月刊 よもやまツレヅレ・・・

管理栄養士・調理師・野菜ソムリエetc.
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転身するまでの奮闘記あれこれ…。

欲張らずに・・・

2006年05月24日 | 野菜…葉茎菜類

『行者ニンニク(=ギョウジャニンニク)』は、
ネギやニンニクと同じユリ科に属する山菜。

北海道から近畿地方にかけて、
そのほとんどは保護区内で生息するため、
採取ができるものはとても希少なのだとか…。

その昔、山の修行者たちが、
疲労回復のために、これらを食べていたのが、
行者ニンニクといわれる由縁です。

別名を、「山ニンニク」「アイヌネギ」などとも呼ばれ、
店頭では、生鮮以外に醤油漬けなどでも売られています。

通常のニンニクやニラよりも硫化アリルの含有量が多く、
血液の浄化作用や疲労回復など、様々な効果が期待されます。
もちろん、ビタミンも豊富です。

葉ニンニクのミニチュアかと思うほどに、
サイズはコンパクトですが、ひと束でもその存在感は大きく、
上品なニンニクの風味が、メニューに加わります。

函館の朝市で、八百屋の女将さん曰く、
若い芽の方が軟らかくて美味しいとのこと。
小ぶりなサイズがちょうど食べ頃だそうです。

炒め物や汁物、和え物などにも、手軽に利用できる、
「春の山菜」版のニンニクとして、楽しめそうです。

本日の夕飯レシピ
【行者にんにくのピリ辛炒め】

(材料)2人分
・行者にんにく…1束(ひと掴み)
・キャベツ…1/4個
・豚バラ肉…80g
・ゴマ油…大1
A・醤油…大2
 ・酒…大2
 ・キムチの素…大1
 ・塩、黒コショウ…少々
・白ゴマ…適宜
(作り方)
1.行者にんにくとキャベツは大きさを揃えてざく切りにし、
 豚バラ肉は、2cm幅に切っておく。
2.ゴマ油を熱したフライパンで、豚バラ肉を炒め、
 火が通ったら、行者にんにく、キャベツの順に加え炒める。
3.Aを加えてサッと炒め、皿に盛りつけて白ゴマを振れば、
 できあがり。
※行者にんにく(=行者ニンニク)
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