「一級 完全征服」の音読み問題で三回も出てきた漢字 2006-03-06 22:01:48 | 読み 二回出てくる漢字は、結構ありますが、三回出てきたのは、私の知る限り、一つだけです。それは、 壑です。 丘壑(きゅうがく)岑壑(しんがく) 溝壑(こうがく) 本番でも、出題されるでしょうか?それは分かりませんが、一応チェックしておきます。 #学習 « なんとか、覚えるために勝手... | トップ | 単語カードを変更して、音読... »
15 コメント コメント日が 古い順 | 新しい順 早速買った問題集より (白魚) 2006-03-20 22:37:55 >本番でも、出題されるでしょうか?直近の平成17年度3回目の文章題の読みに丘壑が出ています。比叡山の叡とよく似ているから、間違いそうですね。漢検では、一度出た問題は、また出ることが多いようですので、要注意でしょう。 返信する もう問題集を買ったのですね。 (daisaku) 2006-03-20 23:23:55 私は、今注文中です。早速の報告有り難う御座います。>漢検では、一度出た問題は、また出ることが多いようですので、要注意でしょう。まだ、やっていませんが、今度の一級では問題集も少ないですし、過去問をきちんとチェックしたいと思っています。 返信する 志士は溝壑に在るを忘れず。 (白魚) 2006-03-21 11:45:32 出典は孟子ですが、平成15年度3回目の読み問題です。従って、壑は2年間で2度出題されています。同じ漢字が何度も出るという証左です。なお、daisakuさんは、これから問題集を解かれるのですから、新鮮な気持ちで取り組んで戴くためにも、あまり、具体的な問題内容を言わない方がいいですよね。壑だけはいいかなと思ってコメントしましたが、以後は気を付けます。試験日まで三ヶ月を切り、私は復習に時間がかかるので、次の問題集を、完全征服に為るか、過去問(幸か不幸か数年分揃っています。)に為るか迷っていました。ただ、完全征服も過去問を纏めたものと思われますし、また、本番形式の方が緊張感が有りますので、古い過去問から為ることにしました。 返信する 邪道とは思いますが・・ (白魚) 2006-03-26 14:15:01 >過去問をきちんとチェックしたい以前に平成15年度第3回(15-3)の問題をし、今回直近の平成17年度第3回(17-3)の問題をしました。この二つだけから、問題傾向を推測するのは危険なのですが、一応次のことが言えます。なお、ざっとしたチェックですので、誤りがありましたら、お宥し下さい。1、四字熟語は、すべて、漢検四字熟語辞典の見出し語から出題される。漢検漢字辞典に載っていないものも出る(15-3では、2問、17-3では4問)。2、熟字訓は、すべて、漢検漢字辞典の熟語見出しになっているものから出題される。3、音読み、音書き取り(熟語、同義語、故事諺、文章題等含む)は、必携の音訓表に載っている音しか出ない(漢検漢字辞典の見出し漢字の下の音には、音訓表に掲載されていない音の記載がある場合が多いが、出題される可能性が低い)4、訓読み、訓書き取り(文章題等含む)は、漢検漢字辞典の見出し漢字の下の訓からしか出ない(必携の訓読みに出ている訓でも、漢検漢字辞典の見出し漢字の下の訓に載っていないものは出題される可能性が低い)5、音の熟語の読みについては、漢検漢字辞典の見出し熟語(意味が書いてあるもの)となっているものから多く出題される(漢検漢字辞典の見出し熟語になっていない熟語は、15-3では、9個(9点)、17-3では、6個(6点))6、音の熟語の書き取り(語選択、対義語・同義語、故事諺、文章題等含む)については、漢検漢字辞典の見出し熟語となっているものが殆ど(漢検漢字辞典の見出し熟語になっていない熟語は、15-3では2個(4点)、17-3では1個(2点))。7、故事諺の書き取りの漢字については、4、6のとおりだが、故事諺そのものは漢検漢字辞典に載っていないものも出る(15-3では4個、17-3では1個)8、従って、①漢検四字熟語辞典の見出し語②一字の音訓については、必携の音訓表と、漢検漢字辞典の音訓のうち、少ない方だけ③熟語については、漢検漢字辞典の見出し熟語を全部覚えれば(そんなこと無理だけど)、15-3では、187点、17-3では192点取れる。四字熟語辞典を措いても、漢検漢字辞典を1冊丸ごと覚えればかなりの高得点が取れる。