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WindowsXPで仮想デスクトップ

2008-09-04 17:55:20 | ソフトウェア
最近自宅でMAC OS Xを使っているのですが、OS Xで便利な機能の1つに「Spaces」があります。
いわゆる仮想デスクトップで、最大16個までのデスクトップを利用できます。



Linuxでも仮想デスクトップを利用していますが、作業ごとに違うデスクトップが利用できるとウインドウが乱雑にならなくて便利ですよね。
で、Windowsでも同じような機能を使いたい!と探してみたら、Windowsには標準で仮想デスクトップ機能が無いようですね…。

ということで、今回はフリーウェアの仮想デスクトップ アプリケーションをいくつか使ってみることにしました。


■Desktops v1.0

まずは「Desktops」というフリーウェア。
デスクトップを最大4つ利用することが出来ます。

圧縮ファイルをダウンロード後、解凍したファイルを実行するだけで利用可能です。
起動するとタスクトレイに以下のようなアイコンが表示されます。



上記の「田」アイコンがDesktopsのアイコンです。

このアイコンをクリックすると4つのデスクトップが一覧表示されます。



一度も切り替えてないと上記のように「Press to create Desktop」と出ています。
一度切り替えれば作成されます。

設定画面は以下のようなものがあります。



単純ですね。
デスクトップ切り替え用ホットキーの設定と、OS起動時にDesktopsを起動するかどうかが設定できます。

えー、このアプリの終了方法は、無いようです。
タスクトレイのメニューにも「Quit」などのメニューがありませんし。
ということで、終了させたい場合はタスクマネージャから「Desktops.exe」を選択してプロセスを終了させるしかないようです。

また、問題点として2~4のデスクトップで言語バーが全く表示されませんでした。
外人さんの場合、言語バーを利用しないから考慮されていないのかな?

各デスクトップの背景は個別に設定できません。
1つのデスクトップの背景変更後に一覧表示すると別の背景と違うので設定できたのか?と思ったのですが、どうやら一覧表示に反映されてないだけでした。

使用した感想は、単純機能で使用方法も簡単、全体的に安定しているようですが、言語バーが出ないということとアプリの終了が出来ない点に不満が残りますね。
と言うことで、評価は★★です。(★は5つで満点です)


■WinDeskWide Version 1.3.0

次に試したのが「WinDeskWide」
こちらもフリーウェアです。

こちらは仮想デスクトップが最大12個まで利用が可能です。
また、起動中のウインドウを別のデスクトップへ移動も出来るようです。

ダウンロード後、解凍してできあがったファイルを実行するだけで利用が可能です。
設定はiniファイルに書き込まれますので多分レジストリは利用していないと思われます。
こういうインストール不要、レジストリ不使用ソフトが望ましいですね!

起動するとタスクトレイに以下のようなアイコンが表示されます。



解り辛いかも知れませんが、右から3つ目の黒っぽいアイコンがWinDeskWideのアイコンです。

アイコンをクリックすると一覧が表示されます。



一覧表示内には各デスクトップのプレビューが簡易表示されます。

設定画面は以下の通りです。



なかなか多機能ですね。
マウスで仮想デスクトップ間を移動も出来るようです。

問題点は一覧表示が選択後も消えないなどがありました。
選択しても消えない仕様なのかも知れませんが、デスクトップ2だけは選択後すぐに一覧表示が消えました。

また、仮想デスクトップ数を変えても一覧画面が画面に収まるように出て来てくれませんでした。
移動は出来ないようでしたのでサイズ変更で引っ張り出してきましたが、サイズ変更方法も結構面倒でした。

さらに、せっかく別デスクトップへの移動が出来るようでしたが、色々やっていたらいつの間にか移動画面が出てこなくなってしまいました。
OSを再起動しても解消されませんでしたし、iniファイルを消してもダメでした。
やっぱりレジストリを使っているの?

使用した感想は、どうも不安定なところが目立つ気がしましたね。
ただし、「Desktops」にあった言語バーや終了メニューの問題はありませんでした。
ということで、評価は★★★ですかねぇ。


■Virtual Desktop Manager Ver.1.0

最後はマイクロソフトの「Virtual Desktop Manager」、略してMSVDM
こちらはMicrosoft PowerToys for Windows XPの中の1つのようです。

ダウンロードするファイルは「Deskman.exe」
このファイルを実行するとインストーラが立ち上がります。

日本語化したい場合は「PowerToys for XPの日本語化」サイトから「DeskmanjA.zip 「Virtual Desktop Manager」を日本語化する 02/05/11 155KB」で日本語化できるようです。
ちなみに今回は日本語化しないで使用してみました。

今までのソフト通り、インストール後に起動してタスクトレイから一覧表示して…と想像しますが、このソフトは違います。
特にスタートメニューに追加されるわけでもなく、すでに起動されているわけでもなく…。
その実態は意外なところに隠されていました…。

実はタスクバーツールバーに追加され、そこから一覧表示やデスクトップ切り替えが出来るようでした。
まずはタスクバーを右クリックして出て来たメニュー内からツールバーを選択します。
以下のようなメニューが出ますので「Desktop Manager」を選択します。



ツールバーは以下のような画面です。



緑のボタンが一覧表示、その他の1~4のボタンが各デスクトップへの切り替えボタンです。

設定などはツールバーを右クリックするとメニューが出てくるのでその中から選びます。
設定としては以下のようなデスクトップ背景やホットキーの設定が可能です。





一覧表示すると画面全体に各デスクトップのプレビューが表示されます。



選択するとデスクトップの切り替えが可能です。
切り替え時にはデフォルトでアニメーションするようになっています。



ただし、MAC OS Xの様に滑らかなアニメーションではなく、ちょっともっさりしたアニメーションです。
これに耐えられない人はメニューからアニメーションを止めることが出来ます。

問題はちょっと動作が不安定な気がしました。
再描画がうまくいかなかったり、勝手に各デスクトップにウインドウが振り分けられていたり…。
同じウインドウが全デスクトップに存在したりもしていました。

デスクトップ間の移動は出来そうにありませんでした。
出来ればドラッグ&ドロップで移動できると良かったのですが…。

デスクトップごとに背景を変えられたりと結構良さそうですが、不安定さが気になります。
ということで、評価は★★★です。



■総評

今回は3つのアプリケーションを利用してみましたが、結局これといったものがありませんでした。
やっぱりフリーウェアではダメでしょうかねぇ…。

不安定なものが多かったですが、やっぱりOSに組み込まれないとダメですかねぇ?
でも、マイクロソフト製のMSVDMでもあの出来ですからねぇ…。


ちなみに、実はOS上のデスクトップを増やすよりも、リアルなデスクトップ(机の上)を増やしたいんです…。
最近、参考書や関係資料などが増えて机の上がいっぱいなので…。


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