AKKOMAMのMEMORANDUM

穏やかな時間の流れを楽しみながら...

ひとつの歴史が思い出に...。

2011-04-23 22:37:18 | Weblog

今日は夕べからの雨が続いていたわけでもないのに、やんでみたり、

吹き降りになったりを繰り返して、ちょっと出かけたいと思っている

私の足を鈍らせていた。 風も南のベランダを吹きまくっていた。

           

先日、古くからの友人から一枚の葉書が届き、20余年にわたって開いてきた

お店を閉めることにしたとあり、 22日の夜が最後だと添え書きがあった。

お店の名前は<はるじょぉん> 写真の花からつけたのだった。

西国分寺で彼女が喫茶店を開店する準備を頼まれたときに、大森に住んでいた

私はその距離の遠さに逡巡はあったのだけど、再出発にかける頼みだったので、

一年だけ、ひと月に数日だけの約束で手伝ったり、相談にのったりしていた。

場所柄、絵画展を開いたり、ライブをしたりとそれなりに街にフィットした経営が

できているとの話は聞いていて、その後も何回が訪ねては話などもしていた。

私よりも二つ年上で、ここ数年はいつやめようかと思案していたのは知っていたが、

彼女らしい雰囲気のあるお店だったのでちょっぴり残念な気がしている。

少し迷い悩んだが昨晩は出かけることはしなかった。 が、その前に手紙を書いて

労をねぎらい、二人でゆっくり、静かに思い出を語り合いたいと結んだ。

西国分寺で彼女が頑張っているときは歴史が繋がっているようにも

思えていたけど、これからは共通の思い出のひとこまなっていくのでしょう。

           

その手紙を投函しにいったポストの前の階段下にある藤棚が淡い紫に煙って

いるように見えて、近づいてみると蕾が開きかけていた。

<あ、もう藤のシーズンになるんだ~>なんて感心しながらパチリ!!でした。

           

 はるじょぉんの花のそばに咲いていたたんぽぽ、今までは見ることがなかったけど

 今頃がこの辺りでは時期なのだろうか、そこここで黄色い花を見ることができる。

 丈が短く、地面すれすれで咲いているところをみると日本たんぽぽのようです。

 葉の形あたりで見分けがつくのだろうか、よくわからない私です。

 

 こうして歳をかさねるごとにひとつひとつの現実が思い出にかわり、残るのは

 今ある人生だけが現実になっていくのかも...と、ひとりレース編みをしながら

 考えていた。

 

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大震災の余波を感じて...。

2011-04-19 15:01:08 | Weblog

              

              

一昨日の日曜日に問題が起こりました。 ほんとうはその前の夜からはじまっていたのです。 このところの余震続きで8階に住む私は計画停電が延期されても、何かの問題で

断水することを恐れて、お風呂のお湯は翌日の朝までは震災以来そのままにしていました。

日曜日の朝、かすかな水の音に浴室を覗くと、湯船から水が溢れているのです。

決してざあざあではなく、静かに溢れているのです。 そこで気がつくすべてを調べて

みましたら、いつも浴槽内にお湯が出てくる場所から漏れていることが原因でした。

早速、業者に電話をしてその旨を説明しますと、2時間後にきてくれました。 が、

<もう部品がないので直せない> とのこと。年数からいって納得の私。

<そうですか、では交換して新しいのを設置してください> <いつごろになりますか?>

<わかりません、何しろ設置型給湯器は今入ってこないのです>

<いつとも申し上げられませんし、水も止められない>

<とにかく帰って明日お電話いたします> 実直そうな若者はすまなそうに帰ったけど

私にしては問題は何も解決していない。 ネットで探してもみんな<売り切れ>と

赤の文字が繋がっている。 さあて、と、先ずは我が家の一大事!!