以上の分析結果は、1級の問題を分析されたネットの他の情報とも大体合致しています。むろん、2回分だけから即断することは危険ですし、問題傾向は変わる可能性があります。唯、記憶力の減退に悩む私としては、1級は、覚える範囲を絞り込むことが不可欠です。むろん、過去問も問題集も合格点までは、まだかなりの乖離があります。今まで、問題集を解いていて、わからない熟語が出てくると、先ずは漢検漢字辞典を調べ、載ってないと、何冊かの漢和辞典を引いていました。こういう調べ作業は、私は嫌いではないですし、その過程で、調べている事項以外のことも解ります。また解字なども漢字の邃さに触れることができます。ただ、もう2ヶ月余りですから、漢字の森の中で彷徨ってばかりいるわけにもいきません。置いておくとついつい見てしまうので、漢検漢字辞典以外の漢和辞典は撤去し、問題集を解きながら、協会の本に絞って勉強をしようと思っています。 返信する 白魚さま、貴重な情報を有り難う御座います。 (daisaku) 2006-03-26 18:18:56 準一級でも、準一級の配当漢字音訓表には、漢検漢字辞典の見だし漢字の下にある音訓より多くの読みがありました。始めは、私も見だし下の読みだけに集中してやっていました。一級では、配当漢字字数が多いのでそれでいくしかありません。それでも、全部目を通せるのかと言ったら自信はありません。もっと手っ取り早い方法は、無いかと身勝手に思ってしまいます。私が過去問をチェックしたいと思ったのは、そうした要領のいいことを考えてしまったわけですが、そんな上手くはいかないと思います。ただ、準一級の時には、過去10回分程をやれば、出題される漢字というのが有る程度絞れるというような事を聞いたことが有りました。一級では、そんなことは、有るのかどうか。準一級の時には、問題集が沢山あって、過去問はやらなかったのですが、一級では、今のところ「完全征服」が一通り終わったら、過去問に着手していこうと思っています。 返信する 王道はないと思うけど・・ (白魚) 2006-03-26 19:58:06 >全部目を通せるのかと言ったら自信はありません。もっと手っ取り早い方法は、無いか必携又は完全征服の音訓表のうち、出る可能性の極めて低い漢字があります。1,異体字 音訓表の最初に「弌」があります。ところが、この漢字は、漢検漢字辞典の音訓索引に載っていません。どうして無いの?と思ったのですが、実は「一」のところに異体字として載っており、一=弌なのです。従って、書き取りで出ても一と書いておけばいいのです。漢検協会が公表している審査基準や採点基準からは、読み問題として出ないとは断定はできないのですが、旧字体の問題も出さなくなったのに、異体字を出すとはちょっと考えられません。2,漢検漢字辞典に、熟語がなく、しかも、訓読みもない漢字 上記コメントの推論からの論理的推論ですので、真偽は保証できませんが、例えば、漢検漢字辞典の最初に「丫」が有ります。訓は記載がありませんので、訓問題が出る可能性は低い。また、音はアと有りますが、熟語は載っていません(「下つき」もありません)。勿論、漢検漢字辞典のどこかに、丫が下に付く熟語が見出し語として載っているかもしれませんし、一文字で音読みが聞かれるかもわかりませんが、可能性は低いように思います。従って、丫は、音訓ともは出る可能性が低いと思います。上記のことから言えることは、音訓表の中には、数はそれ程多くはないと思いますが、出題の可能性の極めて低い漢字があり、従って音訓表の漢字について、全部目を通す必要はないと思います。音訓表は、やったという心覚えにチェックをつけていけばそれで足りるのではないかと思います。実は、私は、音訓表を全部やるぞと意気込んで、問題集を解きながら、一級漢字については、漢検漢字辞典の該当部分を見たり、調べたり、書いたりしてチェックをしました(最初の頃は、昔あった「合格捷径」の熟語を調べていました。)。問題集だけでは、出てこない漢字もあるので、勉強した字の横にまだチェックしてない漢字があるとそれもチェックしました。 そうして、音訓表の漢字は全部やったのですが、笊頭ですので、殆ど定着しませんでした。今でも、こんな漢字初めてみたというのが出てきます。漢字の世界に遨ぶことはできましたが、試験合格という点では、徒労に過ぎず、全くお勧め出来ません。