今日で石川県の公立の小・中・高の学校は夏休みが終わりました。子供たちにとっては、あっという間の休みだったんではないでしょうか。
さすがに今朝の乗務した122D・123Dは文化祭のあった鹿西高校を除いては学生もすごく少なかったです。多分、夏休み最後の宿題の追い込みで部活も休みのところが多かったのかもしれませんね。
学生がすくなかった分、仕事的にも楽で無事終わるかと思っていた矢先、123Dで七尾を出発して車内放送をしていた途中、124Dが能登中島~笠師保間の笠師学校踏切で脱輪転倒した車を発見して緊急停車したとの七尾輸送指令との無線連絡が流れてきました。
「こりゃかなり足止めくらいそうだ・・・」と覚悟していましたが、幸い列車との衝突・接触もなくけが人もいなかったようで、列車と車との差が30センチもなかったようですが大事には至らなかったようですし、ダイヤにも大幅な遅れも出ず終点の穴水では定時到着でした。
現場の「笠師学校踏切」は自動車は通行禁止となっている幅の狭い踏切なのですが、平気で通行する違反車両が絶えません。おまけに踏切の両側とも下り勾配をおりきったゆるいカーブの場所で、踏切支障を発見して非常ブレーキをかけても踏切手前で止まれるかどうか微妙な場所で、運転士仲間では「まあ、そのうち事故が起こっても不思議じゃない踏切だね」と言われている踏切です。
のと鉄道に限らず、列車の写真を撮っていると「自動車通行禁止」の標識があがっているのに通行していく違反車両をよく目にします。一般車両はもちろんタクシーや運送業などの車も違反通行しています。「警察は何やってるの?」と言いたくなります。この事故を機にもっとも危ない「笠師学校踏切」の取り締まりを強化してほしいですね。