11月17日にプレイステーションの「THE DEEP -失われた深海-」を400円で買ったわけですが、世の中では100円で買った人も多いようですね。そうすると私はその人達の4倍は楽しまないと損なのですが、あまりに無意味な謎解きに時間をかけている方がよっぽど損だと考え、早めにクリアしてしまいました。
とにかく言いたいのは、同じことを何度もさせるな!ということです。
3D深海アドベンチャーで、潜水艇を操り事故で海底に沈んだ航空機から積み荷を回収するというシチュエーションからスタートしますが、その後は企業と地下組織が古代文明のテクノロジーを巡って対立するというよくあるものです。もうこの一文だけで終盤の展開が目に見えるようです。
序盤は海底施設を巡ったり深海に沈んだ積み荷を回収したりとそれっぽいのですが、それでも光の届かない深海が舞台ですから見ていて面白いものではないし、目的地点が遠い割には移動が遅くてすぐに退屈になってしまいます。その後すぐに謎の敵に追い回されるようになり、移動中に魚雷を頻繁に撃たれるようになったら暇していられなくなりますが、同じことの繰り返しでうんざり。
後半は古代遺跡の中の探索になるのですが、積み荷だった「石器」にエネルギーを注入するため六ヶ所の石柱を探す、という作業を三回もさせられます。遺跡の中は狭いダンジョンのようになっていて、三次元空間を自在に移動出来るという潜水艦ゲームの売りを殺してしまっているのが困りもの。
謎は妙に難易度が高く(というか論理性もヒントも乏しく)、全てをノーヒントで解くのは大変かも知れません。そもそも最初のサルベージミッションからして「飛行機の船首の部分を動かさないと」とか言っておきながら、それを無視して基地に一旦戻るというのが正解ですから。潜水艇にはマニュピレーター、ソナー、ライトなどが装備されていて、これらを駆使して謎解きをするのかと思いきや、それぞれ一回ずつしか使わなかったというのもなんだか期待外れ。そういえば遺跡内では大きな岩を押し動かして解く謎があって、岩で巨大ザリガニの身動きをとれなくするなんていうところでは8ビット時代のゲーム「フラッピー」を思い出しました。
深海が舞台なのでグラフィックが地味なのは仕方がありませんが、水の濁りや圧力を感じられないのは今ひとつ。まあ古いゲームですからしょうがないですけど。ソナー音を強調するためか音楽は控え目ですが、イベント時には雰囲気に微妙にそぐわない音楽が流れたりして違和感があります。
操作は慣れるまで若干の時間が必要かもしれません。垂直移動はもちろん左右平行移動ができるのはなかなか便利です。特に狭いダンジョンの中で直角の曲がり角をスムーズに移動しようとすると、例えば船首を右に向けながら左に平行移動して加速するという操作が有効です。そこまで急ぐ必要は無いのですけど。
ゲームの区切りごとにセーブポイントがある他、任意にセーブすることができる場合もあります。始め私はこのことに気付かなくて、ゲームオーバーになるたびに同じ作業を何度か繰り返していました。任意セーブについては解説書にも書いてないし、やや不親切です。終盤では、いつセーブできるかが重要でした。なんせ同じイベントを長々と何度も見るのは苦痛ですから。
ゲームの8割は大体こんな画面です。気が滅入ってきます。
終盤でヤバい選択肢を選ぶと発生する会話。「その石器をくれたら10万ドルあげよう」と言われて渡してしまうと、お約束のようにこのように言われてしまいます。この直後ゲームオーバー。
とにかくちょっと練り込み不足の感があるゲームでした。遺跡でのダンジョン探索がとにかく冗長だし、そういうのを目当てに潜水艦ゲームを買う人はいないような気もします。ちょっと不満点ばかり書いてしまいましたが、面白くなりそうな要素はあるのに惜しいゲームでした。潜水艦ゲームだったら「-U- アンダーウォーターユニット」が楽しかったです。こちらも遺跡探索はありますが、変な謎解きは無いし、グラフィックも雰囲気のあるものでオススメです。