>準一級の時には、過去10回分程をやれば、出題される漢字というのが有る程度絞れるというような事を聞いたことが有りました。一級では、そんなことは、有るのかどうか。まだ過去問は3回分しかやっていませんが、他の問題集は1冊半程度やりましたので、特に書き取りについては、どっかでやった(でも書けない)というのが多い印象です。過去問に出た漢字や熟語を、辞典かカードに、17-3とか書き込んでいけば、出題頻度は解るかもわかりませんね。なお、四字熟語については、既にご存じかも解りませんが、出題頻度の分析をされた一級合格者がいます。http://homepage2.nifty.com/billiards/kannjikenntei.htm手っ取り早い方法は解りませんが、ご参考になれば幸いです。 返信する 毎度、丁寧なお答え、恐縮です。 (daisaku) 2006-03-27 00:00:11 勉強しながら、出題傾向を正確な分析するのは、たいへんなことと思います。ただ、どのように問題を出してくるのかという基本的なことは意識しながら、勉強していきたいと思っています。 返信する 璧に瑕 (白魚) 2006-03-31 22:57:25 2006-03-26のコメントで、>漢検漢字辞典以外の漢和辞典は撤去しと書きましたが、漢検漢字辞典の瑕瑾は、音読みの種類(漢音、呉音、唐音)の記載がないことです。例外はあるのでしょうが、仏教語は呉音、唐音はあまり使われないという原則がありますから、音読みが二つ以上あるときは、チェックすることがあります。私は、角川の「新字源」を使っています。漢検漢字辞典のもう一つの瑕釁は、1級の配当漢字の「下つき」欄に載っている熟語について、上の漢字のところで捜しても、熟語見出しに載っていないことの方が多く、疲れることです。 返信する 瑕瑾/瑕釁 (daisaku) 2006-03-31 23:31:33 白魚さまのコメントには、よく一級配当漢字の熟語を使いこなした文章になっていて、勉強になります。一級には、完璧な問題集が見あたらないですから、多少の難点はあるかもしれませんが、この漢検漢字辞典は、やっぱり有効に使っていきたいです。 返信する 種明かし (白魚) 2006-04-01 00:31:11 >一級配当漢字の熟語を使いこなしたとんでもありません。漢検漢字辞典を横に置いて打っています。瑕瑾はATOK16で変換しましたが、瑕釁は出てこなかったので、記事から釁をコピペさせて貰いました。難しい漢字を使うと、嫌みと思われるのが今の世の中ですが、1級受験生同士では、宥されるでしょう。 返信する 以前のコメントの訂正 (白魚一寸) 2006-07-16 17:29:16 2006-03-26 14:15:01のコメントに記載したことは、18-1の問題でも裏付けられましたので、多少付加をして、拙ブログに「憶えるべきことを少なくする」との見出しで書いてみました。ただ、以前のコメントで書いたことに若干誤りがありましたので、あまり気にされないかもわかりませんが、訂正します。ごめんなさい。>漢検漢字辞典の見出し漢字の下の音には、(必携の)音訓表に掲載されていない音の記載がある場合が多い既に拙ブログでも触れましたが、私は、古い必携を使っていたため、漢検漢字辞典の音>必携の音になっていました。いま、帳面を作りながら、新旧の必携を対照していますが、新しい必携には音が加わっていますので、漢検漢字辞典の音=必携の音になっているものが多いです。でも、新しい必携で増えた音については、殆ど見出し語がありませんので、憶えなくていいと思っています。>音の熟語の書き取り(語選択、対義語・同義語、故事諺、文章題等含む)については、漢検漢字辞典の見出し熟語となっているものが殆ど。漢検漢字辞典の見出し熟語になっていない音熟語は、17-3では1個(2点)。具体的には、文章題の「玉簾(ギョクレン)」だったのですが、再度確認したら、たますだれとして載っており、ギョクレンとも読むとありました。従って、17-3の書き取りも、18-1の書き取りと同じく、全部見出し語で解答可能です。ただ、南京玉簾(なんきんたますだれ)は知っていても、ギョクレンと問われて、玉簾と答えるのは難しく、私はやったときに間違いました。なお、訂正のためとはいえ、過去問の内容を明らかにしてしまったことについてはご容赦戴ければと存じます。コメントだけしているときよりも、ブログを書くときの方が、細かなことまで気付くものですね。 