今日も地球は周ってる

管理人の趣味や日々のことを徒然に。宇宙戦艦ヤマト好きーが現在進行形。時々、六神合体ゴッドマーズ。ALの右オタも兼務

宇宙戦艦ヤマト2202第七章 舞台挨拶(ネタバレあり)

2019-03-15 12:47:31 | ヤマト
3月10日、ヤマト2202第七章の舞台挨拶回に行ってきました。

今回は、ブンゴーだけでなく、羽原監督もいらっしゃいますw

正直、なんて話していらしたのかは、もう覚えていません(苦笑)
ただね、最後に羽原監督が、色々なスタッフの役職などを挙げつつ、感謝の意を表そうとしている時に、
どんどんこみ上げてきていらっしゃる様子がよく分かりました。
涙を流していらした訳ではありませんが、「男泣き」という状態だったのでしょうね。
そのお気持ちが、こちらにも伝わってくるのが分かりました。

作品を大画面で観るのは、PCのモニターと違って、迫力があるし、細かい部分で新たな発見もありますね。
音声も、私には少し大きすぎる音声だったせいもあって、細かな息遣いまでしっかり聞こえてきました。
でも、その音圧で身体が疲れちゃったんですけどね^_^;
これ以上ボリュームが上がるなら、私は劇場で観られなくなってしまう…。
爆音上映なんて、もっての外。
たまには、低音圧上映ってのも欲しいものです(苦笑)


作品は、良かったと思います。
(以下、ネタバレあります)







ガトランティス人とは、人とは、愛を知る者とは。
そこが最後の最後で昇華されていて、ガトランティス人にも、ズォーダーにも憐憫の情が湧いてきました。
ガイレーンの世代では、愛を知ることはなかった。
それでも、ズォーダーを守るべく、その身を投げ出した。
ズォーダーは、サーベラーとの愛を知ってしまった。
ミルはもっと大きな視野で、人とガトランティスの愛を知ろうとした。
愛を知らぬはずのガトランティス人も、人間と同じような振る舞いをし、人間と接しているうちに感化されたのかもしれない。
第七章で一番泣けたのは、この3人のズォーダータイプの話しです。

結局、桂木透子(サーベラー)もズォーダーの愛には勝てず、己を滅ぼしてしまった。
アノ時、ニードルスレイブが自動航法室めがけて雲霞の如く飛んでいくのは、正直エグいと思いました。
でも、透子は後悔することなく、ヤマトをゴレムに導いた挙げ句にズォーダーの手で死ねたことを満足に思っているんじゃないのかな。
そんな気がしました。

ミルを含めたズォーダーに選択を迫られた3人。
その3人の行末が、選んだ・選ぼうとした答えに併せて別れてしまいましたね。
選ばなかった古代くんは、ああなりまして(苦笑)
完全に選んでしまった加藤は…。
選びつつも、果たせなかったキーマンは、自ら別の選択を果たした。
酷かったなあ。
加藤は、仕方ないと思える部分もあるけど、キーマン、あんな選択しなくてもいいじゃん!て。
そのためにあんなに大事に育てられたキャラなのか、キーマンて。

でも、キーマンがいたおかげで、デスラーと古代くんの仲介を上手く果たしてくれたと思う。
甥が信頼した地球人、古代進という人間に、デスラーは興味を持った筈だから。

第七章まで観て、パズルのピースがきっちりハマった気がしました。
やっぱり第三章での「ゲーム」は最後の伏線だったのだな。と。
章ごとに感想を持つのでなく、最後まで観てから出ないと感想が言えないと思った通りだった。
私は2202の物語は好きです。
細かい部分に不満が無い訳ではありませんが、大筋としては満足しています。
(イリィちゃんに出番が欲しかったなぁってのが一番の不満w)

ただね。
誰かさんのひし形だの、ゴチャゴチャしたテクスチャーは、ヤマトには不要だった。
はっきり言って嫌いだった。
多数の艦船を造船するなかで、あんなテクスチャー貼ってる暇なんかあるかよ!💢ってね。
艦名だって外に張る必要は無いし<レーダーで認識できるから
模型の仕上げをそのままアニメに持ってきても意味ないと思ったね、心から。
その誰かさんだけが大きなマイナスポイントかな。

でも、続きが拓けていきそうな終わり方だったので、また何年後かに続編か新作が出ることを期待します。
誰かさん抜きでね。

宇宙戦艦ヤマト2202第六章回生篇

2018-11-08 17:05:07 | ヤマト
以下、ネタバレガンガンあります。
禁ネタバレな方は回れ右にてお願いします。

改行します


















↓↓ここから↓↓

第六章は、観ていて気持ち良かった。
ドラマ部分と先頭部分の繋ぎ目が上手くいってるのと、
突飛なエピソードがないので、物凄くスムーズ。
第五章まで感じていたむず痒さがなくなっています。

絵的にも見ていてすごく見やすい。
人物のアップが多いのは相変わらずですが(TVを意識?)、
不要な動きがない。そのおかげで画面がチラチラしない。

途中で出てくる出崎統タッチのハーモニー処理とかにビックリしましたけど(笑)

何が一番見やすかったって、脇役メカのクローズアップが一々出てこないこと。
イーターが突き刺さる場面を一々アップで見せつけられない事(苦笑)
脇役の脇役メカを一々アップで追いかけて見せられるのはつまらない。
尺の無駄。
第六章ではそれがなく、イーターは淡々とワープ阻害防壁(臣民の盾)にさくさく刺さってたのが良かったです。
デスバテーターもわらわら出て来たけど、淡々と撃墜されてたのが良かった。
戦闘シーンはやはり、戦艦同士の戦いが見所ですもん。
細かい物を際限なく出すのなら、そっちは淡々と描かなきゃ、バランスが取れませんて。

