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チンギスハーン 蒼き狼と白き牝鹿IV - 奥州藤原氏で世界制覇 その6

2011-04-29 22:38:14 | ゲーム
チンギスハーン 蒼き狼と白き牝鹿IV - 奥州藤原氏で世界制覇 その5の続き

 今日の悲しいお知らせ。長い間平泉政権を支えてくれた武蔵坊弁慶が高齢のため亡くなりました。日本文化圏特有の僧兵を率いるととてつもない強さを誇っており、とても頼りにしておりました。これまでの働きに報いるためにも、必ずや世界制覇を成し遂げます。

 さて、ヨーロッパを破竹の勢いで制圧している平泉政権は、まずアルプス山脈を東西に進軍してジェノバ(イタリア)とケルン(ドイツ)を攻撃し神聖ローマ帝国の滅亡です。すぐさまケルンの隣のパリを落とし、フランス国王フィリップ2世をもうひとつの支配都市ラロシェルに後退させます。ここで追っても良かったのですが、フィリップ2世はラスボスとして取っておくことにしました。

 この間、外交能力がある将軍に両シチリア王国の脅迫を任せるも失敗に終わり、ジェノバから南下した軍隊でパレルモ(イタリア、シチリア島)制圧。

 ケルンからは別の一団がドーバー海峡を渡り、ロンドンを陥落させます。リチャード1世のいないイギリスには興味がありません。この時のイギリスはフランスとの戦争で国土も荒廃しており、国力もかなり衰えているようでした。

 ジェノバを攻めた軍勢の一部はイベリア半島を進み、カスチラ王国のトレド(スペイン)を制圧。ここでは相変わらずムワッヒド朝との小競り合いが続いていましたが、平泉政権は両軍まとめて撃退です。

 アフリカ大陸の陸路を進んできたオゴタイ率いる軍隊はパレルモ制圧軍と合流し、ムワッヒド朝のチュニス(チュニジア)を陥落させ、文化アイテムである「ハンニバル戦記」を手に入れました。これによって1223年秋、平泉政権は全ての文化アイテムを獲得し、首都ではルネサンスが起こりました。ルネサンスは首都(国王がいる都市)の全ての文化レベルが最大値になるというイベントです。実はこの時に藤原忠長は平泉を離れ、中国の臨安におりました。今後は各都市の交易先を臨安にするのが良さそうです。





 チンギス=ハーンは国王である藤原忠長の婿将軍になっています。ただし、チンギス=ハーンの方が忠長よりも30歳ほど年上ですが。



 80種の文化アイテムコンプリートの図。

 あとはムワッヒド朝の首都マラケシュ(モロッコ)がうるさいので、トレドからジブラルタル海峡を渡って陥落させました。ロビン=フッドを登用することができなかったのが残念です。

 1221年 冬  ケルンにて神聖ローマ帝国滅亡
 1222年 秋  パレルモにて両シチリア王国滅亡
 1223年 新春 ロンドンにてイギリス滅亡
 1223年 春  トレドにてカスチラ王国滅亡
 1224年 新春 マラケシュにてムワッヒド朝滅亡



 トレドの領主のバトゥ(チンギス=ハーンの孫、キプチャク=ハン国を建国)。オールマイティの優秀な将軍です。平泉政権の支配都市は51。残りはフランスのラロシェル(トレドの上)ただ一つ!

つづく

へとへとです

2011-04-28 22:37:28 | 日記
 仕事で毎日へとへとになってしまってブログが全然更新できません。へとへとになる理由は主に三つ。

・約8ヶ月間の無職生活のなまった体で毎日5時起床
・通勤に片道2時間以上、乗り換え3回、職場は最寄り駅から徒歩20分、電車で座れないときつい
・以前はデスクでPCと本を相手の研究者生活だったが、現在は一日中立ったままの作業(研修中)

 明日からゴールデンウィークです。職場は5月5日まで休みなので、体を休ませながらブログ記事を書き溜めたいところです。

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今日のおまけ画像


登別の駅にある熊の剥製。
赤いのは私が持参した熊のぬいぐるみ。

チンギスハーン 蒼き狼と白き牝鹿IV - 奥州藤原氏で世界制覇 その5

2011-04-23 20:12:24 | ゲーム
チンギスハーン 蒼き狼と白き牝鹿IV - 奥州藤原氏で世界制覇 その4の続き

 前回、将軍達に寝返りを勧めているのは神聖ローマ帝国に違いないと書きましたが、その後の調べではベネチア共和国の仕業でした。神聖ローマ帝国の皆さんに謝らなくては、などとは思いません。なぜなら、ヨーロッパ全ての国がヨーロッパ同盟を結成して、平泉政権に楯突いてきたからです。恐れていた通りになりました。

