
そして、喫煙。

日給は、8000円だという。
住処の代金が1日1500円らしい。
それも、4人から6人が一部屋だと。

部活で鍛えた頃の引き締まった身体は消えて、
メタボ腹になっていた。
一緒に入ったスパ銭で驚いたことだった。
身体の色もよくなく、顔にはニキビのようなものが増えて、
衛生状態も環境も劣悪だろうと感じた。

仕事は本当にきついが、
ねぐらの前からバスでの移動。
現場近くのコンビニで飲み物や弁当を買うと。

休日は、日曜日か、週一でどこかにある。
日給はいつ働いても変化無しだと。

我が家で3泊して、実家で1泊。
ひたすらに野菜を食べさせた。
あ・・・もちろん肉も。

母親は再婚して、そのだんなとどうしてもうまく行かないと言う。
それは、彼が17歳の時。
だから、失業したときも連絡しなかったと。

高知で就職をしようにも、
なかなか無いし、居たくないと。

もちろん、年収は200万に満たない。

同じく、34歳の教え子が、
東京で都営地下鉄の清掃会社で働いている。
そいつに、メールを送り、電話で話して、
パートからでもいいので、就職をさせるよう斡旋を依頼した。

先週だった。
2月から雇用されると、連絡があり、すぐに本人に連絡をする。
しかし、携帯を所持してなく。
彼から聞いた電話番号に連絡をお願いする。


この国の経済状況がどれだけ悪化しているか。
しかし、
大企業に就職した教え子は、
結構な金額の年収があり、そして休日もある。

「富の再分配」という教科書にもあまりにも微細に扱われる、
民主経済の大原則。

それが、あまりにもこの国や世界のあちこちで
ないがしろにされてしまった。

民主主義は選挙だと

平気で教え込む、愚かな社会科教師がたくさん存在するが、

「富の再分配」をきちんと教える事は彼らはできない。

この厚生労働省のとぼけた調査には、
イライラするが、
しかし、

この実態から何を学ぶのか。
この実態から何を考えるのか。

それは、
誰でもない、主権者としての責務だと思う。

『上の人間は部下の力を奪う事で 権力を感じ満足する。』

2012年01月30日 21時55分47秒 | Weblog
同僚同士、上司への行為もパワハラ…厚労省部会(読売新聞) - goo ニュース


■同僚同士、上司への行為もパワハラ…厚労省部会
(読売新聞 - 01月30日 18:50)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1895903&media_id=20

『上の人間は部下の力を奪う事で
権力を感じ満足する。』

と言う言葉がある。

世界のどこにでも

パワハラ
セクハラ
モラハラ
アカハラ

ってのが存在するだろうけど、

なんか、
こういう言葉が着目されたのは、
小泉純一郎内閣からじゃあないかと、
感じている。

『上の人間は部下の力を奪う事で
権力を感じ満足する。』

これほど、非生産的で
愚かしい事はない。

しかし、
あまりにもあちこちで、あらゆる場所で
これが横行している。

本来、管理職は、
部下の個々の能力を最大限に引き出す。
その為に、あらゆる条件整備を行い、
環境を整えて、誰もが動きやすく働きやすい社会。

もっと言えば、

「だれもが幸福感を感じてその場で、その社会で暮らせる」

を、あらゆる手法で完遂させる。
その為に存在するのが管理職だろう。

しかし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

なんと、
部下をねたみ、嫉妬し、
部下の自由を、個々の能力を阻害する上司の多い事か。

国家として、
企業として、
社会として、

これほどの不幸な物語はないだろう。

学校という場は、

完全無欠な

パワハラ
アカハラ
モラハラ

の巣だと言える。

そういう場所で、
徹底的に差別を、埋め込まれる。

どうして、社会にでた社会人が、
無差別感覚でいれようか。

今ほど

「人権感覚」が希薄、、存在しない社会はない。

何のためにそれをするのか。
何が根源なのか。

点数や数字。
上下や勝敗。

こういうものにあまりにも囚われすぎた結果、

異常なまでの「嫉妬」があらゆる社会で出現している。

それを培養し、必死で育てているのが、学校教育。

なんという、、愚かしさかと。

諸費税アップを願う「シロアリ」の存在

2012年01月29日 22時18分55秒 | Weblog
消費増税は「必要」63%…読売世論調査(読売新聞) - goo ニュース


■消費増税は「必要」63%…読売世論調査
(読売新聞 - 01月28日 22:08)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1894292&media_id=20


