今日も地球は周ってる

管理人の趣味や日々のことを徒然に。宇宙戦艦ヤマト好きーが現在進行形。時々、六神合体ゴッドマーズ。ALの右オタも兼務

本と旅と人生と(って、そんな大げさな話じゃないけど)

2010-02-01 22:18:26 | BOOK
本がかなり増殖してきたので、また少しばかり処分しました。

文庫サイズコミックス 7冊
通常版コミックス 5冊
文庫本 3冊
ハードカバー等書籍 15冊

合計30冊を売りに出して1570円。

正直言って、「え?これだけ?」な気分。
ハードカバーはどれも状態の良いものだったから余計に。
強いて言うなら、本の「鮮度」が問題だったのかもしれない。
確かに多少古いものが多かったから。

ハードカバーを売りに出したのは、同じ物の文庫版も手許にあるから。
文庫版があるなら、場所を取るハードカバーの処分は致し方ないだろうと。
ハードカバーを処分するのが寂しくないと言えば嘘になるけれど。

処分できる本はまだ幾らかある。
今日は雨降りで、そんなにたくさん持って行けなかったから。
幾らかあるとはいえ、どこまで処分できるのか。
自分の中でのせめぎ合いになってしまう。
もう何年も開いていない本は処分してもいいのかもしれない。
でも、ふとした時に読みたくなるかもしれない。
そこを自分の中でどこまでケリがつけられるのか。

そもそも、自分はそれほど新しい本を欲しているのだろうか?
買い続けている単行本は2つしかない。
これからは、古い、馴染んだ本を読み返すだけでも満足なのではなかろうか?
時々突発的に買う雑誌を除けば。

そういえば、沢木耕太郎の「深夜特急」のギリシャのくだりにこんな文があった。
ギリシャの遺跡にたたずんでいたアメリカ人の老人との会話での、老人のセリフに。
「何も不自由はしていない。なぜなら私にはテレビも必要ないし、新刊本も必要ないからだ。ただ、昔読んだ古い本を読み返していればそれでいい…」

私にもTVはさして必要ないし、世に多く出ている書物の大半も必要ない。僅かな新刊本と、昔読んだ古い本があれば充分だと思う。あ、パソコンは勿論必要だけども。
なんだか、自分が「旅をしている沢木耕太郎」よりも、「遺跡の老人」に近づいてきているような気がする。
世捨て人とは違うと思うけれども。
沢木氏が言う「旅を人生に例えれば」私の人生はもう青春期から壮年期に入っているのかもしれない。
とは言うものの、ミーハーなのは相変わらずだし、ヤマトのことになれば眼の色変わるし、遺跡の老人の域に達するにはまだまだ遠いと思うけどねw

沢木氏と言えば、最近買った「右か左か」という、氏が選んだ短編集がなかなかに秀逸で面白くて、湯船に浸かりながら読んでいるのだけど。
久々に旧かな遣いの文章を読みました。
旧かな遣いの本は、実家父が色々と持ってたけどね。(実家父が若い頃はまだ旧かなも多かったらしい)
そういう父の本を読んでいた時以来かもしれない。それか、読書感想文を書くために読まされた名作以来とか。
でも、旧かなの文章って、流れるように綺麗なんですよね。
読んでても違和感が無いし、現代語にはない表現がよほどその状況に相応しかったり。
久々に読書を楽しんだ気がしました。

さて。どこまで本が減らせるのか。
自分と戦ってみますw


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2 コメント

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Unknown (chu)
2010-02-02 11:23:47
kooさんも、本の事業仕分け(笑)ですか
ホント、愛着のある本だとなかなか処分できないものねぇ(^^;;;;;
かと言って増え続ける本達と心中するのもどうか・・・だし。
ウチんとこにも、手放したら二度と手に入らないかも・・な本ばかり集めちゃったので、超ヤバいですよ~(爆)
一番処分しやすいのは仕事関連の本かもしれない・・・
だって、中身が古くなると役立たずだからね(笑)(^^;;;
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まさに (koo)
2010-02-02 16:23:39
本の事業仕分けです(うまいこと言うねぇ!)
愛着があっても、文庫版があればハードは処分できるし(ちと辛いけど)
3年以上読んでいないような本は、希少価値や資料性を考慮して分けてます。
あとは、自分の感覚とマッチしてるかどうか。
って、趣味で買ってるんだから、どれもマッチしてるんだよねw

買ったからには、当時は愛着があって買ったわけだし、処分は辛いこともあるけど、本というものは「情報の集合体」と、認識してるので、ぬいぐるみを手放した時よりは遥かに気が楽です。はい。

情報の鮮度が命!って本だったりすると、処分しやすいかもね。ただ、自分の歴史がそこに込められていると思ってしまうと…わはは、想いが入っちゃって大変なことになったりしますな。
まあ、本好きが本と心中するのもアリじゃないですかねえ。
私はどうせ死ぬなら本に埋もれて死にたいですw
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