 まずはノヴゴロドから那須与一が一気にキエフを攻め落としましたが、そうしている間にも、ポーランドが支配するクラクフを包囲していたハンガリー軍がコンスタンチノープルに押し寄せてきます(潰し合いを期待していたのに)。例によって総力で前線を押し返しながら、東西に軍勢を分散させて西欧の攻撃に備えます。東の軍隊はペストを攻めて小うるさいハンガリーを叩き、西へ進んだ一派はペネチア共和国を潰します。次はペストとキエフからクラクフを挟み撃ちしてポーランドを滅ぼします。

 この間にノヴゴロドからノルウェーのベルゲンに使者を送っています。この使者への命令は「ノルウェーを脅迫し、平泉政権に併合すること」です。ノルウェー国王と会見すると、その国力のあまりの違いに屈服したようで、ノルウェーの人々の血を一滴も流さずに平泉政権が支配することに成功しました。

 1220年 盛夏 キエフにてキエフ公国滅亡
 1220年 盛夏 ペストにてハンガリー滅亡
 1220年 冬  ベネチアにてベネチア共和国滅亡
 1221年 新春 クラクフにてポーランド滅亡
 1221年 夏  ベルゲンにてノルウェー滅亡

 こうして、一年の間にヨーロッパのの5つの国々を征服しました。それでも背後にいる神聖ローマ帝国やフランスが大量の軍隊を派遣してくるので、一瞬たりとも気が抜けません。

 現存している国は、イギリス、フランス、神聖ローマ帝国、両シチリア王国、カスチラ王国、ムワッヒド朝の6つ。これらの国に残っている強敵を探してみました。



 まずはフランスの尊厳王フィリップ2世。能力的にはアイユーブ朝のサラディンをも超える化け物です。イギリスのリチャード1世との対立はゲーム初期にイベントとして再現されていました。



 イギリスの伝説の義賊ロビン=フッド。政治力はからっきしですが、弓の能力はさすがです。イギリスではなく、なぜか北西アフリカのムワッヒド朝に身を寄せていました。配下に欲しい人材です。

 ヨーロッパで戦火を広げている間にも街道整備を継続しており、さらにその延長として新たな2つの都市を建設しました。まず黒海とカスピ海に挟まれたコーカサス地方のトビリシ(グルジアの首都)。ここは東欧と西アジアを結ぶ交通の要所で、補給や交易に必要です。コーカサス地方は私が最も旅行に行きたい場所の一つです。次にカイロとチュニスの間のベンガジ(リビアの都市、反カダフィ政権組織の中心)。ここはムワッヒド朝への侵攻ルート上にあり、前線基地とします。都市の名前は自由につけることができますが、いずれも現在の都市の名前をつけてみました。



 こちらはトビリシを建設した耶律楚材(やりつそざい)で、世界最高の政治力(100)を持っています。史実ではチンギス=ハーンとオゴタイの二代に仕えたモンゴルの宰相です。現在の支配都市は43。世界制覇が見えてきました!

つづく

明日から仕事

2011-04-20 20:52:33 | 日記
 明日から仕事が始まります。新たな挑戦ということで、これまでとはまったく異なる世界に飛び込みます。ただいま大変に緊張していますが、楽しみでもあるので、頑張ります。このブログの更新頻度も下がるかと思いますが、時々覗きに来ていただけると幸いです。片道2時間ちょっとかかる通勤時間を利用できたらいいんですけどね。

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 本日は私の誕生日でした。この日までに次の仕事を決めようと思って前職を辞めたので、色々といいタイミングでした。それにしても、この歳になると毎年の誕生日が恐ろしいものになります。精神的には高校生あたりから全然成長していないのに、肉体的にはどんどんおじさまになっていくという……。