今回、アンドロメダ改(と、呼んでみる)と、山南艦長の人馬一体ならぬ、山南アンドロ一体のあの高機動が最高でした。
第六章は山南アンドロに持ってかれた気分です(笑)
でも、それがすごく気持ち良い。
「ああ、久し振りにヤマトらし活劇を観た」
と言う気分になりました。


正直に言えば、副監督の色が思い切り抜けた感じ。
それが本来のヤマトらしさを呼び起こしたように思います。
第一章から第五章まで、なんか細かい部分を無闇にクローズアップするような、
ドラマよりもメカ表現に拘っているような、物語的にスッキリしない部分が随所に見られたんです。
それが第六章でなくなった。
メカはドラマの中で、メカとしての役割を果たしていて、無意味に前面に出てこないのがいい。
当たり前なんですけど。
その当たり前が今までは当たり前で無かったんです。
副監督メカが幅を利かせ過ぎていた。
やっと第六章にして再構成できたのでしょうかね。
再構成に尽力されたスタッフに賞賛の拍手を送ります( ´∀`ノノ☆パチパチパチパチ

ヤマトと古代くんの出番が少ない第六章ですが、ドラマの再構成がなされてストレスが減ったというだけで、良い章になりました。
それに、ヤマトは主人公だけがカッコイイわけじゃない。
みんなカッコイイと再認識したしね。


細かい事を書きだしたらキリがないので、この辺りで第六章の感想は終了。

あ、キーマン、お願いだから生きてね。

第三章なくして第四章なし

2018-02-04 06:28:47 | ヤマト
第三章公開時、ファンの間では色々な意見がありました。
もう、ここに書くのも私は嫌だけど(笑)

でもさ。
何故第三章だけで判断しちゃうんだろう?
と、私は思っていました。
これって、伏線回だよね?今後、それぞれに対応する話がきっと出てくるよね?って。


まず、古代くんの波動砲ヘタレ回。
個人的には「俺は、俺はね」と言う甘えたな古代くんが拝めてホクホクでした(笑)
私はどこか弱い主人公が好きなようです。
だから真田さんに心情を吐露して甘えてしまう、どこか心が弱い古代くんがツボでした。

「約束は守る、救いを求められたら手を差し伸べる、どれも当たり前のことでしょう?」

小学生か、お前は。と、言う気がしなくもないのですが、古代くんが亡きご両親や守兄さんの許、真っ直ぐに育ったんだなって分かります。
大事に大事に育てられたんだな。って。
そういう気持ちは忘れてはいけない事だと思う。
でも、大人の社会で、それも軍で指揮官として生きていくには真っ直ぐな気持ちだけでは生きていけない。
それが大勢の命を危険にさらしてしまうことになる。
きっと古代くんだって解っていた事でしょう。
だけど、その覚悟が出来なかった。
まずはメーザーの艦隊を、命の損失を出さずに打ち破って、一つ目の段階をクリア。
でも、いつまでもそんな戦い方はできない。
第四章のテレザート星でのゴーランド艦隊との戦いは、次の段階を古代くんに突き付けた。

本当なら岩盤を波動砲で撃ち抜き、破片が散るのに乗じて上陸作戦を取る計画だった。
それが、ゴーランドによって岩盤を撃ち抜かれたために、ゴーランド艦隊を撃たねばならなくなった。
古代くんにとっては大きな計算違い。
艦隊を直接撃つ事は想定していなかった。


図らずも来てしまった艦隊への波動砲攻撃。
『自分達は覇権の為に波動砲を使うのではない』
『どんな理由があろうと、波動砲を撃ってしまえば同じこと』
と、古代くんの心は千々に乱れる訳で…


それを救ったのは、キーマンの言葉と、島くんの行動だった。

『引き金を握る一人が背負うのではない』
『イスカンダルに旅した者が等しく背負う十字架』

そして、空間騎兵隊も全員、一丸となって波動砲を発射してゴーランド艦隊を粉砕した。
勝利はしたが、苦い勝利だった。
古代くんは、表情も変えずに一人涙する。
「当たり前の事を当たり前に」出来なくなってしまった自分。
スターシャと沖田の約束を破ってしまった自分。

指揮官としての覚悟をするということは、今までのような甘えが赦されないのだと目の前に突き付けられて。
しかし、その覚悟ができたからこそ、土方司令も艦長就任を了承したのでしょう。
覚悟なき古代くんのままでは、古代くんの逃げ場を作ってしまうと思っていたのでしょうか。
やっと逃げ場のないところで覚悟した古代くんだからこその、要請の了承。
ここにも、軍人としての覚悟が、二人分描かれています。

第三章から二章分に渡っての波動砲問題は、これで一応の解決だと思います。
もし、今後、スターシャに逢うような事があれば、古代くんはきっと一人で責任を取ろうとするのでしょうね。

斎藤だって「あいつは約束しちまったんだ。だからオヤジが撃ってくれ!」と古代くんの事を理解していた。
これも第三章でのホタルの件がなければ唐突なお話し。
ホタルの回の、古代くんと斎藤の殴り合いシーンが無かったのが少々残念でしたが。



続いては、シュトラバーゼでの古代くんの行動。
先日も書きましたので、ここは軽く。

何と言っても「さらば」のフラグを折る。
だと思っています。
異空間の中でのプロポーズは、さらばの「これが僕たちの結婚式だ」に相当すると思っています。
それと、古代くんにとって一番大切なのが「ユキがいてくれること」だと気が付いたから。
軍人としての古代進よりも、一人の古代進として、それが何よりも強かった。
これって、旧作の2でユキが
「あなたのいない地球なんて、なんの意味もないわ」
と、言ったシーンの、古代くんバージョンなんじゃないか?とも思ったわけです。

