『相棒』、節目の“season10”が10月より放送だという。
ニホンという国の中で、
政府や権力に逆らう、
それをよしとする、ドラマなんぞ、
そうそうではしない。
と、ほとんどあきらめていた。
昨年だったか、
映画バージョンのを見た。
夏の入院中に知人が見舞いにと。
「まっこと、、ニホンのドラマは見んき、、いらんに。」
と、言うと、
「どうせ、よさこいの大音量の中でヘッドホンで映画見るやったら、
これ、、絶対に、、おすすめじゃき」と、
しぶしぶ、まあ、、と。
で、数日後か、手持ちの映画も見たし、、
ほいたら、、これしかないかあ、、、、
いやあ、、
これ、、衝撃を受けて、
それ以後、
ツタヤに、
たしかに、ほとんどに、政治的色彩は濃いものになっている。
斬首されるシーンが世界をネットで駆け巡った、
九州の香田証生さんの事件を、確実に意識した内容。
犯人の特定はそれほど難しくはないが、
ただ、あの「自己責任」という言葉がこの国を支配した、
小泉政権の中でも、特筆すべき愚行を、あえて、、
そこに、驚いたし、そして、踏み込んだ人間の感情をドラマ化している。
亀山と伊丹のドタバタが、番組の中の思考をそらす部分があるが、
それは、それでおもしろい。ただ、時にうっとうしくもなるが。
しかし、連綿とした権力への抵抗、そこに喝采する人たちが多いだろう。
おもしろいのは、
あの刑事部長役の内村警視長殿、
別番組の「水谷が裁判官をやるドラマ」では、仲良しの刑事役。
そして、けっこう相棒の出演者がアレコレ出たりしている。
まあ、、あれこれ言うよりも、
一度、見てみてもらいたい。
やっぱり、素晴らしいのは、
最初のオープニングのシリーズと、
2シリーズぐらいまでじゃろうか。
毎回、多様なゲストが出て、
水谷のしょぼい演技を、、、確実に、、カバーして、
彼が、光るように、、、。
何よりも、相棒の寺脇康文の存在は特筆。
枯れなくして、杉下右京は存在し得ないだろう。
ところで、香田証生さんの事件。
あの時、
どうしようもない怒りと、未来への恐怖があった。
一市民であり、個人である人間に、国家が、世論が、
なにより、メディアが自らのジャーナリズム性をかなぐり捨てて、
一斉に攻撃した。
「自己責任」という象徴された言葉で。
あの時から、
貧しくなるのも「自己責任」。
安い給与も、「自己責任」。
自死するしかないのも「自己責任」。
リストラされるのも「自己責任」。
と、
個人へのあまりにも強い圧力が、
社会的圧力が、当たり前になった。
しかし、
東電への「自己責任」論は、
ほとんど、政府内部からは聞こえない。
今や、
被爆するのも、「自己責任」
福島から転居するのも「自己責任」
などに、
なっている。
大企業や、政府官僚、議員らの、、
悪行三昧は、国家権力の中でまもられ、
多くの市民は、個々の自己責任を追及される。
あの、香田さんの事件で、
多くの市民が、彼を、彼の家族を攻撃した。
だから、
天につばすると、同じだとも言えるが、
今も、あの時も、、メディアに登場する、
言いたい放題のコメンテーターには、
いよいよ、、腹がたつ。
相棒の新シーズンが始まるという、
いやあ、、楽しみ。
香田さんの事件に関して。
香田さん事件とは2004年にヨルダンのイスラム過激派組織が香田証生さんを拉致、
イラクからの自衛隊の撤退を日本政府に要請したが、当時の小泉内閣は拒否する。
そして、「自己責任」だからと、ほとんどニッポン政府は彼を見捨てた。
結果、香田さんは首を切られ処刑された。その映像はネットに流れ、世界で話題になった。
ニホンという国の中で、
政府や権力に逆らう、
それをよしとする、ドラマなんぞ、