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 先日、前職の若手のみんなと、「奈良町豆腐庵こんどう」で夕食をいただきました。コースの全ての料理に豆腐類が使われています。ロケーションも奈良っぽいのでオススメです(私は今回が3回目でした)。この集まりは、私の就職祝い、同僚の昇進祝い、後輩の栄転(?)祝いを兼ねていました。それぞれ頑張っているようで、私も元気が出ました。

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今日のおまけ画像


先日の奈良、猿沢池のほとりで興福寺五重塔を望む。


その時の足下。

チンギスハーン 蒼き狼と白き牝鹿IV - 奥州藤原氏で世界制覇 その4

2011-04-19 19:29:18 | ゲーム
チンギスハーン 蒼き狼と白き牝鹿IV - 奥州藤原氏で世界制覇 その3の続き

 始めに悲しいお知らせです。イギリスのリチャード1世が高齢のために亡くなりました。政治力はイマイチですが、戦闘に特化した世界最強の将軍でした。直接戦いたかったのに、なぜ逝ってしまったんだ……。もっとも、先に亡くなったのは藤原泰衡ですけどね。



 さて、ホラズムが支配するバグダードにイスラム同盟の軍隊が集まってきました。平泉政権の戦力の8割をここに集中し、現在のイラン付近にあった前線を徐々にイラク側に押し返していきます。敵軍が出てこない隙をついてバグダードを包囲して占領に成功し、ようやくホラズムを屈服させました。

 ホラズムが滅亡したとはいえ、アラビア半島、カイロ、コンスタンチノープルを支配するアイユーブ朝は強力です。しかも一カ所ずつ攻めていくと包囲されそうだったので、ダマスカス(シリア)、メッカ(サウジアラビア)、マスカット(オマーン)、カイロ(エジプト)の4都市を同時に攻撃してみました。すると思った通りに敵が分散されています。平泉政権はこれまでずっと戦術スキルを磨いてきたため、個々の戦闘ではまず負けることはありません。ほどなく4都市は全て平泉政権のものに。むしろその後に領地と人員を整えるのに時間がかかったくらいです。

 そうしている間にも、コンスタンチノープル(トルコのイスタンブール)に逃げたアイユーブ朝の将軍達は次々に軍隊を送ってきます。今度は総力でぶつかり、地中海戦なども交わしながら都市近くまで追い込みます。



 ボスポラス海峡を挟んで両側をすでに平泉政権軍が占めています。このあとチンギス=ハーンらが都市の四方から攻撃し、ついにあのコンスタンチノープルを手に入れました! これでヨーロッパへの足がかりができた!



 アイユーブ朝の国王アル=アジーズ(サラディンの次男)は当然解放しました。サラディンほどの怪物ではなさそうですが、そのうちどこかで遭遇するでしょう。

 一方、シベリアのオムスクにいる那須与一らは、キエフ公国のノヴゴロド(モスクワの東300km)を攻め込むために、こっそり街道を整備していました。ある程度まで伸びたところでコンスタンチノープルが攻略されたので、それに合わせて一気に攻めてノヴゴロドを陥落。都市の整備が済み次第、キエフ公国の首都キエフに向かうことにします。

 1217年 夏 バグダードにてホラズム滅亡
 1219年 冬 コンスタンチノープルにてアイユーブ朝滅亡



 こちらはカイロを攻めたオゴタイ(チンギス=ハーンの三男、第二代モンゴル帝国皇帝)。彼はまだ若いので、国王藤原忠長の婿将軍になってもらいました。支配都市は36。街道もかなり整備されてきました。

 コンスタンチノープルを支配下におくやいなや、現地の一部の将軍達が寝返りを勧められているようです。こんなことをするのは神聖ローマ帝国に違いありません。そもそも自分で「神聖」とか名乗っているのが疑わしい。次の目標は決まりです。

つづく

ミヨー:世界の創造、屋根の上の牛

2011-04-18 20:54:11 | CD


ダリウス・ミヨー:
・バレエ「世界の創造」
・「ブラジルの想い出」より
・バレエ「屋根の上の牛」

指揮;レナード・バーンスタイン
フランス国立管弦楽団

EMI: CDC-7 47845 2



 Darius Milhaudと書いて、ダリウス・ミヨーと読みます。フランス語はよくわかりません。Dariusの綴りはダライアスですね。ミヨーはエリック・サティのもとに集まったフランス6人組の一人で、数多くの作品を残した人です。6人組とは言っても、6人が共通の音楽語法を持っているわけではなく、皆かなりバラバラの作風です。

