オフィス松山 オペラの部屋

オペラ&ミュージカル制作企画オフィスの徒然

ドイツ北の国から9 メックレンブルグ

2007-02-26 23:51:10 | 劇場
バルリンから北に行くと北欧風の湖の近くにノイブランデンブルグとノイストレリッツの二つの街があります。昔私が訪れた時は寒さ厳しいマイナス8度でも街の人は明る楽しい文化享受の町として活気に溢れていました。極端に言うと正に北の果て状態。でも歌劇場は元気です。演劇の劇場はノイブランデンブルグの街にあり、市立歌劇場はノイストレリッツの街にあります。この二つの街をあわせた歌劇場は市立メックレンブルグ劇場と言います。↓




そしてオペラはモーツアルト「後宮よりの逃走」
場面の一部はミュージカル風あり、古典ロココ風刺的表現ありでこのオペラのようにここのオペラはどれをを取っても多彩です。

モダンなオフェンバック「ホフマン物語」 

さてドイツ北の国からはドイツ北部を西から東にやって来ました。この極寒の街街も今年は暖冬でなにやら珍しい冬景色を見せているに違いないでしょう。何し例年なら最高温度マイナス1度か+0度で、最低温度マイナス4度からマイナス8度の街もあり、湖一面氷だらけ。。オー寒い寒い、うーん、さて、次はベルリンと行きましょうかね。

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ドイツ北の国から8 デッサウ

2007-02-11 02:21:11 | 劇場
ベルリンから南西にデッサウと言う街があります。
ドイツ主要都市とされています。駅から歩いていけるところに世界に名を馳せるバウハウスと言う造型学校があります。それと見事な美術的建築で有名な美術館もあります。そしてこの建物オペラハウスです。実に立派な建物で夏の暑い日に観たらギリシャを彷彿とさせます。↓
              
ここでの舞台は構図もしっかりしていてテーマ性もきちんと整理されています。
先ずはモーツアルト「魔笛」基本的構成舞台の見本のような舞台構成です。
こんな舞台こそ我が日本においての市民オペラ等で参考になるでしょう。真似をするのではなくです。↓                    
ムソルグスキー「ボリスゴドノフ」象徴的シンプルでありながらオペラ自体のスケール感の向上を計算された舞台です。↓
                
モーツアルト「ドン・ジョバンニ」ではモーツアルトドラマを真摯にとらえた舞台創りとなっています。↓
    
同じ「ドン・ジョバン二」舞台美術の教科書として参考になる程の構図です。↓
                      
同じ「ドン・ジョバンニ」の終場、これこそモーツアルトドラマの真髄的表現。↓
                                         

以上このデッサウの劇場においての舞台制作は今後数年これからオペラの舞台を勉強される若いスタッフにはお奨めの劇場であることは間違いありません。
この劇場のしっかりした、舞台構成・舞台美術構図の構成など参考にして下されば幸いです。是非ともオペラを真摯に表現する姿勢を体験して下さい。

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ドイツ北の国から7 マクデブルグ

2007-02-08 01:15:22 | 劇場
もう少しでベルリン。ベルリンとブランシュヴァイクの中間点にある街マクデブルグ。まるで絵に描いたような街の劇場 ↓

             
オペラはグルック「オルフェオとエウリディーチェ」現実と幻想の交差点がテーマになっています。↓
       
プッチー二「ボエーム」何と地方色豊かな微笑ましい舞台になっています。↓
                                        


同じプッチー二「トスカ」では小さな舞台を合理的に省略様式での表現です。↓
                           
珍しいテレマン「ドンキホーテ」造形的美的舞台はドンキホーテの幻想的世界を展開しています。↓




   