返信する 漢検漢字辞典の見出し熟語 (daisaku) 2006-07-17 07:22:57 まだ、完全征服の文章題を畏れていて、やってませんでした。文章題は、見たこと無いような読みや、意味が分からない熟語が出てきそうで、難しいイメージでした。あるいは、語彙力とか想像力というか思考力というのか、そう言う総合的な力が必要かと思います。それでも、殆どは、漢検辞典の見だし熟語だという情報は、少し安心できました。これから、文章題にも挑戦していこうと思いました。 返信する 畏れるに足りず (白魚一寸) 2006-07-20 22:39:28 >まだ、完全征服の文章題を畏れていて、やってませんでした。文章題は、見たこと無いような読みや、意味が分からない熟語が出てきそうで、難しいイメージでした。あるいは、語彙力とか想像力というか思考力というのか、そう言う総合的な力が必要かと思います。苦手意識を持つことは試験にマイナスではないでしょうか。文章題の読み問題は、要するに漢字が読めるかというだけですから、前後の文脈は関係なく、他の読み問題と同じだと思います。書き取りについては、完全征服はやっていないのでよくわかりませんが、確かに、昔の過去問では、時々、こんなものわかるかという問題や、前後の文脈からしか解けない問題があります。しかし、最近の問題ではそういうのは殆どないと思います。多くの場合は、前後の文脈は関係なく、読みだけから浮かぶ漢字を書けばいいのではないでしょうか。注意すべきは同音訓異義語です。6月の文章題の書き取り問題で、一番難しかったのは、白皙だと思いますが、過去問の読み問題にでているのですから、熟語を知っていて、書ければ解ける筈です。考えすぎると間違うことは、拙ブログに書いた通りです。daisakuさんは、熟語のカードも沢山作っていらっしゃるでしょうから、意味を理解した上で、漢字→読みがな 読みがな→漢字が反射的に浮かぶようにして語彙を増やす訓練を継続されればいいのではないでしょうか。私の経験では、1級は反射神経で解ける、学識や教養なんて関係ないと思っています。 返信する ちょっと、安心しました。 (daisaku) 2006-07-21 23:11:26 そう言えば、準一級の時も、文章題の練習に馴れてきたら、先ずは、文章は読まずに、漢字だけをみて、解いてましたね。で、分からないときは、前後の文を読んだりしてました。ただ、そんなときも、なかなか、何も漢字が浮かばないと苦しい。同音訓異義語が、いろいろと、頭に想起され、それを文脈から適切に選択できる力が欲しいところです。 返信する 従前のコメントに (白魚一寸) 2006-09-02 09:05:56 >漢検漢字辞典のどこかに、丫が下に付く熟語が見出し語として載っているかもしれませんと書きました。辞典を見ていたら、見出し語ではありませんが、鬟の下付き語に「丫鬟」が載っていました。まさか、出題されないとは思いますが、念のため報告しておきます。こういうの見つけると此畜生と思う反面、一寸嬉しかったりします。それと、此畜生という漢字、貴殿の記事で知りましたので、拙ブログも漢字に変えました。昔のところに沢山レスを付けてすいません。 返信する コメントをもっと見る 規約違反等の連絡 コメントを投稿 ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。 goo blogにログインしてコメントを投稿すると、コメントに対する返信があった場合に通知が届きます。 ※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます 名前 タイトル URL ※名前とURLを記憶する コメント ※絵文字はJavaScriptが有効な環境でのみご利用いただけます。 ▼ 絵文字を表示 携帯絵文字 リスト1 リスト2 リスト3 リスト4 リスト5 ユーザー作品 ▲ 閉じる コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。 コメント利用規約に同意する 数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。 コメントを投稿する
直近の平成17年度3回目の文章題の読みに丘壑が出ています。
比叡山の叡とよく似ているから、間違いそうですね。