 ミヨーの特徴の一つは、ジャズやブラジル音楽などを取り入れているという点です。このディスクでは、「世界の創造」ではジャズ、後の2曲はブラジル風になっています。「世界の創造」ではクラシックには珍しいスウィング感があります。小品集の「ブラジルの想い出」からは4曲が抜粋されていますが、むせかえるような暑い空気とオープンな雰囲気を醸しています。

 ミヨーの音楽のもう一つの特徴は「多調」を用いていることです。「普通」の音楽には、ドレミファソラシドの音階を使うハ長調や、ソラシドレミ♯ファソのヘ長調や、♭ラ♭シド♭レ♭ミファソ♭ラの変イ長調など、長調と短調を合わせて24の「調」があります。普通の音楽では途中で転調することはあっても同時には一つの調だけを使いますが、「多調」とは多くの調を同時に用いる技法です。その結果、音階的に噛み合ない素っ頓狂なメロディーが流れたりすることになります。

 このディスクの「屋根の上の牛」では、その多調が効果的に使われています。冒頭の旋律の後にいきなり調子っぱずれの多調が顔をのぞかせますが、様々な性格を持つ音楽を挟みながら、最初の旋律が何度も現れます。始終馬鹿馬鹿しい雰囲気で、サンバ的な部分もあったりして、底抜けに明るく楽しい曲です。私は生演奏で最初に聴いたのですが、仲間内で流行るほどのインパクトがありました。これも演奏したいなあ。


原曲はオーケストラ曲ですが、ピアノ連弾バージョンの動画がYouTubeにありました。
他の人の動画も色々ありましたが、この動画は手元が写っており、「多調」っぷりが見えて面白いです。
原曲は連弾バージョンの二倍以上の長さがあります。


クラシックCD紹介のインデックス

日光と富弘美術館

2011-04-17 22:11:30 | 旅行
 今回も東北・北関東の観光地支援ということで、2010年のゴールデンウィークに行ってきた栃木県の日光と群馬県の富弘美術館の写真を掲載します。あまりいい写真が撮れませんでしたが…。

 嫁が富弘美術館に行きたいということで計画しました。奈良から日帰りではきついから、前日にどこかに一泊しようということになって、日光にも行ってきました。私は関東の生まれなので日光には何度も行っていますが、いくら行っても飽きません。


最初のスポットは中禅寺湖です。
当日はあまり天気がよくなかったうえ、ちょっと肌寒かったです。
私が日光で最も好きな場所ですが、バスの時間が調整つかなくて、華厳の滝も見ずに市内に戻りました。
残念。


次は東照宮です。
建物と鳥居のこの比率が計算されて作られており、
ちょうどこの写真の位置がバワースポットになっている、と嫁が言っていました。


建物の欄干に彫られた、あの有名な「見ざる・言わざる・聞かざる」です。


こちらの彫刻は国宝の「眠り猫」です。
右から見ると眠っており、左から見ると起きているように見えるとのことですが、
よくわかりませんでした。


日光東照宮は徳川家康の霊廟で、これがお墓です。

 この日は東照宮からバスで5分くらいのところにあるペンションに宿泊。次の日はバスで足尾に向かい、わたらせ渓谷鉄道に乗って草木ダムのほとりの富弘美術館にやってきました。怪我で手足の自由を失った星野富弘氏が口に絵筆をくわえて描いた作品が展示されています。水彩の草木に詩が添えられた作品を数多く制作しています。

富弘美術館公式サイト


入り口の脇。
この建物は全ての部屋が円形になっていて、したがって壁が局面になっています。
部屋同士が緩やかにつながっている面白い設計でした。


美術館の手前には豆のオブジェが飾られています。


美術館の目の前にある草木ダム。
背後の山々もいい立体感でした。
嫁ばかり写っていてすみません。

 かなり駆け足で回った二日間でしたが、それはそれで楽しかったです。ぜひみなさんも出かけてみてください。

チンギスハーン 蒼き狼と白き牝鹿IV - 奥州藤原氏で世界制覇 その3

2011-04-16 20:44:47 | ゲーム
チンギスハーン 蒼き狼と白き牝鹿IV - 奥州藤原氏で世界制覇 その2の続き

 平泉政権が中央アジアを攻めている間、アイユーブ朝のサラディンが高齢のために亡くなっていました。直接戦えなかったのは残念ですが、最後に生き残った国が勝者です。その意味ではサラディンとの戦いはまだ決着がついていません。下の画像は在りし日のサラディン。様々な能力が軒並みそろっている怪物でした。