 <1>   水道の元栓を夜は閉めてしまおう。

 <2>   漏れている水は浴槽にためて、ベランダの花のみずやり、トイレの水、

        この際、窓ガラスも拭いて、 ベランダに大きなプラスチックケースを出して

        バケツで運んだり、掃除はすべて雑巾がけで...と使っていた。

いったいいつまで続くのかと思っていたけど、おおよその事情は読めてきた。

大震災のために、製品の部品不足で生産が間に合わないこと、

出来上がった製品は優先して東北に送られていくこと、こまかいことはさておいて

<私はまだ知恵で乗り切れる!!>なんて思ってはいたけど、気持ちは通じず

昼間の間だけで浴槽内20センチは貯まってくる。

<原子炉内の水>を思い出して<こうしてじわじわと貯まっているんだわ>と、

汲みだしながら考えていた。    そして今朝、電話が鳴り

<6月にならないと新品との交換はできませんが、応急処置として浴槽に

今までのようなお湯張りはできないけど、

蛇口からお湯をいれる形の工事はできます>との声。

<それで結構です!!、6月までの我慢は厭いません>

かくして、一件落着でした。  お湯を溢れさせないように注意さえすればよいこと、

今までのようにスイッチひとつでお湯が入り、音楽で終了を教えては貰えないけど、

仕組みは同じようなものです。

もしかしたら、それに不具合がおきないかぎり、そのままでもよいかな!!なんても

思いはじめているのです。

今朝、NHKでも建築現場に資材がまわってこなくなり、着工に遅れがでたり、納期が

延長されるなどのことがおきていると報道されていました。 

今晩から<蛇口お湯張り>でタイムを計って、明日からは料理用タイマーに担当して

貰ってなどと考えています。

逆に気づかされたことも、<旅行中は元栓締めて行こう!!>と。

でも、疲れました~。

明日の午前中はダンスレッスンですが、安心して出かけられます。

夕方になって南風が強く吹きはじめました。 昨夜の雨で、

<あ~、窓ガラス~>なんて思っていましたが、南はセーフでした。

でも、真夜中、朝方の地震に目が覚めてしまったり、水問題で考えたりと

眠りが足りてないような気分ですが、明日は目覚ましは6時半でしっかり

起きないといけません。   余震がおきませんように...。

 

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南風が花びらを舞い上げて...

2011-04-16 10:17:51 | Weblog

              

つい数日前までは満開のさくらの花をベランダから眺めて楽しんだのに、強い南風と

夕べの雨は無情にも散らしたらしい。 ベランダにも舞い上げられた花びらが...。

季節は急ぎ足で初夏にむかって進んでいるような暖かい今朝でした。

まわりの景色の彩りも桜の淡いピンクから目に爽やかさを送ってくれる新緑に移行しつつ

あり、そろそろ衣装の交代も気になりはじめてきています。

             

あっ、その前の五月人形をリビングに飾って...と思いましたが、今日は曇り空ですので

お天気の日にしましょう、なんて、空を見上げていました。

被災地でも地元の方々のご苦労でお花見の宴がひらかれたり、青空に鯉のぼりを

泳がせたりと励ましあっていらっしゃる姿に昔から続く地縁の絆を感じています。

これは各地から集まってできている都市ではなかなか望めないことで、

日々の暮らしのなかでの何気ない繋がりがいざっ!というときに最強の力を発揮する

ことをまざまざと感じさせてくれていますし、 学ぶことの多い現実です。

             

ベランダのきんぎょ草、この頃の暖かさにどんどん伸びてきて、きれいな花姿で毎朝

私の<おはよう~>の声にこたえてくれています。

唯一の野菜<小松菜>は大きくなり、昨晩は3株ほど抜いて、春キャベツとシラスの

パスタに鮮やかな緑で参加してくれました。

ほんとうにささやかな、ささやかな幸せに包まれたものです、自家栽培ですもの。

明日は部屋の電球をLEDに換えるために出かけようと予定しています。

今、私ができることはささやかでもいろいろあります。それを息ながく続けることが

楽しい旅の思い出をつくってくれた東北地方の復興に添っていけて、いつかまた、

訪れてみたい!!と楽しみにしているのです。

            

 

 

 

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大震災からひと月が過ぎても...

2011-04-12 17:29:49 | Weblog

昨日であの大震災からちょうどひと月になり、画面に映る雪模様に心が凍る

思いでしたが、今は少しは季節も移り陽ざしのある映像に少しは慰めを感じる

ことができるように思えるのです。

今日も朝からなんども緊急情報がテレビの画面に映し出されては、揺れています。

余震とは思えない大きな揺れに緊張を繰り返していますが、今でも被害が

出ている様子に言葉がみつからないのです。

           

慰めにもなりませんが、今朝のベランダのムスカリです。

植えたことも忘れて、鉢をどかしたときの白い葉には、<何事が...>と思い、

不気味にさえ思ってしまいましたが、今は盛りと主の戸惑いなど気にせずにです。

     

   

   

写真を横切っているのは今回の旅の企画者です。

東北での大震災は同じ日本で...とおもうくらいに穏やかな島でしたが、

この島にはこの島の歴史や悩みはあるように思えました。

   栗林公園

   