ガミラス艦を一艦助けられても、ユキがいなければ自分は自分じゃなくなる。
ユキがいない、そんな地球の為に戦えない。
とでも思っていたのかもしれません。

エゴとも言える個人の愛をここで突き詰めたからには、今度は宇宙レベルでの愛の話があるかと期待しています。



ガトラン側の登場人物も、第三章が無ければ第四章は味気なかったでしょうね。
ゴーランドとノルの関係。
親子ではなく、それぞれがクローン体。
どちらが先に生まれたか、の違いなだけ。
それでも、ゴーランドは手許においてノルの教育をしていた。
そして「お前も遠からず次のノルを授かる」と、まるで連綿と続く血の繋がりがあるような話まで。
彼らはヤマトと接触したわけでは無いから、ヤマトの影響を受けてのあのような関係ではない。
もしかしたら、多くの人間たちとの接触の過程で、少しずつ意識が変わってきたのかもしれない。
自然発生的な(疑似)親子の情。
ザバイバルも「先代のゴーランドさま」と、クローンによる代重ねとは違うニュアンスで語っている。
これも自然発生的なものなのかもしれない。

「作られし命」が、その元となった人間を真似始めた。
そういうことではなかろうか。

方向性は違うが、ヤマトに恨みを抱いたメーザー達も、本来ならばあのような感情を持つことは無かったのだと思う。
あのまま11番惑星で朽ちていったのだろう。
それでも誰も恨みもせず、それが自分達ガトランティスの身の処し方だと疑わずに。


と、言うわけで、第三章はどれも大切なんですよ。
全七章26話あるのだから、どこかでどれかが伏線回になるのは当たり前。
第三章はたまたまなのか、意図してなのか、伏線回が集まってしまったから話が先に進まず、違和感があったのでしょうけど。
普通に考えたら、福井さんと言う作家がそんな無駄な話を作るとは思えないし、羽原さんがそんな話を採用する訳がない。
てことは、どこかで意味を持つのだろうと考えるのが妥当なのに…。
第三章で見切り付けようとか、色々言っていた人は、なんだったんでしょう。
こらえ性が無さ過ぎだと思いましたけどね、私は。
最近の1クールで物語を畳むという、性急さに慣れてしまった故なのでしょうか。
だとしたら、そういう短絡的な物語作りをせねばならないアニメ界は、私には合わないな。
1クールで丁度良い物語なら、それでいい。
だけど、2クールぐらいないと壮大な話は作れないでしょう。個人的にはもっと話数が伸びてもいいのですけどね。

お前、何を上から目線だよ。と、思う方もいるかもしれませんが、私はウソを書きたくないので本音で書いています。
第三章をケチョンケチョンに言ってた人達や、見切りを付けようとしていた人達に、本当に腹が立っていたから。
そういう人とは、相互フォローでも今は距離を置いていますけど。

物語は最後の最後まで気を抜けません。
あと三章、どう魅せてくれるのかが非常に楽しみです。
第七章を観終えた時に、大いなる感動に包まれることを願って止みません。

古代くんが選ぶ愛

2018-02-01 06:25:01 | ヤマト
「古代くんと波動砲」で書いたように、
第三章の8話から9話にかけての、シュトラバーゼでの古代くんの行動をトレース&考察してみたいと思います。
随分長くなってしまいましたので、飽きた所で回れ右して下さって結構です。
最初から挑戦しないという手段もあります。
なにせ、9300文字超えましたからw


一言で言うと、「降って湧いた災難」としか言いようのない出来事でした。
さて、古代くんはどんな行動をとってこの災難を潜り抜けたのか…(?)


そもそも、何故、古代くんがこの災難のターゲットになってしまったのか。
「主人公だから」と言ってしまえば確かにその通りなのです。
それじゃあ考察もここで終わってしまうので、別のアプローチで考えてみます。


恐らく第一艦橋クルーは、リサーチされていたと思います。
その中でも、この艦の中心人物と目されたのが、艦内でも年少に近いぐらいの古代くん。
大帝にとっては興味をそそられたでしょうね。
波動砲という大量破壊兵器を持っているにも関わらず、撃てない・撃たない軍人。
ガトランティスの常識にはあり得ない事。
しかも、愛する女性に関することがウイークポイントにもなっているらしい。
そして何より、ヘタレである。←大帝視線で
揺さぶりをかけたら面白いと思ったのでしょうね。

そこへ行きつくまでのエピソードとして、ユキの正体ばらしがあったわけで。

玲に対しては、「私が(限界)」と言っていたユキですが、古代くんが限界なのをちゃんと解っていた。
けれど、クルーにはそうと思わせないようにしていたんですね。
玲が言ったように、古代くんに近しい人間は、彼が限界に近いと薄々感じていたのでしょう。

いきなり目の前を通って自分の存在をアピールしたユキですが、きっと、少し離れた場所でのすれ違いや、そんな事もあったと思うんです。
古代くんが気づかなかっただけで。
だって、自分とヤマトの事で一杯いっぱいの古代くん。
地球に残っている筈のユキがヤマトに乗っているなんてミジンコ程も思ってないと思いますもん(笑)
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追いかけて、わざと他人行儀に問い詰めて。
そこで仮面を取ってしまったら、ユキを遠ざける事が出来なくなってしまうから。
だから、退艦するように言ってしまった。








そんなつもりではなかったのに。
でも、ユキは本気で退艦しようと目の前でナース服を脱ぎ始め、古代くんは慌てふためく。

結局、強いのは女の方なのかもね。
密航までするぐらいなのだから。

無理な退艦を押し止めたものの、大事な人がどんな危険があるか分からないこの艦に乗っている事が、どうしても気になる。
古代くんにしてみれば心労の原因が一つ増えた状態。
それには、第一艦橋の全員が気が付いていたのじゃないかな。
だから島くんが古代くんの心の負担を減らすべく登場した。