 サラディン亡きアイユーブ朝はコンスタンチノープルを陥落させ、ビザンツ帝国は滅亡しました。

 平泉政権はゴール朝との戦闘が続いており、敵部隊を潰しながら首都ゴールににじり寄っていきます。そしてついにチンギス=ハーンとジャムカ(チンギス=ハーン最大のライバル)の強力コンビがゴールを攻め落とし、厳しかった戦いの連続に終止符を打ちました。

 平泉政権の次の目標はホラズムです。ホラズムはサマルカンド(ウズベキスタン南東)、ニシャプール(イラン北東)、シーラーズ(イラン南西)を支配していました。そして新たな都市オムスク(モスクワ近く? 現在のオムスクとは別?)を建設し、さらにバグダードを攻めてアッバース朝を滅ぼし、支配都市5つを持つ大国になろうとしていました。

 ホラズムの持つ街道を利用し、ベラサグンから那須与一、スブタイ(チンギス=ハーン配下の「四狗」の一人)、章宗(金の国王)らがサマルカンド、次いでオムスクと速攻で制圧。ゴールからは源義経、武蔵坊弁慶、チンギス=ハーン、ジャムカ、完顔陳和尚、畠山重忠がニシャプールとシーラーズを攻撃して支配下に。残るはバグダード一つです。

 デリーからは北条泰時らがヒンドゥー諸王朝のカリカットに向けて進軍。街道が完成していないため時間がかかりましたが、火砲兵の大群で一方的に攻撃してカリカット陥落。街道整備とともに海戦に向けて準備しなければなりません。

 1214年 冬 ゴールにてゴール朝滅亡
 1216年 秋 カリカットにてヒンドゥー諸王朝滅亡



 オムスクを陥落させた那須与一。地図では完成した街道も表示しています。現在の平泉政権の支配都市は29です。

 そしてバグダードの後はどう攻めるかを考えていたところ、ホラズム、アイユーブ朝、ムワッヒド朝がイスラム同盟を結成し、平泉政権に対して共同で攻めて来ました!



 バグダード周辺にイスラム同盟の駱駝兵が集結しつつあります。ここからは平泉政権とイスラム同盟の全面戦争に突入です!

つづく

日野日出志「博士の地下室」「泥人形」

2011-04-15 23:38:52 | 日野日出志
 日野日出志「ホラー自選集」の第4話「博士の地下室」と第6話「泥人形」をまとめて紹介します。私はこの2話が苦手なんですよ。

 「博士の地下室」は日野日出志が傾倒する映画「フランケンシュタイン」の影響があるような気がします。不気味な洋館に博士夫婦、助手、召使い、家政婦の老婆が住んでいます。博士と助手は美しい動物を作ろうと、地下室で動物実験を繰り返していました。けれども失敗続きで、産まれてくる動物達は身体に障害を持っているものばかりでした。そんな動物達を処分させるために召使いが雇われていたのですが、動物達を不憫に思った召使いは自分の小屋に隠していたのでした。

 博士の夫人は妊娠しており、老婆が身の回りの世話をしています。博士の研究を知った婦人は「でも動物なんて自然のままが一番美しいものだわ」「それを人間の手でつくりかえるなんて」と言いますが、博士は聞く耳を持ちません。ところが、ある風の強い夜に召使いの小屋が吹き飛ばされて、隠されていた動物達が庭にあふれかえってしまいます。博士は自分の手で処分しようと飛び出しますが、それを不審に思った婦人が庭を見ると……。



 この動き、テンポ、構図、異様な画風に引き込まれてしまいます。そして老婆に呼ばれて婦人のもとに戻った博士が見た光景は……。

 この作品は1970年に発表されています。近年のバイオテクノロジーの発達によって生命倫理学が注目されていますが、生命を人間がいじるという根源的な不安をストレートに描いた問題作でしょう。