漢検では、一度出た問題は、また出ることが多いようですので、要注意でしょう。
>漢検では、一度出た問題は、また出ることが多いようですので、要注意でしょう。
まだ、やっていませんが、今度の一級では問題集も少ないですし、過去問をきちんとチェックしたいと思っています。
同じ漢字が何度も出るという証左です。
なお、daisakuさんは、これから問題集を解かれるのですから、新鮮な気持ちで取り組んで戴くためにも、あまり、具体的な問題内容を言わない方がいいですよね。壑だけはいいかなと思ってコメントしましたが、以後は気を付けます。
試験日まで三ヶ月を切り、私は復習に時間がかかるので、次の問題集を、完全征服に為るか、過去問(幸か不幸か数年分揃っています。)に為るか迷っていました。ただ、完全征服も過去問を纏めたものと思われますし、また、本番形式の方が緊張感が有りますので、古い過去問から為ることにしました。
以前に平成15年度第3回(15-3)の問題をし、今回直近の平成17年度第3回(17-3)の問題をしました。この二つだけから、問題傾向を推測するのは危険なのですが、一応次のことが言えます。なお、ざっとしたチェックですので、誤りがありましたら、お宥し下さい。
1、四字熟語は、すべて、漢検四字熟語辞典の見出し語から出題される。漢検漢字辞典に載っていないものも出る(15-3では、2問、17-3では4問)。
2、熟字訓は、すべて、漢検漢字辞典の熟語見出しになっているものから出題される。
3、音読み、音書き取り(熟語、同義語、故事諺、文章題等含む)は、必携の音訓表に載っている音しか出ない(漢検漢字辞典の見出し漢字の下の音には、音訓表に掲載されていない音の記載がある場合が多いが、出題される可能性が低い)
4、訓読み、訓書き取り(文章題等含む)は、漢検漢字辞典の見出し漢字の下の訓からしか出ない(必携の訓読みに出ている訓でも、漢検漢字辞典の見出し漢字の下の訓に載っていないものは出題される可能性が低い)
5、音の熟語の読みについては、漢検漢字辞典の見出し熟語(意味が書いてあるもの)となっているものから多く出題される(漢検漢字辞典の見出し熟語になっていない熟語は、15-3では、9個(9点)、17-3では、6個(6点))
6、音の熟語の書き取り(語選択、対義語・同義語、故事諺、文章題等含む)については、漢検漢字辞典の見出し熟語となっているものが殆ど(漢検漢字辞典の見出し熟語になっていない熟語は、15-3では2個(4点)、17-3では1個(2点))。
7、故事諺の書き取りの漢字については、4、6のとおりだが、故事諺そのものは漢検漢字辞典に載っていないものも出る(
15-3では4個、17-3では1個)
8、従って、
①漢検四字熟語辞典の見出し語
②一字の音訓については、必携の音訓表と、漢検漢字辞典の音訓のうち、少ない方だけ
③熟語については、漢検漢字辞典の見出し熟語
を全部覚えれば(そんなこと無理だけど)、15-3では、187点、17-3では192点取れる。四字熟語辞典を措いても、漢検漢字辞典を1冊丸ごと覚えればかなりの高得点が取れる。
以上の分析結果は、1級の問題を分析されたネットの他の情報とも大体合致しています。むろん、2回分だけから即断することは危険ですし、問題傾向は変わる可能性があります。唯、記憶力の減退に悩む私としては、1級は、覚える範囲を絞り込むことが不可欠です。むろん、過去問も問題集も合格点までは、まだかなりの乖離があります。
今まで、問題集を解いていて、わからない熟語が出てくると、先ずは漢検漢字辞典を調べ、載ってないと、何冊かの漢和辞典を引いていました。こういう調べ作業は、私は嫌いではないですし、その過程で、調べている事項以外のことも解ります。また解字なども漢字の邃さに触れることができます。
ただ、もう2ヶ月余りですから、漢字の森の中で彷徨ってばかりいるわけにもいきません。置いておくとついつい見てしまうので、漢検漢字辞典以外の漢和辞典は撤去し、問題集を解きながら、協会の本に絞って勉強をしようと思っています。
一級では、配当漢字字数が多いのでそれでいくしかありません。それでも、全部目を通せるのかと言ったら自信はありません。もっと手っ取り早い方法は、無いかと身勝手に思ってしまいます。
