佐賀県民の声 ~言わんと、なんも変わらんばい!~

実は日本には大昔から「村の寄り合い」や「民をいつくしむ皇室」などりっぱな日本的民主主義があった。ここは民の声の広場です。

【中学歴史教科書8社を比べる】700 33 「世界の現状と今後の日本の課題」の描き方 -10- ■まとめと考察 ⑴掲載事項 4/n~各社への疑問2:・教育出版・日本文教・清水書院~

2019年03月09日 | 社会・文化・文明

33 「世界の現状と今後の日本の課題」の描き方 -10-

■まとめと考察 

⑴掲載事項 4/n 各社への疑問2 ~まとめ表再掲~




 

■各社への疑問 ~評価はしない~

2  「東アジア(=日本・中共・朝鮮半島2国・モンゴル・台湾)の国際関係の描き方」に関して 

●教育出版 <p257「東アジアのなかの日本」より> ~2文だけで、大きな疑問(≒誤謬)が6つ~

 東アジアの国や地域の発展にともない,相互の交流はますます活発になっています。今後は環境問題や保健衛生などの分野でも連携を進めていく必要があります。一方で,日本と東アジアの国や地域との間には,先の戦争や植民地支配をめぐる補償の問題,領土問題などで,しばしば対立も生じています。日本の立場をふまえたうえで相手の考えも尊重し,武力に頼らず対話と法に基づいてその解決を目ざしていくことが求められています。」

⑴「対立」・・・最近対立しているのは、中共・韓国だけ。モンゴルと台湾まで含めてしまう記述は、編集部が”ずさん”なのか、悪意の印象操作なのか?

⑵「補償の問題」・・・戦後の国交回復の過程で解決済みというのが日本の認識。「対立」しているのは、韓国と中共のいいがかりのため。これはどこの国の教科書だろう?

⑶「領土問題」・・・「地域」というのは台湾のこと。台湾とは「尖閣諸島」の領土問題はあるが、「対立」はしていない。

⑷「相手の考えも尊重し」・・・中韓の言い分を「尊重」する? ほんとに? 「対話のなかで反論し、論破する必要がある」のまちがいでは?

⑸「武力に頼らず」・・・武力に頼らずに解決できる? 

 ①竹島は韓国が武力で不法占拠した”日本固有の領土”。

 ②中共による尖閣諸島へのきわめて横着な不法侵入は、あきらかに《核兵器を背景にした武力》による圧力で成立している。日本が、”国連の常任理事5か国:米英仏露中、EU,イスラエル、インド、パキスタン、北朝鮮と同じように” 核武装していたら、中共はそんなことができるだろうか? 

 自国領土を”何度も”侵されようとしたら、少なくとも、核武装している前記の国々は、ためらいなく武力で解決(=船なら撃沈)するだろう。(※数日前に、パキスタンはインド軍のジェット機を2機、撃墜した。)

⑹「法に基づいて」・・・中韓は、あきらかに国際法を無視したり、国際法に違反したりしている。その場合、”共通の基盤”がないので、「対話」は成り立たないのは明白。日本だけが法に基づけと言うのかな、教育出版は?

 

3 「差別や偏見・人権に関する課題」の選び方

●教育出版、日本文教、清水書院

①「差別・問題」、②「アイヌ(の人々)」、③「在日韓国・朝鮮人、外国人」

 これらは、(過去ではなく)今後の課題として、教科書で採り上げるほど大きな問題なのだろうか?

 ①②はおおむね解決ずみ、あるいは、ときの経過のなかで問題性が薄れていると思える。③の ”外国人への差別や偏見” は、世界の他の国々の状況と比べると、日本は ”かなり穏当” なほうに思えるが…?

 ※人類が ”認識作業(≒区別・分類)” を行うかぎり、誰かや何かについて、”ある程度の、それなりの差別や偏見” がなくなることはない。問題になるのは、それが ”過度に大きい” 場合だろう。

 

~次回5/n、■各社への疑問3

全リンク1へ 33現状と課題691692693694695696・⑴掲載事項697698699670・ ⑵軍事的国家安全保障

・著者:松永正紀  教育評論家 /h22年度 唐津市・玄海町:小中学校校長会長》※記事の不備等に関するお願い…《ブログ「やおよろずの神々の棲む国で」の記事》が原典。他に2つのサイトに同時に投稿中。不備等の後日修正は原典のみで実施中ですが、事情により原典ブログではコメント機能を止めています。ブログの内容に疑問がある場合は、投稿中の2つのサイト<または >へのコメントで教えてください。


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