「ここはヤマトだ。俺は目を瞑るぜ」


他の地球防衛軍の艦じゃないんだ。そんなに固く考えなくてもいいだろう?と、アドバイスするも、納得しない古代くん。


見透かされているのも気に入らないのでしょうね(苦笑)
誰にって、みんなにw


本当はユキと話したいのに、ユキに触れたいのに、艦長代理と言う立場がそれを押し止める。
ユキを地球に返すのに、11番惑星で救助した民間人や、空間騎兵隊の引率と言うことを思いつく。
プライベートで話すこともなく、あくまで地球防衛軍軍人としてしか、言葉を交わすこともない。
そんな2人の限界を見て取った真田、徳川、島の3人が、避難民と共に居るユキの所へと、古代を向かわせる。






ユキは任務に就きながらも寂しい表情をしている。
第一艦橋から必死に走ってきた古代くんもそれにすぐ気が付く。






離れたくない、一緒にいたい。
それだけのシンプルな気持ちさえ口に出来ないのは、古代くんがあまりに不器用だから。

婚約者を同行することは、立場的に許されないと考えていると思う。
そして、大切な人には安全な場所に居て欲しい。
イスカンダルへの旅の時、ユキは何度も危険な目に遭った。
命を落としたと思った事もあった。(実際、あの時はタヒんだのだけれども)
そんなことは、古代くんの心が耐えられないのだろう。
「失う恐怖」が何よりも怖いのだと思う。
でも、ユキが古代くんを失う事に関しては何も考えていないっぽいのが、朴念仁古代くんとしか言いようがない。
古代くんが、第三艦橋からのタラップを降りてきて、やっと言葉を交わせそうになった時に、レドラウズ教授が無断単独行動を起こす。
ユキと古代くんのすれ違いっぷり、映画にできそうじゃん?と思ったけど、これ、映画のエピソードの1つじゃないかと^_^;

そして、古代くんはレドラウズ教授を連れ戻すべく、桂木透子と共にヤマトを離れる。

状況説明に、どれだけ文字数使ってるんだ、自分orz

レドラウズ教授を探して行った先でのことは割愛←乱暴すぎる

その時、古代くんはズオーダーから言い渡される。
避難民を乗せたガミラス艦、三艦のうち一つを選べ。
選んだ艦は助けてやると。

ズオーダーは、古代くんの、人間の「愛」と言う物を試す代わりに、多くの犠牲を強いるという恐ろしい選択を課した。
これをズオーダーはゲームだと言った。
そう、ズオーダーにとって、これは気まぐれの遊び。
滅ぼす先の惑星の人間が、どんな反応をするのか、試してみただけのこと。
潜入させていたスパイによって、古代くんに白羽の矢が立てられただけのこと。
艦を統括する責任者であるにも関わらず、それにそぐわない心の弱さ、脆さ。
興味深いサンプルだったのだと思う。

急いでガミラス艦の許に向かう古代くん。
追い詰められたその表情は今にも泣き出しそうになっている。


一艦だけ選ぶ。どうやって?
選んだ艦の避難民は助けられても、他の二艦の避難民は?
別の艦に乗り込んだ家族だっているかもしれない。
選べない。どう選べと。
でも、自分が選べば、少なくとも一艦の避難民だけは助かる。
そう、一艦。

この思考中の古代くんは、怖かったと思う。
自分のせいで何の落ち度もない人達を大勢死なせてしまうから。
選ばなければ全員死ぬ。それは嫌だ。少しでも助かって欲しい。
だったら。
だったら、ユキが乗った艦を選べばいい。
ユキが助かってくれる。避難民もこの艦の人達は助かる。


それはエゴ。
ユキへの愛によって天秤にかけられたエゴ。
自分のエゴが人の生死を分けるという恐ろしさに、古代くんは耐えきれなかったのだと思う。
だから、ユキにあんなに語りかけていたのだと思う。
それが古代くんに異常な事態が起きていると、ユキに気付かせる事になったのは、やはり朴念仁古代くんのせいだ。

一番助かって欲しいと思った人が、自分の為にその身を宙に投げ出した。
だったら、あの艦を選ぶ理由はなくなった。
「オレは選ばない!!」




舞うように落下するユキを古代くんが追う。




選ばせない為に、その身を投げ出すユキは…事情を理解しきってなかったのかなと^_^;
ユキがいなかったら古代くんはどれも選ばなくなって、選ばないとズオーダーは全艦爆破させると言ってたからね。
が、ユキが理解していないのは仕方がない。
が、古代くん。あーた、「選ばない」を「選んだ」って…
正確には「ユキを選んだ」のだけどね。

ユキを選んでしまった以上、ガミラス艦がどうなるのかは古代くんは解っていたはず。
この時点で古代くんは、ユキと共にシュトラバーゼでタヒぬつもりだった。
おーい、テレザートに行きたい言うたんは自分だろうが(苦笑)

それでも、宇宙の危機と恋人の命を突きつけられた時、古代くんは躊躇せずに恋人の命を選んだ。
これもまた人間のエゴ。
目に見えない宇宙の危機と、目の前の恋人の命なら、そりゃ…ねぇ。
いくら正義感が強くて、助けを求められたら手を差し伸べるべきだ。と言う人物でも…。

でも、そのエゴが人間の人間たる所以。
愛はエゴ。
ガトランティスのように、行動原理に「愛」と言う物が入らない概念の世界で生きる者には理解出来ないこと。

しかし、そのエゴは時に思わぬ力を発揮するだろうというのは、後のお話しになりそうなので割愛。

ユキを収容し、己の腕(かいな)に抱いた古代くんの表情は、後悔も悲しみも何もなく、ただただ静かだった。






愛する人と一緒にいられる。という気持ちだけがあったんだろうな。
一緒にいられるなら、タヒぬことも怖くない。
むしろ、このままタヒんでしまって構わないぐらい思っていたと思う。
7話であれだけ派手にヘタレた古代くんだから。
波動砲の呪縛で本来の己を見失っていた古代くんだったから。