この国では、年収200万円以下の就労人口が1000万人を超えている。
考えて見て欲しい。

年収が200万というのは、
沖縄県や高知県の平均年収に匹敵する。
その、200万の年収の人たち。

実際に預貯金がどれだけあるというのか。

病室に見舞いに来た教え子。
彼は、大学卒業後山間部の実家から離れて
高知市内でアパート暮らし。

毎月の手取りが13万か14万だと。
家賃+降水熱で5万円が消える。
そして、やっとの思いで買った中古の軽自動車のローンと
燃料代や税金などの経費が、5万。
そして、食費が3万。
預金なんてできるはずもないと。
給与から税金などを引かれたすべてが消費にまわされる。

消費税が、15%になれば、
彼の単純消費税だけの負担は、
10万から30万に増大する。

要は、食費を全部なくせということにも。

その後やってきた中学校の教員。
彼女は昨年度採用。

毎月の手取りが16万。
ボーナスなどを合わせても、
年収の実質額は250万もない。

当然、アパートに住み、通勤は軽自動車。
たしかに、給与の増額はあるとしても、
しかし、26歳でこの所得で一人暮らし。
米は実家から取ってこれるが、
それ以外は結構な出費があるし、
学校という場所は、それなりに飲み会などもある。

そうすると、その費用も結構な金額になり、
彼女は、自宅から毎日1時間半以上の通勤をしようかと、
相談してきた。
それだけは、止めるようにいった。

帰宅が毎日18時ならいい。
電車や交通機関利用ならそれもありだろう。
しかし、
疲れて車の運転をして、居眠りで、、、事故。
それだけは絶対にダメだと。

正月帰省が遅れて帰ってきた、
東京で派遣の仕事をしている彼。

時給は2000円で、通勤費は全額会社負担だという。
スイカの定期があり、途中下車も大丈夫。
中央線沿いの駅から徒歩10分以内のアパート。
家賃は、65000円。
それでもワンルーム。
高知だと、そりゃ、豪勢ぞね。

土日は基本休み。
休日出勤は、しっかりと休日割増し時給になるという。
もちろん、8時間を超えれば、125%の時給が。
だから、毎月のおおよその手取りは、
34万ぐらいらしい。
ボーナスは無いが、一応ちょっとした金額10万ぐらいが出るという。

もちろん、職種、地域の差はあるとしても、

消費税を上げてもいいなどという発想。
そういう意見そのものが、
じゃあ、、どういう場所で、どういう人たちから入手したアンケート結果なのか。

もしも、全国のあちこちで、そういう結論なら、

やはり、
この国の人たちの思考力があまりにも低下したとしか思えない。

まだまだ、石油スタンドのガソリンのようにダブルタックスはあるし、
あらゆる使用量や、天下りさきへの「みかじめ料」が存在する。

そういうものに何のメスも入れず、
この国は、

官僚と大企業と、政治家というあまりにも強大なシロアリによって、
物言わぬ国民が食い物にされている。

主権者教育が、全く行われていない、
そこに最大の原因があるとしても。

なんということだろうかと、

毎日感じている。


「シナリオ」とおり。

2012年01月28日 00時01分36秒 | Weblog
今夏は電力制限令発動回避の可能性…枝野経産相(読売新聞) - goo ニュース


京都大学の小出先生も、
慶応の藤田先生も、

原発がなくても大丈夫だと
確実に明言している。

ただ、そういう先生方は、
政府の関連委員会にはなかなか入れないし、
入ったとしても、
絶対的な少数。

官僚が選定した
あらゆる委員会や、何とか会など、
絶対に、
官僚の言う方向に進むような人選がされる。

だから、
「凌雲会」の面々の言うことや、
政府、官僚、経団連、などなどが言うのは、

総括原価方式をそのまま温存し、
あらゆる国民から、
税金ではない。

『私税』のような、

使用量とか、
電話回線に必ず加算されている
ユニバーサルサービス料は、確か毎月7円だったか。
(社団法人電気通信事業者協会 支援業務室)
ETCなどの加入時の
財団法人道路システム高度化推進機構へのみかじめ料のようなもの。

