岡山市立市民病院 総合診療グループ(ER+GIM)

岡山市立市民病院の総合診療グループである『総合内科』と『救急総合診療科』の日常の雰囲気を伝えていきます。

岡山市民病院ケースカンファレンス(2014/10/10)

2014-10-20 22:59:38 | 院内カンファレンス
こんばんは。Dr.Waveです。

10月10日のケースカンファレンスの報告です。

今回の症例のテーマはDKAでした。
DKAの初期診療は、ICUなどのhigh care可能な場所で、血糖、K、Naに関しての管理が必要となります。

何かと初期にやることが多々あるので経験が浅いとついDKAの管理一辺倒に傾きやすいのですが、当たり前ながらDKAを起こした原因についてもきちんと評価をしておかねばなりません。
急性膵炎もその鑑別の一つとなりますが、DKAも膵炎もアシドーシスを伴うため重症度の評価には経時的な評価を伴います。

今回はペットボトル症候群にてDKAならびに急性膵炎を起こしていました。膵炎はおそらく高TG血症に伴う一過性のものと考えられました。

今回のカンファレンスでDKAの精査加療についてレジデント皆で再確認できました。

S国先生、お疲れ様でした。