「インスタ映え」と、「忖度(そんたく)」が「新語・流行語大賞」に選ばれた、2017年も残り1か月を切りました。
このところ、地元の探鳥会には参加していますが、旬のネタもあまりありません、遅くなりましたが1か月前のカラシラサギを掲載します。
11/04(土)、翌日(11/05)担当する日本野鳥の会北九州支部の曽根海岸定例探鳥会(第一日曜日/毎月)の事前調査のため潮時に合わせて出掛けました。
到着すると、先客は此処の常連さんなど数名の方が居られました。観察が目的ですのでスコープをメインにセットしました。
以前はこの時期、満潮から引き始めの1時間くらい前になると、ダイシャクシギ、ホウロクシギ、クロツラヘラサギ、ズグロカモメなどの数10羽の群れがやってきて上空をを旋回していました。潮が引いて干潟が現れると、つぎからつぎと降りてきてエサ取りをします。ところが、2~3年前から、ダイシャクシギ、ホウロクシギ、クロツラヘラサギは近くには全く降りて来なくなりました。これは現在進行中の、干潟を真っ二つに分断する橋の建設工事の影響で干潟の生態が変わったのではないかと思われます。
ただ、ズグロカモメだけは、以前と変わりなくやってきてくれています。餌はカニが好物のようですが、少ないのか直ぐに沖に行ってしまいます。
しばらく観察していましたが、コサギが6羽ほど飛んできて降りてきました。常連さんによると中にカラシラサギも居るとのことで、撮影機材を持ち出しました。夏羽ではコサギと違い嘴が黄色ですぐに見分けがつきますが、この時期の嘴は上嘴は黒く、下嘴が黄色でファインダーを覗きますが、生憎の逆光で判別が出来ません。スコープでやっと見つけてなんとか撮ることが出来ました。ほどなく沖に出て行ってしまいましたが、幸い2羽が戻ってきました、飛んでいる1羽がカラシラサギでした。
此処、曽根干潟では、2015年5月22日に夏羽のカラシラサギを撮影していますので、今回2回目です、これで夏羽と冬羽が揃いました。
カラシラサギ(唐白鷺、学名:Egretta eulophotes、英名:Chinese egret、科属:サギ科コサギ属、体長:65cm、時期:旅鳥)
カラシラサギはチュウサギと同大、やはり全身白色の美しいサギ。海南島、中国東南部、沿海州の沿岸域などで繁殖する。日本では春秋の渡りの途中にごく少数が渡来する旅鳥。和名は上記の繁殖地から「唐白鷺」。
繁殖羽では後頭部、胸、背に飾り羽があり、種小名eulophotesは「立派な冠羽のある容貌の」という意味。
(安部直哉 『山溪名前図鑑 野鳥の名前』、山と溪谷社、2008年 159頁)
撮影機材:カメラ:Nikon D5
レンズ:Nikon AF-S NIKKOR 600mm f/4E FL ED VR+Ai AF-S Teleconverter TC-14E II
撮影日時:2017年11月04日10:15~
撮影場所:北九州市小倉南区曽根干潟
おまけ(コサギ)
干潟の砂地が出て、ズグロカモメが次々と降りてきました。しばらくしてコサギの小群(6羽?)もやって来ました。
この中にカラシラサギが1羽いるとのことで、スコープで探しますが、生憎の逆光でよく分かりません。
沖に行ってしまいましたが、1羽が戻って来ました。カラシラサギに見えましたが、コサギでした。
全部をフォトチャンネルにしました。スライドショーでご覧ください。
カラシラサギ(北九州市小倉南区)
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