「いつか味噌バター・コーン・チャーシューと言ってやる」 という思いを
胸に秘めながら味噌ラーメンばかり食べていましたと、前座時代を振り返るのは、平成17年春に九代目林家正蔵を襲名する林家こぶ平。修行時代はメニューの中の一番安いものを頼まなくてはいけないという不文律により、いつも味噌ラーメンばかり食べていたという (『食卓の記憶』 週刊文春 7月15日号)。一見ありがちではあるが、いい話に聞こええる 「味噌バター・コーン・チャーシュー」 だが、こぶ平が言うと鼻についてしまう。なぜなら、ボクらは 「林家こぶ平が、芸能界で一、二位を争うモテ男」 と知っているからだ (『女性セブン』 6月10日号)。
送り迎えをはじめとしたマメさとスマートなエスコートというモテ男の必須は言うまでもない。これに加えてこぶ平は、お坊ちゃん育ちで、幼い頃から礼儀作法に厳しくしつけられ、しかもいい店・いい物を見慣れているので目が肥えている。加えて多趣味で博学。自宅の地下にある16畳のオーディオ・ルームを始め、3万枚のジャズのレコードとCDを所有し、ジャズ専門誌にも寄稿、自らもアルトサックス、クラリネットを演奏する。また、豊富なワインの知識に加え、グルメ雑誌を手当たり次第読破し、超一流店から流行の和風ダイニングまでマメに足を運んでチェックする。そのお食事代が、週に50万とも、月に300万にもなるという。恐るべし、こぶ平。
と思っていたら、 「いっぱい恥をおかきなさい。“粋な男”であるために必要な要素はカッコ悪さや恥ずかしさが教えてくれる」 と、他の雑誌でこぶ平師匠がおっしゃっているのを見かけてしまった。さすが師匠と思う同時に、 『味噌バター・コーン・チャーシュー』 と、 「月300万」 が頭をよぎってしまった。
ちなみに、粋の話が掲載されていたのは、 「20代30代男たちの[プライドと欲望]を刺激する情報検証エンターテインメント!」 という長いタイトルで新創刊された雑誌 『CIRCUS』。ひょっとしたら、自ら『週刊文春』と差別化して取材を受けているのかもしれない。だとしたら、やはり恐るべしだ。(余談だが 『女性セブン』 には師匠の談話は掲載されていない。)
胸に秘めながら味噌ラーメンばかり食べていましたと、前座時代を振り返るのは、平成17年春に九代目林家正蔵を襲名する林家こぶ平。修行時代はメニューの中の一番安いものを頼まなくてはいけないという不文律により、いつも味噌ラーメンばかり食べていたという (『食卓の記憶』 週刊文春 7月15日号)。一見ありがちではあるが、いい話に聞こええる 「味噌バター・コーン・チャーシュー」 だが、こぶ平が言うと鼻についてしまう。なぜなら、ボクらは 「林家こぶ平が、芸能界で一、二位を争うモテ男」 と知っているからだ (『女性セブン』 6月10日号)。
送り迎えをはじめとしたマメさとスマートなエスコートというモテ男の必須は言うまでもない。これに加えてこぶ平は、お坊ちゃん育ちで、幼い頃から礼儀作法に厳しくしつけられ、しかもいい店・いい物を見慣れているので目が肥えている。加えて多趣味で博学。自宅の地下にある16畳のオーディオ・ルームを始め、3万枚のジャズのレコードとCDを所有し、ジャズ専門誌にも寄稿、自らもアルトサックス、クラリネットを演奏する。また、豊富なワインの知識に加え、グルメ雑誌を手当たり次第読破し、超一流店から流行の和風ダイニングまでマメに足を運んでチェックする。そのお食事代が、週に50万とも、月に300万にもなるという。恐るべし、こぶ平。
と思っていたら、 「いっぱい恥をおかきなさい。“粋な男”であるために必要な要素はカッコ悪さや恥ずかしさが教えてくれる」 と、他の雑誌でこぶ平師匠がおっしゃっているのを見かけてしまった。さすが師匠と思う同時に、 『味噌バター・コーン・チャーシュー』 と、 「月300万」 が頭をよぎってしまった。
ちなみに、粋の話が掲載されていたのは、 「20代30代男たちの[プライドと欲望]を刺激する情報検証エンターテインメント!」 という長いタイトルで新創刊された雑誌 『CIRCUS』。ひょっとしたら、自ら『週刊文春』と差別化して取材を受けているのかもしれない。だとしたら、やはり恐るべしだ。(余談だが 『女性セブン』 には師匠の談話は掲載されていない。)