沖縄のたたかいと連帯する東京南部の会

辺野古新基地・高江ヘリパット建設反対。東京南部の地で、尊厳をかけて島ぐるみでたたかっている沖縄の人々と連帯していきます。

「辺野古はいま・・」北上田さんの講演を聞きました

2021-10-30 11:14:31 | 日記

 10月29日、連合会館で「”辺野古のいま”ー『設計変更』への知事最終判断の内容ー」がテーマの北上田さんのの講演会が開かれた。今、一番関心のあるテーマとあって、会場はほぼ満席。61人の参加であった。
 玉城デニー知事は「ジュゴンへの影響や地盤の力学的影響等について環境保全や災害防止に配慮した計画になっているか厳正に審査している」としているが、県が通知した標準処理期間223日(7月上旬)を大幅に過ぎ、今日、10月29日現在310日が経過しているという。国土交通省の是正指示「承認せよ」が出されるかもしれない。その後、裁判になってもこれまでの裁判の結果をみても、不当判決が続いており、きびしい状況にかわりはない。N2の護岸工事の着手やK8護岸の延長工事や美謝川の切り替え工事など着手されている。さらに本部塩川でのベルトコンベヤーの設置など工事の加速化が進行している。
 知事の「不承認」の理由として①B27地点の軟弱地盤、②耐震設計の問題、③ジュゴンなど環境への影響、④南部地区からの土砂調達問題、⑤埋立て理由書の問題(海兵隊と陸自の共同使用)・・・などが主な理由になるのではないか、と話された。
 会場からの質問などもあったが、全体として時間が十分なかった(コロナ感染拡大防止の理由で会場の使用が20時までの限定)のが残念であった。
 最後に、参加者全員で、用意された「不承認」のプラカードを掲げて、沖縄のたたかいと共に連帯していくことを確認しあい、終了。