『行者ニンニク(=ギョウジャニンニク)』は、
ネギやニンニクと同じユリ科に属する山菜。
北海道から近畿地方にかけて、
そのほとんどは保護区内で生息するため、
採取ができるものはとても希少なのだとか…。
その昔、山の修行者たちが、
疲労回復のために、これらを食べていたのが、
行者ニンニクといわれる由縁です。
別名を、「山ニンニク」「アイヌネギ」などとも呼ばれ、
店頭では、生鮮以外に醤油漬けなどでも売られています。
通常のニンニクやニラよりも硫化アリルの含有量が多く、
血液の浄化作用や疲労回復など、様々な効果が期待されます。
もちろん、ビタミンも豊富です。
葉ニンニクのミニチュアかと思うほどに、
サイズはコンパクトですが、ひと束でもその存在感は大きく、
上品なニンニクの風味が、メニューに加わります。
函館の朝市で、八百屋の女将さん曰く、
若い芽の方が軟らかくて美味しいとのこと。
小ぶりなサイズがちょうど食べ頃だそうです。
炒め物や汁物、和え物などにも、手軽に利用できる、
「春の山菜」版のニンニクとして、楽しめそうです。
本日の夕飯レシピ
【行者にんにくのピリ辛炒め】
(材料)2人分
・行者にんにく…1束(ひと掴み)
・キャベツ…1/4個
・豚バラ肉…80g
・ゴマ油…大1
A・醤油…大2
・酒…大2
・キムチの素…大1
・塩、黒コショウ…少々
・白ゴマ…適宜
(作り方)
1.行者にんにくとキャベツは大きさを揃えてざく切りにし、
豚バラ肉は、2cm幅に切っておく。
2.ゴマ油を熱したフライパンで、豚バラ肉を炒め、
火が通ったら、行者にんにく、キャベツの順に加え炒める。
3.Aを加えてサッと炒め、皿に盛りつけて白ゴマを振れば、
できあがり。
※行者にんにく(=行者ニンニク)
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