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<日本酒メーカー> 山形 小嶋総本店

2024-05-10 06:16:55 | 日本酒

 「小嶋総本店」

 株式会社小嶋総本店(こじまそうほんてん)は、山形県の清酒製造業を行う酒蔵である。

 概要
 慶長2年(1597年)米沢藩御用酒屋として創業。清酒東光の蔵元で知られる。現社長は24代目。

 2014年、小嶋総本店のほか水戸部酒造(天童市)、楯の川酒造(酒田市)、男山酒造(山形市)の若手蔵元が集まり、共同銘柄の開発に着手。2016年から各々の銘柄から取った「山川光男」と名付けた共同銘柄の発売を開始した。

 2012年から本格的に輸出を始め、中国、ドイツなど15カ国・地域に出荷。さらに2019年2月6日には、米国に向けて初出荷した。4月頃から米国のレストランや小売店に並ぶ予定である。

 このほか、2017年6月~11月まで「東光純米吟醸原酒」がANA国際線ファーストクラス及びビジネスクラスの機内食のメニューとして採用されている。

 CMロケ地として
 2013年に放映されたマックスファクターの化粧品SK-IIのテレビCMは、トム・フーパー監督が制作を手掛け、全編オール山形ロケで撮影された。このCMの核となるシーンは「東光の酒蔵」で撮られたもので、フーパー監督がここで昔ながらの酒造りを再現したいとして撮影地に選んだ。

 株式会社小嶋総本店 山形県米沢市本町二丁目2-3

*Wikipedia より

 代表銘柄

東光 純米大吟醸 袋吊り 十八

山形の自然を感じて心震わせる
米の最も純粋な甘みとうまみを引き出した、珠玉の雫酒
  山形の豊かな雪解け水、その伏流水で育てられた米。それらをこの土地を愛する蔵人が長年培ってきた醸造技術と感覚、今できる全てを尽くし、この土地の自然が生みだす「最も純粋な美味しさ」を体現する『東光純米大吟醸袋吊り 十八』を造り上げました。

それは、雪解け水のような透明感・シルクのような舌触りの中に感じる繊細な味わい。一杯飲んでいただければ、山形の自然や命に対する大いなる感動を感じていただける仕上がりです。

【開発の背景】
純粋な旨味を表現するために、突き詰めた精米歩合『十八』

 『十八』は「精米歩合18%(米を外側から82%削った値)」を示します。その値は、米本来のふくよかな甘みと旨みを残しつつ、雑味なく、最も純粋で綺麗な仕上がりを実現させるために編み出しました。

米の周りには雑味を生む脂質やタンパク質が多く含まれています。そのため、すっきりと香り高い仕上がりの吟醸酒を造るためには米を精米し、中心に近く、より純粋なでんぷん質の多い部分を原料とする必要があります。高い精米歩合になるほど、雑味のない洗練された美味しさに仕上がります。その洗練された味わいを表現するために近年では、極限まで米を磨いた酒を造る酒蔵も多くいらっしゃいます。しかし、小嶋総本店では、米本来の個性を残しながらもピュアで繊細な美味しさを感じていただくために最適な精米歩合を求め続け、『十八』という値にたどり着きました。

 米が割れないよう削っていくには、摩擦熱がかからないようにゆっくり丁寧に精米する必要があります。自社の精米機を微調整しながら約7日間かけて丁寧に磨きあげていきます。18%まで精米された米の直径はなんと2mm程度、米の表面は真珠のような純白色の輝きになります。

これほどの手間暇をかける工程は、この酒米「雪女神」が持つ洗練された味わいを追い求める大切な工程のひとつ。果物感にも似た、濁り気のない純粋な米の甘み、旨味をお楽しみください。

※小嶋総本店では精米時に出る米ぬか・米粉も廃棄せず、近隣の果樹園へ肥料として提供するなど廃棄物ゼロの酒造りを実行しております。

この土地を代表する味を造るために生まれた酒米『雪女神』
 
 酒造りに適した米は、食用米と区別して「酒造好適米」と呼ばれます。山形は、全国でも酒造好適米を数多く持つ地域です。また、地域の気候風土に適した品種の開発を先駆的に進めてきた地域としても知られています。

なかでも「雪女神」は、最高クラスの「大吟醸/純米大吟醸」のために生み出された酒造好適米です。

雪女神は、寒冷地である山形でも大粒に育ち、かつ小さな心白が高い確率で発現します。心白とは、米の中心に発現する白く柔らかい部分で、良い酒造好適米に共通する特徴です。しかし、大き過ぎると精米時に砕けやすくなるため、あまり米を磨くことができなくなります。

雪女神は、粒が大きく心白が小さいため、18%まで磨くことで繊細な酒質を得ることができる、理想的な品種なのです。

贅沢な一滴を得るために選んだ搾りの方法「袋吊り」 

 18%まで磨いた米で、湧き水のように瑞々しく透明感ある味わいを得るため、醪は「袋吊り」にて搾りました。「袋吊り」とは、醪を入れた酒袋を吊るし、圧力をかけず自然にしたたり落ちる雫だけを集める技法です。酒の搾り方としては最も手間のかかる技法ですが、自重で滴る雫だけを集めることで、上質かつ繊細な味わいを得ることができます。

【蔵元から】

 これまで当蔵で最もお米を磨いたお酒は精米歩合35%でした。勿論35%でも素晴らしいお酒が得られるのですが、雪女神という大吟醸のための品種に出会ったことで、さらに磨き込んだお酒に挑んでみたいという思いが湧いてきました。

当蔵では最高級のお酒はほぼ全て「袋吊り」にて圧をかけずに仕上げています。全国新酒鑑評会のような高レベルの技術品評会のお酒だけは、どんなに手間がかかっても最高の品質に仕上がるように「袋吊り」を用いる、という酒蔵さんも少なくありません。しかし市販酒でそれを行うところはぐっと少なくなります。

当蔵では、18%まで磨き込んだ繊細な味わいは、上質な雫酒として仕上げることで完成すると考え、「袋吊り」を選択いたしました。山形の風土が詰め込まれた極上の雫を、是非お楽しみいただきたいと思います(小嶋総本店 24代蔵元 小嶋 健市郎)。

【まとめ】
 
 山形の水、米、空気の質感・豊かさを感じていただくため、精米歩合、酒米、そして搾りにもこだわり抜いた一本。この土地の自然にあやかり生きる小嶋総本店の蔵人が自信をもってお届けする最高峰のお酒です。その贅沢な雫酒は、皆様の特別な瞬間を彩ってくれるでしょう。

また、贈りものとしてもおすすめです。お相手への気持ちと共に、贅沢なひと時をプレゼントしてはいかがでしょうか。

味わいは淡麗甘口

 それは、雪解け水のような透明感、軽快でなめらかな、シルクのような舌触り。
洋梨やマスカットを思わせる繊細でフレッシュな味わいが口内に広がり、上品な余韻が長く続きます。いつまでも飲み続けていたくなるような、上質な時間をお楽しみください。


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