だから、百式の中で古代くんはユキに再度のプロポーズをする。
ユキも解っている。
自分達が生きて戻る術が無い事を。
だからプロポーズを受けた。照れながらも。

『これが二人の結婚式だ』

と言うわけで、これで「さらば」エンドのフラグは無事に折られました。
ヽ(・∀・)ノ ワチョーイ♪

ああ、長かった。
これが言いたかっただけなのw
「さらば」エンドのフラグが折られたよ。って。

で、救助に来た山本機を見つけた後の二人の表情が対照的で笑えるったらw




ユキは素直に「助かったのね♪」的なのに対して、
古代くんは「マジかよ…助かってしまったのか、オレ達」な、表情。
そりゃ、ガミラス艦三艦を犠牲にしましたからね(この時点で助かっているのを知らない)。
責任の取り方とか、脳内を駆け巡っていたことでしょうね。
軍法会議でタヒ刑だろうか…とか

心身ともに激しい疲労から眠ってしまったのはご愛嬌。


てなわけで、「さらば」エンドをぶった切ったのと、個人としての愛を描いたのが、大帝からの恐ろしい宿題なのでした。

ああ、また考察と言うよりも感想になってるよ。
ま、いいか。



古代くんと波動砲

2018-01-31 06:32:59 | ヤマト
宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち 第四章天命篇
(11話~14話に相当)
心理面を描くのが中心だった第三章に比べて、お話しが一気に進み、それと共に戦闘シーンも増え、ヤマトならではのダイナミックな場面が続出でした。
とは言え、古代くんに関しては第四章でも引き続き心理的描写が多めではありましたね。
これは、主人公を古代進とハッキリさせ、古代進の成長物語でもある以上当然と言えば当然の話。
そして、第三章か引き摺っている問題と言えばやはり「波動砲」である。

第三章7話で、波動砲の使用に拘る古代くんがヘタレて、真田さんに甘えてしまったのは、そこにスターシャも沖田艦長もいないから。
約束した当事者同士が不在で、それを見ていた古代くんだけがヤマトで波動砲を撃てる、と言う、矛盾。
(土方さんも撃てるけど、本来のヤマトの乗員ではないので、ここでは割愛)
無機物に対して撃つことはできても、命を奪う撃ち方が出来ない古代くんは、本当に心根が優しい青年なのだろう。

「真田さん、俺は、俺はね、当たり前の事を当たり前にしたいだけなんです」

軍と言う所に身を置きながら、子供みたいな駄々をこねる古代くん。

「約束は守る。
 助けを求められたら手を差し伸べる。
 どれも当たり前のことでしょう?」

だからこそ、真田さんが「波動砲を使おう」と言いだしっぺになってくれるという優しさ。
それでも頑なにイヤイヤする古代くんは、生来の優しさの上に、波動砲の呪縛に絡め取られて、正しい判断が下せなくなってる。
キーマンのヒントで、敵の命を奪わずに敵を無力化し、地球を救う事が出来た。
古代くんにとっては二つとも安堵すべきことなのに、それでもまだ波動砲を使用した事に拘る。
不器用過ぎるほどに真っ直ぐな心根の青年。と言う描き方とも捉えられる。
それと同時に、軍人としての精神的な適格はどうなのだろうと言う疑問が持たれる。
これらが次の話以降の伏線になっていた訳なのだけれども。

個人的には、「俺はね」の古代くんの破壊力の前に、萌えが昇華してしまうところでしたよ。
古代くん、真田さんにめっちゃ甘えてるよ!弟になっちゃってるよ!!
そんな感じで大変でした(笑)
古代ファンの、しかも弟属性が好きな人はかなりヤられたみたいですねw
もうあれだけで2202を観た甲斐があるって思いましたもん。
こんなのを時々挟まれたら、血液がどれだけあっても足りんと思ってしまったw←アホ

第三章8話のシュトラバーゼでの出来事は、また別の機会に書くことにします。


そして迎えた第四章13話。
ゴーランド艦隊を向こうに回して、波動砲発射を迫られてしまった古代くん。

当初は波動砲で岩盤を撃ち抜き、残骸を盾にする予定だったのが、ゴーランドの「破滅の矢」によって先に打ち破られ、ピンチに陥る。
脱出して艦隊を振り切るつもりの古代くんに
「最初の計画は生きているぞ」
と、波動砲の使用を促す土方司令。

逃げ場がなくなり、追い詰められる古代くん。

←クリックで大きくなります。ブラウザの「戻る」でお戻りください
冷や汗を掻きながら大きく息を整える。
私には、過呼吸になりかけに見えてしまいました。大袈裟かもしれないけれど。

そして、波動砲を撃とうと
「波動砲発射準備!」
と、トリガーを握る。

←クリックで大きくなります。ブラウザの「戻る」でお戻りください
でも、そこから先の指示が出せない。
それを見かねた島くんが「非常弁への回路開け」と、指示を出し、次々と波動砲発射の準備が整っていきます。
茫然としている古代くんに島くんが「俺も撃つ」と言うと真田さんが「私もだ」と。
そして、第一艦橋の面々が頷く。
波動砲のトリガーを握るのは古代進一人じゃない。ヤマトに乗る全員がトリガーを担っているのだと。
最終的には空間騎兵隊も、乱気流にブレるヤマトを支えるということで、波動砲を共に撃つことになる。

そして、波動砲は撃たれた。
スターシャと沖田艦長の約束を反故にして。

←クリックで大きくなります。ブラウザの「戻る」でお戻りください
表情も変えずに泣いている古代くんは、何を思って涙したのだろうか。
当たり前の事を当たり前に出来なくなった自分のこと。
波動砲に撃ち抜かれて死んでいったガトランティス人のこと。
スターシャと沖田の約束を反故にしてしまった自分。

その後、岩盤表面の敵の殲滅計画などをすぐに立案していることから、私が想像するに
「当たり前のことを当たり前に…」「スターシャと沖田の約束」
を捨てざるを得なかった自分に涙したのでは?と、思ってしまいます。
軍人として自分の信念を曲げざるを得ない事もあることを、改めて突きつけられて。

