のと鉄道運転士 「のとてつ5828」の乗務日誌

能登半島を走る第三セクター鉄道「のと鉄道」
のとてつ5828運転士の公私の乗務日誌

非番

2007-02-28 | インポート

 まずは非番って何って思われる方もいるとおもいます。

 大辞林によりますと

 ひばん【非番】 その番に当たっていないこと。当番でないこと。また、その人

 とあります。

 鉄道関係の【非番】とは、泊まり仕事した翌日の事です。

 わが社の場合は泊まり仕事は二つのパターンがあって、朝の7時半に出勤して最終列車の一つ前の列車まで丸一日乗務するAパターン【泊まりA】と、朝の8時に出勤して最終列車まで丸一日乗務するBパターン【泊まりB】があります。それぞれその日の乗務終了後、運転区で翌朝に備えて「仮眠」します(この段階では、いわゆる会社に【拘束】されている形になり帰宅する事はできません)。翌朝、Aパターン【泊まりA】は早朝一番列車に、Bパターン【泊まりB】は早朝二番列車に乗務して、一つの仕事(われわれは【行路】と呼んでいます)が終わり、会社からの【拘束】はなくなった状態となります。この時に「今日は【非番】です」というのです。二日分の労働時間を、一日ごとではなく二日間にわたって働いた時間の合計とするため、泊まりの日は労働時間が長く、非番の日は短くなるのです。

 だから、一般の会社勤めの方々が朝出勤を終える時間に、仕事が終わるため、どこに行っても「今日は休み?」とか「これから出勤?」とか言われるのです。

 「いえ、非番で・・・」といっても理解していただけないので「泊まり明けです・・」と言い訳?しないと、仕事しないでばかりいる(楽な会社だと)思われたくないですからね。

 ちなみに今日は【泊まりB】の非番でした。

 


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