
燒火神社(島根県西ノ島町)を掲載しました。
燒火神社(たくひじんじゃ)
<通称>隠岐の権現さん(おきのごんげんさん)
【鎮座地】〒684-0303 島根県隠岐郡西ノ島町美田1294 旧隠岐国 知夫里郡
【御祭神】大日孁貴尊
【例祭】 7月23日 例大祭
【旧社格等】県社
【御由緒】
由緒書
隠岐・島前内海中央にそそり立つ焼火山は古代より神の鎮まります御山として島人より信仰されております。御祭神は大日孁貴尊(オオヒルメノムチノミコト)と申し、平安期に至り海中より神火が示現し、それが山に飛入った奇瑞を見た島人がそれを追って山中に分け入って現在の巨岩を発見、ここを神の鎮まります処として社殿を営んだと縁起書に記されております。
殊に後鳥羽上皇隠岐遷幸の折りにも神火の示現によってつつがなく着岸されたという伝承もあります様に船人の信仰する大神として、江戸時代には安藤広重・葛飾北斎の浮世絵にも描かれておりました。
近世に至るまで隠岐島のみならず日本海及び東北の太平洋岸にわたり船神として神威はあらたかでありました。今も船人には特に海上安全の神として山陰一帯のみならず、中国山地にもその信仰はあまねくゆきわたっております。
(平成祭データ)
参道入口
隠岐島前・西ノ島町にあります。島の最高峰、焼火山(標高451.7m)の中腹に鎮座。波戸港から焼火林道に入り10分ほどで駐車場です。
参道への登山道
駐車場から綺麗に整備された登山道がしばらく続きます。案内には徒歩10分とありますが道幅は狭く、かなりの急勾配できついです。
探索の道と名付けられた焼火山展望所から大山へ通り抜ける登山道との分岐
点に銅鳥居があります、マムシに注意の案内板が気にかかります。
境内入口の狛犬
鳥居をくぐると割りと平坦な参道です、社務所を過ぎると鬱蒼とした中に歴史を感じさせる狛犬が迎えてくれます。
神木から拝殿
社殿の前に大きな杉があり、注連縄がありますので神木かとおもわれます。社域の森の植物群は県指定の天然記念物です。
社殿は岩肌に張り付いて建てられていて先人の知恵に圧倒されます。
拝殿

右の柱に「西ノ島町十五番札所 焼火神社雲上宮 御本尊 地蔵菩薩 御利益 子
供の守り仏・霊験あらた」とあります。
扁額には「焼火山」とあります。
社殿全景
本殿は享保17年(1732)、通殿、明治35年(1902)拝殿は延宝元年(1673)の建造です。現存する隠岐最古の神社建築とされています。
平成4年に本殿・拝殿ともに国指定の有形文化財(建造物)となっています。
平成9~11年にかけて解体修理等が行われています。
本殿

御祭神は大日霊貴尊(天照大神)とされていますが古くは「焼火神」と称していました。平安時代中期、一条天皇の御代の創建と伝えられています。
後鳥羽天皇が隠岐へ流される途中遭難しかかったが、社頭より火の光が見え無事渡島できたことにより焼火社(焚火社)と称したと云われています。
境内社
社殿手前の参道の上、高い位置に数社の小祠が並んでいます。社名祭神等詳細不
明です。神仏習合のなごりか、小祠の隣に仏像が置かれています。
参道から鳥居
鳥居の傍の参道は崩落していて大変危険です。復旧工事の準備中でした。
この附近の木々の間から絶景が見られます。
登山道からの景観
画面中央下、波戸港から弁天鼻、対岸は珍崎から赤碕、右に進むと由良比女神社のある浦郷になります。
燒火神社(たくひじんじゃ)
<通称>隠岐の権現さん(おきのごんげんさん)
【鎮座地】〒684-0303 島根県隠岐郡西ノ島町美田1294 旧隠岐国 知夫里郡
【御祭神】大日孁貴尊
【例祭】 7月23日 例大祭
【旧社格等】県社
【御由緒】
由緒書
隠岐・島前内海中央にそそり立つ焼火山は古代より神の鎮まります御山として島人より信仰されております。御祭神は大日孁貴尊(オオヒルメノムチノミコト)と申し、平安期に至り海中より神火が示現し、それが山に飛入った奇瑞を見た島人がそれを追って山中に分け入って現在の巨岩を発見、ここを神の鎮まります処として社殿を営んだと縁起書に記されております。
殊に後鳥羽上皇隠岐遷幸の折りにも神火の示現によってつつがなく着岸されたという伝承もあります様に船人の信仰する大神として、江戸時代には安藤広重・葛飾北斎の浮世絵にも描かれておりました。
近世に至るまで隠岐島のみならず日本海及び東北の太平洋岸にわたり船神として神威はあらたかでありました。今も船人には特に海上安全の神として山陰一帯のみならず、中国山地にもその信仰はあまねくゆきわたっております。
(平成祭データ)
参道入口

隠岐島前・西ノ島町にあります。島の最高峰、焼火山(標高451.7m)の中腹に鎮座。波戸港から焼火林道に入り10分ほどで駐車場です。
参道への登山道

駐車場から綺麗に整備された登山道がしばらく続きます。案内には徒歩10分とありますが道幅は狭く、かなりの急勾配できついです。
探索の道と名付けられた焼火山展望所から大山へ通り抜ける登山道との分岐
点に銅鳥居があります、マムシに注意の案内板が気にかかります。
境内入口の狛犬

鳥居をくぐると割りと平坦な参道です、社務所を過ぎると鬱蒼とした中に歴史を感じさせる狛犬が迎えてくれます。
神木から拝殿

社殿の前に大きな杉があり、注連縄がありますので神木かとおもわれます。社域の森の植物群は県指定の天然記念物です。
社殿は岩肌に張り付いて建てられていて先人の知恵に圧倒されます。
拝殿


右の柱に「西ノ島町十五番札所 焼火神社雲上宮 御本尊 地蔵菩薩 御利益 子
供の守り仏・霊験あらた」とあります。
扁額には「焼火山」とあります。
社殿全景

本殿は享保17年(1732)、通殿、明治35年(1902)拝殿は延宝元年(1673)の建造です。現存する隠岐最古の神社建築とされています。
平成4年に本殿・拝殿ともに国指定の有形文化財(建造物)となっています。
平成9~11年にかけて解体修理等が行われています。
本殿


御祭神は大日霊貴尊(天照大神)とされていますが古くは「焼火神」と称していました。平安時代中期、一条天皇の御代の創建と伝えられています。
後鳥羽天皇が隠岐へ流される途中遭難しかかったが、社頭より火の光が見え無事渡島できたことにより焼火社(焚火社)と称したと云われています。
境内社

社殿手前の参道の上、高い位置に数社の小祠が並んでいます。社名祭神等詳細不
明です。神仏習合のなごりか、小祠の隣に仏像が置かれています。
参道から鳥居

鳥居の傍の参道は崩落していて大変危険です。復旧工事の準備中でした。
この附近の木々の間から絶景が見られます。
登山道からの景観

画面中央下、波戸港から弁天鼻、対岸は珍崎から赤碕、右に進むと由良比女神社のある浦郷になります。
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