そうそうではしない。
と、ほとんどあきらめていた。
昨年だったか、
映画バージョンのを見た。
夏の入院中に知人が見舞いにと。
「まっこと、、ニホンのドラマは見んき、、いらんに。」
と、言うと、
「どうせ、よさこいの大音量の中でヘッドホンで映画見るやったら、
これ、、絶対に、、おすすめじゃき」と、
しぶしぶ、まあ、、と。
で、数日後か、手持ちの映画も見たし、、
ほいたら、、これしかないかあ、、、、
いやあ、、
これ、、衝撃を受けて、
それ以後、
ツタヤに、
たしかに、ほとんどに、政治的色彩は濃いものになっている。
斬首されるシーンが世界をネットで駆け巡った、
九州の香田証生さんの事件を、確実に意識した内容。
犯人の特定はそれほど難しくはないが、
ただ、あの「自己責任」という言葉がこの国を支配した、
小泉政権の中でも、特筆すべき愚行を、あえて、、
そこに、驚いたし、そして、踏み込んだ人間の感情をドラマ化している。
亀山と伊丹のドタバタが、番組の中の思考をそらす部分があるが、
それは、それでおもしろい。ただ、時にうっとうしくもなるが。
しかし、連綿とした権力への抵抗、そこに喝采する人たちが多いだろう。
おもしろいのは、
あの刑事部長役の内村警視長殿、
別番組の「水谷が裁判官をやるドラマ」では、仲良しの刑事役。
そして、けっこう相棒の出演者がアレコレ出たりしている。
まあ、、あれこれ言うよりも、
一度、見てみてもらいたい。
やっぱり、素晴らしいのは、
最初のオープニングのシリーズと、
2シリーズぐらいまでじゃろうか。
毎回、多様なゲストが出て、
水谷のしょぼい演技を、、、確実に、、カバーして、
彼が、光るように、、、。
何よりも、相棒の寺脇康文の存在は特筆。
枯れなくして、杉下右京は存在し得ないだろう。
ところで、香田証生さんの事件。
あの時、
どうしようもない怒りと、未来への恐怖があった。
一市民であり、個人である人間に、国家が、世論が、
なにより、メディアが自らのジャーナリズム性をかなぐり捨てて、
一斉に攻撃した。
「自己責任」という象徴された言葉で。
あの時から、
貧しくなるのも「自己責任」。
安い給与も、「自己責任」。
自死するしかないのも「自己責任」。
リストラされるのも「自己責任」。
と、
個人へのあまりにも強い圧力が、
社会的圧力が、当たり前になった。
しかし、
東電への「自己責任」論は、
ほとんど、政府内部からは聞こえない。
今や、
被爆するのも、「自己責任」
福島から転居するのも「自己責任」
などに、
なっている。
大企業や、政府官僚、議員らの、、
悪行三昧は、国家権力の中でまもられ、
多くの市民は、個々の自己責任を追及される。
あの、香田さんの事件で、
多くの市民が、彼を、彼の家族を攻撃した。
だから、
天につばすると、同じだとも言えるが、
今も、あの時も、、メディアに登場する、
言いたい放題のコメンテーターには、
いよいよ、、腹がたつ。
相棒の新シーズンが始まるという、
いやあ、、楽しみ。
香田さんの事件に関して。
香田さん事件とは2004年にヨルダンのイスラム過激派組織が香田証生さんを拉致、
イラクからの自衛隊の撤退を日本政府に要請したが、当時の小泉内閣は拒否する。
そして、「自己責任」だからと、ほとんどニッポン政府は彼を見捨てた。
結果、香田さんは首を切られ処刑された。その映像はネットに流れ、世界で話題になった。
もっと読みたいと思いました。
これからちょくちょく拝見させていただきます。
更新楽しみにしていますね。
現在もそうですが、あの時の自己責任論は異常でした。
憐憫の情なんてものはないんだなと、怒りすら覚えました。