Flour of Life

煩悩のおもむくままな日々を、だらだらと綴っております。

映画「アリス・イン・ワンダーランド」(4月25日)

2010-04-26 20:03:54 | 映画


高松のシネコンで、「アリス・イン・ワンダーランド」の3D版を見てきました。ほんとは字幕版で見たかったけど、字幕版は夜遅くにしかやってなかったので、吹替え版で見ました(これが後々おおいに悔むことになるとは…)。

映画館には1時間以上前に行ったのに、席は9割がた埋まっていたのにはびっくり。真ん中よりやや前方の席がまだ空いてたので、なんとかそこにすべりこみました。いやー、3D映画って人気あるんですねぇ。これもアバターのおかげ?



アリスが不思議の国から戻ってきて13年後―
19歳になったアリスは、不思議の国での記憶をすべて自分の夢の中の出来事と思いこみ、たびたび見る悪夢にさいなまれていた。そんなある日、意に染まぬ結婚をしいられそうになったアリスは、チョッキを着た白うさぎを追いかけてアンダーランドと呼ばれる不思議の国に落ちて行ってしまう。その奇妙な世界の住人はなぜか皆アリスを知っていて、そのうえアリスのことを自分たちを赤の女王から救う救世主だと語るのだった。戸惑うアリスは「これは自分が見ている夢だ」と思いこもうとするが、赤の女王への復讐を誓うマッドハッターやアンダーランドのかつての統治者である白の女王と出会い、戦いの渦中に巻き込まれることに…


「アリス・イン・ワンダーランド」公式サイト


「不思議の国のアリス」をそのまま映画化するのかと予想してたら、原作のその後の話になってました。何もそんなひねったことしなくても、そのまま原作を映像化してくれればいいのになーと思いましたが、そういうわけにはいかなかったんでしょうかねぇ。大人の事情で。

…とまあ、残念モードで感想を書き始めてしまいましたが、実際どうだったのかというと、正直申しまして
いろいろ残念な映画でした。

観る前からあちこちのブログやサイトで「なんだかなぁ」的な感想を目にしていたので、少々ハードルを低くして臨んだのですが、それでもやっぱり見終わった後
「なんだかなぁ」
とこぼしてしまいました。

「チャーリーとチョコレート工場」のときのように、放送禁止ぎりぎりのきわどいジョークとシュールな映像美を期待していたのに、なんだかどちらも中途半端な感じでした。3D映画のため上映時間が限られているのか、物語もあっさりしすぎていまいち深みがなかったし。せっかくのジョニー・デップも、今回は役不足な感じでした。これなら普通に2Dで作ってあと30分くらい長くしてほしかったです。

で、その3Dですが、私は今回が初3D映画(遊園地のアトラクション除く)だったので他と比較できませんが、こういうもんなのかなと思う程度には楽しめました。最初は「わーすごい!これが3D映画なのね!!」と感動するのではと期待してたのですが、そうはうまくいきませんでした。映画が始まる前、「Walt Disney」の文字が飛び出したときはこれからどうなるんだとドキがムネムネしたんですけどねぇ(←ここでおやじギャグかよ)。

3Dで見てよかったなと思ったのは、チェシャ猫が出てくる場面。目の前にチェシャ猫がぼわんと宙に浮かんだり、煙になってかき消えたりするのはかわいくて面白かったです。もうストーリーとかどうでもいいから、ずーっとチェシャ猫を映してほしいと思ったくらい。家に持って帰りたいくらいのかわいさでした。というか、TDLはこのチェシャ猫を主役にした3Dアトラクションを作ってほしいです。いま「ミクロアドベンチャー」やってるとこで。「キャプテンEO」が終わったらぜひ。もしそうしてくれたら私は毎月TDLに通いますよ。(←ディズニーの思うつぼ)


私が見たのは吹替え版ですが、エンドロールでアラン・リックマンやクリストファー・リーが声のみで出演していたことを知り、ものすごく後悔しました。最初からそれを知って字幕版で見ていれば、評価も変わったかもしれないのに…。えーい、こうなったらDVD買ってリベンジだ!!(←ディズニーの思うつぼその2)

あ、でも深キョン版白の女王が聞けたのはよかったです。ぜったい腹に一物ありそうな感じがよく伝わってきましたから。


2 コメント

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私も「なんだかなぁ」でしたが… (あんの)
2010-04-26 20:59:24
こんばんは もちきちさん

私は字幕版で見ました。
キャスト見た時から字幕を狙ってたので「コラライン」と違って字幕での上映回数が多くてうれしうかったです。
たぶんジョニデ効果なんでしょうけど…

>これが3D映画なのね

あ、この作品は2Dで作ってたんですが、「でずにー」の経営悪化(←推測)のせいで、いつのまにか(おそらく公開前の「アバター」が話題になった時に)3Dにしちゃったらしいですよ。
だから画面構成が3Dのことを何も考えてません。

>チェシャ猫

アラン・リックマンの声も合ってて最高でした…
日本語版は誰だったんですか?
ちなみにクリストファー・リーはほとんど「名誉出演」で、正直言ってリーさんでなくてもよかった気がします…

>放送禁止ぎりぎりのきわどいジョークとシュールな映像美

日曜に「第9地区」を見に行ったら、「アリス」をやってる隣りのスクリーンが小学生の女の子で劇場がいっぱいでした。
その風景を見てたら、大きなお友達が「なんだかなぁ」と思うようなデキでもよかったのかなぁと少し思ってます。

>白の女王

どう見ても一番悪党な性格なので、あんなラストに少しビックリしました。でも深キョンはピッタリですね。白の女王だけ日本語版で見たいかも。
なるほどそういうことですか…なんだかなぁ (もちきち)
2010-04-27 00:08:52
>あんのさん
こんばんは。コメントありがとうございます。

>あ、この作品は2Dで作ってたんですが、「でずにー」の経営悪化(←推測)のせいで、いつのまにか(おそらく公開前の「アバター」が話題になった時に)3Dにしちゃったらしいですよ。
だから画面構成が3Dのことを何も考えてません。
あ~、だから3Dなのに3Dの見せ場が少なかったんですね…
「でずにー」ってば何考えてんだか。

>ちなみにクリストファー・リーはほとんど「名誉出演」で、正直言ってリーさんでなくてもよかった気がします…
これまたそうなんですか…
できれば普通に役者として出演してほしかったんですけどね。
なんかこう、もっとかっこいい役で。

>日本語版は誰だったんですか?
チェシャ猫は茶風林さんという本職の方でした。
声優さんは詳しくないのですが、白の女王以外は皆本職さんだったように思います。
(誰の役か見落としましたが、てらそままさきさんもいました)

>大きなお友達が「なんだかなぁ」と思うようなデキでもよかったのかなぁと少し思ってます。
私が見た回も子供が多かったし、これでよかったのかもしれませんね。
この映画を見た女の子たちが皆、白の女王みたいになったら怖いですが…
(いや、女はだれでも白の女王になる素質があるぞ!!)

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