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ドイツ北の国から6シュベリーン

2007-02-04 00:31:28 | 劇場
ハンブルグから真東に行く北の湖畔小さな街シュヴェリーンに着きます。この街に立派な劇場があります。↓
            

由緒正しき歌劇場では連日のように上演されています。
そのオペラとはプッチーニ「トスカ」↓
               
同じ「トスカ」の他の場面では↓
              

オペラだけでは有りませんミュージカル「イエスキリストスーパースター」↓
                       
やはりご時世でしょうか地方へ行くほどミュージカルを取り上げる劇場が増えています。今ドイツではミューカル劇場が新たに増えてきています。これがいわゆる世界に名を馳せているドイツ語圏ミュージカルです。その代表はエリザベート。この様にドイツでは最近ミュージカルが流行ってきています。歌劇場でのミュージカル専門に契約する歌手がいるのも事実です。日本は如何でしょう。

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ドイツ北の国から5:国境の街2フレンスブルグ

2007-02-01 14:20:31 | 劇場
道の北側のお向かいはデンマーク。ドイツの最北端。入り江の街フレンスブルグ
冷たい水と暗い緑、どれもが神秘的な街デンマークはあちらと指差す向こうにあります。弧の街の劇場も元気です。寒さ厳しき北の果ての街、ここ湖フレンスブルグ劇場では街をあげて盛り上げています。良くない例えですが「おいらが村の劇場」が、ここにあります。
弧の街の微笑ましいオペラッタ質素で経済性豊かな舞台創りただただ人間味溢れる舞台つくりが印象に残っています。
オペレッタ「ジプシー男爵」↓

プッチー二「トスカ」サンタアンジェロ城の屋上の処刑場を単なる凹凸のある舞台にしたこと、これもご時世と言う諸般の情勢からでしょうね?。シンプルでありながらも立体感のある構成は美的観点から見ても可能な舞台創りとなっています。
これは音楽の持つ立体構成上の提示で解決されています。
↓                     

他と舞台は寂しくとも出演者たちは熱気に溢れています。
ビゼー「カルメン」↓

北の街の小さな劇場、フレンスブルグの人々にとっては歌劇場はランドマーク
これこそが文化だけでなく街の文化芸術文化そのものの価値観を見出せるはずです。
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ドイツ北の国から4ハンブルグ

2007-02-01 12:57:08 | 劇場
ドイツ北部といえばやはりハンブルグ州立歌劇場。
私としてはその昔の小恥ずかしい苦い思い出のある歌劇場です。
              
当時、始めてヨーロッパに上陸して初めて訪問した歌劇場がここハンブルグ州立歌劇場だったのです。
ハンブルグ中央駅をでて一目散に歌劇場チケット窓口へ。。。
。。。ところが自分の番が来て窓口の前で。。。
一瞬ウー、ウーと固まる自分に気付いてよけいに緊張したのです。
それは、言葉が出なかったのです。さっきまで復習していたのに
ドイツ語でチケットが買えない自分の様子にガックリ。
私の様子を察知してか窓口の奥から優しい声で、
当夜の演目とその日以降の演目のタイトルを順に言ってくれたので
そのタイトルを復唱する事でうまく5日分のチケットを買えました。
初めてのオペラは「オテロ」「バタフライ」「オランダ人」「モーゼとアロン」
「タンホイザー」。。。。
あれから約30余年。さてさて、ここハンブルグから私のヨーロッパに於けるオペラ鑑賞500本の道が始まってしまったのです。別に500本にこだわっている訳では無かったのですが、幾度かの渡欧、幾多の劇場訪問の結果、去年の3月ミュンヘンでの「ジーグフリード」で498本になっていました。後2本で500本になります。でも、500は私の演出活動の上でいい意味での一つの節目となるでしょう。

思い出はこのぐらいでのハンブルグの今を観て見ましょう。
お得意のワーグナー「さまよえるオランダ人」↓
               
 メルヘン世界を今のドイツ流に描くとこうなるらしい。
モーツアルト「魔笛」↓
    
ロートベルグハウス演出のワーグナー「トリスタンとイゾルデ」
その昔ベルリンスターツオーパーの「セビリアの理髪師」を演出して一躍話題の人になった、ロートベルグハウス女史の演出は健在だった。
ワーグナーに於ける象徴性、雄大性を前面に打ち出した演出は見ごたえのあるものとしています。



いろんな意味で想い出深いハンブルグ歌劇場です。
ハンブルグ歌劇場。。。真の意味でグランドオペラ専門劇場と言えるでしょう。

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