「0歳児ステーションおむすび」~てをむすび、こころをむすんで、いっしょに子育てしましょう!~日野市0歳児一時保育

日野の高幡不動の一時保育「0歳児ステーションおむすび」はリフレッシュしたいパパママの味方!日々の保育の様子を綴っています

レスパイトケアのすすめ

2011年07月08日 | 保育のヒント

                             

「レスパイト」という言葉は、聞き慣れない言葉ですが、

「息抜き」や「休息」のことを言うのだそうです。

「レスパイトケア」とは、在宅で介護している人が心身の休息を得るために、

施設などが、一時的にそのケアを代行したり、支援をすることだそうです。

この「レスパイトケア」が現在、子育て中の母親にも、必要ではないかと、

子育て支援の専門家の先生は言っています。

                                      

この先生は、長年行っている母親への聞き取り調査から、

社会の中から居場所を失って、不安を感じたり、自分に自信をなくしている

子育て中の母親が多くいることに気づいたそうです。

 そこで、どんな母親にもサポートが必要と考え、

ある区の子育て支援事業を設立、親子で、自由に遊べる広場と、

どんな理由でもあづけられる一時保育を立ち上げたそうです。

                              

「お母さんがほっとする時間を持てば、心にゆとりができ、

子どもにも笑顔で接することができます。

だから、お母さんが、自分の時間を持つことを心から応援したいんです。」

と、この先生は、一時保育を利用したあるお母さんの例を紹介しています。

 そのお母さんは、育児ストレスを抱えて、一時保育を利用されたのですが、

子どもをあずけて外にでてみると、今までと世界がちがって見えたそうです。

きっと、子育ての重圧をひとりで抱えていて、まわりを見渡す余裕が

なかったのではないでしょうか。

スタッフが、

「いつでもあずけてください。いっしょに育てましょうね。」

と、声をかけ送り出したら、それ以降広場にはたびたび遊びに見えるが

一時保育の利用はされていないとのことです。

どうしてかと言うと、いつでもあずかってもらえるという安心感があるため、

子育てがつらくなくなったそうです。

専業主婦のお母さんは、リフレッシュのために子どもをあずけることに

抵抗感や、罪悪感があるかもしれません。

でもいざと言うときに預け先がある安心感は、

子育てそのものを楽にしてくれるようです。

                                

お母さんのリフレッシュのために、子どもを預けるメリットは、

お母さんが、また明日から子育てをがんばろうと思えることです。

子どもにとっては、母親以外の大人や他のこどもとの関係は、

刺激になるということです。

お母さんが大きなストレスを抱えている場合は、

預けることが親子にとって良い結果となる場合があるそうです。

                                        

しかし、母さんが、子どもを預ける気になっても、立ちはだかる

二つのハードルがあるとのことです。

ひとつは、パートナーの反対です。

それは、子育ての大変さが意外とわかっていないせいでもあります。

最近、育休をとったパパ達の手記をみると、みんな一様に

子育てと、家事をするのが、こんなに大変だとは思わなかったということが

書かれています。

やってもらうと一番よくわかると思いますが、

それはなかなか難しいので、ひとつの方法としては、

お母さんの一日のタイムスケジュールを書き、さりげなくテーブルに

置いておくなど、上手に訴えるのがよいようです。

子どもをあずけるにあたってもしたいことや、あずけることが必要な

理由なども具体的に書き出しておくと説得しやすくなるようです。

また、子どもをあずけて自分の時間を過ごしたお母さんが

とてもやさしい表情で帰ってくることが、パートナーにもわかると

協力してくれるようになるそうです。

                                          

もうひとつのハードルは、お金です。

人にあずけると多少なりともお金がかかるわけですが、

サラリーマンが働きづめより少し休息をとったほうがうまくいくのと

同じように、お母さんが子どもとよりよく向き合うための

必要経費ととらえてもらえるといいですね。

親が自分の時間をもって充実していると、余裕をもって

子育てを楽しめ、それは、子どもにとっても幸せであると言えると思います。

大切なのは、お母さんが自信を持って、

笑顔で子どもと接することができることですよね。

                                           

 

 

 

 



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