しかし、これで古代くんは沖田艦長の言う「覚悟を示した」ことになるのでしょう。
だからこそ、土方司令も艦長としての責務を担う事になった。
そして、ヤマトも古代くんも新しいステージに立ったことになるのではないかと。
古代くんにとっては、苦痛を伴う成長でした。
しかし、指揮官として成長するには自分の意に沿わぬ事でも実行しなければならない覚悟が必要とされる。
それが第三章から第四章にかけての古代くんの受難でした。

沖田さんだって、火星沖海戦で艦隊司令の任を解かれています。
島くんのお父さんは、司令部から敵攻撃の命令を受けて攻撃しました。
土方さんも、ヤマト帰還後の波動砲艦隊整備に異を唱えて11番惑星の司令に左遷されました。

ヤマト世界の艦長さん達は皆さん苦労されてますよね。

え?山南さん?さて、どうなんでしょうね。
ヤマト追撃時はうまくやっていらっしゃったけれど(苦笑)

宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち 第四章天命篇 観たよ!

2018-01-28 08:52:42 | ヤマト
昨日は、ヤマト2202の第四章を観に行ってきました。

この辺りの最寄り劇場は名古屋のミッドランドスクエアシネマです。
JRで40分程なので、近くはないけど、さして遠くもない距離。
そんなところで上映なのでありがたいことです。

しかし、地元JR駅に着いたら運転見合わせとのこと。
それでも、振り替え輸送をする岐阜駅までの臨時電車が出るとかで、それに乗ることに。
既に座る場所もなく、入り口付近に立ったまま運転を待ちます。
30分以上待ったでしょうか、やっと発車。
岐阜駅で、振り替えの名鉄まで行って、急行か特急に乗っても上映ギリギリか?
と焦り始めた時、岐阜駅から普通電車が発車するとのこと。
勿論それに乗りました。
すぐに普通電車は発車してくれて、無事、上映に間に合いました。

と、いう件があって、劇場に着いた時には既に疲れ果てていました。
普段そんなに立つ事がない生活なのに、人混みの中立ったままで1時間近く。
ベターな体調で上映に臨めなかった事は残念でした。

それでも、第四章は充分に面白かった。

燃えて萌えて泣いて…
感情と脳みそが大忙しでしたよ。
次から次へと襲い来るピンチ=戦闘
艦内での不穏な動き
古代くんの悩み・ジレンマと、それを取っ払う仲間たち。
もうね、冒険譚の王道を行くような、でも意表をつく話に熱くなりました。
そう、初めてヤマトを観た時に近いような気持ち。
私達の知っていたエピソードが更に昇華された形でアレンジされていて、
『同じ話だけど同じじゃない』
と言う不思議な経験をしました。

総統は相当にいつもの総統でいらして、旧作よりもよりしたたかになっていらっしゃいました。
モニターに映ったガデルさんの、敬礼前のあの一瞬の表情には噴き出しそうになりましたw
嬉しかったのね、ガデルさん。でも、ありゃないよw反則だよww
でも、ヴェルデさんは?
ガデルさんが従うということは、「2」路線になるんだけど…。
しかし、総統の登場でガミラス国家内は、総統派と副総統派に分かれる事になるのかな?
その辺りも描いてくれると嬉しいなあ。

戦闘シーンは燃えたねえ。
CGがふんだんに使えるようになったから、旧作に比べても物量が多くて多くてw
迎撃ミサイルやパルスレーザーの航跡は美しいし。
2202は魚雷ミサイルが多く使われてて、それも何だか嬉しいw
すぐ主砲にいかないところが(・∀・)イイ!!

第四章ではガトラン側の主要人物を丁寧に描写していて、それがまたいいドラマになってるの。
ゴーランドとノルのエピソードは、旧作含めてもかなり上位に入るエピソードだと思う。
本当にいい話だった。
自分の年齢や、過去によって、ゴーランドかノルのどちらに気持ちを寄せるかは違ってくると思いますが。
ゴーランド艦隊の話がこんな風に昇華されようとは思ってもいませんでした。
ザバイバルも、気が付けたんだよね、斎藤とガチでぶつかって。
このエピソードも、旧作より良かったと思う。うん。
まさかガトラン側の人物描写で泣かされそうになるとは思わんかったわ。
全部、ここに来るための伏線だったのね…。

古代くん。
波動砲を撃ったね。
撃ち終わった後のあの表情。
ゴーグルしているのがまた心情を物語る役に立ってる。
今までの自分に決別したのだろうね。
ツラい選択だけれど、そうで無ければヤマトは前に進めない。
それが波動砲のトリガーを担う者の責任なんだね。
手を血に染める覚悟をしたのだね。

そしてテレザートで、あの御方が出てくるとは思わなかった!!
「まだ始まってもいないのに、何を終わらせようと言うのだね、ヤマトの坊や」
坊や扱いキタ - .∵・(゚∀゚)・∵. - ッ!!
円盤のEDのこともあるし、ここからどうなってああなるのか、期待にドキがムネムネします♥
あと三章でどう描かれるんだろう♪

「さらば」でも「2」でもない、誰も見たことのないヤマト。
確実にその路線に向かっていますね。
リメイクはこうじゃなくちゃ。

そして、舞台挨拶のライブビューイング。
楽しかった!!
地方だと舞台挨拶の機会自体が少ないから、ライビュで観られるのは嬉しかったなあ。
リアルタイムで全国が繋がって、様子が見れてしまうんだもの。
芸達者な方が多いので、話も弾んで笑いが絶えない舞台挨拶でした。
その舞台挨拶でツッコミたい点が。
「監督"役"の羽原信義です」
と、仰った羽原さん。
"役"ってなんすか?(笑)
声優さんに続いてだから、ちょっと遊んでみたのかしらん?(笑)
相変わらずお茶目な羽原さんでした(笑)
舞台挨拶は、ライビュもいいけど、ニコ生配信もいいと思うの。
でも、時間が短すぎるかな?