羽田空港 → 高松空港 → 讃岐うどん → 栗林公園 → 船で直島宮之浦港

→ ベネッセハウスオーバル泊 (地中美術館、安藤忠雄設計建築観賞、リ・ウハン美術館)

海岸の展示美術品、景色散歩 → 高松 → レンタカーで神戸淡路鳴門自動車道を

ドライブ → 神戸泊 → 大阪空港までのリムジンバス出発までの一時間を

利用してタクシーで<うろこの館、北野天満宮、風見鶏の館>とオランダ坂をくだる。

→ 大阪空港で息子夫婦と歓談 → 羽田空港<おすしとビールで乾杯>

→ 各自の帰路の電車に乗り帰宅  

いろいろな思い出を手繰り寄せながらの旅でしたが、

震災後の神戸にうかがったときには入れなかった場所がきれいに修復されて、

見学ができる姿に感慨深いものがありました。

震災前、震災後、そして復興した神戸の街と変遷を知る私は、規模が違うとはいえ、

被災地、東北人の底力でよりよい復興の日が必ずくると信じて希望をもって、

応援しながら待ちたい!!と心から思ったのです。

 

 

 

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桜 さくら サクラ...

2011-04-11 11:08:59 | Weblog

大震災以前から予定と予約をしていた旅に思い切って行ってきました。

4月7日の夜は娘のところに泊まることにして午後9時ごろに着いて、

しばらくして休もうとベッドに横になりましたら、大きく揺れて慌ててお風呂の娘に

声をかけたほどでした。高層マンション17階の揺れは緩やかに長く揺れました。

我が家とは違う揺れ方を経験したのです。

そんな経験をしながらの旅は四国高松空港へ降り立ち、船で直島に渡ったりの

旅でしたが、旅の話は別にして、今、満開の桜の入っている写真を集めてみました。

 我が家の定点観測桜

  栗林公園で

  直島で

 神戸北野天満宮で 神戸風見鶏の館の桜

  今朝のリビング前の桜

 今朝の寝室下の斜面の桜

帰ってきてつけたテレビでは千鳥が淵や上野公園の桜と人の波を写していました。

そして今朝の目覚めは余震でした。

ベランダの植木や花鉢を心配しての旅でしたが、みんな元気でした。

           

気配も感じなかった白いムスカリが伸びてきていてびっくりでした。

気温と陽ざし...自然界は季節の移ろいに機敏に反応していて、けなげに

成長している姿に教えられることが多いです。

旅の日記は気持ちを整えてから...と、思っています。

 

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日に日に育ってきています。

2011-04-06 14:02:59 | Weblog

今日も暖かい陽ざしの穏やかな一日になりそうなので、

ベランダいっぱいに広げた敷物や運び出されたリビングの植木類には

いっぱいの陽の光です。 

 カンパニュラ

 小松菜

自給自足を目指しているわけではないのですが、パラパラと蒔いておいたのが、

ここのところの暖かさでぐんぐん伸びてきて、可愛いものです。

昨日から試編みしていたレース模様がひとつ出来上がりました。

アイロンできれいに広げて撮ってみました。

あと3枚編んで、繋げてまわりを編んで...まだまだ仕上げるには相当な日数が

かかりますが、夜の時間を使って編みすすめる予定だけはたちました。

1枚の直径は35センチなので...ふう~と何回も溜息をついては間違いを

訂正するのに何回ほどきましたかしら...。

           

昨日の夕陽です、かすかに姿をあらわした富士の肩に沈むところで、あわてて

ベランダから撮ってみましたが、数日前には頂上に沈んだ太陽が見られたのですが、

どんどん太陽の軌道は動いているのですね。

明日の晩は娘のところに泊まって、短い国内の旅にでることにしました。

いろいろ意見のあるときですが出かけることにしました。

行くからには楽しんできたいと思っています。

小松菜は帰ってくるまでにはもっと大きく育っていてくれるでしょうか、

最後には摘んで食べる薄情な私でもあるのです。 こちらもふう~です。

そろそろ旅の支度を...です。 

留守の間の余震が心配ですが...ないことを祈って出かけます。

 

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ベランダにも春を感じて...。

2011-04-05 16:32:36 | Weblog

朝は富士さんがはっきり眺められました、が、春がすすむと霞んでしまいます。

      

毎朝なにげなく食事をしながら眺めているベランダの花鉢にもこの頃は成長が

はっきり見えるようになってきました。

   

そしてベランダ下の斜面にも            

   

そしてあの不明だった細い葉の中には

  ムスカリの姿が...