 「泥人形」も1970年の作品です。「怨念の漫画家が現代の悪を告発する!」と扉ページに書いてあります。こちらは公害問題についての作品で、毒の煙を出す煙突が立ち並ぶ工場地帯が舞台です。周辺に住む子供達はだれもが(先天的か後天的かわかりませんが)身体に障害を持っています。



 「泥人形」はストーリーらしいものはありません。子供達が空き地に集まり、泥をこねて巨大な人形を作ります。すると工場の煙が人形に吸い込まれていき、ついには動き出します。その泥人形に向かって子供達が恨みをぶつける、という救いの無いようなできごとです。それなのに最後のページではなぜか不思議な安堵感があります。子供達が現実と折り合いをつけながらも懸命に生きているからでしょうか。

 これら二作の共通点は「科学技術とその弊害」と言えます。だれもが科学技術に対して持っている素朴な疑問を怪奇漫画の体裁にしたものでしょう。科学技術によって身体の設計が変異させられた者達がたくさん出てくるという点が、私がこれら二作を苦手とする理由なのかも知れません。


日野日出志作品紹介のインデックス

チンギスハーン 蒼き狼と白き牝鹿IV - 奥州藤原氏で世界制覇 その2

2011-04-14 19:19:51 | ゲーム
チンギスハーン 蒼き狼と白き牝鹿IV - 奥州藤原氏で世界制覇 その1の続き

 敦煌とクチャ(タクラマカン砂漠の北)は東西世界の境界を挟んでいます。敦煌から西へ勢力を広げようとしても、街道がつながっていないため攻めるのは大変です。だからこそ逆に攻められずにいたのですけどね。クチャを支配しているのはイスラムの国の西遼で、首都はベラサグン(現在のキルギスとカザフスタンの国境近く、イシク湖の北)です。天山山脈の東西のルートを押さえて繁栄した国です。

 さて、名だたる武将達を全員クチャに集めて陥落させたはいいですが、西のベラサグンからも南のゴール朝からも進軍が止まらなくなってしまいました。総軍を半分にわけて反撃の開始です。西遼軍は移動コストのかかる天山山脈の隙間から攻めてきていて、その裏をついて那須与一らが街道から高速で移動してベラサグンを落としました。

 1211年 秋 ベラサグンにて西遼滅亡

 残り半分の軍隊はゴール朝の都市プルシャプラ(現在のパキスタンのペシャワール)を陥落させますが、ここは建設されたばかりの都市で、内政にも手がかかりました。ゴール朝はインドのデリー、プルシャプラ、首都ゴール(アフガニスタン中部)を所有しており、相互に街道で繋がっています。中央に位置するプルシャプラの次は東のデリーを手に入れましたが、首都ゴールからゴール朝軍が繰り返し大挙してプルシャプラに押し寄せてくるようになってしまいました。しかもこちらの将軍達を寝返らせようと暗躍しているようです。早く撃退しなければなりません。

 戦闘に関しては、敵の3軍隊に対してこちらは2軍隊をぶつけ、最低限の部隊だけ倒して効率よく勝利していきます。そして敵があまりに多かったため、捕らえた将軍を登用できなかったら全て斬首しました。そうでないと前線に復帰してきりがないからです。ゴール朝に所属していた30人ほどの将軍のうち半分以上は斬首したことになります。時には冷酷さも必要ですね。

 これらの戦いと同時に、平泉政権では一大事業がスタートしていました。それは広大な国内の街道整備です。モンゴル平原を東西に横断し、敦煌、チベットのラサを経由して、タイのチェンマイ近郊までの大街道です。さらに敦煌からクチャに向かい(シルクロード!)そこから南下してカラコルム山脈を超えプルシャプラまでの街道と、チェンマイからデリーを経由してインド南西部のカリカットまでの街道の整備を進めていました。これによって東西世界の文化の融合を一気に押し進める計画です。もうすぐ完成です。



 もう一ついいニュースがありました。ラサにチンギス=ハーンが仕官してきました。もちろん登用して最前線まで行ってもらいました。上の画像はプルシャプラの領主となっている源義経とチンギス=ハーンが宴を開いているところです。



 こちらはデリーを攻め落とした北条泰時。若いのにいい働きをしています。現在の平泉政権の支配都市は23です。

つづく


おまけ


チンギス=ハーンが登用できたら貼ろうと思っていた動画。
これを待っていたお友達もいるのではないでしょうか?