Flour of Life

煩悩のおもむくままな日々を、だらだらと綴っております。

映画「アクアマン」感想。

2019-02-19 15:17:47 | 映画

先週末、DCコミック映画「アクアマン」を見てきました。

ここから先は微妙にネタバレがあります。ご注意ください。

公式サイトはこちらになりますが、びっくりするくらい情報が乏しいです。

まあ、そんなに予備知識なくても楽しめる映画ですので、問題はありませんが。









どういう映画なのか平たく言うと、海底にあるアトランティス帝国の女王アトランナと陸上の男トムとの間に生まれたアーサーが、海賊のブラックマンタとか異父弟のオーム王とかといろいろあった後、アトランティスの王になるまでの物語です。うっかり結末まで言ってしまいましたが、結末を知ってても面白みが減る映画ではないのでお許しください。

主人公アーサーの母にしてアトランティスの女王アトランナを演じるのはニコール・キッドマンです。いつもより若く見えたから、ニコール・キッドマンに似た女優さんかと思ったら本人でした。夫の名前がトムなのは何かのギャグなのでしょうか。違うか。

映像は迫力満点でストーリーもシンプルなので楽しんで見ることが出来たのですが、上映時間が2時間半近くあるのでちょっと疲れました。幼いアーサーがいかにして逞しいアクアマンになったのかを描く過程が、単なる時系列じゃないのは面白かったです。

登場人物の中で一番魅力的に思えたのが、アーサーの父トムだったので、次回作ではもう少しトムとアーサー、アトランナの家族の場面があるといいなと思います。でも予算の都合でニコール・キッドマンがもう出ないとかになったら悲しい。。。

上に書いたように、今回の映画はアーサーが王になるまでの話で、人間界と海底の王国の対立とか海洋汚染の問題は解決してないので、見終わってすぐは
「あー面白かった」
だったけど、それからしばらくすると
「そういえばあの問題はどうなった?」
と思い出してモヤモヤします。これまでの海洋汚染のツケとはいえ、オーム王が人間界にもたらした災害はシャレにならないレベルなので、続編ではどう処理するのかなーと気になります。シチリアの町もとんだ災難だったし。

海底の世界は奥行きと浮遊感があって、3Dじゃなくても見事な映像体験になりました。海中のシーンで、登場人物の髪がふわふわと水にゆらめくのはどうやって撮影したのか気になります。やっぱCGなのかなー。メイキングも見てみたいです。

アーサーと(最終的に)恋に墜ちる、海底国ゼベルの王女メラは、強くて美しいのにどこかお茶目でかわいらしい女性でした。「メラ」と呼ばれるたびに「もののけ姫」の主題歌が頭に浮かぶのを、申し訳なく思うくらいに。はりつめたー♪弓のー♪(やめなさい)

アーサーに幼い頃から戦闘術などを教育してきたバルコは、いい人の役なのに演じてるのがウィレム・デフォーなおかげでいつか裏切るんじゃないかとヒヤヒヤしました。ひどい話です。ええ。あと、前の日に「ブシメシ2」を見たせいか、顔がアップになるたびに徳井優さんを思い出して、自分がNHKを見てるのか映画を見てるのかわからなくなりました。こういう人、他にもいないかな?いないか?

何度も言ったように映像は素晴らしかったのですが、アーサーが初代アトラン王の伝説の鉾トライデントを引き抜いたら、上半身が金色で下半身が緑色になったのを見た時は、思わず
「トウモロコシかよ…!」
と突っ込みました。映画を見る直前、デパートの北海道物産展で見かけた真空パックのゆでトウモロコシのパッケージがそんな感じ(輝いてない)だったせいもあります。アーサーの髪の毛、トウモロコシのひげっぽいし。

エンドロール途中の映像で次回作の内容を匂わせてましたが、次は韓国系アメリカ人俳優ランドール・パークが演じる博士がフューチャーされそうなので、国際色が更に豊かになりそうで楽しみではあります。なんて言ってて出演シーンちょっとだけだったらどうしよう?ブラックマンタの土偶にしか見えないビジュアルはどうにかして欲しいですが。どうにもならない気もするけど。

とりあえず、他のDC映画の予備知識がなくても楽しめる映画なので、みんな見てねー☆


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