  ジャスミンにも

ひとり暮らしですと一日、人と話すこともないことはたくさんありますし、

もう慣れていますので寂しいとは思わないようになりました。

でも、植木たちには、毎朝<おはよう~>と声をかけながら、様子をみています。

寒さをこらえていた植物たちはいち早く季節を知り、成長をはじめています。

その姿にはいつもパワーを感じ、勇気をもらっています。

ふりそそぐ陽ざしにお布団類をベランダに干し、CDを聴きながらレース編みを

していました。  もう17時をまわりはじめましたが、太陽はまだ高いところから

リビングに陽光を送ってきています。

そろそろ取り込んだお布団を寝室に運びます、今日も無事に過ごせたようです。

 

 

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午後は花散歩しながら...。

2011-04-04 16:00:42 | Weblog

晴れていても朝方は肌寒く感じて...どうしようかなぁ~なんて

迷っていたけど、あまりの陽ざしに誘われて、歩いて坂をくだっての

散歩に出かけました。

 坂の途中の10数本の桜の古木の花芽も気になっていたところもありました。

      

             

見上げるのも大変な大きな桜の木です。 枝を四方に大きく長く広げていて、夏はとても気持ちのいい木陰もつくってくれるほどなのです。

場所によっては暖かさが続けば満開になりそうな気配ですが、

 花のトンネルになるにはこの陽気ですと来週あたりでしょうか。

でも、今ごろの咲きはじめの雰囲気もまたなんともいえず可愛いものです。

歩いて下りてきてよかった~、と思ったものです。

今週はお天気さえよければ桜ウオッチングに坂をよろこんで歩いてくだりましょう。

   

シロもも         雪柳           レンギョウ        ローズマリー

みんなみんな坂の途中に咲いていたのです。 木蓮も今が盛りと咲いていましたが、

目で楽しんで...だけにしました。 シロももは名札に書いてありましたので、

そのままで、私ははじめて知りました。

              

バス停のそばで見つけました。<ハナズホウ>の名札があり、まめ科とありました。

この先どうなるかが楽しみです。

日ごと春を感じる情景が目につくようになりました。

富士山は霞のむこうで、まわりの里山は白っぽさが目立ってきました。

もうじき桜満開のそれは見事な風景になる日もそう遠くないように思われます。

5000歩ちょっとのお散歩をしながら、レース編みの本を選んできました。

今度は少し大きく、長いテーブルクロスに挑戦してみたいと思ってのことです。

先のことはわかりませんが、じっくり取り組んで...仕上げたいなぁ~と、

今は頑張る気持ちでいっぱいです。

 

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四月、真新しいスーツの姿が...。

2011-04-02 11:42:07 | Weblog

 昨日は4月1日<エイプリルフール>だからなんて気持ちよりも、

 入社式をきちんと迎えられる人ばかりでない状況に、新たな思いが

 する一日でした。 長いこと 通っている美容室は大震災の翌日が

 リニューアル開店日になっていましたので、予約を入れているし、

 計画停電もないとのことで出かけてきました。

 当日の混乱は大変だったと、今は平静に話していますが、

 言葉の端々に恐怖感が滲んでいました。

 今も節電のために営業時間は百貨店にあわせて7時で終わるようでした。

 帰りの車内で眠っている新入社員らしい姿に<がんばって>と心で

 エールを送っていました。

 あの日以来、夜のニュースはかかさず見て状況などを知るように

 していますが、ときおり画面に出る<緊急地震警報>に身を固くして

 しまいます。 なにもする気にもなれずの時間ばかりでしたが、

 気持ちを落ち着かせるためにはじめたのは<レース編み>でした。

 

 出かける気にも、何かをする気にもなれずのなかで、これでは...と

 はじめて一週間、なんの目的もなく編みはじめたのが、気づいたら

 ベランダのテーブルかけにちょうどよい大きさになっていました。

 おとといの夜半に縁取りをして仕上げてみました。

 ところどころ心乱れながら針をすすめた様子が散見されますが、

 それもまた...で、そのままです。

 

 今日は陽ざしはありますが、ちょっと肌寒いようです。

 昨日は暮れゆく富士のシルエットの頂上に太陽が沈むのを見て、

 カメラを構えましたが、時遅し!!でシルエット富士だけが撮れていました。

 あ~、今日は富士の姿は眺めることはできませんが、

 夕暮れどきはしっかりチェックして待つことにしましょう。

 すばらしい光景でしたのに...。

 

 

 

 

 

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