さらば平野次長

各種報道によれば、この年末にオーマイニュース(以下OMN)で臨時株主総会と取締役会が開かれ、大幅な人事異動があったそうです。発表されたのは以下の三点。

・オヨンホ代表取締役社長が取締役に退き、韓国でのニュース事業に専念

・元木昌彦編集長が取締役に就任し、その後代表取締役社長に就任

・平野日出木編集次長が編集長に就任

外から見た限りでは、今回の人事異動でOMNに大きな変化はなさそうな気がします。OMNでは、元木氏が実質的に編集長になってから編集方針が変わってきていますし、平野次長が昇格したといっても、以前から実質的な現場のトップだったので、こちらは現状に肩書きが追いついただけでしょう。若干気になるのは、取締役としておおっぴらに経営に関与できるようになった元木氏が、これまであたためていたプランを持っていた場合にそれをどのように展開するかといった点と、編集次長ポストの行方くらいです。

さて、今後のOMNの変化は別にして、個人的に影響が大きく、かつ残念に思うのは、これまで使用してきた「平野次長」という呼称が使えなくなってしまう事です。

拙ブログでは、編集部員や市民記者の呼称については、基本的に自分なりの基準に従って表記しています。その唯一の例外が平野次長で、氏名を複数回紹介する場合でも、初出時に役職も含めてフルネームを使用していた以外は、常に「平野次長」と表記するようにしてきました。

理由は極めて単純で、語呂が気に入っていたからです。

おそらく、明日以降はは平野次長について書くときにも他の方と同じ基準で呼称を統一していくことになるでしょう。

ともあれ、平野日出木さん、次長卒業おめでとうございます。

ところで、OMNでは今回の人事異動を何故か決定から約10日間も伏せていました。年末年始を挟んだとはいえ、ネットメディアとしては発表が遅すぎます。社内の緘口令も徹底していたようで、市民記者からも今日になって知ったというコメントがついています。これが雑誌なら年末年始は発行がないので問題はないのかもしれませんが、毎日記事を更新しているOMNでこの対応はいかがなものでしょうか？

時期的な問題でいえば、発表を元日に行い、年頭のお年玉も平野日出木編集長の就任挨拶でおさまりが良かったのではありませんか？他のメディアの本格稼動を待っていたのかもしれませんが、OMNは市民記者や読者と他のメディアのどちらを向いているのでしょう。

正直言って、年明けから今日まで次長次長と連呼していた自分を恥ずかしく思います。

平野氏はOMN編集長として、まずアナウンス体制の充実を目指しましょう。

あと、会社案内の書き換えもお早めに。