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もんく [マレーシアで働いて13年→2022猫を連れて日本]

問題を解決するには自分の行動パターンを変える

何か問題があるとする。
そういう時、我々はどうしたら良いか考える。
そして答えを出す。「こうすれば良い!」


これ一番単純なやり方モデル。


でも、そんなことやる人はほとんどいない。「いや、自分は毎日そうやって考えて答えを出しているぞ」と皆思っている。けれどそれは嘘。別に嘘ついているわけじゃなくて気付いていないだけ。実際にやっているのは以下のモデル。


何か問題があるとする。
同時に答が出る。「こうすれば良い!」
後から考える。「問いと答、どうやって結びつけようか?」


皆これをやっている。嘘じゃない。会議でも開いてその席で問題を挙げてみて観察しているとわかる。必ず答が先になっている。答が先に出て言い訳が後から出てくる。本人はそう感じないけれどもほとんど苦し紛れ。


他人を観察した後に自分を観察するとそれがよくわかる。人間はだいたいそんなやり方をするものだ。


それで何が起きるかというと、問題が何も解決しないで終わるということ。こういうやり方をしている限り解決はない。そもそも解決したいという意志があるかもわからない。本当の解決より、簡単な答を出すのが好きだ。簡単、シンプル、誰にも反対されないような、誰もが納得するような、普遍的な匂いがする、つまり変とか不自然に感じられない答。


そこから出て来る答にはある特徴がある。それは、「誰かが」こうすれば良い、「物理的に」こうなれば良いというものになっていること。簡単に言えば「自分以外」がああなれば良いという答になっている。


というわけで、問題の解決というオプションは絶対にないとわかる。我々はそもそも問題を解決などしたくもない。別の言い方をすると自分の今の状態を変えるなんて真っ平ごめんだと考えている。


なので自分の周囲ではいつも似たような問題が繰返し繰返し起きていて、それはもうきっと墓の中まで持っていくしかない。(墓を建てるつもりならだけど)


実際のところ、脳みそが安みたい安みたいといつもわがままを言うからこうなっているわけだけれども、それをどうにか説き伏せるとか宥めすかして自分自身の行動パターンを少しずつ変えるのが本当は一番簡単なのじゃないかと思う。なぜなら他人は変えられないし、変えられたとしても割に合わない大きなエネルギーが必要そう。自分に関しては苦労しても自分自身のことだから少しはなんとかなるはず。

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