いやあ、本当に充実した「舞台挨拶ライブビューイング付上映回」でした。
本編で感動しまくった後の舞台挨拶は、面白さ一際でしたもの。
また、ライブビューイングして欲しいな♪

書き洩らした事はたくさんありますが、また思い出したら徒然に。

と、言うことで「宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち第四章天命篇」のヒットを祈願しての鏡割りを!!
双子も一緒だけど、気にしないでね(笑)

宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち 第四章天命篇 公開

2018-01-27 04:20:31 | ヤマト
と、言うわけで初日を迎えます。

初日は11時の回上映終了後、14時05分の回上映開始前に舞台挨拶があります。
なんと、第四章からは舞台挨拶のライブビューイングがあるというのです!!
これは観に行かないわけにはいきません。
今まで豪華ゲストの舞台挨拶を、指を咥えて羨ましがっていただけでしたが、
ライビュでリアルタイムに観られるんですよ!

そんなわけで、11時の回のライビュに行くことにしました。
普通に上映を観た後での舞台挨拶なので、ネタバレもOKですから楽しく、深い内容になるでしょう。

もしライビュがなければ、第二週から第四週のどこかで、お天気のいい暖かい日にのんびり観に来ることになっていたと思いますw
それが、ライビュのおかげで寒波の中、出掛けることになりました(笑)
雪が止んだのが不幸中の幸いですけどね。

不幸と言えば、理由の詳細は不明ですが、パンフレットの販売が初日に間に合わないという事態が。
一部劇場では1/31から。その他全劇場では2/2からの発売になるそうで。
私は2回目の劇場鑑賞は無いと思うので、通販で買うことにします。
ちょうどブランケットも買おうと思っていたから、ブランケットとパンフだけ通販にして、
他の細かい物は劇場で買おうかな。と。


今回はヤマトがピンチに次ぐピンチに陥るとかどうとか。
でも、いつもヤマトはピンチに陥ってるので、それでも普通じゃね?と思ってしまう自分がいますw
ピンチに陥って、艦長代理の古代くんはどう乗り切るのでしょうか。
艦長に就任しないけど、美味しい所を持っていく土方司令はどうするのか?
透子さんが敵だとバレるみたいですし、キーマンもどうなるやら。
ヤマト側のピンチだけでなく、艦内も色々と大変そう。
そこに出てくるのが「久し振りだね…」のあの御方。
ヤマトとガトランとあの御方の三つ巴がどう展開するのか。
楽しみで堪りません。


第四章以降は、新しい物語になっていくとも聞いています。
さらばでも2でもない、新しい物語。
どうなるのか楽しみにして、まずは第四章を楽しんできます!!


それにしても、古代くんの髪型が益々タケルに似てきている気がするんですが^_^;

人それぞれのヤマト

2017-08-24 01:44:39 | ヤマト
ヤマトの旧作も、新しいタイトルが出るたびに喧々囂々だった記憶があります。

そして、2009年の復活篇に始まった、実写版にリメイクシリーズ。
こちらもファンが決して大人しく受け入れたとは言いません。
復活篇と実写版はニュー・タイトルだったのでまだしも…

問題はリメイク。
ファンの立場ですから、何でも言いたい放題はアリでしょう。
でも、「俺ヤマト」が強過ぎて、あちこちの掲示板が…^_^;

作品はファンの意向で作られるのでなく、監督が何をどう訴えるのか。
と言う物だから、黙って待ってて観てから色々言えばいいのに、

「あのシーンは外せない」
「音楽は絶対にアレだ」

私はそのやり取りにうんざりして、とっとと掲示板を離れたクチでした。
こちらはフラットな気持ちで新しいヤマトを迎えようと思っているのに。

新しい監督、新しいスタッフ、新しい声優さん。

全てリニューアルなのに、ファンの気持ちだけ昔を引きずってるってのも、何だかなあって。


2199は新キャラも増え、大胆に物語を変えて、辻褄の合わなかった部分を見事に繕って、風呂敷をキレイに畳みました。
私はとても楽しめて面白かったです。
今の時代に、74年のヤマトをやったって、背景にある物を理解出来なければメッセージ性もへったくれもありません。
74年ヤマトに拘り過ぎて、それを忘れてしまっては本末転倒。
だったら、今の時代の新解釈ヤマトでいいんですよ。
74年で「愛し合うべきだった」と叫んだ古代くんが、2199では「分かり合える」と言ってます。
これも、時代が流れたからですよね?
結果的に74年ヤマトの想いが「分かり合える」に集約されたと思っています。

「分かり合える」にも色々あります。
地球人とガミラス人、地球人とイスカンダル人、地球人とザルツ人、ガミラス人とザルツ人、ガミラス人とジレル人
アナライザーとオルタ

様々な星の人々が、それぞれの背負った物を乗り越えて手を取り合ったり、最後の一瞬でやっと分かり合えたり…。
74年ヤマトの古代くんの「愛し合うべきだった」は、ここまで昇華されたと思っています。
これは出渕監督の手腕の素晴らしさだと思います。

「星巡る方舟」では、ドメルの配下で生き延びたバーガー達と、古代くんはじめヤマトクルーが、レーレライ・レールによって半ば騙されつつも、互いに信頼を深めていく。
それが、あのホテルから、あの空間から生きて出る条件だったかのように。
波動砲を封じられたヤマトでも、バーガー達ガミラスと共闘することでガトランティスを打ち破る事が出来た。
ヤマトはそういう意図はなくても、ガミラスに対して貸しを作っていたことになるのだ(2202のバレル大使の言を借りると)