などなどを、
徹底的に搾取して、

天下り先の永続的確保や、
官僚と政治家との濃厚で甘い関係を、、

のために、
やっぱり、

電力の事業分割や、分離は、
どうしても、したくないらしい。

だから、
あらゆる都合のいい情報を集め、
それを、押し通すという手法を、
ずっと繰り返し続けてきていると

それは、学校教育の中で、
徹底して行われているから、
あんまり、
違和感がないのだろう。


学校での集金も、
ほとんどの保護者は、異論無くお金を入れる。

ほんの、今日、こんな電話があった。
修学旅行中の子どもから、

着払いで荷物を送りたいと。
業者の説明では
一律に2000円だという。

東京から高知まで、
業者は、郵便局。
ネットで確認すると、最大の大きさでも2100円。
与えらたダンボールは最大の170センチよりもかなり小さい。

そこで、ホテルに電話をする。
JTBの添乗員から電話がある。

ホテルでは、多くの荷物は扱えない。
だから個々での荷物発送依頼は受けれないと。
そこで、業者に一律での料金でと。

なんとも、不可思議である。
ホテルの通常業務として、
荷物の発送は行っている。
そして、そこでは、大きさ別にきちんと郵便局の料金で行うと。

しかし、JTBは、下請けに一律でと。

ここには、

2000円の料金の中に
JTBの利益。
業者の利益。
が加算されている。

商売としてのそれだとの納得もできるかもしれない。
しかし、
なんで、そんな煩雑な事までする必要がと、
つくづく思う。

150人までの旅行団の全員が、
荷物を発注するわけでもない。

にもかかわらず。


そう、
完全に「パック化」することで、
何をしても、確実に利益が発生するように
している。

私が計画した沖縄への修学旅行では、

往復の貸し切りバス
往復の航空券
宿泊場所の予約

それだけを依頼し、

現地スタッフ(NPOなど)とは、
全部自分でコンタクトを取り、
必要な経費は、別途渡した。

消費税のアップ、
電気代金などのアップ
ガス、電話などなどのアップ。

毎月、1円でも値上げすれば、
莫大な金額があつまる。

毎月1円だと、
誰も文句を言わないかもしれない。
しかし、

官僚+政治家+経団連など企業
という、彼らの書いた

「シナリオ」を

変更できる、
書き直しできるのは、

主権者だけだ。

投票行為により、
政治という権力で、パワーで、
経済の暴走にブレーキをかける。

だから、

誰かに、なんでもお任せにする。

誰かが、きっとよくしてくれる。

そういう、他力本願は、
もう、捨て去るしかない。

つくづくそう思う。

「目安箱」は「嫉妬箱」 大阪市発

2012年01月27日 19時22分19秒 | Weblog
橋下氏の目安箱に「通報」続々
だと言う。

学校から帰った子どもが保護者に訴える。
それをメールで
「不的確教師」だと直訴。

子どもと保護者は、
「そんなことしたらメールしてやる」と、
わがままを強要しだす。

市職員が、住民からの要望に応えれない。
住民は、
「お前を、直訴で訴えてやる」と言う。

おおよそ、
人が人の悪口を言う場合、
それは、必ず何らかの利害が背後にある。

自分の何かを押し通すために、
誰かを陥れる事も
いまさらながらだろう。

民間は、クリーンでオープンで、
パワハラも何もないと言う人たちが
このミクシにもたくさん存在する。

そして、
公務員は、高額な給料をもらって、、
俺らは、低賃金で、こき使われると。

でも、
どうしても不可思議で、
滑稽なのが、

なぜ、自分たちを「下」において、
公務員を攻撃するのだろう。

結局は、「ひがみ」でしかないんだろう。

民間が低賃金だったら、
その賃金を上げるよう、
行政を動かしたらいい。

公務員給与を減額しても、民間の給与は上昇しない。
きっと、さらに下降するだけだろう。

公務員の労働条件がうらやましいなら、
自分たちの民間の、
異常なまでのサービス残業を
正当な労基法にある残業手当の支給をさせたらいい。

そういう、政府を選べばいい。
そういう政治家に投票すればいい。

あの橋下という西の将軍様が、
じゃあ、、
所得の上昇。
労働条件の改善。
市民の府民の平等な幸福を
保証してくれるのか、、、

少なくとも、
彼の府知事時代。
大阪の生活向上はほとんど示されていない。

ただ、公務員を攻撃して、
まるで、
テレビの漫才でどつきあいをしたぐらいの
そいう「愉快さ」だけだった。

誰かの生活を
誰かの労働条件を

「ひがむ」よりは、

だれかに任せるのではなく、
しっかりと
自分たちの暮らしそのものが
幸福で満たされたものになる
そういう政治を目指す方が、

はるかに、
未来にゆたかな遺産を残すことになる。