OK!ストアがオープンし、新しいアイテムたちも追加。
特にOK!ストアで取り扱うディアボロの多くはクリアータイプのカラーであり、
その透明度が一番高いシリーズがディアボロサンダーで、
中でもクリスタルクリア、クリアーピンクはずば抜けていると思います。
そういう特色を生かしたパフォーマンスをすべく、この冬はいろいろやってきましたが、
やはりナイトパフォーマンスで使ってみたLEDキットが一番お客さんの目を引いたと感じました。
OK!ストアで面白い発色のLEDキットを新たに販売するということで、
演出の裏方を支えるエンジニア的にもいろんなテストをしてみました。
OK!ヒロヤと一緒に撮影した写真、動画はOK!店長のブログの方に公開されましたので、
こちらワンオフでは、もっと技術的なことを記載していこうと、妙な使命感を持って記事にしたいと思います。(笑)
まず、今まで使ってきたSUNDIA LED KIT のおさらい。
4~5年前から頻繁に使用していてバッテリーも少々くたびれてきたので、昨年リチウムバッテリーを交換。
その際にちょっとだけ容量アップをして発光時間を延長できるように改良しました。
続いて、SUNDIAのディアボロはボルト&ナットのピッチが日本のミリ規格とは違い、
インチ規格のネジを使用していますので、このLED KITもネジがインチで
センターボルトがミリ規格を採用しているディアボロサンダー、ディアボロプロには
そのままの状態では装着できず、ネジを埋め込み直してカスタマイズ。
この仕様のLEDを使ってのナイトパフォーマンスを展開してきて思ったことは、
白色3個、ブルー3個と高輝度LEDを搭載しているので発光状態は明らかに強烈でしたが、
消費電力もそれなりに急でスピニングマスターズのショーでは1回の充電でまともな光量なのは
ナイトショーなら2回まで。なので、裏方では充電作業は毎回です。
そこへ登場したのがこちらのLED KIT Chameleon(カメレオン)です。
では比較写真から。左がSUNDIA 右がChameleonです。
このフォルムからもどちらも空気抵抗のことをよく考えていると思います。
SUNDIAはLEDのレンズ部分がケースの中に入り込んでいる状態。もしもワンオフでもっと効率よく光るディアボロにしようとなると、LEDの光量、輝度の高いパーツに交換しつつ、LEDレンズが筐体から突起するように基盤から付け直します。その方がディアボロのカップへの照射角度を考えると効率が良いからです。
一方ChameleonはLEDが3つしかありませんが、効率は良く、実際にディアボロに装着して回してみた感じでも非常に明るく見た目的にもインパクトがありました。
レンズ部分が向きだしになっているので照射角度が大きくなり、更に3方向に伸びたLEDの装着位置を意図的にずらしており、見た目的な影響はこの点が一番大きいと言えます。
光り方はこんな感じでLED軌道ラインもクッキリと3本見て取れます。
上記写真は3色発光状態での撮影です。 (※動画はOK!店長のブログで)
電源としているのが、SUNDIAが充電式のリチウムポリマーに対して、Chameleonは市販のボタン電池で
交換は精密ドライバー+を持ち歩けば簡単にできます。
面白いと思ったのはカラーのチョイス。ホワイト、ブルー、ホワイト&ブルーの3チョイスだったSUNDIAからいろんなカラーに変化して、カップの後ろと前面とでカラーを変えるとディアボロの形状もわかりやすく、お客さんからも見てもらいやすいかと思います。
前面側 ピンク、背面側 グリーン
前面側 スカイブルー、背面側 ピンク
静止状態での 3色発行状態はこのようになります。
スピニングマスターズもステージショーやホテルショーなどではOK!ヒロヤが良くすることなのですが、
例えば背景、バックライトが何色なのかによって使用するディアボロを変えています。背景のライティングが赤なのに、真っ赤なディアボロを使っていては同化してしまいお客さんからの視認性は非常に悪くなります。
そんなときにこの昨日はとてもなく便利!!OK!ヒロヤもケイコママもカラーチェンジがスイッチ1つということに大絶賛しておりました。
これでまた、クリアーボディーのメリットを生かせるアイテムが揃って、ステージショーでの照明打ち合わせが楽しみになりました。(笑)
もちろん、ナイトパフォーマンスも楽しみですが、今の屋外の寒さを考えると、ナイトパフォーマンスは少し先かな?
Chameleonを装着するには・・・
ハイパースピン、サンディアなどのSUNDIA LED KITが装着可能なディアボロには無加工で装着できます。
ハイパースピンにはロックナットを外して、代わりにChameleon自体がロックナットとしての機能があるように装着でき、
軽量化に貢献しているのかな?と思いました。
テスト用にと手持ちのハイパースピンに装着してみました。当たり前ですが、装着は簡単です。しかし、ディアボロを分解するくらいの工具が必要となりますので、3ベアリングなど精密なアクセルを持つディアボロを現場で分解というのはちょっとリスキーですね。
十分なノウハウを持った人には問題なく装着、脱着が簡単にできると思います。
サンディア社のディアボロにもロックナットを外して交換する方法と、
薄いナットで一旦ディアボロを組み立てた状態で、ナットの上から取り付ける方法とあります。
手持ちのシャオリンに装着してみました。先日までショーでLEDを付けて活躍してくれていたので、Chameleonもそのまま装着できました。
最後にプレイヤーには気になるところだと思いますが、ユニットの重さ、そのもののウエイトですが、どちらもほとんど同じです。
何度も書いて申し訳ないのですが、OK!ストアのディアボロプロなどのミリ規格のネジに対応するためにはネジの埋め込み加工をしております。OK!ストアからご依頼いただければ1日で作業完了です。
OK!ストアのこちらのページからご依頼ください。
Chameleonはこちらでオーダーできます。
それにしても寒い!日本列島大混乱です!大道芸も思うようにはできず、
そんなときはジタバタとせずディアボロのメンテナンスやカスタマイズのテストなど、次に備えるのです!
では!