それこそが地球人類の他者を愛する気持ちに他ならないのではなかろうか。
ガミラス人にはそれを表す言葉が無い為に「ヤマトに借りがある」と言う表現になってしまっているが。



個人的な意見ですが、娯楽作品として見た場合、私は「2202」の方が好きです(苦笑)
旧作のなぞり方、オマージュの入れ方、そのタイミングと音楽。
それら全てが計算され尽くしているから。
「ここでこうきたら、お前ら泣くだろう( ̄▽ ̄) ニヤ」的なスタッフの顔が見えるようですもん(笑)

だって、第一章のエンディングが「ヤマトより愛をこめて」だった時点で「チクショー!ヤラレター!!」でしたもんw
そう思いながら、泣いてしまいましたもの(笑)

「2199」はリメイクと言うか、"リビルド"だったのではないかと思っています。
旧作の穴を埋め、辻褄を合わせ、そして監督のメッセージも織り込む。
とても複雑な作業だったと思います。そして、それは成功しました。

今度は「2202」です。
まだ第二章、第5話までしか見ていませんが、こちらも色々と細かな部分が変わっています。
監督が出渕さんから羽原さんに代わり、シリーズ構成&脚本に福井晴敏さんと言う布陣になりました。
監督が変わったのですから、物語の魅せ方が変わるのは当然の事。
どちらかと言うと繊細だった出渕さんから、ダイナミックな感じの羽原さんにとなりましたが、ヤマトの根底はそのまま息づいています。

懸念点だった、テレザートへの出発もテレサのメッセージをあのように受け取ると言う方法に変えて、ごく自然に見えるようになりました。
ここで、雪がメッセージを受け取っていないのが、何かの伏線になりそうですけどね。
そう言えば、真琴ちゃんんも受け取ってないような発言をしてましたっけ。
これも何かの伏線になりそう。
(ΦωΦ)フフフ…(私の頭の中にはそれはあるのだけど、ここでは書かないのだ)

司令部の命令に逆らって地球を飛び出すヤマト。
その準備過程も描かれていて、南部君、頑張り過ぎ!とか思ってしまいましたw
後でご実家は大変だったんじゃなかろうか…とか(苦笑)
でも、それがある事でヤマトのクルーが、それぞれの持ち得る能力や権限をフルに使って準備したことが判ります。
(南部エクスプレス の、功績は大きいぞw)

新見さんのように、やむを得ず地球に残ったクルー、
山崎さん達のようにはからずも地球に残る事になったクルー。
彼らに与えらえる役割にも非常に期待が持てます。

無事にヤマトが飛び立って、航空隊も合流し、アンドロメダの山南さんとも和解?して、ヤマトは11番惑星で…!!

無事なのは分かっているんですよ。だって、あそこで沈んだら話が続かない物(笑)
ただクルーに感情移入して観ていると、「ちょっとどうなってるの!?大丈夫なの!?」と内心は大汗w
あそこからどうやって、無事の種明かしをしてくれるのかが楽しみです。
ね、羽原さん、福井さん♪


私は、「2199」を全て観た後に、出渕監督の作品である「ラーゼフォン」を視ました。
出渕さんの世界は、こういう世界なんだ…と思うと、「2199」の繊細さがよくわかりました。
なるほど。って。
どこまで理解しているのかは怪しいものですが(苦笑)

一方、羽原さんは妹につられて「装甲騎兵ドルバック」「超獣機神ダンクーガ」を見ていたり、
ハッキリ言って、「蒼穹のファフナー」が好きで、全部視てますし(笑)

監督さん同士でも、辿った道筋やその人の個性で、同じ作品を担当してもカラーが変わるんだなあと、興味深く思っています。

「2202」は、「第三章は更に面白くなるよ」「第四章、凄く面白いよ」と、既にテレサのメッセージで私の頭に届いています(笑)
今、きっと第三章の作業の佳境でお忙しくていらっしゃると思いますが…
「第三章、期待してます!そして、10月まで待ち遠し過ぎます!!!」と、叫んでおきます(笑)←鬼

「さらば」と「2」を織り込みながら、オリジナルも織り込み、ラストはどうなるのか。
いや、既に第三章で「古代くんは何を選ぶの?」状態でもありますし(苦笑)

ほんとうに楽しみにしています。


此処に書いたのは、私が思っているヤマト。
人それぞれにヤマトの世界があります。
それが重ならないからと言って、「違う!断じて違う!」なんて、言わないで下さいね。
なにせ「無限に広がる大宇宙」の世界のお話なのですから。

古代くん徒然

2017-07-17 13:48:05 | ヤマト
自分設定では、古代くんは

・島くんより背が少し低い
・骨格が華奢
・脂肪が無く、筋肉は発達しているが厚みが無い
・髪や瞳の色素が薄い
・母親に似た女顔

て、イメージ。
凡そ戦術士官とは程遠い感じにしたい。

子供の頃から頭の回転は速く、飲み込みも良かった。
瞬時の情報把握能力も高く、総合的な判断力も非常に優秀。
 士官としての素質は、子供の頃から充分に備わっていた。

父親が姉ばかりの末っ子長男設定だと、
守と8歳違いの進は、親戚の中でも一番末っ子。
(母方親戚でも、進が一番チビ)
自分よりも年下の親戚が居ない為、末っ子気質特有のマイペース。


遊星爆弾症候群
子供の時のは急性且つ一過性の物であったので、
2か月間の入院による集中治療と、半年の服薬により寛解。

イスカンダルへの航海、その後頻繁に地球と宇宙を行き来することで、
再発の兆候が表れた。←やはり再発ネタは欠かせない気がする


ヤマト廃艦からヤマトを守る為に波動砲を装備すると決めた真田に殴りかかる進。
(謹慎喰らってたら、南部が遊びに来そうな感じ。島は真面目なので来ないw)

そういえば、第一艦橋では島くんと共に男性陣では一番年下なんだよね(笑)