とにかく言いたいのは、同じことを何度もさせるな!ということです。
3D深海アドベンチャーで、潜水艇を操り事故で海底に沈んだ航空機から積み荷を回収するというシチュエーションからスタートしますが、その後は企業と地下組織が古代文明のテクノロジーを巡って対立するというよくあるものです。もうこの一文だけで終盤の展開が目に見えるようです。
序盤は海底施設を巡ったり深海に沈んだ積み荷を回収したりとそれっぽいのですが、それでも光の届かない深海が舞台ですから見ていて面白いものではないし、目的地点が遠い割には移動が遅くてすぐに退屈になってしまいます。その後すぐに謎の敵に追い回されるようになり、移動中に魚雷を頻繁に撃たれるようになったら暇していられなくなりますが、同じことの繰り返しでうんざり。
後半は古代遺跡の中の探索になるのですが、積み荷だった「石器」にエネルギーを注入するため六ヶ所の石柱を探す、という作業を三回もさせられます。遺跡の中は狭いダンジョンのようになっていて、三次元空間を自在に移動出来るという潜水艦ゲームの売りを殺してしまっているのが困りもの。
謎は妙に難易度が高く(というか論理性もヒントも乏しく)、全てをノーヒントで解くのは大変かも知れません。そもそも最初のサルベージミッションからして「飛行機の船首の部分を動かさないと」とか言っておきながら、それを無視して基地に一旦戻るというのが正解ですから。潜水艇にはマニュピレーター、ソナー、ライトなどが装備されていて、これらを駆使して謎解きをするのかと思いきや、それぞれ一回ずつしか使わなかったというのもなんだか期待外れ。そういえば遺跡内では大きな岩を押し動かして解く謎があって、岩で巨大ザリガニの身動きをとれなくするなんていうところでは8ビット時代のゲーム「フラッピー」を思い出しました。
深海が舞台なのでグラフィックが地味なのは仕方がありませんが、水の濁りや圧力を感じられないのは今ひとつ。まあ古いゲームですからしょうがないですけど。ソナー音を強調するためか音楽は控え目ですが、イベント時には雰囲気に微妙にそぐわない音楽が流れたりして違和感があります。
操作は慣れるまで若干の時間が必要かもしれません。垂直移動はもちろん左右平行移動ができるのはなかなか便利です。特に狭いダンジョンの中で直角の曲がり角をスムーズに移動しようとすると、例えば船首を右に向けながら左に平行移動して加速するという操作が有効です。そこまで急ぐ必要は無いのですけど。
ゲームの区切りごとにセーブポイントがある他、任意にセーブすることができる場合もあります。始め私はこのことに気付かなくて、ゲームオーバーになるたびに同じ作業を何度か繰り返していました。任意セーブについては解説書にも書いてないし、やや不親切です。終盤では、いつセーブできるかが重要でした。なんせ同じイベントを長々と何度も見るのは苦痛ですから。
ゲームの8割は大体こんな画面です。気が滅入ってきます。
終盤でヤバい選択肢を選ぶと発生する会話。「その石器をくれたら10万ドルあげよう」と言われて渡してしまうと、お約束のようにこのように言われてしまいます。この直後ゲームオーバー。
とにかくちょっと練り込み不足の感があるゲームでした。遺跡でのダンジョン探索がとにかく冗長だし、そういうのを目当てに潜水艦ゲームを買う人はいないような気もします。ちょっと不満点ばかり書いてしまいましたが、面白くなりそうな要素はあるのに惜しいゲームでした。潜水艦ゲームだったら「-U- アンダーウォーターユニット」が楽しかったです。こちらも遺跡探索はありますが、変な謎解きは無いし、グラフィックも雰囲気のあるものでオススメです。
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