私が過去問をチェックしたいと思ったのは、そうした要領のいいことを考えてしまったわけですが、そんな上手くはいかないと思います。ただ、準一級の時には、過去10回分程をやれば、出題される漢字というのが有る程度絞れるというような事を聞いたことが有りました。一級では、そんなことは、有るのかどうか。
準一級の時には、問題集が沢山あって、過去問はやらなかったのですが、一級では、今のところ「完全征服」が一通り終わったら、過去問に着手していこうと思っています。
必携又は完全征服の音訓表のうち、出る可能性の極めて低い漢字があります。
1,異体字
音訓表の最初に「弌」があります。ところが、この漢字は、漢検漢字辞典の音訓索引に載っていません。どうして無いの?と思ったのですが、実は「一」のところに異体字として載っており、一=弌なのです。従って、書き取りで出ても一と書いておけばいいのです。漢検協会が公表している審査基準や採点基準からは、読み問題として出ないとは断定はできないのですが、旧字体の問題も出さなくなったのに、異体字を出すとはちょっと考えられません。
2,漢検漢字辞典に、熟語がなく、しかも、訓読みもない漢字
上記コメントの推論からの論理的推論ですので、真偽は保証できませんが、例えば、漢検漢字辞典の最初に「丫」が有ります。訓は記載がありませんので、訓問題が出る可能性は低い。また、音はアと有りますが、熟語は載っていません(「下つき」もありません)。勿論、漢検漢字辞典のどこかに、丫が下に付く熟語が見出し語として載っているかもしれませんし、一文字で音読みが聞かれるかもわかりませんが、可能性は低いように思います。従って、丫は、音訓ともは出る可能性が低いと思います。
上記のことから言えることは、音訓表の中には、数はそれ程多くはないと思いますが、出題の可能性の極めて低い漢字があり、従って音訓表の漢字について、全部目を通す必要はないと思います。音訓表は、やったという心覚えにチェックをつけていけばそれで足りるのではないかと思います。
実は、私は、音訓表を全部やるぞと意気込んで、問題集を解きながら、一級漢字については、漢検漢字辞典の該当部分を見たり、調べたり、書いたりしてチェックをしました(最初の頃は、昔あった「合格捷径」の熟語を調べていました。)。問題集だけでは、出てこない漢字もあるので、勉強した字の横にまだチェックしてない漢字があるとそれもチェックしました。
そうして、音訓表の漢字は全部やったのですが、笊頭ですので、殆ど定着しませんでした。今でも、こんな漢字初めてみたというのが出てきます。漢字の世界に遨ぶことはできましたが、試験合格という点では、徒労に過ぎず、全くお勧め出来ません。
>準一級の時には、過去10回分程をやれば、出題される漢字というのが有る程度絞れるというような事を聞いたことが有りました。一級では、そんなことは、有るのかどうか。
まだ過去問は3回分しかやっていませんが、他の問題集は1冊半程度やりましたので、特に書き取りについては、どっかでやった(でも書けない)というのが多い印象です。過去問に出た漢字や熟語を、辞典かカードに、17-3とか書き込んでいけば、出題頻度は解るかもわかりませんね。なお、四字熟語については、既にご存じかも解りませんが、出題頻度の分析をされた一級合格者がいます。
http://homepage2.nifty.com/billiards/kannjikenntei.htm
手っ取り早い方法は解りませんが、ご参考になれば幸いです。
>漢検漢字辞典以外の漢和辞典は撤去し
と書きましたが、漢検漢字辞典の瑕瑾は、音読みの種類(漢音、呉音、唐音)の記載がないことです。例外はあるのでしょうが、仏教語は呉音、唐音はあまり使われないという原則がありますから、音読みが二つ以上あるときは、チェックすることがあります。私は、角川の「新字源」を使っています。
漢検漢字辞典のもう一つの瑕釁は、1級の配当漢字の「下つき」欄に載っている熟語について、上の漢字のところで捜しても、熟語見出しに載っていないことの方が多く、疲れることです。
一級には、完璧な問題集が見あたらないですから、多少の難点はあるかもしれませんが、この漢検漢字辞典は、やっぱり有効に使っていきたいです。
とんでもありません。漢検漢字辞典を横に置いて打っています。瑕瑾はATOK16で変換しましたが、瑕釁は出てこなかったので、記事から釁をコピペさせて貰いました。
難しい漢字を使うと、嫌みと思われるのが今の世の中ですが、1級受験生同士では、宥されるでしょう。