九州神社紀行-ブログ

北九州近郊を中心に神社および周辺風景の撮影日記です。

曽根干潟(北九州市小倉南区)カブトガニ大量死の不思議

2016-09-06 17:42:35 | Weblog

先頃、カブトガニの国内でも有数の生息地となっている、曽根干潟で今年に入って500匹ほどのカブトガニの死骸が確認されたと新聞、テレビ各社で報道されました。

 報道の内容(西日本新聞毎日新聞朝日新聞RKB毎日NHK)によると大量死の原因について、各社一様に「猛暑で海水温が上昇し、海中の酸素が不足した可能性がある」また「猛暑による海水温の上昇に加えて、台風が来ずに海水が混ざらなかったことで、海水に含まれる酸素が少なくなったことが原因ではないか」と指摘しています。

 現在、当地では、数年前から沖合に漁港の建設とその漁港から結ぶ橋の工事が進められています。完成時には高架になるようですが、現時点では工事用の仮設道路が敷設され、干潟を真っ二つに分断しています。
 海水温の上昇、海水が混ざらないことによる酸素不足を原因ではないかと指摘しながらこの橋の工事については一切言及されていません。

 素人目にもこの工事がなんらかの要因であることは容易に推測されますが、何故、専門家、地元の保護団体などが指摘しないのか不思議でなりません。

 そもそも、この漁港および橋の目的は何か、漁民の利便性は分からなくもないが、それが市民(消費者)にとってどれほどのメリット(価格の低下等)があるのか、これほどの自然を破壊してまで建設する必要が本当にあるのか甚だ疑問です。


 現状の写真(撮影:2016年9月2日10時26分~)を掲載します。

1.大野川河口から

   

2.工事用仮設道路

  

  

3.貫川河口から

  

  

4.通水パイプ
  仮設道路の右側と左側を結ぶパイプ、潮の流れに配慮したものと思われるが、ほんの気休めにもならない。

  

5.干潮時の全景

  

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« フクロウ(山口県防府市) | トップ | サンショウクイ(山口県山陽... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事